JP2550647Y2 - フォークリフトの転倒防止装置 - Google Patents

フォークリフトの転倒防止装置

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JP2550647Y2
JP2550647Y2 JP1991072408U JP7240891U JP2550647Y2 JP 2550647 Y2 JP2550647 Y2 JP 2550647Y2 JP 1991072408 U JP1991072408 U JP 1991072408U JP 7240891 U JP7240891 U JP 7240891U JP 2550647 Y2 JP2550647 Y2 JP 2550647Y2
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forklift
guide
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guide rail
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慎治 森
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日本輸送機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラックに形成したガイ
ドレールに当接するガイドローラをアウタマストの外方
に固定し、転倒防止に寄与するフォークリフトの転倒防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフォークリフトの転倒防止は、車
体下部の前後外方に、ラック下部に形成したガイドレー
ルに当接するガイドローラを固定していた。あるいは、
フォークリフトの前後方向での車体安定性は車体重量と
積載されている荷の重量とのバランスで定まるため、車
体重量を大きくとるか、ホイールベースを長くとる構造
としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、前者の構造に
あっては、車体下方にて車体を支えるため、高揚高にな
るとフォークを旋回水平移動する旋回水平移動機構の自
重や積載されている荷の重量とによるモーメントが大き
く働き、しかも緊急停止時にあっては、それによる慣性
モーメントも加わり、十分な転倒防止にはならなかっ
た。
【0004】後者の構造にあっては、当該車体に搭載し
たバッテリ容量の限界から荷役走行できる回数が減少
し、ホイールベースを長くとることによって、車体の全
長が長くなり、旋回半径が増大し、通路幅を広く必要と
する等の課題が生じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のフォークリフト
の転倒防止装置(本考案装置という。)は、フォークを
旋回水平移動する旋回水平移動機構をマストを介して具
備するフォークリフトの転倒防止装置において、上記マ
ストの左右一対のアウタマストの上部外方には、床面に
対して縦回転する第一ガイドローラと、床面に対して横
回転する第二ガイドローラを設置し、通路を挟んだ一対
のラックの通路側上部には、通路側に開口したコの字型
のガイドレールを床面に対して水平に固着し、第一ガイ
ドローラをガイドレール上面および下面に、第二ガイド
ローラをガイドレール側面にそれぞれ当接してなる構造
として、上記課題を解決せんとしたものである。
【0006】
【実施例】本考案装置の実施例を、以下図面に基づき説
明する。図5は本考案装置を装着したフォークリフトの
側面図で、フォークリフト13は、車体16の前方にマ
スト17、17を立設し、該マスト17、17に昇降自
在に装着されるリフトブラケット22の前端面にラック
ギャ18A、18Bを車体幅方向に併設するとともに、
該ラックギャ18A、18Bに対しスライド自在に可動
ヘッド19を設け、該可動ヘッド19の旋回軸20の回
りに回動するキャリジ21と。該キャリジ21に係止さ
れる左右一対のフォーク3、3にシフト動作させ、かつ
シフト動作と連動してキャリジ21を旋回軸20回りに
旋回動させることにより、図4に示す幅狭なラック11
A、…で形成される通路12で荷役作業を行うことがで
きる。
【0007】図1は本考案装置の一実施例である正面
図、図2は図1の側面図および図3は図1の平面図で、
1は左右一対のアウタマスト、2は同じく左右一対のイ
ンナマストで、上記アウタマスト1およびインナマスト
2によってマスト17、17を 形成し、アウタマスト1
はインナマスト2の昇降動をガイドする手段で、該イン
ナマスト2は、フォーク3が旋回・水平移動する旋回水
平移動機構4とともに昇降動をガイドする手段である。
6は第一ブラケットで、アウタマスト1から外方に突出
固定している。7は前後方向の傾きを受ける第1ガイド
ローラで、上記第一ブラケット6に床面に対して縦方向
に回動自在に支承されている。8は第二ブラケットで、
上記第一ブラケット6から前方あるいは後方いずれか一
方に側面が固定され、一方に突出する形状をなしてい
る。9は左右方向の傾きを受ける第二ガイドローラで、
上記第二ブラケット8に床面に対して横方向に回動自在
に支承されている。
【0008】図4は本考案装置を装着したフォークリフ
トが走行する倉庫の斜視図で、倉庫10内に配置された
多数のラック群11の中で、通路12を挟んだ一対のラ
ック11A、11Aの通路側上部に通路側に開口したコ
の字型のガイドレール14、15が床面に対して水平に
固着されている。一対のラック11A、11A間で形成
されている通路12を本考案装置を装着したフォークリ
フト13が通行する際、フォークリフト13の第一ガイ
ドローラ8がガイドレール14、15の上面および下面
に当接する。また、第二ガイドローラ9はガイドレール
14、15の側面に当接する。従って、フォークリフト
13が、前後方向あるいは左右方向に一瞬傾きかけた時
上記第一、第二ガイドローラ7、9がガイドレール1
4、15に当接して、フォークリフト13の転倒を防止
している。
【0009】
【考案の効果】本考案装置は、上述のように、フォーク
を旋回水平移動する旋回水平移動機構をマストを介して
具備するフォークリフトにおいて、上記マストのアウタ
マストの上部外方に、ラックに形成したガイドレールに
当接するガイドローラを固定してなる構造として、加負
荷や高揚高等を原因としてフォークリフトが前後左右あ
らゆる方向に傾きかけた際でも、上記ガイドレールにて
荷重を受けるためにフォークリフトが転倒することはな
くなる。さらに緊急停止時であってもそれによる慣性モ
ーメントはガイドレールに加わり、フォークリフトが転
倒することはない 。従ってフォークリフト自体は機械的
強度を増大するために部材の厚み等を必要とせず、しか
も、車体重量を大きくとったり、ホイールベースを長く
とる構造も必要としない。また、従来では車体の不安定
のために困難だったリフト動作と走行動作との並行動作
も可能となり、高速運転によるサイクルタイムの短縮化
が図れ、運転者が安心して運転できるという顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例である正面図である。
【図2】本考案装置の一実施例である側面図である。
【図3】本考案装置の一実施例である平面図である。
【図4】本考案装置を装着したフォークリフトと倉庫と
の斜視図である。
【図5】本考案装置を装着したフォークリフトの側面図
である。
【符号の説明】
1 アウタマスト 2 インナマスト 3 フォーク 4 旋回水平移動機構 6 第一ブラケット 7 第一ガイドローラ 8 第二ブラケット 9 第二ガイドローラ 14 ガイドレール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークを旋回水平移動する旋回水平移
    動機構をマストを介して具備するフォークリフトの転倒
    防止装置において、上記マストの左右一対のアウタマス
    トの上部外方には、床面に対して縦回転する第一ガイド
    ローラと、床面に対して横回転する第二ガイドローラを
    設置し、通路を挟んだ一対のラックの通路側上部には、
    通路側に開口したコの字型のガイドレールを床面に対し
    て水平に固着し、第一ガイドローラをガイドレール上面
    および下面に、第二ガイドローラをガイドレール側面に
    それぞれ当接してなるフォークリフトの転倒防止装置。
JP1991072408U 1991-08-14 1991-08-14 フォークリフトの転倒防止装置 Expired - Fee Related JP2550647Y2 (ja)

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