JP2549345Y2 - 長尺材料の送り出し装置 - Google Patents

長尺材料の送り出し装置

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JP2549345Y2
JP2549345Y2 JP1703893U JP1703893U JP2549345Y2 JP 2549345 Y2 JP2549345 Y2 JP 2549345Y2 JP 1703893 U JP1703893 U JP 1703893U JP 1703893 U JP1703893 U JP 1703893U JP 2549345 Y2 JP2549345 Y2 JP 2549345Y2
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JP1703893U
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和男 大野
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株式会社エー・オー・ワイ・システム研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長尺な板材料を連続
供給する際、例えばこれらが予めロール状に卷回保持さ
れている複数のアンコイラ体夫々からの送り出しを交換
しながら行なうとき、アンコイラ体から送り出した板材
料を巻き戻す際の巻きずれ、弛緩を防止するようにした
長尺材料の送り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定幅員の長尺な板材料から各種の製
品、例えばダクト構成部材の板取部片を裁断、打抜き、
成型加工する等に際し、ロール状に卷回された原反材料
から順次に引き出し、これを搬送ライン上の各種の所定
の加工処理機に搬送している。この搬送送り出しに際
し、加工処理される製品に対応して例えば板材の肉厚、
組成材料その他が相違するとき、また、費消した原反材
料の交換等に対処できるように複数のアンコイラ体を並
置しておくものである。
【0003】すなわち、図3に示すように、所定幅員の
原反材料である被搬送部材Wをロール状に卷回して成る
複数のアンコイラ体Rを、その送り出し方向に沿って搬
送ベース1上に順次に並置することでアンコイラ部を形
成し、これらのアンコイラ体R夫々から被搬送部材Wを
交換しながら各別に送り出し、搬送ライン上に配置され
たプラズマ切断機21等の各種の処理機によって各種の
加工処理が行なわれるようにしてある。
【0004】このとき、夫々のアンコイラ体Rから送り
出される被搬送部材Wを交換するには、各種の処理機
(21)に至るまで送り出されていた被搬送部材Wを巻
き戻す一方、必要とするアンコイラ体Rからその送り出
し端縁部を引き出し、これを順次に送り出す。また、ア
ンコイラ体Rが費消された場合には、新たなものと交換
して、それの送り出し端縁部を再度セットし直している
ものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ただ、こうしたアンコ
イラ体Rからの送り出しの交換に際し、新たな被搬送部
材Wの送り出しに先立ち、それまでに送り出していた被
搬送部材Wを巻き戻す必要がある。この巻き戻しに際
し、巻き戻し速度は送り出し速度と異なり、また、搬送
ライン上にある各種の障害物、凹凸等によって、被搬送
部材Wの左右側縁の移動速度は微妙に異なるから、原位
置に巻き戻されることは実際上全く不可能である。その
ため、巻き戻されたアンコイラ体Rの被搬送部材Wには
巻きずれ、弛緩等が生じる結果、これを再び送り出すと
きには、搬送ライン上で送り出し位置を矯正しなければ
ならず、極めて面倒であった。
【0006】すなわち、搬送ライン上の障害物、凹凸そ
の他によって被搬送部材Wの左右が均等に移動せず、ま
た、巻き戻し時に緩急があると、アンコイラ体Rには巻
きずれ、弛緩等が生じるのであり、この巻きずれ、弛緩
等は、巻き戻し時の被搬送部材Wの巻き戻し方向とアン
コイラ体Rによる巻き取り方向とのずれに起因すると考
えられる。
【0007】そこで、この考案は、叙上のような従来存
した諸事情に鑑み案出されたもので、例えば並置された
複数のアンコイラ体における長尺なコイル状の被搬送部
材を選択交換して引き出し搬送するに際し、不要となる
被搬送部材を巻き戻すときに生じる巻きずれ、弛緩等を
防止し、きっちりと原位置に巻き戻しができるようにし
た長尺材料の送り出し装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この考案にあっては、長尺な被搬送部材Wをロー
ル状に卷回してある適数のアンコイラ体R夫々から選択
して搬送ライン上に引き出し供給するものであって、ア
ンコイラ体Rを搭載してあるアンコイラベース3を、上
面に突出状でフリーに転動する荷重支持ボール6を有す
るフリーベアリング体5を介在させて設置ベース1上面
に移動自在に支持したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この考案に係る長尺材料の送り出し装置にあっ
て、アンコイラ体Rは、送り出し方向に回転されること
で被搬送部材Wを送り出し、あるいはその逆方向である
巻き戻し方向に回転されることで被搬送部材Wを巻き戻
す。
【0010】アンコイラ体Rのアンコイラベース3は、
上面に突出状でフリーに転動する荷重支持ボール6を有
するフリーベアリング体5上にセットされていること
で、前後左右にフリーな状態で揺り動かされる。この揺
れ動きは、被搬送部材Wを巻き戻すときに被搬送部材W
自身に生じる巻きずれ、弛緩等に伴なう被搬送部材Wの
抵抗を自動的に回避し、これらを矯正させる。
【0011】巻きずれ時にはそのずれに対応して左右方
向で移動し、弛緩時にはきつく巻く位置に前後方向で移
動し、これは、いずれも、巻き戻される被搬送部材Wの
巻き戻し状況、状態に自動的に対応させる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の一実施例を
説明するに、図において示される符号1はフリーに回転
する多数の搬送ローラー、コロ等が適宜に配列された搬
送面2を備えた設置ベースであり、この設置ベース1上
に、長尺なコイル状の板材料である被搬送部材Wの送り
出し搬送方向に沿って適数の、例えば 5基のアンコイラ
ベース3が段差を設けて配設されている(図3参照)。
このアンコイラベース3上には、被搬送部材Wがロール
状に卷回されているアンコイラ体Rを相互間で搭載する
前後の駆動ローラー4が支承配置されており、アンコイ
ラ体Rの円盤状側壁の周縁に当接することでアンコイラ
体R自体を回転させるよう、駆動モーター9によって少
なくともいずれかが従動回転されるようになっている。
【0013】なお、この前後の駆動ローラー4によって
搭載支持されたアンコイラ体Rは、これによって送り出
される被搬送部材Wの最大径における外周縁位置が、ア
ンコイラベース3上面に比し上方に設定されるものとし
てある。
【0014】図示にあってのアンコイラベース3は、左
右、前後に配した断面で角筒状の鋼材によって平面でほ
ぼ矩形状になるように構枠されており、アンコイラ体R
及びこれに卷回されている被搬送部材Wの荷重を十分に
支持できる補強構造のものとなっている。
【0015】このアンコイラベース3は、設置ベース1
上で、その前後左右のいずれの方向へも自在に移動でき
る浮動式にして、設置ベース1上面に固定された複数の
フリーベアリング体5を介在させて設置ベース1上に支
持載置されている。このフリーベアリング体5は、上面
に突出状でフリーに転動する荷重支持ボール6を有して
いて、この荷重支持ボール6上面にアンコイラベース3
の鋼材底面が当接しており、図2に示すように、例えば
左右に夫々3個、計6個のフリーベアリング体5によっ
て浮動状態でアンコイラベース3を支持するものとして
ある。
【0016】また、このアンコイラベース3は、設置ベ
ース1上から脱落しないように、アンコイラベース3夫
々が支持されている設置ベース1の段差部夫々の少なく
とも四隅に、アンコイラベース3外側面が当接する平面
でほぼL字形を呈するストッパー7を付設してある。
【0017】更に、設置ベース1における左右両側壁の
内側面には、巻き戻し時の被搬送部材Wの左右両側縁が
当接し、左右方向での所定の巻き戻し位置に設定させる
ための巻き戻しガイド8が付設されている。この巻き戻
しガイド8内側面に被搬送部材Wの両側縁が当接する
と、アンコイラ体Rが巻き取るときの巻き抵抗が生じ、
その抵抗に追随してアンコイラ体Rが移動する。なお、
この巻き戻しガイド8に代えて、設置ベース1の左右両
側壁自体をそのまま利用することもできる。
【0018】一方、このアンコイラベース3には、被搬
送部材Wの送り出し端縁部を検出し、これを引き出し、
搬送面2上に送り出す引出手段10が設けられている。
この引出手段10は、図1に示すように、被搬送部材W
の送り出し方向に反対する巻き戻し方向に回転されたと
きのアンコイラ体Rにおける被搬送部材Wの送り出し端
縁部を検出し、駆動モーター9を停止させることでアン
コイラ体Rの回転を一旦停止させた後、逆方向に回転駆
動させるよう制御指示する第 1センサー11と、送り出
し方向に回転されたアンコイラ体Rから送り出された送
り出し端縁部が送り出し位置にあることを検出する第 2
センサー12と、この第 2センサー12による検出作動
によって、送り出し端縁部を押圧挟持させるよう制御指
示される可動式の押圧挟持ローラー体13とから成る。
【0019】なお、設置ベース1自体は、図示のよう
に、送り出し方向の前方のものが高く、後方のものが低
くなっている段差構造のものとし、その段差部夫々に1
個のアンコイラベース3夫々を支持し、夫々から送り出
される被搬送部材Wの搬送面2を設置ベース1内で上下
方向で配設形成し、各種の加工機(21)への搬送主ラ
インに合流させるものとしてある。これがため、例えば
被搬送部材Wの交換等に際し、被搬送部材Wを巻き戻す
ときの巻き戻し位置を搬送主ラインとの合流位置までに
でき、不要な巻き戻し作業を節減し、作業の能率向上を
図れる。
【0020】なお、図2においての符号14は巻き戻し
検出センサーであり、搬送ライン上にある被搬送部材W
を巻き戻したとき、送り出し端縁部を検出することで巻
き戻し作業の終了を確認し、駆動モーター9を停止させ
るよう制御指示する。
【0021】次に、これの使用の一例を説明するに、図
3に示すように、各種の長尺な板材料である被搬送部材
Wをロール状に卷回保持してあるアンコイラ体Rを、搬
送方向に沿って段差を設定して並置させるよう、設置ベ
ース1上のアンコイラベース3に配置セットしておく。
そして、搬送ライン前方の所定の加工機、例えばプラズ
マ切断機21等で型取り裁断を行なうよう送り出すもの
で、サイドガイド22、測長器23、インクジェットプ
リンタ24、シャー25、コンベヤ26等を経てプラズ
マ切断機21に送られる。
【0022】この送り出しに際し、素材を交換したり、
費消後に別の新たなアンコイラ体Rから送り出したりす
ることで、夫々のアンコイラ体Rにおける被搬送部材W
が選択されるに際し、それまで送り出されていた被搬送
部材Wが加工機(21)側から巻き戻される。そして、
巻き戻し方向に回転されるアンコイラ体Rが被搬送部材
Wを巻き取るとき、搬送ライン上の障害物、凹凸その他
によって被搬送部材Wの左右が均等に移動せず、また、
巻き戻し時に緩急がある場合に、被搬送部材Wの側縁が
アンコイラ体Rにおける側縁位置に合致しないことで巻
き抵抗が生じると、その抵抗を回避するようにアンコイ
ラベース3自体が適当に前後左右に相対的に移動するの
である(図2参照)。
【0023】すなわち、巻き戻し時に生じる巻きずれ、
弛緩等は、設置ベース1上のフリーベアリング体5を介
してアンコイラベース3が相対的に移動することで(図
2における白抜き矢印参照)、自動的に未然に矯正さ
れ、きっちりとアンコイラ体Rの正位置に巻き取られる
のである。
【0024】
【考案の効果】この考案は以上のように構成されてお
り、これがため、並置された複数のアンコイラ体Rにお
ける長尺な板材料である被搬送部材Wを選択交換すると
き、不要となる被搬送部材Wを自動的に巻き戻すとき、
巻き戻し時に生じる巻きずれ、弛緩等を防止し、きっち
りと原位置に巻き戻しができるものである。
【0025】すなわち、これは、この考案において、上
面に突出状でフリーに転動する荷重支持ボール6を有す
るフリーベアリング体5を介在させてアンコイラベース
3を設置ベース1上面に移動自在に支持したからであ
り、しかも、巻き戻し時の巻き抵抗を回避するようにア
ンコイラベース3が自動的に移動するから、特別な制御
手段を組み込む必要もなく、機構的にも極めて簡素で、
メインテナンスも容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の一部切欠側面図である。
【図2】一部切欠平面図である。
【図3】この考案装置を組み込んだ板材切断装置全体の
概略側面図である。
【符号の説明】
R アンコイラ体 W 被搬送部材 1 設置ベース 2 搬送面 3 アンコイラベース 4 駆動ローラ
ー 5 フリーベアリング体 6 荷重支持ボ
ール 7 ストッパー 8 巻き戻しガ
イド 9 駆動モーター 10 引出手段 11 第 1セン
サー 12 第 2センサー 13 押圧挟持
ローラー体 14 巻き戻し検出センサー 21 プラズマ切断機 22 サイドガ
イド 23 測長器 24 インクジ
ェットプリンタ 25 シャー 26 コンベヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な被搬送部材をロール状に卷回して
    ある適数のアンコイラ体夫々から選択して搬送ライン上
    に引き出し供給する長尺材料の送り出し装置であって、
    アンコイラ体を搭載してあるアンコイラベースを、上面
    に突出状でフリーに転動する荷重支持ボールを有するフ
    リーベアリング体を介在させて設置ベース上面に移動自
    在に支持したことを特徴とする長尺材料の送り出し装
    置。
JP1703893U 1993-03-12 1993-03-12 長尺材料の送り出し装置 Expired - Lifetime JP2549345Y2 (ja)

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JPH0670911U JPH0670911U (ja) 1994-10-04
JP2549345Y2 true JP2549345Y2 (ja) 1997-09-30

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