JP2550424B2 - 地下ケーブル撤去装置 - Google Patents

地下ケーブル撤去装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地下管路内に収容されている電気通信用ケ
ーブル等を連続して引き抜くことができる地下ケーブル
撤去装置に関する。
[従来の技術] 従来、地下管路内に収容されている電気通信用ケーブ
ル等を引き抜く撤去機および工法には以下に列挙する種
々の方法が知られている。
張線器による方法 通常、ケーブル吊線および電柱支線の張力調整に使用
する張線器によりマンホール内に埋め込まれた牽引用の
プーリングボルトを利用してケーブルを牽引する方法で
ある。この際、ケーブルの把持は一般にワイヤ素線で編
んだ網グリップを装着するか、あるいはワイヤにて巻き
付ける方法が採られている。
ウィンチによる方法 地上に設置した動力ウィンチによりマンホール内にあ
るケーブルを、上記項の方法で把持して牽引する方法
で、ケーブルの地上への引き上げを容易にするためマン
ホールの必要箇所に滑車を設置する。
地下ケーブル撤去機による方法 マンホール内において、撤去しようとするケーブルを
収容している地下管路のケーブル入出口部(以下ダクト
口と云う)へ撤去機の先端部を入れ、撤去機の後部を鎖
によりマンホールのプーリングボルトと緊結した後、撤
去機専用の網グリップをケーブルに装着し、且つ撤去機
にセットする。ケーブルの引き抜きは2本の油圧シリン
ダジャッキで行うが、ケーブルの把持は油圧ジャッキの
動きに追随する前記専用網グリップの伸縮により行う。
ケーブル布設・撤去車による方法 上記項の動力ウィンチに相当する機能を有する撤去
専用ドラムを搭載した専用車により牽引する方法で、ケ
ーブルの把持は上記項の網グリップを装着して行う。
以上が一般的に実施されている技術である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上述した従来の技術は、いずれも牽引能力
3t程度であり、地下管路内の経年変化により増大したケ
ーブルの引き抜き抵抗力に対して能力が不足するため、
ケーブルの撤去作業を途中で諦めざるを得ないことがあ
った。
また、上述した従来の網グリップやワイヤ巻付けでは
牽引力に見合う十分な把持力が得られず、強度的にも問
題がある。
したがって、本発明は上記したような従来の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、地下
管路内に収容されている通常の方法では引き抜くことが
困難な電気通信用ケーブルをそのケーブルの破断強度ま
での牽引を可能にし、今まで引き抜けないためやむを得
ず管路内に残していた残置ケーブルを確実に撤去するこ
とができ、既存の地下管路を有効に利用し得るようにし
た地下ケーブル撤去装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、
本発明は、地下管路内に収容されている通信ケーブルを
マンホール内から把持、牽引し、撤去する装置であっ
て、装置前部において前記通信ケーブルを把持し、装置
後方において把持状態を解除するクランプ機構と、この
クランプ機構を動作させる一対のクランプ用油圧シリン
ダジャッキと、把持した前記通信ケーブルを前記クラン
プ機構と共に装置後方へ移動させる牽引用油圧シリンダ
ジャッキとを具備し、前記クランプ機構をケーブル把持
面が正弦波形の波形形状に形成され連結ピンによって各
クランプ用油圧シリンダジャッキに連結された開閉自在
な一対のクランプで構成し、前記牽引用油圧シリンダジ
ャッキによって前記クランプ機構を連続的に往復移動さ
せることにより通信ケーブルを撤去することを特徴とす
る。
[作用] 本発明において、クランプは装置前部で通信ケーブル
を把持し、牽引用油圧シリンダジャッキによって装置後
部に移動されて把持状態を解除した後装置前部に戻され
て再びケーブルを把持し、この一連の動作を繰り返すこ
とで、ケーブルを連続的に地下管路内から引き抜く。ク
ランプは波形形状のケーブル把持面を有し、ケーブルを
側面方向から圧縮把持する。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本発明に係る地下ケーブル撤去装置の一実施
例を示すケーブル撤去作業中の側面図、第2図は同装置
の背面図、第3図はケーブル撤去装置本体の第4図III
−III線断面図、第4図は同装置本体の正面図、第5図
は同装置本体の背面図、第6図は同装置本体の第3図VI
−VI線断面図、第7図はクランプの斜視図である。
第1図および第2図において、1は地下に構築された
マンホール、2は地下に埋設された地下管路で、この地
下管路2のダクト口3は前記マンホール1の一内壁面に
開口している。4は地下管路2内に収容されている通信
ケーブル、5はマンホール1内に挿入配置され通信ケー
ブル4を引き抜く地下ケーブル撤去装置、6は牽引力を
マンホール1に伝える反力用H鋼材である。
前記地下ケーブル撤去装置5は、車輪10と、アウトリ
ガー11を備えた架台12と、架台12上に設置されるケーブ
ル撤去装置本体13とで構成されている。ケーブル撤去装
置本体13は、第1図〜第6図に示すように車輪14を有し
て前記架台12上に前後移動自在に設置された外枠体15
と、外枠体15の内部に前後移動自在に配設された可動体
16とを備え、外枠体15には左右一対からなる牽引用油圧
シリンダジャッキ(以下牽引用ジャッキと云う)17A、1
7Bがシリンダ前端a(第3図)を固定されて配設され、
ピストン外端bが前記可動体15に連結されている。ま
た、外枠体15の前後面中央にはケーブル挿通孔18Aと誘
導孔18Bがそれぞれ開設されている。
前記可動体16の内部には前記通信ケーブル4を把持す
るクランプ機構19と、上下に対向して設けられクランプ
機構19を動作させる一対のクランプ用油圧シリンダジャ
ッキ(以下クランプ用ジャッキと云う)20A、20Bが配設
されている。クランプ機構19は、第3図に示すように上
下に対向し通信ケーブル4を把持する一対のクランプ21
A、21Bと、各クランプ21A、21Bを保持する上下一対の回
動アーム22A、22Bとで構成されている。各回動アーム22
A、22Bは側面視略L字状に形成されて、一端に前記各ク
ランプ21A、21Bが連結ピン23A、23Bによって上下方向に
回動自在に連結され、他端が前記各クランプ用ジャッキ
20A、20Bのピストン外端に連結ピン24A、24Bを介して回
動自在に連結され、屈曲部が可動体16に設けられた固定
軸25A、25Bによって回動自在に軸支されている。前記各
クランプ21A、21Bの互いに対向し通信ケーブル4を把持
するケーブル把持面26は、第7図に示すように正弦曲線
に近似した波形形状に形成され、長さが20cm程度とされ
る。
次に、このような構成からなる地下ケーブル撤去装置
5によるケーブル撤去動作を説明する。
第1図および第2図において、地下管路2内に収容さ
れている残置ケーブル4を引き抜くため、マンホール1
内に地下ケーブル撤去装置5を搬入し、架台12をアウト
リガー11で固定し、外枠体15の前面を反力鋼材6に当接
させ、可動体16を装置前方に位置させる。次に、クラン
プ用ジャッキ20A、20Bによりクランプ21A、21Bを開き、
残置ケーブル4のダクト口3から突出する端部を外枠体
15のケーブル挿通鋼18Aよりクランプ21A、21B間に挿入
する。次いで、クランプ用ジャッキ20A、20Bでクランプ
21A、21Bを閉めることにより残置ケーブル4をその側面
方向から圧縮挟持した後、牽引用ジャッキ17A、17Bを駆
動してピストンを伸長させ可動体16を後方へ押圧移動さ
せる。この時、外枠体15は反力によって反力鋼材6に押
し付けられる。可動体16が後退移動すると、クランプ機
構19もこれと一体に後退するため、地下管路2内のケー
ブル4は引き出される。可動体16の後退移動終了後、ク
ランプ用ジャッキ20A、20Bによってクランプ21A、21Bを
開き、ケーブル4の把持状態を一時解除し、再び牽引用
ジャッキ17A、17Bを駆動してピストンを後退させ可動体
16を元の前方位置に戻す。そして、上記動作を連続的に
繰り返すことで、ケーブル4を地下管路2から引き抜
き、外枠体15のケーブル誘導孔18Bを通って地上へ導
き、地上に設置した動力ウィンチによって巻き取る。
この場合、地下ケーブル撤去装置5による牽引能力は
ジャッキを使用していることから非常に大(20t程度)
で、ケーブル破断強度までの牽引が可能である。
なお、上記の一連動作は地上に設置した操作盤、油圧
ポンプ等(図示せず)により油圧ホースを介して行わ
れ、撤去が終了するまで繰り返し行われる。
また、本発明は、電気通信ケーブル4の他に、電力ケ
ーブル等の銅線を有するケーブルにもそのまま適用でき
ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る地下ケーブル撤去装
置は、地下管路内に収容されている通信ケーブルをマン
ホール内から把持、牽引し、撤去する装置であって、装
置前部において前記通信ケーブルを把持し、装置後方に
おいて把持状態を解除するクランプ機構と、このクラン
プ機構を動作させる一対のクランプ用油圧シリンダジャ
ッキと、把持した前記通信ケーブルを前記クランプ機構
と共に装置後方へ移動させる牽引用油圧シリンダジャッ
キとを具備し、前記クランプ機構をケーブル把持面が正
弦波形の波形形状に形成され連結ピンによって各クラン
プ用油圧シリンダジャッキに連結された開閉自在な一対
のクランプで構成し、前記牽引用油圧シリンダジャッキ
によって前記クランプ機構を連続的に往復移動させるよ
うにしたので、今まで成し得なかったケーブルの破断強
度までの牽引を可能にすると共に、その動作を連続的に
行うことができる。
また、残置ケーブルを撤去できれば、既存の地下管路
の有効利用を図れるため、極めて経済的であると共に、
新たな地上管路の増設工事を抑制できるため、道路環境
を損ねることもない。
また、クランプのケーブル把持面を波形形状にしてい
るので、ケーブル外被とケーブル心線を分離することな
くケーブルを把持するに十分な把持力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る地下ケーブル撤去装置の一実施例
を示すケーブル撤去作業中の側面図、第2図は同装置の
背面図、第3図はケーブル撤去装置本体の第4図III−I
II線断面図、第4図は同装置本体の正面図、第5図は同
装置本体の背面図、第6図は同装置本体の第3図VI−VI
線断面図、第7図はクランプの斜視図である。 1……マンホール、2……地下管路、4……通信ケーブ
ル、5……地下ケーブル撤去装置、12……架台、13……
ケーブル撤去装置本体、15……外枠体、16……可動体、
17A、17B……牽引用油圧シリンダジャッキ、19……クラ
ンプ機構、20A、20B……クランプ用油圧シリンダジャッ
キ、21A、21B……クランプ、26……ケーブル把持面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−193511(JP,A) 実開 昭50−139596(JP,U) 実開 昭62−74416(JP,U) 実開 平1−50621(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下管路内に収容されている通信ケーブル
    をマンホール内から把持、牽引し、撤去する装置であっ
    て、装置前部において前記通信ケーブルを把持し、装置
    後方において把持状態を解除するクランプ機構と、この
    クランプ機構を動作させる一対のクランプ用油圧シリン
    ダジャッキと、把持した前記通信ケーブルを前記クラン
    プ機構と共に装置後方へ移動させる牽引用油圧シリンダ
    ジャッキとを具備し、前記クランプ機構をケーブル把持
    面が正弦波形の波形形状に形成され連結ピンによって各
    クランプ用油圧シリンダジャッキに連結された開閉自在
    な一対のクランプで構成し、前記牽引用油圧シリンダジ
    ャッキによって前記クランプ機構を連続的に往復移動さ
    せることにより通信ケーブルを撤去することを特徴とす
    る地下ケーブル撤去装置。
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