JP2550853Y2 - シャトル分離形エンジンテストスタンド - Google Patents
シャトル分離形エンジンテストスタンドInfo
- Publication number
- JP2550853Y2 JP2550853Y2 JP7913691U JP7913691U JP2550853Y2 JP 2550853 Y2 JP2550853 Y2 JP 2550853Y2 JP 7913691 U JP7913691 U JP 7913691U JP 7913691 U JP7913691 U JP 7913691U JP 2550853 Y2 JP2550853 Y2 JP 2550853Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- test stand
- shuttle
- stand
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】自動車用エンジンの生産ラインに
設置されてエンジンの試験をするテストスタンドに関す
る。
設置されてエンジンの試験をするテストスタンドに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車用エンジンは、オイルパンが下方
に出張っていて不安定なためにパレットに取付けられ
て、フロアコンベア又は自走式自動搬送車等の搬送装置
によりテストスタンド前に運ばれ、シャトル上に移載さ
れる。シャトルはテストスタンドと一体に設けられた一
種のバッファで、左右に移動するテーブル上に２台のエ
ンジンを並列に載置することができる。
に出張っていて不安定なためにパレットに取付けられ
て、フロアコンベア又は自走式自動搬送車等の搬送装置
によりテストスタンド前に運ばれ、シャトル上に移載さ
れる。シャトルはテストスタンドと一体に設けられた一
種のバッファで、左右に移動するテーブル上に２台のエ
ンジンを並列に載置することができる。
【０００３】図３は、従来のテストスタンドを示す平面
図で、自動搬送車１からシャトル２のテーブル３上にエ
ンジン４が移載されると、テーブル３はシャトル２上を
左方に移動し、既に試験を経ったエンジン５を自動搬送
車１に移載し、自動搬送車１は次のステーションに向け
て走り去る。６は試験中のエンジンで、試験を完了する
とテーブル３上の搬出されたエンジン５のあとに載置し
て、テーブル３を右方に移動し、エンジン４はテストス
タンド７内に搬入する。テーブル３上のエンジン４のあ
とには自動搬送車１により運ばれてきた新しいエンジン
が載置されて、テーブル３は左方に移動し、試験を完了
したエンジン６は新エンジンを運んできた自動搬送車に
移され、次のステーションに運ばれる。テストスタンド
７内に搬入されたエンジン４は連結軸８により動力吸収
体９に連結され、燃料供給管、冷却水管、排気管、バッ
テリ電源等が接続された後始動される。アイドル調整を
はじめ各部の調整後、所定の運転パターンに従って運転
試験が行われ、試験結果の判定後、テーブル３上のエン
ジン６を搬出したあとへ移される。１０は計器やスイッ
チが設けられた操作スタンドである。
図で、自動搬送車１からシャトル２のテーブル３上にエ
ンジン４が移載されると、テーブル３はシャトル２上を
左方に移動し、既に試験を経ったエンジン５を自動搬送
車１に移載し、自動搬送車１は次のステーションに向け
て走り去る。６は試験中のエンジンで、試験を完了する
とテーブル３上の搬出されたエンジン５のあとに載置し
て、テーブル３を右方に移動し、エンジン４はテストス
タンド７内に搬入する。テーブル３上のエンジン４のあ
とには自動搬送車１により運ばれてきた新しいエンジン
が載置されて、テーブル３は左方に移動し、試験を完了
したエンジン６は新エンジンを運んできた自動搬送車に
移され、次のステーションに運ばれる。テストスタンド
７内に搬入されたエンジン４は連結軸８により動力吸収
体９に連結され、燃料供給管、冷却水管、排気管、バッ
テリ電源等が接続された後始動される。アイドル調整を
はじめ各部の調整後、所定の運転パターンに従って運転
試験が行われ、試験結果の判定後、テーブル３上のエン
ジン６を搬出したあとへ移される。１０は計器やスイッ
チが設けられた操作スタンドである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】各種調整作業はエンジ
ンの片側からのみではできず、エンジンの左右両側から
行う必要があり、特に運転試験中における騒音（異常
音）、振動は検査員の感覚に頼り、また、水や油漏れ等
は目視点検に頼っているために、図３においてＡで示す
検査員は動力吸収体９の背後をまわって点線で示すＢの
位置との間を往ったり来たりせねばならず、検査員の疲
労を増し作業能率を低下させている。
ンの片側からのみではできず、エンジンの左右両側から
行う必要があり、特に運転試験中における騒音（異常
音）、振動は検査員の感覚に頼り、また、水や油漏れ等
は目視点検に頼っているために、図３においてＡで示す
検査員は動力吸収体９の背後をまわって点線で示すＢの
位置との間を往ったり来たりせねばならず、検査員の疲
労を増し作業能率を低下させている。
【０００５】本考案は、作業能率を向上することがで
き、かつ、検査員の疲労を軽減することができるエンジ
ンのテストスタンドを提供することを目的としている。
き、かつ、検査員の疲労を軽減することができるエンジ
ンのテストスタンドを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段は、シャトルとテストスタンドとの間を切離し
て、検査員が通り抜け得て、かつ、エンジンの点検調整
をするのに必要な間隙を設け、該間隙を越えてエンジン
をテストスタンドに搬入し、又は搬出するための伸縮式
パワーローラを設けることにある。
めの手段は、シャトルとテストスタンドとの間を切離し
て、検査員が通り抜け得て、かつ、エンジンの点検調整
をするのに必要な間隙を設け、該間隙を越えてエンジン
をテストスタンドに搬入し、又は搬出するための伸縮式
パワーローラを設けることにある。
【０００７】
【作用】検査員は、動力吸収体の後方を迂回することな
く、シャトルとテストスタンドとの間の間隙を通ってエ
ンジンの左右両側から点検調整をすることができ、ま
た、正面からの点検調整作業も容易になる。
く、シャトルとテストスタンドとの間の間隙を通ってエ
ンジンの左右両側から点検調整をすることができ、ま
た、正面からの点検調整作業も容易になる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１〜２は、本考案の一実施例を示す図
で、図１は側面図、図２は図３と対比して説明するため
の平面図である。なお、図３に同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
で、図１は側面図、図２は図３と対比して説明するため
の平面図である。なお、図３に同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【００１０】図１において、１１はシャトル２を切離し
たテストスタンドで、該テストスタンド１１とシャトル
２との間には検査員が通り抜け得て、かつ、試験対象エ
ンジン４の点検調整することができる間隙１２が設けら
れている。１３は取付板１４を介してテストスタンド１
１に固設された油圧シリンダで、連結桿１５により、テ
ストスタンド１１上に固設されたスライドレール１６上
を摺動する伸縮自在のパワーローラ１７に連結されてい
る。
たテストスタンドで、該テストスタンド１１とシャトル
２との間には検査員が通り抜け得て、かつ、試験対象エ
ンジン４の点検調整することができる間隙１２が設けら
れている。１３は取付板１４を介してテストスタンド１
１に固設された油圧シリンダで、連結桿１５により、テ
ストスタンド１１上に固設されたスライドレール１６上
を摺動する伸縮自在のパワーローラ１７に連結されてい
る。
【００１１】エンジン６の試験が完了すると、油圧シリ
ンダ１３により伸縮自在のパワーローラ１７（以下、伸
縮式パワーローラと略称）は押し出されて、二点鎖線で
示すように間隙１２上に伸長し、エンジン６をシャトル
２のテーブル３上に戻し、次に試験をするエンジン４を
テストスタンド１１内に搬入する。エンジン４を搬入す
ると、伸縮式パワーローラは油圧シリンダ１３によりテ
ストスタンド１１内に引き戻されて、シャトル２とテス
トスタンド１１との間の間隙を保つ。エンジン４はスト
ッパにより所定位置に停止させられ、動力吸収体９との
連結軸８に接続されて試験が開始される。
ンダ１３により伸縮自在のパワーローラ１７（以下、伸
縮式パワーローラと略称）は押し出されて、二点鎖線で
示すように間隙１２上に伸長し、エンジン６をシャトル
２のテーブル３上に戻し、次に試験をするエンジン４を
テストスタンド１１内に搬入する。エンジン４を搬入す
ると、伸縮式パワーローラは油圧シリンダ１３によりテ
ストスタンド１１内に引き戻されて、シャトル２とテス
トスタンド１１との間の間隙を保つ。エンジン４はスト
ッパにより所定位置に停止させられ、動力吸収体９との
連結軸８に接続されて試験が開始される。
【００１２】図２は、図３と同様にエンジン６が試験さ
れているときの平面図で、検査員Ａは動力吸収体９の後
方を迂回することなく間隙１２を通ってエンジン６の反
対側Ｂに至ることができるばかりでなく、正面側Ｃから
もエンジン６の点検調整ができ、点検の信頼性と調整の
作業能率を向上するとともに検査員の疲労を軽減する。
れているときの平面図で、検査員Ａは動力吸収体９の後
方を迂回することなく間隙１２を通ってエンジン６の反
対側Ｂに至ることができるばかりでなく、正面側Ｃから
もエンジン６の点検調整ができ、点検の信頼性と調整の
作業能率を向上するとともに検査員の疲労を軽減する。
【００１３】なお、上記油圧シリンダ１３は空気圧シリ
ンダであっても良く、電動力を利用したものであっても
良い。
ンダであっても良く、電動力を利用したものであっても
良い。
【００１４】また、図示を省略したが、テストスタンド
１１上で所定位置に試験対象エンジンをより精度良く案
内し、支持するスタンドローラを設けるとともに、幅を
狭くして前記スタンドローラの内側で僅かに低い位置を
移動する伸縮式パワーローラ１７を設け、油圧シリンダ
１３より伸縮式パワーローラ１７を伸長した後、前記ス
タンドローラより僅かに高い位置に上昇させて試験を完
了したエンジン６をテーブル３に戻し、次に試験するエ
ンジン４をテーブル３から前記スタンドローラの上方に
搬入したら伸縮式パワーローラを元の位置を下降させて
油圧シリンダにより引戻す、というようにすると、伸縮
式パワーローラ伸縮はエンジンを乗せずに無負荷状態で
行うことが可能となりスライドレールの摩耗を防止する
ことができる。
１１上で所定位置に試験対象エンジンをより精度良く案
内し、支持するスタンドローラを設けるとともに、幅を
狭くして前記スタンドローラの内側で僅かに低い位置を
移動する伸縮式パワーローラ１７を設け、油圧シリンダ
１３より伸縮式パワーローラ１７を伸長した後、前記ス
タンドローラより僅かに高い位置に上昇させて試験を完
了したエンジン６をテーブル３に戻し、次に試験するエ
ンジン４をテーブル３から前記スタンドローラの上方に
搬入したら伸縮式パワーローラを元の位置を下降させて
油圧シリンダにより引戻す、というようにすると、伸縮
式パワーローラ伸縮はエンジンを乗せずに無負荷状態で
行うことが可能となりスライドレールの摩耗を防止する
ことができる。
【００１５】
【考案の効果】本考案に係るシャトル分離形エンジンテ
ストスタンドは、シャトルとテストスタンドとを切離し
て、検査員が通り抜け得て、かつ、エンジンの点検調整
をするのに必要な間隙を設けたものであるから、検査員
は動力吸収体の背後を迂回することなくエンジンの左右
両側からエンジンの点検調整ができることは勿論のこ
と、正面からの点検調整をすることもできて、点検の信
頼性を作業の能率を向上し、検査員の疲労を軽減する。
また、伸縮式パワーローラを設けることにより、シャト
ルからテストスタンドへのエンジンの搬入や搬出は従来
と同様に容易に行うことができるという実用的効果を奏
するものである。
ストスタンドは、シャトルとテストスタンドとを切離し
て、検査員が通り抜け得て、かつ、エンジンの点検調整
をするのに必要な間隙を設けたものであるから、検査員
は動力吸収体の背後を迂回することなくエンジンの左右
両側からエンジンの点検調整ができることは勿論のこ
と、正面からの点検調整をすることもできて、点検の信
頼性を作業の能率を向上し、検査員の疲労を軽減する。
また、伸縮式パワーローラを設けることにより、シャト
ルからテストスタンドへのエンジンの搬入や搬出は従来
と同様に容易に行うことができるという実用的効果を奏
するものである。
【図１】本考案の一実施例を示すテストスタンドの側面
図。
図。
【図２】上記テストスタンドの平面説明図。
【図３】従来例を示すテストスタンドの平面説明図。
【符号の説明】 ２…シャトル、４，５，６…エンジン、１１…テストス
タンド、１２…間隙、１７…伸縮式パワーローラ、Ａ，
Ｂ，Ｃ…検査員の位置。
タンド、１２…間隙、１７…伸縮式パワーローラ、Ａ，
Ｂ，Ｃ…検査員の位置。
Claims (1)
- 【請求項１】 シャトル分離形エンジンスタンドにおい
て、シャトルとテストスタンドとを切離して、検査員が
通り抜け得て、かつ、エンジンの点検調整をするのに必
要な間隙を設け、該間隙を越えてエンジンをテストスタ
ンドに搬入し、又は搬出するための伸縮自在のパワーロ
ーラーを設けたことを特徴とするシャトル分離形エンジ
ンテストスタンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7913691U JP2550853Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | シャトル分離形エンジンテストスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7913691U JP2550853Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | シャトル分離形エンジンテストスタンド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530753U JPH0530753U (ja) | 1993-04-23 |
| JP2550853Y2 true JP2550853Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13681541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7913691U Expired - Fee Related JP2550853Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | シャトル分離形エンジンテストスタンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550853Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP7913691U patent/JP2550853Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0530753U (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |