JP2554267Y2 - アンテナの仰角調整機構 - Google Patents

アンテナの仰角調整機構

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JP2554267Y2
JP2554267Y2 JP1992006921U JP692192U JP2554267Y2 JP 2554267 Y2 JP2554267 Y2 JP 2554267Y2 JP 1992006921 U JP1992006921 U JP 1992006921U JP 692192 U JP692192 U JP 692192U JP 2554267 Y2 JP2554267 Y2 JP 2554267Y2
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rod
antenna
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central axis
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正明 笠間
栄一 田中
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Yokowo Co Ltd
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Yokowo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アンテナの仰角を簡単
な操作によって調整できるようにしたアンテナの仰角調
整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星通信および衛星放送の受信等に用い
るアンテナにあっては、高い感度が要求され、しかも設
置場所に余裕が無い場合には小型のものが望まれる。そ
こで、小型で薄型の平面アンテナ等の研究開発が進み、
現在では室内用の平面アンテナまで提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】衛星通信および衛星放
送の受信用のアンテナにあっては、電波自体が微弱であ
るために、アンテナの指向性を衛星に正確に合わせなけ
れば、所望の利得が得られない。そこで、屋外用等にあ
っては、めったに移動しないことから、指向方向を一度
調整して設定すれば、台風等によりアンテナの向きがず
れない限り所望の利得が得られる。しかるに、室内用の
アンテナにあっては、頻繁に設置場所が変更され、また
一時的に収納等されるため、簡単にアンテナの指向方向
を所定の衛星に向け得るように調整できることが望まれ
る。
【0004】本考案は、上述のごとき事情に鑑みてなさ
れたもので、アンテナの仰角を簡単な操作で調整できる
ようにしたアンテナの仰角調整機構を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案のアンテナの仰角調整機構は、アンテナの
裏側に、アンテナ指向方向と直交して水平に中心軸を設
け、この中心軸にロッドの一端部を揺動自在に配設する
とともにこのロッドの遊端部にねじを刻設し、前記中心
軸と同心円状で前記中心軸の半径より大きな半径を有す
る半円板状で前記ロッドが揺動し得る隙間を有する固定
部材を前記アンテナの裏側に突設し、調整用ロッドの先
端部を前記ロッドのねじに螺合させ、この調整用ロッド
を前記固定部材の外周縁に締め付けて固定し、この調整
用ロッドの前記固定部材に対する固定位置によって前記
アンテナの仰角を調整するように構成されている。
【0006】また、本考案のアンテナの仰角調整機構
は、アンテナの裏側に、アンテナ指向方向と直交して水
平に中心軸を設け、この中心軸にロッドの一端を揺動自
在に配設し、前記中心軸と同心円状で前記中心軸の半径
より大きな半径を有する半円板状で前記ロッドが揺動し
得る隙間を有する固定部材を前記アンテナの裏側に突設
し、前記ロッドの前記固定部材より外側に突出する位置
に雄ねじを刻設し、この雄ねじに調整用部材を螺合し、
この調整用部材を前記固定部材の外周縁に締め付けて前
記ロッドを固定し、このロッドの前記固定部材に対する
固定位置によって前記アンテナの仰角を調整するように
構成されても良い。
【0007】さらに、前記固定部材の外側面に仰角を示
す目盛を設け、前記アンテナに対して揺動自在な前記ロ
ッドまたは調整用ロッドに連動して前記目盛を指示する
指針を配設することもできる。
【0008】
【作用】請求項1記載のものは、調整ロッドを回転させ
て固定部材の外周縁に対する締め付けから解放すれば、
調整ロッドは中心軸を中心として任意の位置に揺動し得
る。そして、適宜な位置で調整ロッドを回転させて、固
定部材の外周縁に対して締め付けて固定し得る。この調
整ロッドの固定位置の変更により、アンテナの仰角を任
意に設定し得る。しかも、締め付ける半円板状の固定部
材の外周縁の半径は大きいので、それだけ揺動方向に対
して固定する力が強く、より確実に固定することができ
る。
【0009】また、請求項2記載のものは、ロッドに螺
合させた調整用部材により、ロッドを中心軸を中心とし
て任意の位置に揺動し得るとともに、適宜な位置に固定
でき、アンテナの仰角を任意に設定し得る。
【0010】さらに、請求項3記載のものは、アンテナ
に対して揺動自在なロッドまたは調整ロッドに連動する
指針により指示される目盛により、アンテナの仰角を容
易に確認し得る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。図1は、本考案のアンテナの仰角調
整機構の一実施例の一部切り欠き要部正面図であり、図
2は、図1のA−A矢視断面図であり、図3は、本考案
のアンテナの仰角調整機構の外観正面図であり、図4
は、図3の部分的側面図である。
【0012】図1ないし図4において、平面アンテナ1
0の裏側に3本の脚が設けられる。2本は、平面アンテ
ナ10に平行な面で固定され、左右の姿勢を定める固定
脚12,12であり、1本は平面アンテナ10に平行な
面と直交する面で揺動できて仰角を調整するための脚で
ある。この仰角を調整するための脚の構造につき詳しく
説明する。
【0013】平面アンテナ10の裏側に、アンテナ指向
方向に直交して水平に中心軸16が設けられる。この中
心軸16にロッド18の一端が揺動自在に配設され、こ
のロッド18の遊端部には雄ねじ20が刻設される。ま
た、平面アンテナ10の裏側に、ロッド18が揺動し得
る隙間22を有し、中心軸16と同心円状で中心軸16
の半径より極めて大きな半径を有する半円板状の固定部
材24が突設される。なお、ロッド18の遊端部は、こ
の固定部材24の外周縁26から突出するような長さに
設定される。そして、ロッド18の遊端部に、固定部材
24の外周縁26に当接する部分と隙間22に挿入され
る部分との段差部を有するスペーサ28と、指針30を
有するとともにスペーサ28と軸回りに回転しない環状
部材31とが挿入される。さらに、ロッド18の遊端部
の雄ねじ20に、調整ロッド32の先端面より刻設した
雌ねじ34が螺合される。この調整ロッド32の先端部
の外径は大きく、その表面にすべり止め溝が形成されて
摘み部36が構成される。そして、固定部材24の外側
面の外周部に仰角を示す目盛38が設けられ、調整ロッ
ド32の位置に応じた角度が指針30により指示され
る。なお、調整用ロッド32と固定脚12,12の先端
部には、クッション部材40,40,40がそれぞれ設
けられている。
【0014】かかる構成において、2本の固定脚12,
12によって平面アンテナ10の左右の姿勢が定まり、
調整ロッド32の位置によって仰角が定まる。そこで、
摘み部36を回転させて、スペーサ28による外周縁2
6に対する締め付けを緩めて中心軸16を中心としてロ
ッド18および調整ロッド32を揺動させ、指針30が
目盛38の適宜な値を指示したところで、調整ロッド3
2の摘み部36を先ほどと逆方向に回転させて、スペー
サ28を外周縁26に対して締め付けて、調整ロッド3
2を固定する。すると、2本の固定脚12,12と調整
ロッド32の3点で水平面上に支持された平面アンテナ
10は、目盛38の値に応じた仰角に設定される。
【0015】このように、調整ロッド32を回転させる
ことで、簡単に位置の変更と固定ができ、仰角の調整が
極めて容易である。また、その機構も比較的に簡単なも
ので、小型のアンテナに好適である。さらに、目盛38
に指針30を設定することで所望の仰角が容易に得られ
る。しかも、締め付ける半円板状の固定部材24の外周
縁26の半径は、中心軸16の半径よりも極めて大き
く、それだけ揺動方向に対して固定する力が強く、より
確実に固定することができる。
【0016】本考案の他の実施例を図5および図6を参
照して説明する。図5は、本考案のアンテナの仰角調整
機構の他の実施例の一部切り欠き要部正面図であり、図
6は、図5のB−B矢視断面図である。図5および図6
において、図1ないし図4と同一部材には同一符号を付
けて重複する説明を省略する。
【0017】図5および図6において、中心軸16にロ
ッド50の一端が揺動自在に配設される。このロッド5
0は、固定部材24の外周縁26から比較的長く突出し
て遊端部は脚として作用し、しかも外周縁26付近の中
間部分に雄ねじ52が刻設されている。このロッド50
には、雌ねじ54が刻設された調整用部材56が螺合さ
れるとともに、指針30を有する環状部材31とスペー
サ28とが挿入される。なお、これらの調整用部材56
と指針30を有する環状部材31およびスペーサ28
は、ロッド50を中心軸16に揺動自在に配設する前に
螺合および挿入しておけば良い。
【0018】かかる構成にあっては、調整用部材56を
回転させることで、スペーサ28による固定部材24の
外周縁26に対する締め付けを緩めてロッド50が揺動
自在となり、調整用部材56を逆方向に回転させて、ス
ペーサ28を外周縁26に締め付けてロッド50が固定
される。この他の実施例にあっては、仰角を調整するた
めの揺動し得る脚がロッド50の一本で構成できる点
で、図1ないし図4に示す実施例と相違するが、他の作
用効果は同じである。
【0019】なお、上記実施例では、アンテナとして平
面アンテナを用いたが、これに限られるものでなく、パ
ラボラアンテナ等の仰角調整機構として本考案の機構を
用いても良い。また、上記実施例では、3本の脚により
アンテナの姿勢が定められているが、アンテナの左右の
姿勢を定める脚部は、実施例のものに限られず、左右の
姿勢を規制し前後に容易に可倒できる構造であればいか
なるものであっても良い。さらに、図1ないし図4で示
す実施例で、ロッド18の雄ねじ20に代えて雌ねじを
刻設し、調整ロッド32の雌ねじ34に代えて雄ねじを
刻設しても良い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のアンテナ
の仰角調整機構は構成されているので、以下のごとき格
別な効果を奏する。
【0021】請求項1記載のアンテナの仰角調整機構に
あっては、調整ロッドを適宜に回転させることで、調整
ロッドの位置を移動できるとともに適宜な位置で固定で
き、アンテナの仰角を任意に簡単な操作で調整すること
ができる。そして、仰角の調整機構が簡単な構造であ
り、小型のアンテナ等に実用上好適である。しかも、締
め付ける半円板状の固定部材の外周縁の半径は大きいの
で、それだけ揺動方向に対して固定する力が強く、より
確実に固定することができる。
【0022】また、請求項2記載のアンテナの仰角調整
機構にあっては、上述と同様の作用効果が得られる。し
かも、仰角を調整するために揺動させる脚を一本のロッ
ドで構成でき、仰角調整機構を堅牢に構成し易い。
【0023】さらに、請求項3記載のアンテナの仰角調
整機構にあっては、指針が目盛の所望の値を指示するよ
うにロッドまたは調整ロッドを移動させて固定すれば、
アンテナを所望の仰角に簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアンテナの仰角調整機構の一実施例の
一部切り欠き要部正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本考案のアンテナの仰角調整機構の外観正面図
である。
【図4】図3の部分的側面図である。
【図5】図5は、本考案のアンテナの仰角調整機構の他
の実施例の一部切り欠き要部正面図である。
【図6】図5のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
10 平面アンテナ 16 中心軸 18,50 ロッド 20,52 雄ねじ 22 隙間 24 固定部材 26 外周縁 30 指針 32 調整ロッド 34,54 雌ねじ 38 目盛 56 調整用部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの裏側に、アンテナ指向方向と
    直交して水平に中心軸を設け、この中心軸にロッドの一
    端部を揺動自在に配設するとともにこのロッドの遊端部
    にねじを刻設し、前記中心軸と同心円状で前記中心軸の
    半径より大きな半径を有する半円板状で前記ロッドが揺
    動し得る隙間を有する固定部材を前記アンテナの裏側に
    突設し、調整用ロッドの先端部を前記ロッドのねじに螺
    合させ、この調整用ロッドを前記固定部材の外周縁に締
    め付けて固定し、この調整用ロッドの前記固定部材に対
    する固定位置によって前記アンテナの仰角を調整するよ
    うに構成したことを特徴とするアンテナの仰角調整機
    構。
  2. 【請求項2】 アンテナの裏側に、アンテナ指向方向と
    直交して水平に中心軸を設け、この中心軸にロッドの一
    端を揺動自在に配設し、前記中心軸と同心円状で前記中
    心軸の半径より大きな半径を有する半円板状で前記ロッ
    ドが揺動し得る隙間を有する固定部材を前記アンテナの
    裏側に突設し、前記ロッドの前記固定部材より外側に突
    出する位置に雄ねじを刻設し、この雄ねじに調整用部材
    を螺合し、この調整用部材を前記固定部材の外周縁に締
    め付けて前記ロッドを固定し、このロッドの前記固定部
    材に対する固定位置によって前記アンテナの仰角を調整
    するように構成したことを特徴とするアンテナの仰角調
    整機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアンテナの仰角
    調整機構において、前記固定部材の外側面に仰角を示す
    目盛を設け、前記アンテナに対して揺動自在な前記ロッ
    ドまたは調整用ロッドに連動して前記目盛を指示する指
    針を配設したことを特徴とするアンテナの仰角調整機
    構。
JP1992006921U 1992-01-23 1992-01-23 アンテナの仰角調整機構 Expired - Lifetime JP2554267Y2 (ja)

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JPH0559910U JPH0559910U (ja) 1993-08-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH048651Y2 (ja) * 1988-06-16 1992-03-04

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