JP2552971Y2 - ブレーキパイプジョイントの取付構造 - Google Patents

ブレーキパイプジョイントの取付構造

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JP2552971Y2
JP2552971Y2 JP8702891U JP8702891U JP2552971Y2 JP 2552971 Y2 JP2552971 Y2 JP 2552971Y2 JP 8702891 U JP8702891 U JP 8702891U JP 8702891 U JP8702891 U JP 8702891U JP 2552971 Y2 JP2552971 Y2 JP 2552971Y2
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joint
brake pipe
pipe joint
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washer
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規行 藤田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブレーキパイプジョイ
ントの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャブオーバ型車両等のエンジンルーム
が車体の前部に無い車両では、ブレーキマスタシリンダ
は、インストルメントパネルの下部に配置される。
【0003】このような車両では、ブレーキペダルブラ
ケットを車体のフロントパネルインナに沿ってインスト
ルメントパネルまで配設し、該ブレーキペダルブラケッ
トの中間部にブレーキマスタシリンダを設置させてい
る。そして、このような車両では、ブレーキマスタシリ
ンダのブレーキパイプは、ブレーキペダルブラケットに
沿ってフロアパネルまで導かれ、該パネルを貫通してホ
イールシリンダに接続される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ブレー
キパイプおよびブレーキバキュームパイプの室内での配
管は、運転席の前部の足で踏まれない狭い場所に限定さ
れる。そして、図9に示したように、室内のブレーキパ
イプaの下部は、クランプbによってフロントパネルイ
ンナcに固定され、下端はフロアパネルdに嵌着された
ブレーキパイプジョイントeに連結される。
【0005】上記したように、ブレーキパイプaの配管
作業は、インストルメントパネルの下方の狭い空間で行
わなくてはならず、作業性が極めて悪い。特に、図9か
らも明らかなように、締結部の上部に部品f等が設置さ
れる個所では作業が困難である。
【0006】そこで、本考案の目的は、配管作業が容易
なブレーキパイプジョイントの取付構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のブレーキパイプ
ジョイントの取付構造では、フロアパネルまたはダッシ
ュパネルにブレーキパイプジョイントを嵌着させてそこ
に締結させ、室内に配設したマスタシリンダのブレーキ
パイプを上記ブレーキパイプジョイントを介して室外に
延設させるブレーキパイプジョイントの取付構造におい
て、上記ジョイントの締結部のうちの一部に突出部を形
成し、該突出部をフロアパネルまたはダッシュパネルに
挿通させるとともに、他の締結部に締結させた弾性座金
の一端を上記突出部に係合させ、上記座金の弾性力によ
って上記ジョイントをフロアパネルまたはダッシュパネ
ルに圧接させるようにしている。
【0008】
【作用】本考案のブレーキパイプジョイントの取付構造
によれば、一部の締結部は弾性座金の一端をジョイント
の突出部に係合させることによってフロアパネルまたは
ダッシュパネルに固定される。したがって、その一部の
締結部を作業の困難な場所に位置させれば、ブレーキパ
イプジョイントの取付作業は、極めて容易になる。
【0009】
【実施例】図1は本考案に係るブレーキパイプの配管を
示している。
【0010】図1に示したように、ブレーキペダルブラ
ケット1は、車体のフロントパネルインナ2に沿って配
置され、ブラケット3によって車体のフロントパネルア
ウタ4に設置されている。
【0011】このブレーキペダルブラケット1の中間部
には、ブレーキマスタシリンダ5が設置されている。こ
のブレーキペダルブラケット1は、断面がコ字状に形成
されている。
【0012】そして、マスタシリンダ5のブレーキパイ
プ6,6は、ブラケット1に沿って、該ブラケット1の
下部まで配管される。これらのブレーキパイプ6、6は
適宜個所でブラケット1にクランプされる。
【0013】図2に示したように、上記ブレーキパイプ
6,6の下端はブレーキパイプジョイント8に連結され
る。
【0014】このジョイント8は、中段部にフランジ8
a,8bを有している。そして、一方のフランジ8aに
は下方に向けて突起8cが形成されており、他方のフラ
ンジ8bにはボルト挿通孔8dが形成されている。
【0015】一方、フロアパネル9には、ジョイント8
の下部8e,8fを受入れる孔9a,9b突起挿通孔9
cおよびボルト挿通孔9dが形成されている。
【0016】また、ジョイント8は該ジョイント8をフ
ロアパネル9に取付けるための座金10、スナップリン
グ11およびボルト12、ナット13を備えている。
【0017】座金10は、ばね鋼等の弾性材によって製
作され、図3,図4に示したように、撓んだ状態に形成
されている。そして、この座金10には、ジョイント8
の下部8e,8fを受入れる孔10a,10bと、ジョ
イント8の突起8cを受入れる孔10cと、ボルト挿通
孔10dとが形成されている。
【0018】また、スナップリング11は、図5に示し
たように、ジョイント8の突起8cを受入れるための孔
11aと該孔11aの周縁に突出させた爪11bを有し
ている。
【0019】そして、ジョイント8は、以下のようにし
てフロアパネル9に取付けられる。まず、ジョイント8
の下部8a,8bをフロアパネル9の孔9a,9bに嵌
入させるとともに、突起8cも孔9cに嵌入させる。次
いで座金10の孔10a,10bをジョイント8の下部
8a,8bに嵌合させるとともに、孔10cを突起8c
に嵌合させる。次いで、突起8cにスナップリング11
を嵌合させ、該スナップリング11を上方へ移動させ
て、座金10の一端をフロアパネル9の下面に当接させ
る。この状態におけるスナップリング11は、その爪1
1bが突起8cの周面に喰込むため、下方へ移動するこ
とはない。また座金10は、その他端がフロアパネル9
から遠ざかる方向に撓んでいる。次いで、ボルト12を
ジョイント8の孔8d,フロアパネル9の孔9dおよび
座金10の孔10dに挿通させ、該ボルト12の先端に
ナット13を螺合させて、ジョイント8をフロアパネル
9に締結する。この状態においては、座金10の一端
は、その弾性力によってスナップリング11を押下げる
方向に作用し、その結果ジョイント8をフロアパネル9
に圧接する。
【0020】したがって、このようなブレーキパイプジ
ョイントの取付構造では、図2に示したように、ジョイ
ント8方向へ部品A等が張出していたとしても、該部品
A等の下方でも、ジョイント8をフロアパネル9に締結
することができる。
【0021】図6は、本考案に係るブレーキパイプジョ
イントの取付構造の他の実施例を示している。
【0022】この実施例では、ジョイント8の突起8c
に孔8gを形成するとともに、座金10の一端に係止片
10eを形成している。そして、この実施例では、孔8
gに係止片10dを嵌入させて座金10の一端をジョイ
ント8の突起8cに係止させる。なお、その他の部分、
即ちジョイント8の孔8d、下部8e,8fおよび座金
10の孔10a,10b,10dは、上記第1の実施例
のものと変ることはない。また、この実施例では、上記
第1の実施例で採用されているスナップリング11は不
要である。
【0023】なお、上記第1の実施例では座金10の孔
10cを突起8cに嵌合させるとともに、突起8cにス
ナップリング11を嵌着させることによって、座金10
の一端を突起8cに係止させているが、突起8cに雄ネ
ジを形成し、そこにナットを螺合させることによって座
金10の一端を突起8cに係止させてもよい。
【0024】また、上記両実施例では、ジョイント8の
2個所で締結させる場合について示しているが、本考案
は3個所以上の締結でも適用できることは勿論である。
【0025】
【考案の効果】上記したように、本考案に係るブレーキ
パイプジョイントの取付構造では、締結部のうちの一部
は、フロアパネルの室内側から締結作業を行う必要がな
い。したがって、他の部品がジョイントの上方に張出し
ている場合にも、その下方でジョイントを締結すること
ができ、ジョイントを確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るブレーキパイプジョイントの取付
構造が適用されるブレーキパイプの配管を示したブレー
キペダルブラケットの概念的な側面図である。
【図2】本考案に係るブレーキパイプジョイントの取付
構造を示した断面正面図である。
【図3】本考案に係るブレーキパイプジョイントの取付
構造で採用される座金の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本考案に係るブレーキパイプジョイントの取付
構造で採用されるスナップリングの斜視図である。
【図6】本考案に係るブレーキパイプジョイントの取付
構造の他の実施例を示した断面正面図である。
【図7】他の実施例で採用される座金の斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】従来のブレーキパイプジョイントの取付構造を
示した正面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダルブラケット 5 ブレーキマスタシリンダ 6 ブレーキパイプ 8 ブレーキパイプジョイント 8a,8b フランジ 8c 突起 8d ボルト挿通孔 8e,8f 下部 8g 孔 9 フロアパネル 9a,9b 孔 9c 突起挿通孔 9d ボルト挿通孔 10 座金 10a,10b,10c,10d 孔 10e 係止片 11 スナップリング 11a 孔 11b 爪 12 ボルト 13 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルまたはダッシュパネルにブ
    レーキパイプジョイントを嵌着させてそこに締結させ、
    室内に配設したマスタシリンダのブレーキパイプを上記
    ブレーキパイプジョイントを介して室外に延設させるブ
    レーキパイプジョイントの取付構造において、上記ジョ
    イントの締結部のうちの一部に突出部を形成し、該突出
    部をフロアパネルまたはダッシュパネルに挿通させると
    ともに、他の締結部に締結させた弾性座金の一端を上記
    突出部に係合させ、上記座金の弾性力によって上記ジョ
    イントをフロアパネルまたはダッシュパネルに圧接させ
    るようにしたことを特徴とするブレーキパイプジョイン
    トの取付構造。
JP8702891U 1991-09-27 1991-09-27 ブレーキパイプジョイントの取付構造 Expired - Lifetime JP2552971Y2 (ja)

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JPH0528776U JPH0528776U (ja) 1993-04-16
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