JP2550113Y2 - 包装体 - Google Patents

包装体

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JP2550113Y2
JP2550113Y2 JP1993010749U JP1074993U JP2550113Y2 JP 2550113 Y2 JP2550113 Y2 JP 2550113Y2 JP 1993010749 U JP1993010749 U JP 1993010749U JP 1074993 U JP1074993 U JP 1074993U JP 2550113 Y2 JP2550113 Y2 JP 2550113Y2
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信 佐藤
隆義 大瀬
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はラッピングフイルムで包
装された包装体、とくに詳細には被包装体に対してラッ
ピングフイルムが張り付くように密着する形態のもので
あって、例えばケースに収納した磁気テープカセットの
ような被包装体の1個または複数個を同時包装した包装
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の各種の小売店の店頭に並べられて
いる商品において、例えば、磁気テープカセット等のよ
うにその形状が一定で比較的小さい製品にあっては、防
塵または防湿のため、かつ美観を考慮してその外表面が
透明または半透明のセロファン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニールまたはこれらにポリ塩化ビ
ニリデンをコーティングしたフイルム等のラッピングフ
イルムによって包装されている。そしてこの磁気テープ
カセット等は包装された包装体として出荷されたり、ま
た、適宜数の商品をまとめて包み込んで、まとめ売りの
一つの包装体として店頭に陳列等されている。
【0003】従来より、この種のラッピングフイルムに
よって包装された被包装体(製品)は、それを取り出す
ときには当然のことながらこのラッピングフイルムを剥
がす操作を行うが、このラッピングフイルムの内側には
そのほとんどの場合、例えば図19に示すように、ティア
テープ2が設けられており、被包装体10を取り出し易く
する構成が採用されているのが一般的である。
【0004】すなわち、ティアテープ2はその表面に露
出した端部2aを引張ることによってラッピングフイルム
1を適宜引き裂いて分断することができる。また、ティ
アテープ2の露出した端部2aの近傍にはこのティアテー
プに沿った切り込み3が設けてあって、引き裂きを容易
にしている。このような構成により、ラッピングフイル
ム1は端部2aの部分からティアテープ2に沿った状態で
引き裂くことができ、この結果、ラッピングフイルム1
は大きく引き裂かれるかあるいは二つに分断され、ラッ
ピングフイルム1を製品から剥ぎ取ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このようなラッピング
フイルムは、一般にシュリンク包装と称される包み方が
多く用いられる。このシュリンク包装は、ラッピングフ
イルムを被包装体(製品)に装着する際にこのラッピン
グフイルムを適宜伸ばした状態や、あるいはフイルムの
材質によって適当な温度に加熱した状態等において、製
品を包み込むようにするため、ラッピングフイルムの収
縮力作用によりフイルムは製品に密着した状態に外観良
く包装される。このようにラッピングフイルムが製品に
密着していることは、フイルム開封時に剥離困難を伴う
ため、従来においては、上述のごとくティアテープを設
ける等の工夫がなされ、このティアテープは非常に有効
な手段であった。
【0006】しかしながら、ティアテープをラッピング
フイルムの内側に付設するためには、それ専用の付設装
置および付設工程を必要とするだけでなく、ティアテー
プはその機能上ラッピングフイルムよりも丈夫である必
要があり、ティアテープのためのコストが嵩むものであ
った。
【0007】さらに、ティアテープでラッピングフイル
ムを裂いたあとに残る部分のうち、例えば図19に示すよ
うに、このティアテープの配置された位置によっては、
小さい領域イの部分は容易に除去できるが、大きい領域
ロの部分は、ティアテープを取った後に残るものであ
り、残った部分を剥離除去するために非常に手間がかか
るという問題があった。
【0008】本考案は、上記事情に鑑み、特別な装置や
部材を必要とせず、開封時にラッピングフイルムが大き
く裂けることにより、中の被包装物が取り出し易い包装
体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案による第1の包装
体は、被包装体の外表面をラッピングフイルムで覆うと
ともに、該ラッピングフイルムの両端部を重ね合わせて
接着した胴シール部を設けてなる包装体において、前記
胴シール部において上側となる前記ラッピングフイルム
の該胴シール部の縁部上あるいは該縁部から僅かに外れ
た位置に、下側となるフイルムの端縁と略平行に形成さ
れた第1の切込部と、前記下側フイルムの端部に前記第
1の切込部に対して直交または斜行して前記胴シール部
を横切るように形成された少なくとも1つの第2の切込
部とを有することを特徴とするものである。
【0010】ここで、接着とは、接着剤による接着のみ
ならず、加熱して接着するいわゆる溶着をも含むもので
ある。
【0011】また、本考案による第1の包装体において
は、前記第2の切込部が前記第1の切込部の端部近傍に
おいて前記第1の切込部と略直交するように形成する構
成、あるいは前記第2の切込部が前記第1の切込部を挟
んで互いに離れた位置に2つ形成する構成を採用するこ
とができる。
【0012】さらに、本考案による第2の包装体は、被
包装体の外表面をラッピングフイルムで覆うとともに、
該ラッピングフイルムの両端部を重ね合わせ、該重ね合
わせたラッピングフイルムのうち下側となるフイルムの
端縁から離れた位置において該両端部を接着した胴シー
ル部を設けてなる包装体において、前記胴シール部にお
いて上側となる前記ラッピングフイルムの該胴シール部
の縁部と前記下側となるフイルムの端縁との間の位置
に、該下側となるフイルムの端縁と略平行に形成された
第1の切込部と、前記下側フイルムの端部に前記第1の
切込部に対して直交または斜行して前記胴シール部を横
切るように形成された少なくとも1つの第2の切込部と
を有することを特徴とするものである。
【0013】また、本考案による第2の包装体において
も、本考案による第1の包装体と同様に、前記第2の切
込部が前記第1の切込部の端部近傍において前記第1の
切込部と略直交するように形成する構成、あるいは前記
第2の切込部が前記第1の切込部を挟んで互いに離れた
位置に2つ形成する構成を採用することができる。
【0014】
【作用】本考案による包装体は、前述したように第1の
切込部および第2の切込部を設けたため、第1の切込部
を引っ張ると、ラッピングフイルムが二重に重ね合わさ
れている強度の大きい胴シール部に沿って、胴シール部
あるいは胴シール部に沿ったフイルムが一重の弱い部分
が裂けて、フイルムは略胴シール部から両側に二分され
るように裂ける。そして胴シール部の引き裂き領域が第
2の切込部に掛ると、フイルムが引き裂ける方向が胴シ
ール部に沿った方向と交差する方向への広がりを生じ
る。そしてこれにより、ラッピングフイルムはより大き
く開かれることになり、極めて容易に被包装体を略完全
に露出するようにフイルムを剥がすことができる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1および図2はビデオカセットを被包装
体とした本考案による包装体の第1実施例を表す図であ
る。
【0017】図1および図2に示すように、ラッピング
フイルム1はその両側端がビデオカセットである被包装
体10(収納ケースに収納された状態)の直方体をなす広
い方の面の略中央で重ね合わされ、かつ加熱溶着されて
胴シール部4を形成している(この胴シール部は以下、
斜線を施して表示)。胴シール部4の両端は他面に折曲
されたフイルムとともに溶着されサイドシール部13に到
達するように形成されている。
【0018】なお、ラッピングフイルム1の両端の重な
り合った部分である胴シール部4およびサイドシール部
13は、被包装体10を包み込んだ後に、適当な加熱等によ
り溶着されている。
【0019】また、胴シール部4の長さ方向端部寄りの
胴シール部4の縁部から僅かに外れた位置に、胴シール
部4と略平行に形成された第1の切込部6と、胴シール
部4の下側となるフイルムの端部に第1の切込部6に対
して直交するように胴シール部4を横切って第2の切込
部7が設けられている。第1の切込部6の端部4aを図2
に示すように矢印X方向に引張ると第1の切込部6が第
2の切込部7とつながり、ラッピングフイルム1が二重
に溶着された強度の大きい胴シール部4に沿ってフイル
ムが一重の弱い仮想線8に沿った部分が裂けて、図3に
示すようにフイルム1はほぼ胴シール部4から両側に二
分されるように裂ける。これとともに、第2の切込部7
からの裂け口は胴シール部4と略直交した仮想線9に沿
ってラッピングフイルム1を開く作用を生じさせる。
【0020】一方、胴シール部4は被包装体10の長手方
向のほぼ中央部を縦断するようにほぼ半周して形成さ
れ、かつサイドシール部13に到達するようになってい
る。このため、開封時に第1の切込部6の端部4aを引張
ると、ラッピングフイルム1が二重に溶着されている強
度の大きい胴シール部4に沿ってフイルム1は裂けて、
胴シール部4から両側に二分されるようになる。また、
胴シール部4の引裂き領域がサイドシール部13の所にか
かると、このサイドシール部13においてラッピングフイ
ルム1の折り込み部分を含めて引き裂く方向が胴シール
部4の引裂き方向とは交差する横方向への広がりが生じ
る作用が起きる。
【0021】このような引裂きにより形成される裂け口
は、第2の切込部7により形成される裂け口とともに端
部4aを引張って引き裂く一度の操作により、ラッピング
フイルム1を切り裂く作用とともに左右に開く作用を生
じさせることができ、これによりラッピングフイルム1
は、より大きく開かれることになる。このため、被包装
体10の一方の角部分を完全に露出するようにラッピング
フイルム1を剥がすことができ、さらにまた、引裂き方
向とは反対側(図1および図2において第1および第2
の切込部6,7よりも上側)のラッピングフイルム1に
関しては、ラッピングフイルム1が引き裂かれる側とは
反対側の面において連続しているので、残されたラッピ
ングフイルム1を外す方向に引張ることにより、連続し
た操作により極めて容易にはぎ取ることができる。
【0022】ここで、従来の場合はティアテープで二分
されたラッピングフイルムのうち、その引き裂く向きと
は反対側に残された部分については、被包装体から除去
するのが比較的困難であったのに比べて、極めて効果的
な剥離操作が行えるだけでなく、ティアテープそのもの
を設ける必要もなくなり、コスト的にも極めて有利な包
装とすることができる。
【0023】なお、第2の切込部7については被包装体
10に包装前に形成しておく必要があるが、第1の切込部
6には、被包装体10を包装してから形成してもよく、ま
た被包装体10へのカッター等による損傷を考慮すると包
装する前に、予め形成しておくことが望ましい。
【0024】次いで本考案の第2実施例について説明す
る。図4および図5は本考案による包装体の第2実施例
を表す図である。なお、図4および図5においてラッピ
ングフイルム1の包装状態は前述した本考案の第1実施
例と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0025】図4に示すように、胴シール部4の長方向
略中央部の胴シール部4の縁部から僅かに外れた位置
に、胴シール部4と略平行に形成された第1の切込部6
と、第1の切込部6から離れた位置において、胴シール
部4の下側となるフイルムの端部に、第1の切込部6に
対して直交するように胴シール部4を横切って2つの第
2の切込部7a,7bが設けられている。
【0026】第1の切込部6の端部4aを図5に示すよう
に矢印X方向に引張るとラッピングフイルム1が二重に
溶着された強度の大きい胴シール部4に沿って、フイル
ム1が一重の弱い部分が裂ける。そしてフイルム1が第
2の切込部7a,7bまで裂けると、この第2の切込部7a,
7bによりフイルム1は胴シール部4と略直交した仮想線
8a,8bに沿って裂ける。これによりフイルム1は被包装
体10の胴部分を完全に露出するようにより大きく開かれ
さらには被包装体10の胴部分を一周し、胴シール部4の
位置まで剥がされ、最後に残された部分(図において第
2の切込部7a,7bの外側部分)を外方に引張ることによ
り、フイルム1を極めて容易にはぎ取ることができる。
【0027】次いで本考案の第3実施例について説明す
る。図6および図7はオーディオカセットを被包装体と
した本考案の実施例を示す図である。図6および図7に
示すように、ラッピングフイルム1は被包装体として例
えばオーディオカセット11(収納ケースに収納された状
態)の側面の狭い方の側面のほぼ中央で重ね合わされ、
かつ加熱溶着された胴シール部4を形成している。胴シ
ール部4の両端は他面に折曲されたフイルムとともに溶
着されサイドシール部13に到達するように形成されてい
る。また、胴シール部4の長さ方向端部寄りの胴シール
部4の縁部から僅かに外れた位置に、胴シール部4と略
平行に形成された第1の切込部6と、胴シール部4の下
側となるフイルムの端部に第1の切込部6に対して直交
するように胴シール部4を横切って第2の切込部7が設
けられている。
【0028】この場合においても、ティアテープは設け
られておらず、第1の切込部6の端部4aを図7に示すよ
うに矢印X方向へ引張ることにより、胴シール部4が裂
け、ラッピングフイルム1はその全長にわたって上述し
た本考案の第1実施例と同様に仮想線8に沿って裂け
る。これとともに、第2の切込部7からの裂け口は胴シ
ール部4と略直交した仮想線9に沿って開口してラッピ
ングフイルム1を開く作用を生ぜしめ、これによりラッ
ピングフイルム1を容易にはぎ取ることができる。
【0029】また、図8および図9に示す本考案の第4
実施例のようにオーディオカセットを被包装体とした場
合において、本考案の第2実施例と同様に、胴シール部
4の長方向略中央部の胴シール部4の縁部から僅かに外
れた位置に、胴シール部4と略平行に形成された第1の
切込部6を、そして、第1の切込部6から離れた位置に
おいて、胴シール部4の下側となるフイルムの端部に、
第1の切込部6に対して直交して胴シール部4を横切っ
て2つの第2の切込部7a,7bを設けるようにしてもよ
い。
【0030】この場合においても第1の切込部6の端部
4aを図9に示すように矢印X方向に引張るとラッピング
フイルム1が二重に溶着され強度の大きい胴シール部4
に沿って、ラッピングフイルム1が一重となっている弱
い部分が裂ける。そしてラッピングフイルム1が第2の
切込部7a,7bまで裂けると、この第2の切込部7a,7bに
よりフイルム1は胴シール部4と略直交した仮想線8a,
8bに沿って裂ける。これによりフイルム1は被包装体10
の胴部分を完全に露出するようにより大きく開かれさら
には被包装体10の胴部分を一周し、胴シール部4の位置
まで剥がされ、最後に残された部分(図において第2の
切込部7a,7bの外側部分)を外方に引張ることにより、
フイルム1を極めて容易にはぎ取ることができる。
【0031】また、上述した本考案の第1から第4の実
施例においては、胴シール部4の溶着の仕方によって第
1の切込部6の位置を変更するようにしてもよい。例え
ば、図10に示す本考案の第5実施例のように、ラッピン
グフイルム1をその両端部を被包装体10の直方体をなす
広い方の面の略中央で重ね合わされ、かつ下側となるフ
イルムの縁部から離れた位置において加熱溶着されて胴
シール部4を形成しているような場合は、下側となるフ
イルムの縁部と胴シール部4の縁部との間の位置に第1
の切込部6を設けるようにすればよい。
【0032】図10に示す本考案の第5実施例の場合、第
1の切込部6を本考案の第1の実施例と同様に引張る
と、胴シール部4に沿ってフイルム1が裂けるととも
に、第2の切込部7からの裂け口が胴シール部4と略直
交した方向に裂け、これにより、本考案の第1実施例と
同様にラッピングフイルム1を極めて容易にはぎ取るこ
とができる。また、この場合は、第1の切込部6よりフ
イルム1内に塵やほこり等が入ることがなくなり、より
好ましいものである。
【0033】さらに、図11に示す本考案の第6実施例の
ように、本考案の第5実施例において、上述した第2実
施例と同様に2つの第2の切込部7a,7bを設けた場合
は、本考案の第2実施例と同様にラッピングフイルムを
はぎ取ることができる。
【0034】なお、上述した本考案の第1から第4実施
例においては、第1の切込部を胴シール部4の縁部から
僅かに離れた位置に形成しているが、胴シール部4の縁
部上に形成するようにしてもよい。
【0035】また、第1の切込部の位置が明瞭となるよ
うに、例えば、図12に示すごとく、第1の切込部の位置
を表す矢印等のマーク20をラッピングフイルムに付する
ようにしてもよい。
【0036】さらに、上述した本考案の第5、第6実施
例においては、第1の切込部の位置が明瞭となるよう
に、図13に示すごとく胴シール部4の下側となるフイル
ム1の溶着されていない部分をフイルム1の他の部分と
は異なる色とするようにしてもよい。
【0037】また、上述した実施例においては、第2の
切込部を第1の切込部と略直交するように設けている
が、例えば図14に示すように、第2の切込部7を第1の
切込部6に対して斜行するように設けてもよいものであ
る。
【0038】さらに、上述した実施例においては、第1
の切込部を直線状の切込部としているが、例えば図15に
示すように、第1の切込部6の端部に第1の切込部6と
略直交する切込部6a,6bを設け、第1の切込部をつまみ
易くしてもよい。さらに、図16に示すように第1の切込
部を半円形としてもよく、あるいは図17に示すように第
1の切込部をV字形として、さらには、図18に示すよう
に第1の切込部を波状として第1の切込部をつまみ易く
してもよい。なお、これら第1の切込部の形状は上述し
た本考案の第5、第6実施例においても適用できるもの
である。
【0039】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案による
包装体は、ティアテープを設けることなく、包装開封用
の切込部を包装体の胴シール部近傍に設けることによ
り、開封時にこの胴シール部4からラッピングフイルム
を大きく裂くことができる。したがって、従来のティア
テープによる開封のようにラッピングフイルムを被包装
体に付した状態で完全に別々部分に分断することがなく
なり、従来のティアテープ式のように残った包装フイル
ムを取り除く必要もなくなる。また、加工工程もティア
テープを付けるための工程が省けるとともにティアテー
プが不要となり材料費も低減させることができるといっ
た種々の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による包装体の第1実施例を表す図
【図2】図1における第1の切込部を持ち上げた状態を
表す図
【図3】図1における第1の切込部をさらに引張った状
態を表す図
【図4】本考案による包装体の第2実施例を表す図
【図5】図4における第1の切込部を持ち上げた状態を
表す図
【図6】本考案による包装体の第3実施例を表す図
【図7】図6における第1の切込部を持ち上げた状態を
表す図
【図8】本考案による包装体の第4実施例を表す図
【図9】図8における第1の切込部を持ち上げた状態を
表す図
【図10】本考案による包装体の第5実施例を表す図
【図11】本考案による包装体の第6実施例を表す図
【図12】第1の切込部にマークを付した状態を表す図
【図13】第1の切込部の位置を明瞭にした状態を表す
【図14】本考案の実施例における第1の切込部の他の
実施例を表す図
【図15】本考案の実施例における第1の切込部の他の
実施例を表す図
【図16】本考案の実施例における第1の切込部の他の
実施例を表す図
【図17】本考案の実施例における第1の切込部の他の
実施例を表す図
【図18】本考案の実施例における第1の切込部の他の
実施例を表す図
【図19】従来の包装体を表す図
【符号の説明】
1 ラッピングフイルム 4 胴シール部 6 第1の切込部 7,7a,7b 第2の切込部 10,11 カセットケース 13 サイドシール部 20 マーク

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体の外表面をラッピングフイルム
    で覆うとともに、該ラッピングフイルムの両端部を重ね
    合わせて接着した胴シール部を設けてなる包装体におい
    て、 前記胴シール部において上側となる前記ラッピングフイ
    ルムの該胴シール部の縁部上あるいは該縁部から僅かに
    外れた位置に、下側となるフイルムの端縁と略平行に形
    成された第1の切込部と、 前記下側フイルムの端部に前記第1の切込部に対して直
    交または斜行して前記胴シール部を横切るように形成さ
    れた少なくとも1つの第2の切込部とを有することを特
    徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 前記第2の切込部が前記第1の切込部の
    端部近傍において前記第1の切込部と略直交するように
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装
    体。
  3. 【請求項3】 前記第2の切込部が前記第1の切込部を
    挟んで互いに離れた位置に2つ形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の包装体。
  4. 【請求項4】 被包装体の外表面をラッピングフイルム
    で覆うとともに、該ラッピングフイルムの両端部を重ね
    合わせ、該重ね合わせたラッピングフイルムのうち下側
    となるフイルムの端縁から離れた位置において該両端部
    を接着した胴シール部を設けてなる包装体において、 前記胴シール部において上側となる前記ラッピングフイ
    ルムの該胴シール部の縁部と前記下側となるフイルムの
    端縁との間の位置に、該下側となるフイルムの端縁と略
    平行に形成された第1の切込部と、 前記下側フイルムの端部に前記第1の切込部に対して直
    交または斜行して前記胴シール部を横切るように形成さ
    れた少なくとも1つの第2の切込部とを有することを特
    徴とする包装体。
  5. 【請求項5】 前記第2の切込部が前記第1の切込部の
    端部近傍において前記第1の切込部と略直交するように
    形成されていることを特徴とする請求項4記載の包装
    体。
  6. 【請求項6】 前記第2の切込部が前記第1の切込部を
    挟んで互いに離れた位置に2つ形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の包装体。
JP1993010749U 1993-03-12 1993-03-12 包装体 Expired - Lifetime JP2550113Y2 (ja)

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US08/208,817 US5487503A (en) 1993-03-12 1994-03-11 Wrapped article with tear slits
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