JP2549888Y2 - メモホルダー - Google Patents

メモホルダー

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JP2549888Y2
JP2549888Y2 JP1991088675U JP8867591U JP2549888Y2 JP 2549888 Y2 JP2549888 Y2 JP 2549888Y2 JP 1991088675 U JP1991088675 U JP 1991088675U JP 8867591 U JP8867591 U JP 8867591U JP 2549888 Y2 JP2549888 Y2 JP 2549888Y2
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JP
Japan
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sheet
polyurethane elastomer
memo
memo holder
elastomer sheet
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991088675U
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English (en)
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JPH0568679U (ja
Inventor
健次郎 西川
Original Assignee
マルニ株式会社
健次郎 西川
西川 達雄
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、各種のメモ、伝言、
伝票などを机上、壁面など目につきやすい箇所において
止着しておくことができるメモホルダーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】メモホルダーとしては、メモを突き刺し
可能な針状突起を立設した机上設置タイプ、磁力によっ
て金属面にメモを押さえ付けて保持するマグネットタイ
プなどが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】針状突起を立設した机
上設置タイプは、人体を傷付ける恐れがある。また、マ
グネットで押さえ付けるタイプは、金属面にのみ使用可
能であり、止着対象が限られる難点があり、また、メモ
の枚数が多い場合、磁力不足によって脱落する恐れがあ
った。
【0004】そこで、この考案の目的とするところは、
危険性がなく、適当な箇所に容易に止着可能であり、メ
モの保持能力も高いメモホルダーを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案のメモホルダー
は、常温において持続的高粘着性を有する非汚染性の軟
質ポリウレタンエラストマーシートを用いたことを特徴
としている。すなわち、通常の接着剤、粘着剤を利用す
るのではなく、高粘着性を有しており、メモなどを端面
でも止着可能であるとともに、この粘着力に抗してシー
ト状物を剥がした場合、シート状物の端面が剥離した
り、あるいは粘着物がシート状物の端面に移行したりし
ない止着剤としてポリウレタンエラストマーにその適用
可能性を見出し、本考案をなすに至ったものである。
【0006】すなわち、ポリウレタンエラストマーは、
その物性がきわめて多岐にわたっているが、その中か
ら、常温において持続的高粘着性を有し、しかもごみ等
が付着した場合、水拭きすることによって簡単にこれを
取り除くことができ、粘着性が阻害されない非汚染性で
あり、しかも比較的柔軟性に富んだ軟質のポリウレタン
エラストマーが、メモなどをその端面でも取り外し可能
に止着できる止着剤として最適であることを見出だした
のである。
【0007】常温において持続的高粘着性を有する非汚
染性の軟質ポリウレタンエラストマーシートをメモホル
ダーとした場合、裏面の粘着力を利用してそのままあら
ゆる材質の対象物に被着することができるので、表面側
をメモの止着面として利用する。ポリウレタンエラスト
マーシートの表面には、長手方向および幅方向において
無数の突起を突設しており、この突起間にメモを差し込
むことにより、メモを端面で止着するようにしている。
【0008】ポリウレタンエラストマーシート単体でメ
モホルダーを構成する以外に、シートを基盤シート状物
に接着して、このシート状物の裏面に付着した接着剤あ
るいは粘着剤で所望箇所に取り付けるようにすることも
できる。また、机上に設置するためのケースを設け、こ
のケースから上面が突出する状態で収納しておき非使用
時には蓋をしておくようにしても良い。
【0009】基盤シート状物あるいはケースを使用し
て、裏面の粘着剤で止着する場合、メモホルダーと同じ
ポリウレタンエラストマーを使用することもできる。
【0010】ポリウレタンエラストマーシートの成形
時、磁性粉体を含有させることによって金属面への付着
力を高めることもできる。
【0011】基盤シート状物あるいはケースを使用する
場合、これらに磁性粉体を含有させることによって金属
面への付着を可能にすることもできる。
【0012】突起付きのポリウレタンエラストマーシー
トは、例えばシリコン型にポリウレタンエラストマー原
液を流し込み成形することによって簡単に得られる。ポ
リウレタンエラストマーの粘着力としては、180度剥
離力において450g/cm以上、90度剥離力におい
て115g/cm以上が望ましく、硬度としては10度
未満の柔軟性が望まれる。
【0013】突起の配列状態としては、できるだけシー
ト状物の端面が接触しやすい配列が望まれるが、シート
長手方向の配列状態において互いに隣接する突起間にお
いてシート幅方向にわずかな振れを持たせて無数に突設
すれば好ましい接着状態が得られる。突起は、基部が太
く、先端に向かって細くなる立体形状とすることが望ま
れる。
【0014】
【作用】上記のように、常温において持続的高粘着性を
有し、しかもごみ等が付着した場合、水拭きすることに
よって簡単にこれを取り除くことができ、乾燥すれば粘
着性を回復する非汚染性で、比較的柔軟性に富んだ軟質
のポリウレタンエラストマーシートからなるメモホルダ
ーで、表面に長手方向および幅方向において無数の突起
を突設したメモホルダーとした場合、危険性がなく簡単
に各種のメモを端面で圧着するだけで保持可能となる。
しかも通常の接着剤、粘着剤を使用したものと異なり、
必要に応じて簡単に取り外すこともでき、粘着物がメモ
側に移ることもない。
【0015】ポリウレタンエラストマーシート単体で構
成した場合、そのまま裏面において各種対象に止着で
きる。
【0016】磁性粉体をポリウレタンエラストマーシー
トあるいはこのシートを接着した基盤シート状物に含有
させれば金属面に対する止着力が高まる。
【0017】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。図1は、この考案に係るメモホルダーの一実施例
を示す断面図で、ポリウレタンエラストマーシート1の
表面に無数の突起2を形成しており、机上などに設置し
ておき、メモ3を端面接着しておくようなしたものであ
る。
【0018】このポリウレタンエラストマーシート1
は、シリコン型にポリウレタンエラストマー原液を流し
込み成形したもので、シート成形状態において、180
度剥離力が450 g/cm以上、90度剥離力が115 g
/cm以上、硬度10度未満であることが望ましい。
【0019】突起2の配列状態としては、できるだけメ
モの端面が接触しやすい配列が望まれるが、シート長手
方向の配列状態において互いに隣接する突起間において
シート幅方向にわずかな振れを持たせて無数に突設すれ
ば好ましい接着状態が得られる。突起形状を略角錐台状
の立体形状としたのは突起端部の倒れ込みを極力防止す
るためであり、その他円錐台形状など各種立体形状の採
用が可能である。
【0020】使用するポリウレタンエラストマーは、各
種ポリオールとイソシアネートの配合比率によって粘着
性が異なるが、いずれにしても通常のポリウレタンエラ
ストマーの配合系とは異なり、ポリオール過多の反応系
において、目的とする好ましい粘着性が得られる成分お
よび配合比率を採るものである。その選定に当たって
は、粘着性は勿論、紙汚れが発生し難い成分、透明性、
無黄変、耐久性、等の要素を勘案して選定する。また、
ポリウレタンエラストマーの成形にあたっては、適宜硬
化剤、架橋剤を併用して反応を促進することもでき、ま
た、ワンショット法、プレポリマー法のいずれも採用可
能である。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
この考案のメモホルダーは、各種のメモ、伝票、伝言な
どを、突起付きのポリウレタンエラストマーシートに端
面で圧着するだけで止着することができ、また、必要に
応じて引っ張れば簡単に取り外すことができるので、長
期に渡って安全に使用が可能である。
【0022】設置場所としては机上、壁面など対象を問
わず、適宜所望箇所に設置することができ、メモホルダ
ーとして最適の物を提供し得たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るメモホルダーの一実施例を示す
断面図
【符号の説明】
1……ポリウレタンエラストマーシート 2……突起 3……メモ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−310097(JP,A) 実開 平2−76079(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温において持続的高粘着性を有する非
    汚染性の軟質ポリウレタンエラストマーシートからなる
    メモホルダーで、ポリウレタンエラストマーシートの表
    面に長手方向および幅方向において無数の突起が突設さ
    れているメモホルダー。
  2. 【請求項2】 常温において持続的高粘着性を有する非
    汚染性の軟質ポリウレタンエラストマーシートの表面に
    長手方向および幅方向において無数の突起が突設されて
    いるシートが基盤シート状物に接着されたメモホルダー
    であって、シート状物裏面に付着した接着剤あるいは粘
    着剤で所望箇所への取り付けを可能にしたメモホルダ
    ー。
  3. 【請求項3】 ポリウレタンエラストマーシートに磁性
    粉体を含有させてなる請求項1または2記載のメモホル
    ダー。
  4. 【請求項4】 基盤シート状物に磁性を付与してなる請
    求項2記載のメモホルダ。
JP1991088675U 1991-10-29 1991-10-29 メモホルダー Expired - Lifetime JP2549888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991088675U JP2549888Y2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 メモホルダー

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Publication Number Publication Date
JPH0568679U JPH0568679U (ja) 1993-09-17
JP2549888Y2 true JP2549888Y2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=13949404

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0276079U (ja) * 1988-11-28 1990-06-11
JPH0771879B2 (ja) * 1989-05-24 1995-08-02 有限会社トータル・ワン 紙葉の留め具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0568679U (ja) 1993-09-17

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