JP2552531Y2 - 歯科用ミラー装置 - Google Patents

歯科用ミラー装置

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JP2552531Y2
JP2552531Y2 JP4759892U JP4759892U JP2552531Y2 JP 2552531 Y2 JP2552531 Y2 JP 2552531Y2 JP 4759892 U JP4759892 U JP 4759892U JP 4759892 U JP4759892 U JP 4759892U JP 2552531 Y2 JP2552531 Y2 JP 2552531Y2
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則夫 瀬戸
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株式会社長田中央研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科治療において、口
腔内に挿入して口腔内の歯周の様子等を観察するための
歯科用ミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療においては、口腔内の様子を観
察するためにミラーを用いるが、このミラーは、図4に
示すように、ミラー1に握り部2が付いたもので、術者
は、この握り部を持ってミラー1を口腔内に挿入して、
例えば、歯周の様子を観察する。このミラーは、当然の
ことながら、患者毎に消毒済のものを用い、一般には、
オートクレーブしたものを使用する。而して、学校等で
児童検診等を行う場合は、消毒済みのミラーを多数本準
備しておき、これを児童毎に順次用いて検診する。
【0003】しかし、このようなミラーを多数本準備し
ておくことは、経剤的にも大変であり、また、このよう
なミラーを多数本オートクレーブ(高温蒸気減菌)する
には、大きなオートクレーブ(高温蒸気減菌器)を必要
とし、不経済であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のごとき不都合を
解決するために、図5に示すように、ミラー1に柄3を
具備し、この柄3をホルダー4の先端に設けられたチャ
ック部4aに着脱自在に装着し得るようにし、この柄3
の付いたミラー1をオートクレーブするようにしたもの
が提案されている。しかし、この場合、ミラー1の柄3
をホルダー4に装着する時、及び、装着されたミラーを
ホルダーから取り外すとき、術者はミラーの柄3を必ず
持たなければならず、そのため、術者が触れた柄を口腔
内に入れることになり、或いは、術者は口腔内に入れた
柄に触れなければならず、いずれにしても、不衛生であ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のごとき
課題を解決するために、(1)柄を一体的に有するミラ
ーと、該ミラーの柄を着脱自在に装着することのできる
ミラーホルダーと、前記ミラーを多数本着脱自在に収納
することのできるミラー立てとから成り、該ミラー立て
に収納されたミラーの柄に前記ミラーホルダーを押圧し
て該ミラーホルダーに前記ミラーを装着し、該ミラー立
てより取り出すようにしたこと、更には、(2)前記ミ
ラーホルダーは、先端部に前記ミラーの柄が挿入される
穴を軸方向に有し、該穴内に前記ミラーの柄が着脱自在
に固定されること、更には、(3)前記穴内にスプリン
グを有し、前記ミラーの柄が該スプリングに抗して前記
穴内に挿入され、所定量挿入された時に、その位置に保
持されること、更には、(4)前記ホルダーの外周に前
記穴に達する貫通孔を有し、該貫通孔内に一部が前記穴
内に突出する部材を有し、該部材の一部を前記穴内に突
出させて前記ミラーの柄を保持していること、更には、
(5)前記ホルダーの外周に前記部材の一部を前記穴内
に突出させている力を解除する手段を有し、該力を解除
した時に、前記ミラーが前記スプリングによって押し出
されることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】ミラーの柄に手を触れることなく、該ミラーの
柄をホルダーに装着可能にし、もって、術者の手がミラ
ーの柄に触れることなく、消毒済のミラーをホルダーに
取り付け可能にする。
【0007】
【実施例】図1は、本考案による歯科用ミラーのホルダ
ーの一実施例を説明するための図で、図中、10はミラ
ー、11は該ミラー10の柄、12は該柄の周囲に設け
られた円環状の溝である。20は前記ミラーの柄11を
保持するためのホルダーであって、術者は、該ホルダー
20に前記ミラーを保持するとともに、該ホルダー20
を手に持って前記ミラー10を口腔内に入れて、例え
ば、歯周の観察を行う。
【0008】ハンドホルダー20は、先端部に前記ミラ
ーの柄11が挿入される穴21を有し、該穴内にはスプ
リング22が設けられている。また、このハンドホルダ
ー20の外周には、前記穴に達する貫通孔23が設けら
れており、この孔23内には球体24が、その一部が前
記孔23から穴21内に突出するように設けられてい
る。更に、ハンドホルダー20の外周には、前記球体2
4の位置を規制する操作レバー25が設けられ、この操
作レバー25はスプリング26によって常時は矢印A方
向に押圧されている。
【0009】図1において、操作レバー25をスプリン
グ26に抗して矢印B方向に移動させた状態で、ミラー
10の柄11を穴21に挿入すると、球体24は矢印C
方向に移動可能であるので、柄11をスプリング22に
抗して穴21内に挿入することができる。柄11の先端
が球体24の下を通過した時点で、操作レバー25にか
ける力を取り除くと、柄11の溝12が球体24の下に
きた時に球体24が該溝12内に落ち込み、柄11はそ
の位置に固定される。従って、術者はホルダー20を手
に持ってミラー10を口腔内に挿入し、口腔内の観察を
行うことができる。
【0010】観察終了後、操作レバー25を矢印B方向
に移動すると、球体24は矢印C方向に移動可能となる
ので、球体24と溝12との係合が解け、柄11がスプ
リング22によって押し戻され、スプリング22の勢い
で、ミラー10はホルダー20から飛び出す。
【0011】而して、上述のごとき使用例によると、使
用済のミラー10をホルダー20から取り外すには、操
作レバー25の操作のみで簡単にミラー10をホルダー
20から取り外すことができ、術者は使用後のミラーに
触れることがないので、術者にとっては非常に衛生的で
ある。しかしながら、ミラー10をホルダー20に装着
する時は、術者がミラー10の柄11を持ってホルダー
20の穴21内に挿入するので、受診者にとっては術者
の手が触れたミラーが口の中に入れられるので、必ずし
も衛生的なものとは言えない。
【0012】図2は、上述のごとき点を考慮して、つま
り、術者がミラーに触れることなく、該ミラーをホルダ
ー20に装着し得るようにした場合の一例を説明するた
めの図で、図中、30はミラー立てで、該ミラー立て1
0には、図示のように、多数本のミラー10が柄11を
上方向に向けて立ち並べてある。従って、術者は、前述
のように操作レバー25を操作することにて、つまり、
操作レバー25を矢印A方向に移動させるとともに、ミ
ラー10の柄11をホルダー20の穴21に挿入し、ホ
ルダー20全体を押し下げると、前述のようにして球体
24と溝12が係合し、ミラー10をホルダー20に装
着することができる。なお、図には、ミラー10を立ち
並べる例を示したが、当然に、横並び或いは斜め並びに
することも可能であり、要は、ミラーを着脱自在に固定
し、固定した状態でホルダーを装着し得るものならば、
どのような形状,構造のものでもよい。而して、図に示
したように、多数本のミラーを同時に固定し得るように
しておけば、使用済のミラーをオートクレーブ(高温蒸
気減菌)にかける時に、ミラー立てに多数本のミラーを
取り付けた状態でオートクレーブすることができ、ま
た、オートクレーブしたミラーをオートクレーブより取
り出す時も、ミラー立て毎取り出せばよいので、特に、
学校等の集団検診時には好適である。しかも、使用済の
ミラーをホルダーより取り外す時に、同様の構造の空の
ミラー立てを準備しておき、使用済のミラーをこの空の
ミラー立てに順次戻しておくようにすれば、アシスタン
トも使用済のミラーに手を触れる必要がなく、非常に衛
生的である。
【0013】以上には、本考案の理想的な使用方法を説
明したため、全てのミラーの柄に溝12を設けてある場
合について説明したが、市販されているミラーには、こ
のような溝は設けられておらず、このような溝が設けら
れているミラーを使用しようとすれば、特別注文にしな
ければならず、従って、コストの高いミラーを多数本準
備しておかなければならず、非常に不経済なものとな
る。
【0014】図3は、市販されているミラーを経済的に
使用する場合の一例を説明するための図で、(a)は分
解図、(b)は(a)のB−B線断面図を示し、図中、
10はミラー、11は該ミラー10の柄で、図示のよう
に、市販されているミラーの柄には溝が設けられていな
い。40は該ミラーや柄11が連結される中継ぎ部材
で、該中継ぎ部材40の一端には、前記ミラー10の柄
11の直径よりやや小さな直径の穴が設けられ、かつ、
この穴の側壁に割り溝42が設けられて、周知のチャッ
クの役目をするようになっており、この穴41にミラー
10の柄11が挿入された時に、該柄11がこの中継ぎ
部材40によって固定されるようになっている。また、
この中継ぎ部材40の他方の端の外周には溝43が設け
られており、この溝43が図1に示した溝12の役割を
する。従って、この中継ぎ部材40を用いると、市販の
ミラーを使用することが可能であり、非常に経済的であ
る。なお、この中継ぎ部材40を用いる時は、ミラーの
柄と中継ぎ部材とを連結する時及び離脱する時にミラー
の柄11に術者の手が触れることになるが、この作業を
アシスタントにさせるようにすれば、術者の手が汚れる
ようなことがなく、衛生的に検診することができる。
【0015】
【効果】以上の説明から明らかなように、本考案による
と、歯科の集団検診等において、衛生的に、かつ、効率
よく検診することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による歯科用ミラーのホルダーの一例
を説明するための図である。
【図2】 本考案の実施に使用して好適なミラー立ての
一例を説明するための図である。
【図3】 本考案の実施に使用して好適な中継ぎ部材の
一例を説明するための図である。
【図4】 従来の歯科用ミラーの例を説明するための図
である。
【図5】 従来の歯科用ミラーの他の例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10…ミラー、11…柄、12…溝、20…ホルダー、
22…スプリング、24…球体、25…操作レバー、3
0…ミラー立て、40…中継ぎ部材。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄を一体的に有するミラーと、該ミラー
    の柄を着脱自在に装着することのできるミラーホルダー
    と、前記ミラーを多数本着脱自在に収納することのでき
    るミラー立てとから成り、該ミラー立てに収納されたミ
    ラーの柄に前記ミラーホルダーを押圧して該ミラーホル
    ダーに前記ミラーを装着し、該ミラー立てより取り出す
    ようにしたことを特徴とする歯科用ミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記ミラーホルダーは、先端部に前記ミ
    ラーの柄が挿入される穴を軸方向に有し、該穴内に前記
    ミラーの柄が着脱自在に固定されることを特徴とする請
    求項1に記載の歯科用ミラー装置。
  3. 【請求項3】 前記穴内にスプリングを有し、前記ミラ
    ーの柄が該スプリングに抗して前記穴内に挿入され、所
    定量挿入された時に、その位置に保持されることを特徴
    とする請求項2に記載の歯科用ミラー装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダーの外周に前記穴に達する貫
    通孔を有し、該貫通孔内に一部が前記穴内に突出する部
    材を有し、該部材の一部を前記穴内に突出させて前記ミ
    ラーの柄を保持していることを特徴とする請求項3に記
    載の歯科用ミラー装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダーの外周に前記部材の一部を
    前記穴内に突出させている力を解除する手段を有し、該
    力を解除した時に、前記ミラーが前記スプリングによっ
    て押し出されることを特徴とする請求項3又は4に記載
    の歯科用ミラー装置。
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