JP2553988Y2 - 回転操作型電気部品 - Google Patents

回転操作型電気部品

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JP2553988Y2
JP2553988Y2 JP1992062138U JP6213892U JP2553988Y2 JP 2553988 Y2 JP2553988 Y2 JP 2553988Y2 JP 1992062138 U JP1992062138 U JP 1992062138U JP 6213892 U JP6213892 U JP 6213892U JP 2553988 Y2 JP2553988 Y2 JP 2553988Y2
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elastic
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美幸 佐藤
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータをステータに取
り付ける際に、一方の取付孔内へ他方の弾性片を圧入し
て係合させるというスナップインを行うロータリスイッ
チ等の回転操作型電気部品に係り、特にそのスナップイ
ン構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種のロータリスイッチの従来
例を示す断面図、図5はその平面図であって、図4は図
5のA−A線に沿う断面を示している
【0003】これらの図に示すロータリスイッチは、円
筒形状の取付孔2の周囲に同心円状の集電パターン3を
配設して側方へ端子4を突設したステータ1と、内周部
に弾性片6を突設した円環状の樹脂成形品に金属薄板製
の摺動子(図示せず)を固設してなるロータ5とを組み
合わせて構成されており、弾性片6の可撓性を利用した
スナップインを行うことによってロータ5がステータ1
に回動自在に取り付けられていて、ロータ5の回動に伴
い上記摺動子が集電パターン3に接離してスイッチング
が行えるようになっている。すなわち、ロータ5の中央
には中心孔8が形成されており、この中心孔8の内周部
には等間隔な4個所に、先端部に外向きの係合爪6aを
有して該中心孔8の軸線方向に沿って延びる弾性片6が
突設してある。一方ステータ1の取付孔2の口径は、
各弾性片6を内側へ撓ませながら挿入できる大きさに設
定してあるので、図4の上方から取付孔2内へ弾性片6
を圧入していくと、それぞれの係合爪6aが取付孔2を
貫通した時点で各弾性片6は取付孔2の内壁面に弾接
し、よってロータ5は径方向および軸線方向に位置規制
された状態でステータ1に取り付けられる。また、こう
してステータ1に取り付けたロータ5は周方向には位置
規制されないので回動自在であり、各弾性片6を取付孔
2の内壁面に沿って摺動させることができる。
【0004】このように、弾性片6の可撓性を利用した
スナップインを行うことによってロータ5がステータ1
に回動自在に取り付けられるロータリスイッチは、組立
が極めて容易であり、部品点数も最小限で済むので、コ
ストダウンを図るうえで有利である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスナップイン構造は、製品の薄型化を図るため
に弾性片6を短くすると、その可撓性が弱まるので、取
付孔2内へ弾性片6が圧入しずらくなって組立性が劣化
したり、圧入時に弾性片6が折れやすくなるという不具
合を生じてしまう。また、ロータ5は弾性片6の係合爪
6aによって軸線方向に位置規制されるが、スナップイ
ンを確実に行わせるために係合爪6aとステータ1との
間には若干の余裕を確保しておかなければならないの
で、ロータ5が回転時にガタを起こす虞があった。
【0006】本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、スナップイン構造が薄型化
に好適でロータの回転時のガタも抑えられる回転操作型
電気部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、中心孔を有する合成樹脂製の第1の部材
に上記中心孔の周縁から該中心孔の軸線方向に沿って延
びる複数の弾性片を突設すると共に、これら弾性片の先
端部に外向きの係合爪を形成し、第2の部材に上記弾性
片を内壁面に弾接させるための円筒形状の取付孔を開設
し、該取付孔内へ上記弾性片を圧入して係合させるとい
うスナップインを行うことにより、上記第1の部材と上
記第2の部材とを相対的に回転自在に連結する回転操作
型電気部品において、上記第1の部材に上記中心孔の周
縁から上記弾性片の両側を通って放射状に延びるスリッ
トと上記弾性片の外側に位置する円弧状の透孔とをそれ
ぞれ形成し、これらスリットと透孔とによって上記弾性
片の基部を支持する弾性腕を形成したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記手段によれば、弾性片の基部がスリットと
透孔によって形成される弾性腕を介して第1の部材に支
持されるため、第2の部材の取付孔内へ弾性片をスナッ
プインする際、弾性片とこれを支持する弾性腕の双方が
撓んで全体として十分な可撓性が得られる。したがっ
て、薄型化を図るために弾性片を短くしても、容易にス
ナップインが行え、弾性片の破損も防止できる。また、
かかるスナップイン構造を採用して第1の部材と第2の
部材とを連結すると、第1の部材は取付孔に係合する係
合爪と弾性腕の弾発力によっ軸線方向に位置規制され
るため、回転時のガタの発生が抑えられる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。ここで、図1は実施例たるロータリス
イッチの断面図、図2は該ロータリスイッチの平面図、
図3は該ロータリスイッチの組立時の要部断面図であ
り、従来例の説明に用いた図4,5と対応する部分には
同一符号が付してある。なお、図1は図2のB−B線に
沿う断面を示している。
【0010】図1,2に示すロータリスイッチは、薄型
化を実現するため、ロータ5に形成された弾性片6の軸
線方向に沿う寸法を短くしてあるが、各弾性片6の基部
から外側へ向けて2本の弾性腕7を延設し、これら弾性
腕7を介して弾性片6が支持されるようにロータ5側の
スナップイン構造を工夫してあるので、このロータ5を
ステータ1に取り付ける際に必要な可撓性が確保されて
いる。すなわち、ロータ5の中心孔8の内周部には等間
隔な3個所に、先端部に外向きの係合爪6aを有して軸
線方向に延びる弾性片6が突設してあるが、これら弾性
片6の側にはロータ5の回転平面に沿って外側へ延び
る弾性腕7形成されている。この弾性腕7は、中心孔
8の周縁から各弾性片6の両側を通って放射状に延びる
スリット8aと、各弾性片6の外側に位置するする円弧
状の透孔9とによって形成されたもので、各弾性片6の
基部それぞれ2本の弾性腕7を介してロータ5に支持
されるようになっている。したがって、図3に示すよう
に弾性腕7を撓ませながら弾性片6を撓ませることがで
き、全体として十分な可撓性が得られるようになってい
る。
【0011】一方、円筒形状の取付孔2の周囲に同心円
状の集電パターン3を配設して側方へ端子4を突設した
ステータ1は、その取付孔2の口径が、ロータ5の各弾
性片6を内側へ撓ませながら挿入できる大きさに設定し
てあるので、図3に示すように弾性腕7の撓みも利用し
て取付孔2内へ各弾性片6を圧入していくと、それぞれ
の係合爪6aが取付孔2を貫通した時点で各弾性片6は
取付孔2の内壁面に弾接し、ロータ5は径方向および軸
線方向に位置規制された状態でステータ1に取り付けら
れる。また、こうしてステータ1に取り付けたロータ5
は周方向には位置規制されないので回動自在であり、よ
って各弾性片6を取付孔2の内壁面に沿って摺動させる
ことができる。そして、ロータ5を回動させると、この
ロータ5に固設されている金属薄板製の摺動子(図示せ
ず)がステータ1の集電パターン3に接離するので、ロ
ータ5の回転位置に応じた所望のスイッチングが行える
ようになっている。
【0012】このように上記実施例は、ロータ5をステ
ータ1に取り付けるために弾性片6を取付孔2内へ圧入
していくと、弾性片6とこれを支持する弾性腕7の双方
が撓んで全体として十分な可撓性が得られるようになっ
ているので、製品の薄型化を図るために弾性片6を短く
し、それ自体の可撓性が弱まっているにも拘らず、スナ
ップインが容易に行え、圧入時に弾性片6や弾性腕7が
破損する心配もない。また、こうしてステータ1に取り
付けたロータ5は、弾性片6の係合爪6aによって軸線
方向に位置規制されるが、このロータ5は弾性腕7の弾
発力によっても軸線方向に位置規制されるので、回転時
にガタが発生しにくく、よって操作性や信頼性の向上が
期待できる。
【0013】なお、スナップイン用の弾性片や弾性腕を
ステータに設け、該弾性片を圧入するための取付孔をロ
ータに設けても良い。
【0014】また、ロータリスイッチ以外の回転操作型
電気部品、例えば回転型可変抵抗器などにおいても、本
考案が適用可能であることは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
弾性片の基部がスリットと透孔によって形成される弾性
腕を介して第1の部材に支持されるため、第2の部材の
取付孔内へ弾性片をスナップインする際、弾性片とこれ
を支持する弾性腕の双方が撓んで全体として十分な可撓
性が得られ、したがって、薄型化を図るために弾性片を
短くしても、容易にスナップインが行え、弾性片の破損
も防止できる。また、かかるスナップイン構造を採用し
て第1の部材と第2の部材とを連結すると、第1の部材
は取付孔に係合する係合爪と弾性腕の弾発力によって軸
線方向に位置規制されるため、回転時のガタの発生が抑
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たるロータリスイッチの断面図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例の組立時の要部断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】同従来例の平面図である。
【符号の説明】
1 ステータ(第2の部材) 2 取付孔 5 ロータ(第1の部材) 6 弾性片 6a 係合爪 7 弾性腕8 中心孔 8a スリット 9 透孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔を有する合成樹脂製の第1の部材
    に上記中心孔の周縁から該中心孔の軸線方向に沿って延
    びる複数の弾性片を突設すると共に、これら弾性片の先
    端部に外向きの係合爪を形成し、第2の部材に上記弾性
    片を内壁面に弾接させるための円筒形状の取付孔を開設
    し、該取付孔内へ上記弾性片を圧入して係合させるとい
    うスナップインを行うことにより、上記第1の部材と上
    記第2の部材とを相対的に回転自在に連結する回転操作
    型電気部品において、上記第1の部材に上記中心孔の周縁から上記弾性片の両
    側を通って放射状に延びるスリットと上記弾性片の外側
    に位置する円弧状の透孔とをそれぞれ形成し、これらス
    リットと透孔とによって上記弾性片の基部を支持する弾
    性腕を形成した ことを特徴とする回転操作型電気部品。
JP1992062138U 1992-09-03 1992-09-03 回転操作型電気部品 Expired - Fee Related JP2553988Y2 (ja)

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JPH0628957U JPH0628957U (ja) 1994-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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