JP2549430Y2 - 検測装置 - Google Patents

検測装置

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JP2549430Y2
JP2549430Y2 JP1994010367U JP1036794U JP2549430Y2 JP 2549430 Y2 JP2549430 Y2 JP 2549430Y2 JP 1994010367 U JP1994010367 U JP 1994010367U JP 1036794 U JP1036794 U JP 1036794U JP 2549430 Y2 JP2549430 Y2 JP 2549430Y2
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JP
Japan
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diameter
hole
measurement
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electric micrometer
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JP1994010367U
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JPH0720505U (ja
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正 植村
寿生 渡辺
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、加工ワークの孔内径
を検測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークの加工と孔径の測定を可能にした
工作機として、孔径の測定に先立ち、工具マガジンに収
容されている測定バーに、基準寸法を与えるマスターゲ
ージをマスタゲージの装冠装置により装冠して測定バー
にマスター寸法をメカニカルに移し取り、次いで工具交
換装置で工具マガジンに収容されている測定バーを加工
主軸に装着し、加工主軸に装着された状態で、移し取っ
たマスター寸法を制御装置へ記憶し、それから孔径を計
って比較するもの(特開昭52−58179号)が知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の装置では、
測定バーでマスター寸法をメカニカルに移し取り、この
マスター寸法を制御装置に記憶して、その後、この記憶
されたマスター寸法に対する孔径を測定するので、1つ
の孔測定について、マスター測定と孔径測定が交互に繰
り返され、測定バーの移動、装着に時間がかかり、短時
間に孔径測定が完了しない問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記従来技
術の問題点を解決するために、ベッド上をX、Y、Z軸
方向に移動する移動ヘッドに、所定範囲の内径を測定可
能な内径検測用の電気マイクロメータを搭載し、前記ベ
ッドには、電気マイクロメータに複数の基準径を与える
マスタゲージを装備し、測定に先立ち電気マイクロメー
タによりマスタゲージを測定して予め複数の基準径を一
括記憶する記憶部を含み、加工孔測定時には、前記電気
マイクロメータにより測定された加工孔の径の実測値
と、前記記憶部に記憶した複数の基準径から選択された
その加工孔の径に対応する基準径とを比較して、内径を
検測するようにした処理部を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】測定に先立ち、複数の基準径を与えるマスタゲ
ージを電気マイクロメータで測定し、これから測定すべ
き複数の基準径を一括して記憶部に記憶する。次いで、
電気マイクロメータでワーク孔内径を測定する。内径を
検測している孔と対応してそれと比較する基準径を、記
憶した複数の基準径の内から選択し、その選択された
準径と実測値とを比較し、内径を検測する。
【0006】
【実施例】図2において、コラム1は、Z軸,X軸用モ
ータ2,3と各送りねじ軸4,5とにより、ベット6上
を水平移動するようにしてある。コラム1の前面には、
検測用の移動ヘッド7がY軸用モータ8と送りねじ軸9
によって昇降自在に装架してある。この移動ヘッド7に
は、図5に示す位置関係で、2本の中空軸10,11が
図4に示すように摺動案内ブッシュ12,12を介して
回り止めを施されてZ軸方向に摺動自在に挿通してあ
る。各中空軸10(11)の後端部には、夫々ガイド部
材13が一体連結され、ガイド部材13の一側面には、
上下方向の直線ガイド溝13aが形成してある。移動ヘ
ッド7の後端に一体連結したブラケット14の夫々両側
には、出力軸が180度旋回するロータリアクチュエー
タ15が固着され、ロータリアクチュエータ15の出力
軸に連結したアーム16先端のカムフォロア17が、前
記直線ガイド溝13a内に嵌込まれている。
【0007】中空軸10(11)の先端には、連結部材
18が一体連結されている。連結部材18には、図3に
示すようにL字状の連結ブラケット19が一体連結して
ある。連結ブラケット19には公知の電気マイクロメー
タ20が固着してある。この電気マイクロメータ20
は、一対の開閉可能なアーム21とその先端の検出子2
2を備え、各アーム21に対応した空圧シリンダ23の
ピストンロッドの作用でアーム21を開閉するようにな
っている。2つの電気マイクロメータ20は、夫々加工
孔の測定範囲が異なっており、例えば一方は内径30ф
〜50ф用、他方は50ф〜70ф用である。そして、
測定時に制御プログラムにより測定する孔の径に応じて
何れか一方の電気マイクロメータ20が図3の仮想線で
示す検測位置へ、前記ロータリアクチュエータ15の動
作で突出するようにしてある。電気マイクロメータ20
からの信号線及び空圧シリンダへの空気配管は中空軸1
0(11)の中空孔を通して行なわれる。
【0008】図6の30,31は、マイクロメータ20
に、測定の基準径を与えるために、複数の異なる直径を
有するマスタリングを重ねたマスタゲージで、30ф〜
50ф用と50ф〜70ф用とがゲージホルダ32内に
並設され、カバー33で一体取着してある。ゲージホル
ダ32は図1,2に示すように、ベッド6から立上げた
支柱34に固着したシリンダ35のピストンロッド35
aに連結され、上下に移動するようにしてある。
【0009】次に処理部40は、公知のマイクロコンピ
ュータを用いた構成で、記憶部41と演算部42及び演
算結果の表示部43を備えている。前記記憶部41内に
は、測定に先立ち、電気マイクロメータ20でマスタゲ
ージ30,31を検測して、複数のマスタ値を記憶する
マスタテーブル41aがある。また、加工孔の座標値と
その加工孔の径が対応して記憶してあり、孔径の検測時
に、電気マイクロメー タ20の座標値に基づいて加工孔
を特定して、その加工孔の径に応じた基準径を前記マス
タテーブル41aに記憶された複数のマスタ値から選択
し、これと実測値とを比較し、検測するようプログラム
されている。
【0010】さて、フレキシブル加工ラインで加工され
た多数の径の異なる孔を有するワークに対し、本検測装
置は次のようにして孔加工の良否を判別する。検測に先
立ち、これから検測すべき複数の加工孔の基準径の読込
みを一括して行なう。シリンダ35の動作でマスタゲー
ジ30を待機位置から基準径測定位置(図2の二点鎖線
位置)へ位置させる。この状態で、移動ヘッド7の一方
の電気マイクロメータ(例えば30ф〜50ф用)20
をロータリアクチュエータ15の動作で突出させ、X,
Y,Z軸の移動動作で、30ф〜50ф用のマスタゲー
ジ30内へ検出子22を臨ませてアーム21を開き、検
出子22をゲージ内径に接触させて、その時の検出値を
マスターテーブル41aへA,B,C,D…と順に記憶
しておく。他方の電気マイクロメータ(50ф〜70ф
用)も同様に行なう。マスタゲージ30に対して、電気
マイクロメータ20は、ほとんど同じ位置で(厳密に
は、本実施例ではZ軸方向に僅かづつ移動して)基準径
を次々と読み込めるため、マスタゲージ30を大きく移
動させることなく複数の基準径の読み込みを短時間で行
いうる。
【0011】次いで、ワークWの加工孔の検測を行な
う。これから検測する孔径を測定できる電気マイクロメ
ータ20を予め選択し、ロータリアクチュエータ15の
動作で突出させる。次いで、X,Y,Z軸移動で、目的
の孔Hに向かう。空圧シリンダ23が圧空排出の状態で
アーム21が閉じているので(図7)、このまま、目的
の孔Hへ検出子22を臨ませ、その位置で圧空供給する
とアーム21が互いに開き、検出子22が孔内面に接触
する。このアーム21の移動量が処理部40へ送られ、
処理部40では、X,Y,Z軸の座標値から現在検測中
の孔を特定し、その孔に対応し、その孔と比較すべき基
準径をマスタテーブル41a内に一括記憶した複数のマ
スタ値から選択し、その選択されたマスタ値と実測値を
比較し、公差内ならOKを、外れていればNGを表示部
43へ表示する。1つの電気マイクロメータ20は測定
範囲内であれば、孔径にかかわらず検測可能で、しかも
X、Y、Z軸に沿って移動するので、孔位置も問わず検
測できることになる。また、電気マイクロメータ自体が
X、Y、Zに移動するので、特にトランスファ加工ライ
ンでは、送られてくるワークを、移動ヘッド前方に固定
するだけでよく、ワークを受け入れる時の位置決め制御
が容易であり、トランスファ加工ラインに用いて好適で
ある。そして、孔の基準径がワーク変更で変わる場合、
マスタゲージ30,31を交換してマスタテーブルのマ
スタ値を書換えればよく、あまり手間がかからない。
【0012】
【考案の効果】以上のようにこの考案の装置によれば、
複数の基準径を与えるマスタゲージを検測することによ
り予め複数の基準径を記憶部に一括記憶して、測定して
いる孔と対応して、その孔と比較すべき基準径をその記
憶部に記憶した複数の基準径から選択し、その選択され
た基準径と実測値とを比較して内径を検測するようにし
たので、異なる孔径を連続して検測するときでも、マス
タゲージの検測と、孔径の検測とをその都度繰り返す必
要がなく、電気マイクロメータの移動量を少なくでき、
測定時間を短縮できる効果がある。また、本願では、そ
のような電気マイクロメータをX,Y,Z軸移動するよ
うにしたので、トランスファ加工ラインに適用するとき
には、送られてくるワークを、移動ヘッド前方に固定す
るだけでよく、ワークを受け入れる時の位置決め制御が
容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の検測装置の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】移動ヘッドの平面図である。
【図4】図3のIII−III断面図である。
【図5】図4のV−V視図である。
【図6】マスタゲージ断面図である。
【図7】電気マイクロメータ拡大図である。
【符号の説明】
6 ベッド、7 移動ヘッド、20 電気マイクロメー
タ、30 マスタゲージ、31 マスタゲージ、40
処理部、41 記憶部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上をX、Y、Z軸方向に移動する
    移動ヘッドに、所定範囲の内径を測定可能な内径検測用
    の電気マイクロメータを搭載し、前記ベッドには、電気
    マイクロメータに複数の基準径を与えるマスタゲージを
    装備し、測定に先立ち電気マイクロメータによりマスタ
    ゲージを測定して予め複数の基準径を一括記憶する記憶
    部を含み、加工孔測定時には、前記電気マイクロメータ
    により測定された加工孔の径の実測値と、前記記憶部に
    記憶した複数の基準径から選択されたその加工孔の径に
    対応する基準径とを比較して、内径を検測するようにし
    た処理部を備えたことを特徴とする検測装置。
JP1994010367U 1994-07-28 1994-07-28 検測装置 Expired - Lifetime JP2549430Y2 (ja)

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JPH0720505U JPH0720505U (ja) 1995-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5258179A (en) * 1975-11-07 1977-05-13 Toshiba Mach Co Ltd Apparatus for measuring diameter of hold bored
JPS6032121B2 (ja) * 1979-05-02 1985-07-26 株式会社三豊製作所 内径測定器

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