JP2554211B2 - プール水浄化装置 - Google Patents

プール水浄化装置

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JP2554211B2
JP2554211B2 JP3127576A JP12757691A JP2554211B2 JP 2554211 B2 JP2554211 B2 JP 2554211B2 JP 3127576 A JP3127576 A JP 3127576A JP 12757691 A JP12757691 A JP 12757691A JP 2554211 B2 JP2554211 B2 JP 2554211B2
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cylindrical
tank
pool water
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本 昭 壽 杉
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MIKAZUKI BUNKA KAIKAN JUGEN
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MANMAN GURIIN GORUFU JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトで設置工事
が容易なプール水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のフィットネスブームに伴い、健康
増進やストレス解消に適した全身運動として水泳を行う
ものが増え、老若男女を問わずプールに親しむものが増
えている。
【0003】これに伴い、水泳をより安全かつ衛生的に
楽しむために、プールの衛生状況、特に水質に対する関
心が高まっており、このプールの水質を決定する浄化装
置に対する要求はますます厳しいものとなってきてお
り、高性能化、およびそれに伴う大型化が進んでいる。
【0004】プール水浄化装置は、一般的にプール水に
含まれるゴミ、髪の毛等の不純物を取り除く濾過装置、
吸着浄化装置、プール水の殺菌を行う殺菌装置等を有す
るものであり、さらに必要に応じて、濾過装置に濾過助
剤を供給する装置や、また温水プールであればプール水
の加温手段等が接続されて構成されるものであり、通
常、プール水はこの浄化装置とプールとの間を循環され
ることにより浄化され、衛生的に保たれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プールを新
規に建造する場合には、プールそのものを建造する工事
等、他の作業との兼ね合いがあるため、現場における浄
化装置の設置作業は、できるだけ簡易に行うことがで
き、かつ、できるだけ短期間で終了することが望まし
い。このことは既存のプールの浄化装置を新規な装置に
交換する場合でも同様であり、特に一年中利用される温
水プールの場合には、いわゆるクロージングタイムを短
くするためにも重要なことである。
【0006】ところが、プール水浄化装置、特に浄化能
力の優れた高性能なものは大型であるので、このような
装置を搬送するためには大型の搬送手段が必要である
等、各種の困難が伴う。しかも、通常はプール水浄化装
置は比較的狭い制限された場所に設置されるうえ、前述
のように、目的物に応じた複数種の濾過装置や、各種の
殺菌装置、吸着装置等、多数の構成要素を有するもので
あり、これらを接続する配管は複雑なものとなってしま
う。しかも、設置現場においては、クレーン、ホイスト
等の機械・工具等の使用も制限される。そのため設置現
場における浄化装置の設置作業は、時間がかかり、かつ
困難なものとなってしまっている。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、不純物の瀘過や殺菌等、プール水
浄化装置に要求される能力を好適に満足させ、しかもコ
ンパクトで設置工事の容易なプール水浄化装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、内部に配置される、プール
水を精密濾過するための円筒状の多孔質セラミックフィ
ルタ、この円筒状の多孔質セラミックフィルタの内外両
周面側にそれぞれ設けられるプール水の流路、およびこ
れらの各々の流路と外部とをそれぞれ連通する2つの連
通口とを有する円筒状精密濾過用タンクと、 内部に配置
される、前記円筒状多孔質セラミックフィルタで濾過さ
れたプール水を殺菌するための円筒状の殺菌手段、この
殺菌手段の入側および出側にそれぞれ設けられるプール
水の流路、およびこれらの各々の流路と外部とをそれぞ
れ連通する2つの連通口とを有する円筒状殺菌用タン
ク、ならびに、内部に円筒状に配置される前記円筒状多
孔質セラミックフィルタで濾過されたプール水または前
記殺菌手段で殺菌されたプール水を吸着浄化するための
吸着浄化剤、この吸着浄化剤の入側および出側にそれぞ
れ設けられるプール水の流路、およびこれらの各々の流
路と外部とをそれぞれ連通する2つの連通口とを有する
円筒状吸着浄化用タンク、の少なくとも一方と、を備
え、 前記円筒状精密濾過用タンクと、前記円筒状殺菌用
タンクおよび前記円筒状吸着浄化用タンクの少なくとも
一方と、が同心円筒状に隣接して配置され、かつ一体化
されて成り、前記円筒状精密濾過用タンクの出側の連通
口は、直接または間接に前記円筒状吸着浄化用タンクま
たは円筒状殺菌用タンクの入側の連通口に接続される
とを特徴とするプール水浄化装置を提供するものであ
【0009】ここで、前記円筒状精密濾過用タンクと、
前記円筒状吸着浄化用タンクと、前記円筒状殺菌用タン
クとを備え、これらの3つが同心円筒状に隣接して配置
され、かつ一体化されて成り、前記円筒状精密濾過用タ
ンクの出側の連通口は直接または間接に前記円筒状吸着
浄化用タンクの入側の連通口に、前記円筒状吸着浄化用
タンクの出側の連通口は、直接または間接に前記円筒状
殺菌用タンクの入側の連通口に接続されるのが好まし
く、この時、前記円筒状殺菌用タンクが中心に配置さ
れ、この円筒状殺菌用タンクに前記円筒状吸着浄化用タ
ンクが外接し、この円筒状吸着浄化用タンクに前記円筒
状精密濾過用タンクが外接して最も外側に配置されるの
が好ましい。
【0010】また、前記円筒状精密濾過用タンク、前記
円筒状殺菌用タンクおよび前記円筒状吸着浄化用タンク
は、それぞれ互いに隣接する2つの外側および内側ハウ
ジングを有し、これらの内外側ハウジングは、共に、円
筒状の外周壁面およびこの外周壁面と同心の円筒状の内
周壁面と、これらの内外周壁面間の空間を閉塞する円環
状の両側端面とからなり、前記連通口となる外部に連通
する導管が取り付けられた円筒環状のハウジングである
か、もしくは外側ハウジングがこの円筒環状ハウジング
であり、内側ハウジングが中心に配置され、円筒状の外
周壁面とこの外周壁面内の空間を閉塞する円板状の両側
端面とからなり、前記連通口となる外部に連通する導管
が取り付けられた円筒状のハウジングであり、これらの
内外側ハウジングは、外側ハウジングの内周壁面に内側
ハウジングの外周壁面が内接するように構成され、この
内接部分には内外側ハウジング内の両空間を連通する開
放部分または開口を有し、この開放部分または開口を閉
塞するように、またはこの開放部分または開口の前後に
前記円筒状多孔質セラミックフィルタ、前記殺菌手段お
よび前記吸着浄化手段の一方を円筒状に配置するのが好
ましい。
【0011】さらに、前記円筒状精密濾過用タンクは、
未濾過プール水を濾過するための前記多孔質セラミック
フィルタを内部に収納し、プール水が流れる流路を形成
し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第
1のハウジングと、この第1のハウジングの内側に隣接
して設けられ、前記多孔質セラミックフィルタに隣接す
るプール水の流路を形成し、プール水の流出入口となる
連通口を持つ円筒状の第2のハウジングと、を有するの
が好ましく、前記円筒状吸着浄化用タンクは、前記円筒
状精密濾過用タンクまたは前記円筒状殺菌用タンクで浄
化されたプール水を吸着浄化するための前記吸着浄化剤
を内部に円筒状に収納し、プール水が流れる流路を形成
し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第
3のハウジングと、この第3のハウジングの内側に隣接
して設けられ、前記吸着浄化剤に連通するプール水の流
路を形成し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円
筒状の第4のハウジングと、を有するのが好ましく、前
記円筒状殺菌用タンクは、前記円筒状精密濾過用タンク
で浄化されたプール水を殺菌するための前記殺菌手 段を
内部に収納し、プール水が流れる流路を形成し、プール
水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第6のハウジ
ングと、この第6のハウジングの外側に隣接して設けら
れ、前記殺菌手段に連通するプール水の流路を形成し、
プール水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第5の
ハウジングと、を有するのが好ましい。 さらにまた、前
記円筒状精密濾過用タンクの円筒状の第1および第2の
ハウジング、前記円筒状吸着浄化用タンクの円筒状の第
3および第4のハウジング、ならびに前記円筒状殺菌用
タンクの円筒状の第5および第6のハウジングは、最も
外側の前記第1のハウジングから中心の前記第6のハウ
ジングまでこの順序で、順次内接するとともに、各ハウ
ジングの一方の端部がその中心軸方向に順次突出し、そ
の突出部分に各々前記連通口が設けられて成るのが好ま
しい。また、前記吸着浄化剤が、活性炭であり、前記殺
菌手段が紫外線を射出し、オゾンを発生するためのラン
プユニットであるのが好ましい。
【0012】また、本発明の第2の態様は、上記プール
水浄化装置であって、 さらに、内部に配置される円筒状
の限外濾過器、この円筒状の限外濾過器の入側および出
側にそれぞれ設けられるプール水の流路、およびこれら
の各々の流路と外部とそれぞれ連通する少なくとも2つ
の連通口とを有する円筒状限外濾過用タンクを備え、
の円筒状限外濾過用タンクと、前記円筒状精密濾過用タ
ンクと、前記円筒状吸着浄化用タンクおよび円筒状殺菌
用タンクの少なくとも一方と、が同心円筒状に隣接して
配置され、かつ一体化されて成り、 前記円筒状精密濾過
用タンクの出側の連通口は直接または間接に前記円筒状
限外濾過用タンクの入側の連通口に、前記円筒状限外濾
過用タンクの出側の連通口は直接または間接に前記円筒
状吸着浄化用タンクまたは円筒状殺菌用タンクの入側の
連通口に接続されることを特徴とするプール水浄化装置
を提供するものである。 また、本発明の第3の態様は、
上記プール水浄化装置であって、 さらに、前記限外濾過
器が、超音波振動を適用する逆洗洗浄手段を有すること
を特徴とするプール水浄化装置を提供するものである。
【0013】ここで、前記円筒状殺菌用タンクが中心に
配置され、この円筒状殺菌用タンクに前記円筒状限外濾
過用タンクが外接し、この円筒状限外濾過用タンクに前
記円筒状吸着浄化用タンクが外接し、この円筒状吸着浄
化用タンクに前記円筒状精密濾過用タンクが外接して最
も外側に配置されるのが好ましい。また、前記円筒状限
外濾過用タンクは、前記円筒状精密濾過用タンクで濾過
されたプール水が流入する前記連通口を有し、プール水
の導入経路を形成する円筒状の第7のハウジングと、こ
の第7のハウジングの前記導入経路と連通し、前記限外
濾過器へのプール水の供給路および限外濾過されずに前
記限外濾過器を通過してオーバーフローしたプール水を
排出する排出路を形成し、プール水の流出口となる連通
口を持つ円筒状の第8のハウジングと、この第8のハウ
ジングのプール水の供給路と連通し、プール水を限外濾
過するための前記円筒状の限外濾過器を収納し、限外濾
過されたプール水が流れる流路を形成し、プール水の流
出口となる連通口を持つ円筒状の第9のハウジングと、
を有するのが好ましい。また、前記円筒状限外濾過用タ
ンクの第7、第8、および第9のハウジングは、最も外
側の前記第7のハウジングから最も内側の前記第9のハ
ウジングまでこの順序で、順次内接するとともに、各ハ
ウジングの一方の端部がその中心軸方向に順次突出し、
その突出部分に各々前記連通口が設けられて成るのが好
ましい。 また、前記限外濾過器が、限外濾過膜を適用す
るものであるのが好ましい。
【0014】
【実施態様】以下、本発明にかかるプール水浄化装置に
ついて、添付の図面に示される好適実施例をもとに詳細
に説明する。
【0015】図1に、本発明の第1の態様のプール水浄
化装置(以下、浄化装置とする)を適用するプール水浄
化システム10が概念的に示される。なお、以下の説明
および図示は省略するが、図示例の浄化システムの配管
や各装置の必要な箇所には、バルブ、コック、三方コッ
ク、逆止弁、電磁弁等が配置され、プール水等の流路お
よび流量の制御を行うのはもちろんのことである。ま
た、必要に応じプール水の加温装置や貯水槽等を有して
いてもよい。
【0016】図示例の浄化システム10は、プール12
の水を循環浄化するものであって、基本的に、本発明の
浄化装置14と、浄化装置に配されるセラミックフィル
タを洗浄する逆洗装置16と、瀘過助剤の供給装置18
とから構成される。
【0017】このような浄化システム10においては、
プール12のプール水は、オーバーフローしてオーバー
フロータンク20に流入し、ポンプ22によってプレフ
ィルタ24に流入され、髪の毛、ゴミ等の大きな不純物
を除去される。次いで、プール水は流入ライン26より
浄化装置14に流入して高度に浄化され、戻りライン2
8よりプール12に戻される。
【0018】なおプレフィルタ24はカーボンフィルタ
等、各種の公知のプール用フィルタである。
【0019】ここで、浄化装置14は本発明の第1の態
様の浄化装置にかかるものであり、円筒状フィルタの内
部に吸着浄化手段および殺菌手段の少なくとも一方が配
置され、一体化されて成る構成を有する。図2に、この
ような浄化装置14の概略斜視図が、図3に同概略断面
図が示される。
【0020】図示例の浄化装置14は、計6つの円筒状
のハウジングより構成される。
【0021】最外側の第1ハウジング30は、上方の端
面が閉塞する円筒状の形状を有するものであり、下面に
は内側に突出するフランジ32が形成され、また、外壁
には前述の流入ライン26と接続される導入管34,3
4が形成される。
【0022】このような第1ハウジング30の内部には
円筒状の多孔質セラミックフィルタ(以下、セラミック
フィルタとする)36が配備され、プール水はセラミッ
クフィルタ36の外側より壁を通過することにより濾過
され、人体より放出する油等の微細な不純物を取り除か
れる。本発明の第1の態様の浄化装置は、このような円
筒状の多孔質セラミックフィルタ36を内蔵する円筒状
精密濾過用タンクの内に後述する吸着浄化剤を内蔵す
る円筒状吸着浄化用タンクおよび/または殺菌手段を内
蔵する円筒状殺菌用タンクを隣接して配置してなること
をその基本構成とするものである。
【0023】図示例の浄化装置14に適用されるセラミ
ックフィルタ36はプール、特に温水プールの濾過に好
ましい極めて微細な濾過空間を立体的に有し、従来のフ
ィルタでは濾過が不可能であった、人体等より放出され
た油分等の有機質も好適に濾過することができる。
【0024】第1ハウジング30の内側には第2ハウジ
ング38が配置される。第2ハウジング38はセラミッ
クフィルタ36を通過したプール水の流路を形成するも
のであり、円筒状の形状を有し、外壁下方にはプール水
の排出管40,40が形成される。このような第2ハウ
ジング38は円筒を形成する壁の内部がプール水の流路
となる。従って、第2ハウジング38においてはセラミ
ックフィルタ36に対向する部分は開放しており、セラ
ミックフィルタ36を通過したプール水の流入を可能と
する。ここで、互いに円筒状に隣接する第1および第2
ハウジング30および38は、セラミックフィルタ36
を内蔵する円筒状精密濾過用タンクを構成する。
【0025】第2ハウジング38の内側には第3ハウジ
ング42が配置される。第3ハウジング42は、前述の
第2ハウジング38と同様に円筒を形成する壁の内部が
プール水の流路となる円筒状の形状を有するものであ
り、内壁上端部は後記する第4ハウジングからプール水
が流入する導入口44となっており、また、外壁下方に
はプール12への戻りライン28に接続される排出管4
6,46が形成される。
【0026】この第3ハウジング42は本発明の浄化装
置14の吸着浄化手段となっており、その内部には活性
炭48(および/またはゼオライト)などの吸着浄化剤
が円筒状に配され、後述する殺菌手段によって分解され
た細菌等を吸着し、プール水に含まれるこれらを取り除
く。
【0027】第3ハウジング42の内側には第4ハウジ
ング50が配置される。第4ハウジング50は、前述の
第2ハウジング38と同様に円筒を形成する壁の内部が
プール水の流路となる円筒状の形状を有するものであ
り、外壁下方にはプール水を導入する導入管52,52
が形成され、また、外壁上端部は第3ハウジングへの排
出口54となっている。ここで、互いに円筒状に隣接す
る第3および第4ハウジング42および50は、活性炭
48を円筒状に内部に収納する円筒状吸着浄化用タンク
を構成する。
【0028】第4ハウジング50の内側には第5ハウジ
ング56が配置される。第5ハウジング56は、前述の
第2ハウジング38と同様に円筒を形成する壁の内部が
プール水の流路となる円筒状の形状を有するものであ
り、内壁上端部はプール水が流入する導入口58となっ
ており、また、外壁下方には排出管60,60が形成さ
れる。
【0029】第5ハウジング56の内側には第6ハウジ
ング62が配置される。第6ハウジング62は下端にエ
ア導入口63を有する円筒状の形状を有するものであ
り、内部上方に紫外線ランプとオゾンランプとが組合さ
れたランプユニット64が、また、上面には水は通過し
ないが空気は通過可能なエア抜きフィルタ65が配備さ
れる。つまり、第6ハウジング62は本発明の浄化装置
14の殺菌手段となっており、必要に応じてエア導入口
63よりエアを導入することにより十分に水をバブリン
グして撹拌し、かつオゾンを発生して、このオゾンと紫
外線によってプール水を殺菌する。
【0030】このような第6ハウジング62の外壁下方
には導入管66,66が形成される。ここで、互いに円
筒状に隣接する第5および第6ハウジング56および6
2は、殺菌手段を構成する紫外線殺菌ランプおよび殺菌
用オゾン発生用オゾンランプを有する円筒状のランプユ
ニット64を内蔵する円筒状殺菌用タンクを構成する。
【0031】図示例の浄化装置14は、第1ハウジング
30の内に第2〜第6ハウジングを挿入して組合せる
ことにより形成されるものであり、これにより、本発明
の第1の浄化装置の基本構成である円筒状のセラミック
フィルタ36の内に、吸着浄化手段である活性炭48
および殺菌手段であるランプユニット64を配置した構
成とするものである。このような構成とすることによ
り、本発明の第1の態様の浄化装置は吸着浄化手段およ
び/または殺菌手段を有するにも拘らず極めてコンパク
トなものとすることができる。しかも、これらを一体化
したユニット的な構成とすることができるので、このユ
ニットを製造後、現場での設置を行なうことができ、設
置工事も容易とすることができる。
【0032】図示例の本発明の第1の態様の浄化装置1
4は6つのハウジングより構成されるものであったが本
発明はこれに限定されるものではなく、これ以上、ある
いは以下のハウジングにより構成されるものであっても
よい。また、各ハウジングをカセット化し、任意の組合
せで浄化装置を構成可能としてもよい。さらに、図示例
の浄化装置14では好ましい態様として吸着浄化手段お
よび殺菌手段の両方を有するものであったが、本発明に
おいては、いずれか一方を有すればよいのは前述の通り
である。
【0033】また、本発明の浄化装置は、このような浄
化装置1つで構成されるものに限定はされず、複数の浄
化装置をユニット的に組合せることにより構成されても
よいのは勿論である。
【0034】以下、このような浄化装置14によるプー
ル水の浄化作用について述べる。なお、図面を簡略化し
説明を明瞭にするために省略するが、各導入管や排出管
は、必要な配管で接続されているのは勿論である。
【0035】プレフィルタ24で髪の毛、ゴミ等の大き
な不純物を除去されたプール水は、流入ライン26を経
て導入管34より第1ハウジング30に流入し、セラミ
ックフィルタ36の外側より壁を通過することにより濾
過され、人体より放出する油等の微細な不純物を取り除
かれ、第2ハウジング38に流入し排出管40よりハウ
ジング外に流出する。
【0036】次いで、プール水は導入管66より第6ハ
ウジング62に流入し、上方に流れつつランプユニット
64が発生するオゾンおよび紫外線により殺菌される。
【0037】殺菌されたプール水は、導入口58より第
5ハウジング56に流入し、下降して排出管60よりハ
ウジング外に流出し、導入管52より第4ハウジング5
0に流入して上昇し、第4ハウジング50の排出口54
(第3ハウジングの導入口44)より第3ハウジング4
2に流入する。
【0038】第3ハウジング42に流入したプール水
は、下降しつつ活性炭48(および/またはゼオライ
ト)を通過して、オゾンおよび紫外線に分解された細菌
等が活性炭48に吸着して取り除かれ、排出管46より
戻りライン28に流入され、プール12に戻される。
【0039】図示例の浄化装置14に適用されるセラミ
ックフィルタ36は、人体から放出される油分等も濾過
できる、非常に微細な孔を有するものである。従って、
このセラミックフィルタ36をじかに使用して濾過を行
うと、孔が目詰まりして洗浄が非常に困難になってしま
う恐れがある。そのため、本発明の浄化装置14におい
ては、セルロース、パルプ繊維、アスベストなどの繊維
状濾過助剤、ケイソウ土や石灰などの粉末状濾過助剤、
等の各種の濾過助剤を用い、セラミックフィルタ36の
外側面にこの濾過助剤層を形成(プレコート)して、こ
の助剤層を用いて濾過を行うのが好ましい。
【0040】また、本発明の浄化装置14においては、
さらにプール水の浄化効果を向上するために、このよう
な濾過助剤層のほかに、タンパク質を選択的に吸着する
シリカゲルよりなる層(以下、シリカ層とする)を形成
してもよい。
【0041】タンパク質を選択的に吸着するシリカゲル
としては、公知の各種のものが適用可能であるが、特に
シリカヒドロゲルが好適に例示される。シリカヒドロゲ
ルとは、数ミリミクロンのSiO2 分子が立体構造的に
1つの高分子を作り、均一な細孔径、および大きな細孔
容積、表面積を有するもので、その細孔内および細孔表
面はシラノール基による網目構造を有する。
【0042】シリカヒドロゲル、特に細孔径が80〜1
00Åのシリカヒドロゲルを吸着浄化手段に活性炭と共
に適用することにより、人体より放出されるタンパク質
等も好適にプール水から除去することができる。
【0043】このようなシリカヒドロゲルとしては、具
体的には、ブライトソルブA−100(旭硝子社製)等
が好適に例示される。
【0044】図1に示される浄化システム10は、好ま
しい態様としてこのような瀘過助剤やシリカゲル等の供
給装置18を有する。
【0045】供給装置18は、濾過助剤としての粉末状
濾過助剤および繊維状濾過助剤、さらにはシリカ層を形
成するシリカゲルを浄化装置14内、具体的にはセラミ
ックフィルタ36の外壁に供給するもので、図示例にお
いては、いわゆるスラリー状物を液送可能なスラリーポ
ンプ67、粉末状濾過助剤と水との混合物を充填するタ
ンク68、繊維状濾過助剤と水との混合物を充填するタ
ンク70、および供給装置18を流入ライン26に接続
する供給ライン72を有するものである。
【0046】このような各濾過助剤層を形成する際に
は、形成する濾過助剤層に対応するラインを開放し、ス
ラリーポンプ67によって必要量の濾過助剤混合物を浄
化装置14内に供給し、スラリーポンプ67を停止して
バルブを閉塞した後、ポンプ22を駆動して水を濾過す
る際と同様に循環を行えばよい。
【0047】本発明の浄化装置14において、セラミッ
クフィルタ36に形成する濾過助剤層やシリカ層の形成
順序には特に限定はなく、繊維状濾過助剤層上にシリカ
層を形成し、その上層に粉末状濾過助剤層を形成しても
良く、あるいは、繊維状濾過助剤層と粉末状濾過助剤層
とを逆にした構成、その他の構成であってもよい。ま
た、各層はそれぞれ一層づつ形成されるものに限定はさ
れず、少なくともいずれかの層を多層形成してもよく、
全層を多層形成しても良い。
【0048】また、図示例の化システムにおいては粉
末状および繊維状の各濾過助剤(さらにはシリカゲル)
を供給するためのタンクを個々に有するものであった
が、本発明はこれに限定はされず、タンクを一つのみ用
い(一つのタンクを設け)、所定量の1種の濾過助剤を
タンクに投入して水と混合し、全量をスラリーポンプ
で浄化装置14に輸送して濾過助剤層を一層形成した
後、ほかの濾過助剤(シリカゲル)をタンクに投入して
同様にして上層の濾過助剤層を形成する、等の操作を繰
り返し行ってもよい。
【0049】なお、このような濾過助剤層を適用する濾
過方法は、特開昭63−143917号公報に詳述され
ている。
【0050】また、浄化装置14に適用されるセラミッ
クフィルタ36は大変微細な孔を3次元的に有するもの
であり、そのままの状態で浄水に適用するとすぐに目詰
まりを起こしてしまい、甚だしい場合には高価なセラミ
ックフィルタが使用不可能な状態となってしまう。その
ため、図示例の浄化システム10においては、前述の様
にセラミックフィルタ36の外筒部に濾過助剤層を形成
することにより、セラミックフィルタ36の目詰まりを
防止すると共に、セラミックフィルタ36の逆洗洗浄を
行なうための逆洗装置16を有する。
【0051】逆洗装置16は貯水タンク74と、ポンプ
76と、ジェット水流発生装置78とを有するものであ
り、逆洗ライン80が第2ハウジング38の排出管40
に接続されることにより、浄化装置14に接続される。
【0052】セラミックフィルタ36の逆洗は、貯水タ
ンク74の水をポンプ76によって高速輸送し、この水
をジェット水流発生装置78でジェット水流とした後、
これを逆洗ライン80および排出管40より第2ハウジ
ング38に流入し、ジェット水流をセラミックフィルタ
36の内壁より噴射することにより行なう。これによ
り、セラミックフィルタ36の外壁の濾過助剤およびゴ
ミ等を取り除く。
【0053】このような逆洗洗浄については、本出願人
による特願平2−35029号明細書に詳細に開示され
ている。
【0054】図4に、本発明の第3の態様の浄化装置を
適用するプール水浄化システム100が概念的に示され
る。
【0055】図4に示されるプール水浄化システム10
0は、浄化装置14の代りに浄化装置102を適用し、
かつ浄化装置102に配備される限外濾過手段の逆洗装
置を有する以外は、基本的に前述のプール水浄化システ
ムと同様であるので同じ部材には同様の番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0056】また、本発明の第2の態様の浄化装置は、
図4に示されるプール水浄化システム100より限外濾
過手段の逆洗装置を有さないものであるので、説明は第
3の態様の浄化装置102と共に行う。
【0057】本発明の第3(第2)の態様に適用される
浄化装置102は、前述の浄化装置14に、さらに限外
濾過手段を追加したものである。
【0058】図5に浄化装置102の概略断面図が示さ
れる。
【0059】浄化装置102は、先の浄化装置14と同
様に円筒状のハウジングを組合せた構成を有するもので
あり、第4ハウジング50と第5ハウジング56との間
に、第7ハウジング106、第8ハウジング108、第
9ハウジング110および第10ハウジング112の4
つのハウジングがさらに配され、プール水の限外濾過手
段および限外濾過手段の逆洗装置を形成する。
【0060】すなわち、前述の浄化装置14においては
セラミックフィルタ36を通過したプール水は、次いで
導入管66を通りランプユニット64により殺菌される
が、浄化装置102においては、セラミックフィルタ3
6を通過したプール水は、限外濾過器114によって限
外濾過を行われた後に、ランプユニット64による殺菌
が行われる。
【0061】より具体的に説明を行う。まず、第4ハウ
ジング50の内側には第7ハウジング106が配置され
る。第7ハウジング106は、限外濾過器114へのプ
ール水の導入経路となるもので、円筒を形成する壁の内
部がプール水の流路となる円筒状の形状を有し、内壁上
部は第8ハウジング108へのプール水の導入口116
となっている。
【0062】第7ハウジング106の内側には第8ハウ
ジング108が配置される。図示例の浄化装置102に
おいて、第7ハウジング106より導入されたプール水
が全て限外濾過に供されるわけではなく、一部は限外濾
過されずに限外濾過器114を通過して第8ハウジング
108をそのまま下流する(以下、オーバーフローとい
う)。第8ハウジング108は限外濾過器114へのプ
ール水の供給路、および限外濾過器114よりオーバー
フローしたプール水の排水路となっている。また、第8
ハウジング108内には限外濾過器114へのプール水
の導入口119、およびプール水を限外濾過器114に
導入するための閉塞部107が形成される。
【0063】第8ハウジング108の排出管114は流
入ライン26に接続される。排出管114と流入ライン
26との接続部分は、図6に示されるようにジェットベ
ンチュリ27内に排出管114からの導入管29が挿入
される構成を有し、限外濾過器114よりオーバーフロ
ーしたプール水は、プール12より流入ライン26を経
て浄化装置102に流入されるプール水の水流によっ
て、このプール水と共に再度浄化装置102に引き込ま
れる。
【0064】また、図示例のプール水の浄化システム1
00においては、排出管114より流入ライン26に至
るまでのオーバープローしたプール水の流路に、濾過助
剤の供給装置18の供給ライン72が分岐して接続さ
れ、セラミックフィルタ36にこのプール水と共にケイ
ソウ土、等の濾過助剤を適当量供給するように構成され
る。このような構成とすることにより、セラミックフィ
ルタ36は通過するが後述する限外濾過器114によっ
てプール水より分離可能なウイルス等を、ケイソウ土と
共にセラミックフィルタ36によって分離することがで
きる。なお、このような助剤としては、ケイソウ土の他
にセルロース、活性炭、シリカゲル等、きめの細かいパ
ウダー乳液状となるものが各種適用可能である。
【0065】第8ハウジング108の内側には第9ハウ
ジング110が配置される。第9ハウジング110は、
限外濾過114を保持し、かつ限外濾過を終了したプ
ール水の水路を形成する。なお、ここで、互いに隣接す
る第7、第8および第9ハウジング106、108およ
び110、あるいは、第7および第9ハウジング106
および110は、限外濾過器114を内蔵する円筒状限
外濾過用タンクを構成する。
【0066】限外濾過とは、このセラミックフィルタ3
6でも分離することができない、菌類よりもさらに小さ
いエイズウイルス、インフルエンザウイルス、日本脳炎
ウイルス、肝炎ウイルスのようなウイルス類等の分離が
可能なものであり、浄化装置102は限外濾過を行う限
外濾過器114を有する事により、より高度のプール水
の浄化を行い、プール12をより清潔に保つことができ
る。
【0067】本発明の浄化装置102に適用される限外
濾過手段としては、前述の特性(ウイルス等の分離能
力)を有するものであれば特に限定はなく、各種の公知
の限外濾過手段がいずれも適用可能であるが、特に、ウ
イルス等を分離可能な円筒状の中空糸膜を適用する限外
濾過手段が好適に適用され、図示例の限外濾過器114
は中空糸膜が図中縦方向に多数配置された円環形状を有
する。
【0068】つまり、図示例の限外濾過器114は、基
本的に、縦方向にした中空糸膜114aを第9ハウジン
グ110の円筒形状と同形状に配し、その上下端面に第
9ハウジング110の断面形状と同形状の上面114b
および下面114cを配した構成を有するものであり、
上下面の中空糸膜114aの端部開口に当る部分には孔
部が形成されている。このような限外濾過器114にお
いては、導入口119より限外濾過器114に流入した
プール水は、中空糸膜114aの壁面を通過して中空糸
膜114a内に流入し、下流して下面より排出され、第
9ハウジング110内を下流する。ここで、ウイルス等
は中空糸膜114aの壁面を通過することができないの
で、これらはプール水より分離される。
【0069】限外濾過器114を通過してウイルス等を
取除かれたプール水は、第9ハウジング110の排出管
116より第6ハウジング62に流入される。
【0070】本発明の限外濾過器114に適用される中
空糸膜114aには特に限定はなく、公知の限外濾過用
の中空糸膜が各種適用可能であるが、クラレUFフィル
ター(クラレ社製)等が好適に例示される。
【0071】図示例の浄化装置102においては、限外
濾過器114には、限外濾過器114の逆洗を容易にす
るための超音波発生器118が配備される。超音波発生
器118は、第1ハウジング32の上面に支持され、限
外濾過器114の上面114bおよび下面114cを貫
通して配置される。
【0072】限外濾過器114の使用を続けると、中空
糸膜114aは分離したウイルス等によって目づまり
し、限外濾過器114の処理能力が低下する。そのた
め、所定の処理能力を維持するためには、限外濾過器1
14(中空糸膜114a)を定期的に洗浄する必要があ
り、図4に示される浄化装置102は、逆洗洗浄手段を
有する。超音波発生器118はこの逆洗時に超音波によ
って中空糸膜114aを振動させることにより、逆洗の
洗浄効率を向上するものである。限外濾過器114の逆
洗については後に詳述する。
【0073】本発明に適用される超音波発生器には特に
限定は無く、超音波振動板等、公知の超音波発生器がい
ずれも適用可能である。また、図示例においては限外濾
過器114には2つの超音波発生器118が配されてい
るが、本発明はこれには限定はされず、限外濾過器11
4のサイズや能力、超音波発生器118の能力等に応じ
て必要数を配置すればよい。
【0074】第9ハウジング110の内側には第10ハ
ウジング112が配置される。第10ハウジング112
は限外濾過器114の逆洗洗浄時の洗浄水の導入経路を
形成するものであり、上部で第9ハウジング110と接
続される。
【0075】次に浄化装置102による水の浄化作用に
ついて説明する。なお、前述のように、浄化装置102
は浄化装置14に限外濾過手段を加えたものであり、こ
の点以外の作用は先の浄化装置14と同様であるので、
詳細な説明はこの点に付いて行い、他は省略する。
【0076】浄化装置14と同様にしてセラミックフィ
ルタ36を通過したプール水は、第2ハウジング38の
排出管40を経て導入管120より第7ハウジング10
6に流入される。導入管120より流入したプール水
は、第7ハウジング106内を上昇し、導入口116よ
り第8ハウジング108に流入する。
【0077】前述のように、第8ハジング108には閉
塞部107が形成され、これによりプール水は限外濾過
器114に流入するが、図示例の浄化装置102におい
ては、第8ハウジング108に流入したプール水の全て
が限外濾過に供されるのではなく、一部は限外濾過器1
14によって限外濾過に供され、残りはオーバーフロー
して第8ハウジング108内にもどり、下流する。
【0078】限外濾過器114に流入したプール水は、
中空糸膜114aの側壁を通過してウイルス等を除か
れ、中空糸膜114a内を下流して限外濾過器114外
に流出され、第9ハウジング110内を下流して排出管
116より流出して導入管66より第6ハウジング62
に流入する。この後のプール水の浄化作用は先の浄化装
置12と同様である。
【0079】他方、限外濾過に供されずオーバーフロー
したプール水は、第8ハウジング108内を下流して排
出管114より排出され、プール12より浄化装置10
2に流入するプール水の水流によって流入ライン26に
吸い込まれ、再度浄化装置102に流入される。
【0080】ここで、前述のように、図示例の浄化装置
102においては排出管114より流入ライン26まで
の経路途中に濾過助剤の供給ライン72が分岐して接続
され、適当量のケイソウ土等が供給されている。そのた
め、オーバーフローしたプール水に含まれるウイルス等
がケイソウ土等に吸着されるので、ウイルス等をセラミ
ックフィルタ36によって分離することができる。
【0081】前述のように、浄化装置102は限外濾過
器114(中空糸膜)の逆洗装置を有する。
【0082】この逆線洗浄装置は、基本的に、洗浄水を
充填する洗浄水タンク122と、ポンプ124と、逆洗
ライン126と(図4参照)前述の第10ハウジング1
12と、第9ハウジング110と、第8ハウジング10
8と、超音波発生器118とから形成され、超音波によ
り限外濾過器114の中空糸膜114aを振動させつ
つ、その逆洗洗浄を行う。
【0083】図示例の浄化装置102において、限外濾
過器114の逆洗を行う際には、洗浄水タンク122に
充填される洗浄水をポンプ124によって逆洗ライン1
26より供給する。逆洗ライン126は第9ハウジング
110の排出管116および第10ハウジング112の
導入管128に接続されており、洗浄水は上面114b
および下面114cより中空糸膜114a内に侵入し、
内部より中空糸膜114aの側壁を通過することによ
り、中空糸膜114aの外側壁に吸着されたウイルス等
の不純物を取除く。
【0084】中空糸膜114aの側壁を通過したウイル
ス等の不純物を含有する洗浄液は、導入口119より第
8ハウジング108に流入し、図示しない排出経路より
排出される。
【0085】以上、本発明に係るプール水浄化装置につ
いて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんのこと
である。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
ール水浄化装置は、吸着浄化手段および/または殺菌手
段を有するにも関わらず極めてコンパクトなものとする
ことができる。しかも、これらを一体化したユニット的
な構成とできるので、このユニットを製造後、現場での
設置を行なうことができ、設置工事も容易とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様のプール水浄化装置を適用
するプール水浄化システムを概念的に示す図である。
【図2】図1に示されるプール水浄化システムに適用さ
れる本発明の第1の態様のプール水浄化装置の一例の概
略斜視図である。
【図3】図2に示されるプール水浄化装置の概略断面図
である。
【図4】本発明の第3の態様のプール水浄化装置を適用
するプール水浄化システムを概念的に示す図である。
【図5】図4に示されるプール水浄化システムに適用さ
れる本発明の第3の態様のプール水浄化装置の概略断面
図である。
【図6】図4に示されるプール水浄化システムに適用さ
れる限外濾過のオーバーフロー水の再流入部分を概念的
に示す図である。
【符号の説明】
10,100 プール水浄化システム 12 プール 14,102 プール水浄化装置 16 逆洗装置 18 供給装置 20 オーバーフロータンク 22 ポンプ 24 プレフィルタ 26 流入ライン 27 ジェットベンチュリ 28 戻りライン 29 導入管 30 第1ハウジング 32 フランジ 34,52,66,120,128 導入管 36 セラミックフィルタ 38 第2ハウジング 40,46,60,114,116 排出管 42 第3ハウジング 48 活性炭 50 第4ハウジング 56 第5ハウジング 62 第6ハウジング 63 エア導入口 64 ランプユニット 65 エア抜きフィルタ 74,122 洗浄液タンク 76,124 ポンプ 106 第7ハウジング 107 閉塞部 108 第8ハウジング 110 第9ハウジング 112 第10ハウジング 114 限外濾過器 114a 中空糸膜 114b 上面 114c 下面 118 超音波発生器 122 洗浄液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 65/02 510 C02F 1/32 C02F 1/28 1/44 H 1/32 1/78 1/44 B01D 29/10 510E 1/78 510G 520B 520Z 530A 35/02 Z

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に配置される、プール水を精密濾過す
    るための円筒状の多孔質セラミックフィルタ、この円筒
    状の多孔質セラミックフィルタの内外両周面側にそれぞ
    れ設けられるプール水の流路、およびこれらの各々の流
    路と外部とをそれぞれ連通する2つの連通口とを有する
    円筒状精密濾過用タンクと、 内部に配置される、前記円筒状多孔質セラミックフィル
    タで濾過されたプール水を殺菌するための円筒状の殺菌
    手段、この殺菌手段の入側および出側にそれぞれ設けら
    れるプール水の流路、およびこれらの各々の流路と外部
    とをそれぞれ連通する2つの連通口とを有する円筒状殺
    菌用タンク、ならびに、内部に円筒状に配置される前記
    円筒状多孔質セラミックフィルタで濾過されたプール水
    または前記殺菌手段で殺菌されたプール水を吸着浄化す
    るための吸着浄化剤、この吸着浄化剤の入側および出側
    にそれぞれ設けられるプール水の流路、およびこれらの
    各々の流路と外部とをそれぞれ連通する2つの連通口と
    を有する円筒状吸着浄化用タンク、の少なくとも一方
    と、を備え、 前記円筒状精密濾過用タンクと、前記円筒状殺菌用タン
    クおよび前記円筒状吸着浄化用タンクの少なくとも一方
    と、が同心円筒状に隣接して配置され、かつ一体化され
    て成り、前記円筒状精密濾過用タンクの出側の連通口
    は、直接または間接に前記円筒状吸着浄化用タンクまた
    は円筒状殺菌用タンクの入側の連通口に接続されること
    を特徴とするプール水浄化装置。
  2. 【請求項2】前記円筒状精密濾過用タンクと、前記円筒
    状吸着浄化用タンクと、前記円筒状殺菌用タンクとを備
    え、これらの3つが同心円筒状に隣接して配置され、か
    つ一体化されて成り、前記円筒状精密濾過用タンクの出
    側の連通口は直接または間接に前記円筒状吸着浄化用タ
    ンクの入側の連通口に、前記円筒状吸着浄化用タンクの
    出側の連通口は、直接または間接に前記円筒状殺菌用タ
    ンクの入側の連通口に接続されることを特徴とする請求
    項1に記載のプール水浄化装置。
  3. 【請求項3】前記円筒状殺菌用タンクが中心に配置さ
    れ、この円筒状殺菌用タンクに前記円筒状吸着浄化用タ
    ンクが外接し、この円筒状吸着浄化用タンクに前記円筒
    状精密濾過用タンクが外接して最も外側に配置されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のプール水浄化装置。
  4. 【請求項4】前記円筒状精密濾過用タンク、前記円筒状
    殺菌用タンクおよび前記円筒状吸着浄化用タンクは、そ
    れぞれ互いに隣接する2つの外側および内側ハウジング
    を有し、これらの内外側ハウジングは、共に、円筒状の
    外周壁面およびこの外周壁面と同心の円筒状の内周壁面
    と、これらの内外周壁面間の空間を閉塞する円環状の両
    側端面とからなり、前記連通口となる外部に連通する導
    管が取り付けられた円筒環状のハウジングであるか、も
    しくは外側ハウジングがこの円筒環状ハウジングであ
    り、内側ハウジングが中心に配置され、円筒状の外周壁
    面とこの外周壁面内の空間を閉塞する円板状の両側端面
    とからなり、前記連通口となる外部に連通する導管が取
    り付けられた円筒状のハウジングであり、これらの内外
    側ハウジングは、外側ハウジングの内周壁面に内側ハウ
    ジングの外周壁面が内接するように構成され、この内接
    部分には内外側ハウジング内の両空間を連通する開放部
    分または開口を有し、この開放部分または開口を閉塞す
    るように、またはこの開放部分または開口の前後に前記
    円筒状多孔質セラミックフィルタ、前記殺菌手段および
    前記吸着浄化手段の一方を円筒状に配置したことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のプール水浄化装
    置。
  5. 【請求項5】前記円筒状精密濾過用タンクは、未濾過プ
    ール水を濾過するための前記多孔質セラミックフィルタ
    を内部に収納し、プール水が流れる流路を形成し、プー
    ル水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第1のハウ
    ジングと、この第1のハウジングの内側に隣接して設け
    られ、前記多孔質セラミックフィルタに隣接するプール
    水の流路を形成し、プール水の流出入口となる連通口を
    持つ円筒状の第2のハウジングと、を有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載のプール水浄化装
    置。
  6. 【請求項6】前記円筒状吸着浄化用タンクは、前記円筒
    状精密濾過用タンクまたは前記円筒状殺菌用タンクで浄
    化されたプール水を吸着浄化するための前記吸着浄化剤
    を内部に円筒状に収納し、プール水が流れる流路を形成
    し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円筒状の第
    3のハウジングと、この第3のハウジングの内側に隣接
    して設けられ、前記吸着浄化剤に連通するプール水の流
    路を形成し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円
    筒状の第4のハウジングと、を有することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のプール水浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記円筒状殺菌用タンクは、前記円筒状精
    密濾過用タンクで浄化されたプール水を殺菌するための
    前記殺菌手段を内部に収納し、プール水が流れる流路を
    形成し、プール水の流出入口となる連通口を持つ円筒状
    の第6のハウジングと、この第6のハウジングの外側に
    隣接して設けられ、前記殺菌手段に連通するプール水の
    流路を形成し、プール水の流出入口となる連通口を持つ
    円筒状の第5のハウジングと、を有することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のプール水浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記円筒状精密濾過用タンクの円筒状の第
    1および第2のハウジング、前記円筒状吸着浄化用タン
    クの円筒状の第3および第4のハウジング、ならびに前
    記円筒状殺菌用タンクの円筒状の第5および第6のハウ
    ジングは、最も外側の前記第1のハウジングから中心の
    前記第6のハウジングまでこの順序で、順次内接すると
    ともに、各ハウジングの一方の端部がその中心軸方向に
    順次突出し、その突出部分に各々前記連通口が設けられ
    て成ることを特徴とする請求項7に記載のプール水浄化
    装置。
  9. 【請求項9】 前記吸着浄化剤が、活性炭であり、前記殺
    菌手段が紫外線を射出し、オゾンを発生するためのラン
    プユニットであることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載のプール水浄化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のプール
    水浄化装置であって、 さらに、内部に配置される円筒状の限外濾過器、この円
    筒状の限外濾過器の入側および出側にそれぞれ設けられ
    るプール水の流路、およびこれらの各々の流路と外部と
    それぞれ連通する少なくとも2つの連通口とを有する円
    筒状限外濾過用タンクを備え、 この円筒状限外濾過用タンクと、前記円筒状精密濾過用
    タンクと、前記円筒状吸着浄化用タンクおよび円筒状殺
    菌用タンクの少なくとも一方と、が同心円筒状に隣接し
    て配置され、かつ一体化されて成り、 前記円筒状精密濾過用タンクの出側の連通口は直接また
    は間接に前記円筒状限外濾過用タンクの入側の連通口
    に、前記円筒状限外濾過用タンクの出側の連通口は直接
    または間接に前記円筒状吸着浄化用タンクまたは円筒状
    殺菌用タンクの入側の連通口に接続されることを特徴と
    するプール水浄化装置。
  11. 【請求項11】 前記円筒状殺菌用タンクが中心に配置さ
    れ、この円筒状殺菌用タンクに前記円筒状限外濾過用タ
    ンクが外接し、この円筒状限外濾過用タンクに前記円筒
    状吸着浄化用タンクが外接し、この円筒状吸着浄化用タ
    ンクに前記円筒状精密濾過用タンクが外接して最も外側
    に配置されることを特徴とする請求項10に記載のプー
    ル水浄化装置。
  12. 【請求項12】 前記円筒状限外濾過用タンクは、前記円
    筒状精密濾過用タンクで濾過されたプール水が流入する
    前記連通口を有し、プール水の導入経路を形成する円筒
    状の第7のハウジングと、この第7のハウジングの前記
    導入経路と連通し、前記限外濾過器へのプール水の供給
    路および限外濾過されずに前記限外濾過器を通過してオ
    ーバーフローしたプール水を排出する排出路を形成し、
    プール水の流出口となる連通口を持つ円筒状の第8のハ
    ウジングと、この第8のハウジングのプール水の供給路
    と連通し、プール水を限外濾過するための前記円筒状の
    限外濾過器を収納し、限外濾過されたプール水が流れる
    流路を形成し、プール水の流出口となる連通口を持つ円
    筒状の第9のハウジングと、を有することを特徴とする
    請求項10または11に記載のプール水浄化装置。
  13. 【請求項13】 前記円筒状限外濾過用タンクの第7、第
    8、および第9のハウジングは、最も外側の前記第7の
    ハウジングから最も内側の前記第9のハウジングまでこ
    の順序で、順次内接するとともに、各ハウジングの一方
    の端部がその中心軸方向に順次突出し、その突出部分に
    各々前記連通口が設けられて成ることを特徴とする請求
    項12に記載のプール水浄化装置。
  14. 【請求項14】 前記限外濾過器が、超音波振動を適用す
    る逆洗洗浄手段を有することを特徴とする請求項10〜
    13のいずれかに記載のプール水浄化装置。
  15. 【請求項15】 前記限外濾過器が、限外濾過膜を適用す
    るものであることを特徴とする請求項10〜14のいず
    れかに記載のプール水浄化装置。
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