JP2550095B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2550095B2 JP23497687A JP23497687A JP2550095B2 JP 2550095 B2 JP2550095 B2 JP 2550095B2 JP 23497687 A JP23497687 A JP 23497687A JP 23497687 A JP23497687 A JP 23497687A JP 2550095 B2 JP2550095 B2 JP 2550095B2
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孝 平野
道雄 小林
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    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は平行配列型液晶表示素子の改良に関するもの
であり、更に詳しくは耐熱性,耐湿性に優れ、基板との
密着性の良好であり、かつプレチルト角(液晶分子と基
板のなす角)を大きくした液晶配向素子に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来、ポータブルコンピューター,ワードプロセッサ
などのディスプレイとして電圧無印加時に液晶分子が90
度ねじれたツイステッドネマテイク液晶表示素子(以下
TN液晶表示素子という)が使われてきている。
TN液晶表示素子はいろいろと研究されてきているが表
示容量、表示品質には限界がある。
このため表示容量、表示品質をさらに高めた液晶表示
素子の開発が望まれており、液晶分子のねじり角をさら
に大きくしたスパーツイステッドネマテイク液晶表示素
子(以下STN液晶表示素子という)が開発されている。
このSTN液晶表示素子においては、特に液晶分子を均一
に配向させ一定のプレチルト角(配向させることによっ
て基板表面より液晶分子が起き上った角度)をもたせる
ことが重要なポイントとなり、いかに大きなプレチルト
角を形成するかが表示容量,表示品質を高めるために必
要である。
一般にポリイミドなどの有機高分子を用いて膜を形成
させて一方向にラビングすることによって配向させたも
のはプレチルト角は0.5〜3゜程度しか得られず、これ
以上のプレチルト角を得るには酸化珪素などの斜め蒸着
によってプレチルト角をもたせる方法が知られている。
酸化珪素などの斜め蒸着によればプレチルト角は0〜40
゜の範囲で任意のプレチルト角をもつ配向を形成させる
ことができる。しかしながら酸化珪素などの斜め蒸着す
る方法は大型素子の作成が困難であり、又斜め蒸着によ
るために電極を形成した回路基板上に蒸着させるのに物
理的に一部分(回路端部近辺部等)に蒸着することが出
来ず、画像の鮮明さに欠けるという重要な欠点を有して
おり、更に蒸着方式の為に連続工程はとり得ず、バッチ
式とせざるを得ず、複雑な工程となり一定の品質のもの
を大量に作成することが難かしく又高価な蒸着装置等を
用いなければならず、コスト高なものとなってしまって
いた。
又有機高分子に各種表面処理剤を添加して膜を形成
し、ラビング処理をすることによってプレチルト角を大
きくする方法等も種々検討されているが、これらの方法
は膜の耐熱性が低いため、素子組立時の熱により膜の劣
化がおこり、配向性が低下するという欠点を有してい
た。有機高分子のうち耐熱性のすぐれた、ポリイミド等
を用いる方法もあるが従来のポリイミドではプレチルト
角をさらに高めることは困難であり、STN液晶表示素子
のようにねじり角を大きくすると液晶内部に相当の負担
がかかり表示に欠陥が生じてしまう。またこれらのポリ
イミドは吸水率が2〜5%と大きい為に配向膜面と基板
との界面に水が侵入しやすく、配向層と基板の密着性が
低下し配向不良が生じてしまうといった耐湿性による問
題点が存在していた。
さらにポリイミド系高分子は、その加工上に大きな難
点があった。それはポリイミドの被膜を形成するのに、
一般にはポリイミドの前駆体であるポリアミック酸を溶
剤に溶解し、基板上に塗布した御、熱処理により脱水閉
環して、ポリイミドにするといった方法をとらなくては
ならなかった。この熱処理による脱水閉環を完全に行う
ためには、250℃〜400℃という高温を要するため、基板
材料をはじめとする素子構成材料が大きく制限されると
いった欠点があった。特にプラスチックフィルムを基板
とした液晶表示装置の場合、ポリイミド系高分子を配向
膜として要いることは、実質的に不可能であった。
〔発明の目的〕
本発明者らは、上述の欠点の解決に鋭意研究を重ねた
結果、大きなプレチルト角を有し、耐湿性に優れ、しか
も、従来のポリイミド系高分子では不可能であった低温
での加工性にも優れた配向膜を得、表示容量,表示品質
を高めた経済的で長寿命かつ高性能の液晶表示素子を提
供するものである。
〔発明の構成〕
本発明はトリカルボン酸無水物アシルハライド成分
と、一般式(I)で示されるシリコン系ジアミンのうち
シロキサン結合の数mが1〜10の範囲のものが、全ジア
ミン成分中0.05〜10モル%,mが11〜150の範囲にあるも
のが0.05〜10モル%含有されているジアミン成分からな
るポリアミドイミド樹脂をプラスチックからなる透明基
板又はガラス基板上に塗布・熱処理し被膜を形成させ、
該被膜を酸向処理した配向膜であり、かつプレチルト角
が5〜20゜としたことを特徴とした液晶表示素子であ
る。
R1;メチレン基,フェニレン基または置換フェニレン基 R2;メチル基,フェニレン基または置換フェニレン基 n;R1がメチレン基の場合は3又は4,フェニレン基または
置換フェニレン基の場合は1 本発明で使用するトリカルボン酸無水物アシルハライ
ド成分は1種類でも2種類以上の混合物でもかまわない
が、用いられるトリカルボン酸無水物アシルハライドと
しては、4−(クロロホルミル)フタル酸無水物,4−
(クロロホルミル)−3′,4′−ベンゾフェノンジカル
ボン酸無水物,6−クロロホルミル−3,4−ナフタレンジ
カルボン酸無水物などである。
本発明で使用するジアミン成分としては、上記一般式
(I)で示されるシリコン系ジアミンの他に各種特性を
付与する為にm−フェニレンジアミン,p−フェニレンジ
アミン,4,4′−ジアミノジフェニルプロパンなど芳香族
ジアミンもむろん併用することができる。
シリコン系ジアミンのうちシロキサン結合の数mが1
〜10の範囲にあるものは基板の密着性を向上する作用を
しており、使用量は0.05〜10モル%が好ましい。0.05モ
ル%以下では密着性が向上せず、10モル%以上ではポリ
アミドイミド膜の可撓性がなくなってしまう。
また、シロキサン結合の数mが11〜150の範囲にある
ものはプレチルト角を大きくし、吸水率を小さくする作
用をしており、使用量は0.05〜10モル%が好ましい。0.
05モル%以下ではプレチルト角が5゜以下と小さく、吸
水率も大きく、10モル%以上ではプレチルト角は大きく
なるが膜としての性能が悪くなり、特に耐熱性が低下し
てしまう。したがってシロキサン結合の数mが11〜150
の範囲のものを0.05〜10モル%添加することによってプ
レチルト角は5〜20゜までとり得る。上記ポリアミック
酸の基板への塗布は該ポリアミドイミドをN,N−ジメチ
ルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミド,N−メチル
−2−ピロリドン等の0.01〜40重量%溶液としてこれを
スピンナー,ホイラー,ロールコーターなどで塗布して
行なわれる。乾燥温度は使用する溶剤の沸点を考慮すれ
ばよく、特に限定されるのではないが一般的には100℃
〜200℃で充分である。このようにして形成された塗膜
を布などで一定方向にラビング処理して極めて良質の液
晶配向膜となり、該配向膜を有する高表示容量,高表示
品質の長寿命の液晶表示素子を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によればプレチルト角が5〜20゜であり、さら
に耐湿性に優れた液晶表示素子が容易に得られる。また
低温で加工することができそして液晶の配向の均一性に
優れ液晶に大きなプレチルト角を発生さすことができる
ので表示容量,表示品質を改善したSTN型液晶表示素子
のような高性能液晶表示素子が安価に得られる。
〔実施例〕
(実施例1) 温度計、攪拌機,原料仕込口及び乾燥窒素ガス導入口
を備えた四つ口セパラブルフラスコに4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル19.02g(95モル%)、 1.24g(0.5モル%)、 17.46g(4.5モル%) をとり、これに無水のN−メチル−2−ピロリドンを全
仕込原料中の固形分割合が15重量%になるだけの量を加
えて溶解した。次いで0〜50℃の水浴中にフラスコを浸
漬し、発熱を抑制しながら、精製した4−クロロホルミ
ルフタル酸無水物21.0g(0.1モル、100モル%)を投入
した。テトラカルボン酸二無水物が溶解した後、系の温
度を20℃に保ち、10時間反応を続けた。尚乾燥窒素ガス
は反応の準備段階より生成物の取り出しまでの全工程に
わたり流しておいた。得られた生成物は淡黄色の粘稠な
溶液であった。
上記ワニスをスピンナを用いて酸化インジウムの電極
の形成されたポリエーテルサルホン基板に塗布した。塗
布後150℃で1時間加熱閉環させポリアミドイミド系高
分子被膜を800Åの厚さに形成した。この被膜は基板と
の密着性に優れており、基板目試験(JIS−D−0202)
の結果は0/100(はがれ数/総数)であった。その後該
被膜を一定方向にガーゼでラビング処理を行い基板の一
対を用いて液晶表示素子を作製したところ配向性は良好
であった。この液晶表示素子の耐湿試験(80℃,90%R
H)で1000時間処理しても配向特性の劣化は起こらなか
った。またプレチルト角を磁界容量零位法で測定したと
ころ10〜11゜であった。
(実施例2,3および比較例1,2) 酸無水物,ジアミンの反応組成は第1表のように設定
し、実施例1と同様の装置並びに操作で反応を実施し
た。またこれらのワニスを実施例2及び比較例1,2はポ
リエーテルサルホン基板に、実施例3はガラス基板に塗
布し実施例1と同様に液晶表示素子を作製し、各種特性
を測定した結果は表に示した通りであった。第1表の結
果からも明らかな様に、本発明によって得られる液晶表
示素子は、ポリアミド系高分子被膜と基板との密着性が
良く、吸水率も低いために耐湿性に優れている。またプ
レチルト角を大きいために配向欠陥の生じない高性能ST
N型液晶表示素子が得られた。比較例1はポリアミドイ
ミド系高分子被膜と基板との密着性に劣り、吸水率も大
きいために耐湿性試験200hrで不良が発生している。比
較例2はプレチルト角が小さいためにSTN型表示素子に
適用した場合配向欠陥を生じた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリカルボン酸無水物アシルハライド成分
    と一般式(I)で示されるシリコン系ジアミンのうちシ
    ロキサン結合の数mが1〜10の範囲にあるものが全ジア
    ミン成分中0.05〜10モル%,mが11〜150の範囲にあるも
    のが0.05〜10モル%含有されているジアミン成分からな
    るポリアミドイミド樹脂をプラスチックからなる透明基
    板又はガラス基板上に塗布・熱処理し被膜を形成させ、
    該被膜を配向処理した液晶配向膜であり、かつプレチル
    ト角が5〜20゜としたことを特徴とする液晶表示素子。 R1;メチレン基,フェニレン基または置換フェニレン基 R2;メチル基,フェニレン基または置換フェニレン基 n;R1がフェニレン基または置換フェニレン基の場合は1
    メチレン基の場合は3又は4
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