JP2549033B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

Info

Publication number
JP2549033B2
JP2549033B2 JP3157875A JP15787591A JP2549033B2 JP 2549033 B2 JP2549033 B2 JP 2549033B2 JP 3157875 A JP3157875 A JP 3157875A JP 15787591 A JP15787591 A JP 15787591A JP 2549033 B2 JP2549033 B2 JP 2549033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
game board
locking
frame
accommodation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3157875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0596055A (ja
Inventor
伸明 水貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP3157875A priority Critical patent/JP2549033B2/ja
Publication of JPH0596055A publication Critical patent/JPH0596055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549033B2 publication Critical patent/JP2549033B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機に関
し、更に詳細には、前枠の正面内側にセットされる遊技
盤を前枠の前面側からの操作により着脱および交換可能
に収容セットし得るようにしたパチンコ遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機で
は、機体をなす外枠に対して着脱および開閉自在に組付
けられる前枠に各種の遊技構成部材が集約的に搭載され
る一方、構成部材の一つである遊技盤が前枠の裏側の収
容保持枠内にセットされるようになっている。そしてこ
の遊技盤のセット形態については、前枠前面の窓構成部
材を開放したもとで前面側から着脱可能なタイプと、外
枠から開放された前枠裏側の裏機構盤を開放または取外
したもとで裏面側から着脱可能なタイプとがある。
【0003】これら何れのタイプにあっても、収容保持
枠内の正面側に遊技盤を適正に収容セットし得ることが
何よりも肝要であり、このもとで収容保持枠側に配設さ
れた夫々の係合保持手段(ロック保持手段)を係合および
解除操作することを前提として、遊技盤を簡単かつ楽な
操作で手早く容易に着脱できることが強く要望されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ遊技機
にあっては、前述した技術的な要望事項が充分満足に具
備されず、また奏し得るとは言い難い面があった。すな
わち、遊技盤に対する前記係合保持手段は主として合成
樹脂製や金属製のものが利用されており、何れについて
も一般に当該収容保持枠の両側上下部に配設されてい
る。しかしこの手段については、前枠の裏側から操作で
きる形式とされているため、遊技盤の着脱および交換に
当り、手段自体の係合および解除の操作に際しては、前
枠をその都度開放しなければならない煩わしさを伴な
う。特に、前述した遊技盤前側着脱タイプのものでは、
係合保持手段の形式に制約されて前側着脱に係る優位性
が充分活かされない問題がある。
【0005】ちなみに、従来のパチンコ遊技機にあって
は、一般に前枠が木製(木材を枠組み成形したもの)であ
ることに対して、遊技盤用の収容保持枠は、主として合
成樹脂成形または金属成形されたものが多用されてい
る。これら何れの収容保持枠についても、制限された所
定サイズの単一化部材とされて、通常では前枠側とは分
離されて別保管されており、そして遊技機の製造工程に
おいて前枠1台毎に対して固定されている。しかし夫々
の保持枠は全体的に誤差が生じ易いため、前枠に対して
正確に位置決めし得ないことがあり、組付け作業全体に
おいても相当な手間が掛かる。現に保持枠の組付けにお
いては、専用組付け機のベッド上に位置決めセットした
前枠の裏面に保持枠が位置合わせされて多数本のビスで
締付け固定されているが、作業者のミスやビスの締付け
不良等により保持枠の位置ズレを招くことがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
提案されたものであって、前枠自体の開放を不要とした
前提において、前枠裏側の収容保持枠内にセットされる
遊技盤を前枠の前面側からの嵌込み取外し、並びに施錠
および解除を含む着脱操作により手早く容易に着脱でき
ると共に、適正な姿勢に固定化保持できるようにしたパ
チンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、外枠に対して開
可能に組付け保持される前枠の窓口内周囲にガラス扉枠
および上球皿用の取付け支盤を組付けた窓構成部材が設
置される一方、前枠の窓口裏側に位置する合成樹脂成形
製の収容保持枠の収容セット口に対して、遊技盤が前側
より着脱可能に収容セットされたパチンコ遊技機にあっ
前記収容保持枠に開設された方形状の収容セット口
の内周複数箇所に一体成形されて、収容セット口内にセ
ットされた遊技盤の各係合部の裏側を当接支持し得る保
持部と、この各保持部に対して横嵌め形態で着脱可能に
嵌合セットされて前後の嵌挿状態で定位置回動可能に支
持され、遊技盤の各係合部の前側を適宜弾性的に押圧係
止し得る施錠保持手段とを有し、前記窓構成部材を開放
した前側での操作において、前記夫々の施錠保持具を定
位置回動させて遊技盤の各係合部に対する係止施錠状態
と離脱解錠状態とに変向可能に設定したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】遊技盤を収容保持枠にセットするに際しては、
前枠前面の窓構成部材を開放したもとで、遊技盤の各係
合部を収容セット口に一体成形した対応の保持部に当接
した状態で、該遊技盤を収容セット口に収容し、次い
収容セット口の保持部に支持されている施錠保持具
を、同盤の前面側からの施錠操作により遊技盤に対する
係止施錠状態に変向させることにより、同盤が固定化保
持される。一方遊技盤の取外しに際しては、遊技盤の前
面側からの解錠操作により施錠保持を同盤に対して
脱解錠状態に変向し、次いで遊技盤を前側へ引出すこと
より同盤を収容保持枠から取外すことができる。
【0009】
【実施例】次に本発明に係るパチンコ遊技機につき、好
適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0010】本実施例では、図1に全体が略示されるパ
チンコ機の場合を前提として、その主体構成部分につい
て図2に分解して略示されるように、外枠Aに対して着
脱および開閉可能に組付けられ、裏側に収容保持枠6が
一体成形された前枠Bと、この前枠B前面に取着される
窓構成部材Cと、前枠Bの収容保持枠6内に着脱可能に
セットされる遊技盤Dと、前面側からの操作により遊技
盤Dを施錠および解錠し得る複数個の施錠保持具E,E
等を備えている。
【0011】そこで、本実施例のパチンコ機における前
記各々の構成部分について個別に説明する。
【0012】(前枠Bについて)この前枠Bは、その全体
が合成樹脂成形されたもので、図3および図4に示され
るように、基本的には外枠Aの前面開口域に適合する外
形サイズとされており、そして縦長方形の窓口2が前面
開口された枠体1と、窓口2より適宜小さい遊技盤用の
収容セット口7が開口された収容保持枠6とが、前後に
連設して一体成形されている。なお前枠Bは、外枠Aに
対して左側上下部の開閉連結支持部10により組付けら
れ、右側の施錠装置11で閉鎖保持されるようになって
いる。
【0013】前記枠体1では、従来の木製前枠に相応す
る部分とされており、図3に示す如く、窓口2の全内周
囲前端面に窓構成部材Cの設置凹座3が形成され、また
窓口2の下端部に図1に示す下の球受け皿12および打
球発射装置13等を設置するための盤部4が一体成形さ
れ、そして上杆部および右杆部に亘り装飾ランプ用の設
置部5等が形成されている。
【0014】これに対して前記収容保持枠6では、その
下端部に発射レール14(図2参照)等を取着し得る発射
盤部8が一体成形されており、この発射盤部8の上端面
を基準にして枠内周面域に遊技盤Dを直接嵌合し得る前
記収容セット口7が形成されている。そしてこのセット
口7の内周端面に遊技盤Dに対する位置決め用の突座
9,9が形成され、また4ヶ所の内周隅部に後述する保
持部Fが一体成形されている。
【0015】なおこの前枠Bにおいて詳細な記述は省略
するが、枠体1および収容保持枠6の各部分に、各種の
遊技構成部材や付属部品等に係る設置部および開口部、
そして球通口部等が形成されている。また枠体1の窓口
2と収容保持枠6の前面との間には、遊技盤Dの前面お
よび発射盤部8の前面に夫々取着される各種部材のため
のスペース面域Sが、窓口2と略同一面域に亘って形成
されている(図5参照)。
【0016】(窓構成部材Cについて)この窓構成部材C
は、図2に示す如く、基本的な構成として前枠Bの窓口
2および設置凹座3に直接嵌込みセットしてビス止めさ
れる縦長方形の窓枠15内に、ガラスを挿入セットし得
る略正方形のガラス扉枠16が、正面左側縁を支点とし
て開閉自在に組付けられている。そしてこの扉枠16を
前記施錠装置11を利用して解錠される正面右内側の施
錠具17により、施錠し得るようになっている。
【0017】なお窓構成部材Cでは、ガラス扉枠16の
下方において、図1に示す上の球受け皿20等を装着セ
ットした横長方形の取付け支盤18が、窓枠15に対し
て開閉自在に組付けられて、右内側における別の施錠具
19により施錠されるようになっている。ちなみにガラ
ス扉枠16および取付け支盤18を共に開放した場合
に、前枠Bの窓口2が全面的に開放される。
【0018】(遊技盤Dについて)この遊技盤Dは、図2
に示す如く、前枠Bの収容セット口7内に適合する略正
方形に成形されており、その前面に取着された略円形状
のレール21内に各種の入賞装置や遊技部品等を配置し
て所要のゲーム内容を展開し得る遊技領域22が構成さ
れる一方(図1参照)、4ヶ所の隅部に前枠Bの各保持部
Fと対応し得る後述の係合部Gが形成されている。そし
て遊技盤Dの前面において、電光装飾面24を有する装
飾保護部材23が遊技領域22以外にビス等で取着され
ており、その4ヶ所の隅角部には後述する施錠保持具E
に対する操作口25が形成されている。
【0019】(施錠保持具Eおよび関連部分について)施
錠保持具Eは、実施に供される4個の全てが合成樹脂成
形により、図6および図7に例示される同一共通の形式
に構成されている。すなわち各々の保持具Eは基本的な
構成として、図示のように円形の係止盤31の前面側中
心に支持軸32が連設され、この支持軸32前端の操作
頭部33に施錠片34が係止盤31と平行な向きで連設
されている。そして係止盤31の外周前面側に2個の係
止用の突起35が形成され、また操作頭部33の前面に
操作孔36が形成され、また施錠片34の裏側に係合突
起37が形成されている。
【0020】なお各保持具Eにおいて、係止盤31の後
端と支持軸32の前端に亘る軸長は、前枠Bにおける収
容セット口7の深さおよび遊技盤Dの厚みと同等にされ
ており、係止盤31の両突起35は互いに180°の間
隔位置にある。また操作頭部33は、支持軸32より大
径とされて操作孔36を六角形とし、その前端面に印3
8を設けている。一方施錠片34は、係止盤31の両突
起35を通る中心線を基準にして、係止盤31より適宜
半径の大きい約1/3円形位の扇形に形成されると共
に、適度の弾性変形が可能とされている。なお係合突起
37は、突起35,35を通る中心線上に整合した位置
にある。ちなみに保持具Eに対する操作器具39は、前
記装飾保護部材23の操作口25から挿入して操作孔3
6に係合し得る六角軸を有するハンドタイプのものが好
適である。
【0021】前述の施錠保持具Eに対する関連部分の一
つである前枠Bにおける各々の保持部Fについては、全
体的に図3および図4に略示するように、収容セット口
7の各隅部に成形された斜状隅部41をベースにして成
形されている。すなわち各保持部Fでは、図8および図
9に示すように基本的な構成として、当該斜状隅部41
の後端部に位置する円形の保持盤部43と、隅部41の
傾斜端面42上において保持盤部43の前端に位置する
軸支部44とが、2段連設状態で成形されている。そし
てこの両部43,44間に亘り外周が開口された挿入口
45および軸支孔46が正面U形状態で連通して前後に
形成される一方、斜状隅部41の前面に位置決め用の規
制部50が成形されている。
【0022】前記保持盤部43では、図9に示す如く、
その後側に前記施錠保持具Eの係止盤31に対する有底
円形の嵌合座孔47が形成されると共に、同座孔47の
底部内周囲に突起35に対する係止用の案内溝48が形
成されている。そして保持具Eをセットし易くするため
に、底部において軸支孔46と案内溝48との間の半径
方向に、突起35に対する逃し溝49が形成されてい
る。一方規制部50では、施錠保持具Eの解錠端位置を
規制するべく、軸支孔46の中心を基準にして円弧状と
されており、係合突起37に対する案内壁部51および
案内斜面52そして位置決め用の凹部53が形成されて
いる(図8参照)。
【0023】なお各保持部Fにおいて、斜状隅部41
は、45°の傾斜端面42を有する形状とされており、
保持盤部43はこの傾斜端面42からの突出部分が挿入
口45および軸支孔46によって2分割されている。ま
た軸支部44は、保持盤部43より小径にされて挿入口
45および軸支孔46によって2分割されており、その
前端が斜状隅部41の前面より適宜後側に位置されてい
る。
【0024】また今一方の関連部分である前記遊技盤D
における各々の係合部Gについては、全体的に図2に略
示するように、盤Dの各斜状隅部54をベースにして構
成されている。すなわち各係合部Gでは、図10に示す
ように基本的な構成として、当該斜状隅部54に逃し開
口部55が形成される一方、同開口部55の前面に係合
具58が取着されている。そして逃し開口部55では、
前記保持部Fの保持盤部43に対する座口56と、軸支
部44に対する逃し口57とが形成されている。一方係
合具58では、逃し口57の開口前面に位置を合わせて
ビス着されており、その前面に前記施錠保持具Eの係合
突起37に対する案内斜面59および位置決め用の係合
凹部60が形成されている。
【0025】前述した各々の施錠保持具Eは、通常の実
施状態として、夫々の保持部Fに予め回動可能に定置セ
ットされるものであり、この定置セットに係る態様につ
いて各図を参照して手順的に説明する。すなわち保持具
Eについて、先ず図11に示すように、操作頭部33お
よび施錠片34を前向きにしたもとで、支持軸32を保
持部Fの挿入口45から軸支孔46内に挿入して適宜押
込む。これにより初期の挿入段階では、図1に示すよ
うに、保持具E全体が、保持部Fに対して少し傾いた状
態で仮嵌めされる。そして係止盤31が保持盤部43の
嵌合座孔47に部分的に嵌合されると共に、支持軸32
が挿入口45および軸支孔46内に斜状に嵌挿される。
なおこの状態においては、一方の突起35が逃し溝49
で案内された位置にある。
【0026】次いで前述の挿入段階後に保持具Eが、図
中の矢印方向から軽く押込まれたことにより、図1
に示すように、保持部F内に本嵌めセットされる。こ
の状態において、係止盤31が保持盤部43の嵌合座孔
47内に密嵌されて、両方の突起35を案内溝48内に
突入係止する一方、支持軸32が軸支孔46内に嵌挿支
持される。また操作頭部33が斜状隅部41の前面に係
合位置されると共に、施錠片34が収容セット口7内に
向けて突出されている。
【0027】そして本嵌め後においては、所定の操作器
具39を操作頭部33に掛けて図1中の反時計方向へ
操作する。これにより保持具E全体は、軸支孔46に対
する支持軸32および嵌合座孔47に対する係止盤31
を回動支点として、図1に示すように反転される。こ
れに伴い施錠片34が斜状隅部41の前面側に変移され
る過程において、係合突起37が規制部50の案内壁部
51および案内斜面52に沿って移行して、凹部53内
に突入係止する。この係合時点で保持具Eは、回動が制
止されて前記の本嵌め位置から180°の解錠位置に待
機された状態で定置セットされる。
【0028】なお各施錠保持具Eの定置セットにあた
り、施錠片34は係合突起37が案内斜面52上を移行
する間、適度の弾性変形が許容される。そして同突起3
7が凹部53に係止した時点で、解錠端として位置決め
制止するので、保持部Fに対する保持具Eの回動操作量
(解錠角度範囲)および解錠終端点が自ずと決定される。
ちなみに全ての保持具Eは、同一方向へ回動操作され
る。
【0029】
【実施例の作用】前述の如く構成された本実施例のパチ
ンコ機では、前枠Bに対する遊技盤Dの着脱について、
窓構成部材Cを開放した前枠Bの前面側において、必要
な操作を行なうことにより容易になし得るものであり、
その着脱態様並びに操作手順について説明する。
【0030】(遊技盤Dのセットについて) 窓構成部材Cのガラス扉枠16および取付け支盤18を
共に全開したもとで、遊技盤Dを前枠Bの窓口2から収
容保持枠6の収容セット口7内に納め込む。これにより
遊技盤Dは、各々の突座9,9によって発射盤部8を基
準として位置決めされると共に、夫々の係合部Gの座口
56と保持部Fの保持盤部43との当接係合により起立
状態で収容保持される。なおこの状態において、遊技盤
D前面の装飾保護部材23が、収容保持枠6の前面に当
接されて全ての保持部Fを覆蓋するが、各々の操作口2
5を各位置の施錠保持具Eにおける操作孔36と連通位
置に臨ませている(図1参照)。
【0031】次に操作器具39を装飾保護部材23の各
操作口25から挿入して当該の施錠保持具Eの操作孔3
6内に係合したもとで、時計方向へ回動操作する。これ
により同保持具Eは、前述した図1の解錠位置から図
に示す施錠位置に反転されることになり、これに伴
い施錠片34が当該係合部Gにおける係合具58の前面
側に変移される過程で、係合突起37が案内斜面59上
を移行して、最終的に係合凹部60に突入係合する。そ
してこの係合時点で、保持具Eは回動が制止されて施錠
位置に保持される。
【0032】なお各施錠保持具Eの施錠操作にあたり、
施錠片34は係合突起37が係合具58の案内斜面59
上を移行する間、適度の弾性変形が許容される。そして
同突起37が係合凹部60に係合した時点で、施錠端と
して位置決め制止するので、保持部Fに対する保持具E
の施錠回動操作量および施錠終端位置が自ずと決定され
る。
【0033】これにより遊技盤Dは、全ての係合部Gが
夫々の施錠保持具Eにより施錠された状態で、収容保持
枠6内に適正姿勢で保持される。特に各々の保持具Eで
は、その施錠片34が当該係合具58との当接係合状態
において適度の弾性変形に伴う緊締力を遊技盤Dに作用
する。このため遊技盤Dは、常時この緊締力を受けて強
固に押圧保持されることになり、振動や衝撃等に対して
安定した状態で固定化保持される。
【0034】(遊技盤Dの取外しについて) 夫々の施錠保持具Eの解錠にあたり、操作器具39を装
飾保護部材23の各々の操作口25から当該保持具Eの
操作孔36内に係合して、図1中の反時計方向へ回動
操作することにより、保持具Eが前述した図1の解錠
位置に反転保持されて、遊技盤Dの当該係合部Gを解放
する。この結果同遊技盤Dはその全体が解錠された状態
とされ、単に操作前面側に引出すことにより、収容セッ
ト口7から起立状態のまま取出すことができ、そして開
放状態の窓構成部材Cの前側に取外し得る。
【0035】このように本実施例のパチンコ機では、前
枠B前面側における簡単な手順操作により、遊技盤Dを
手早く容易に着脱することができる。そして遊技盤Dの
着脱にあたり、各々の施錠保持具Eについては、その操
作頭部33の印38を視認して、施錠および解錠の各位
置が判断できる。従ってこの印38を目安とすれば、各
位置への切換え操作が簡単かつ正確になし得る。
【0036】なお本発明の対象とするパチンコ遊技機に
おいて、遊技盤の施錠保持に係る技術については、前枠
裏側の収容保持枠が単独で合成樹脂成形されて固定され
る型式のものにあっても、好適に実施できる。また施錠
保持具は合成樹脂成形のものを前提として、操作部分に
角孔や係合溝または係合軸や角軸等を有するものであっ
てもよい。
【0037】
【発明の効果】前述した実施例から理解できるように、
本発明のパチンコ遊技機は、前枠裏側の収容保持枠内の
正面側に収容される遊技盤を前面側から着脱できる型式
のものにあって、収容保持枠の各部における保持部に回
動可能に定置セットされた各々の施錠保持具が、遊技盤
の各部における係合部に対する施錠および解錠の状態に
切換え操作できることにより、収容保持枠内の遊技盤に
ついて、施錠による固定化保持並びに解錠による解放を
なして着脱ができるものである。
【0038】そして全ての施錠保持具は、遊技盤の着脱
型式に合わせて前面側から操作できることにより、同保
持具自体に対する操作や取扱いが容易で楽になる一方、
遊技盤の収容セットおよび解放取外しにおいて、前枠を
一々開放する煩わしさ等が解消できる。言換えると、遊
技盤の施錠および解錠に係る操作が、窓構成部材を開放
した前面側において手順通りに行ない得るので、遊技盤
の着脱が至極簡便できるものである。また、収容セット
口の保持部に対する施錠保持具の回動方向および回動位
置は、該保持部に成形した規制部により規制されるの
で、施錠保持具を施錠位置と解錠位置とに定置セットし
得る。更に、施錠保持具による施錠状態では、弾性を有
する施錠片の弾性変形に伴う緊締力が遊技盤に作用する
ので、該遊技盤は常時この緊締力を受けて強固に押圧保
持されることになり、振動や衝撃等に対して安定した状
態を固定化保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の正面図
である。
【図2】パチンコ遊技機の主体構成部分を分解した斜視
図である。
【図3】前枠の正面図である。
【図4】前枠の背面図である。
【図5】図3中のV−V線に基く平断面図である。
【図6】施錠保持具を前側から視た斜視図である。
【図7】施錠保持具を後側から視た斜視図である。
【図8】収容保持枠の保持部を前側から視た斜視図であ
る。
【図9】収容保持枠の保持部を後側から視た斜視図であ
る。
【図10】遊技盤の係合部を前側から視た斜視図であ
る。
【図11】保持部に対する施錠保持具のセット態様を正
から視た状態で例示する説明図である。
【図12】保持部に対する施錠保持具のセット態様を断
面にして例示する説明図である。
【図13】保持部に対する施錠保持具のセット態様を断
面にして例示する説明図である。
【図14】 保持部に対する施錠保持具のセット態様を正
面から視た状態で例示する説明図である。
【図15】施錠保持具による遊技盤の施錠保持状態の正
面図である。
【図16】図1XVIXVI線に基く断面図である。
【符号の説明】2 窓口 6 収容保持枠 7 収容セット口 16 ガラス扉枠 18 取付け支盤 31 係止盤32 支持軸 33 操作頭部 34 施錠片 37 係合突起39 操作器具 41 斜状隅部 43 保持盤部 45 挿入口 46 軸支孔 50 規制部 A 外枠 B 前枠 C 窓構成部材 D 遊技盤 E 施錠保持具 F 保持部 G 係合部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠(A)に対して開閉可能に組付け保持
    される前枠(B)の窓口(2)内周囲にガラス扉枠(16)および
    上球皿用の取付け支盤(18)を組付けた窓構成部材(C)が
    設置される一方、前枠(B)の窓口(2)裏側に位置する合成
    樹脂成形製の収容保持枠(6)の収容セット口(7)に対し
    て、遊技盤(D)が前側より着脱可能に収容セットされた
    パチンコ遊技機にあって前記収容保持枠(6)に開設された方形状の収容セット口
    (7)の内周複数箇所に一体成形されて、収容セット口(7)
    内にセットされた遊技盤(D)の各係合部(G)の裏側を当接
    支持し得る保持部(F)と、この各保持部(F)に対して横嵌
    め形態で着脱可能に嵌合セットされて前後の嵌挿状態で
    定位置回動可能に支持され、遊技盤(D)の各係合部(G)の
    前側を適宜弾性的に押圧係止し得る施錠保持手段(E)と
    を有し、 前記窓構成部材(C)を開放した前側での操作において、
    前記夫々の施錠保持具(E)を定位置回動させて遊技盤(D)
    の各係合部(G)に対する係止施錠状態と離脱解錠状態と
    に変向可能に設定 したことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記収容保持枠(6)における夫々の保持
    部(F)は、収容セット口(7)の各内隅角部の斜状隅部(41)
    をベースにして成形され、この斜状隅部(41)の裏側で収
    容セット口(7)に向けて突設されて前記遊技盤(D)の係合
    部(G)裏側を当接支持し得る保持盤部(43)と、この保持
    盤部(43)の半径方向に開口された正面Uの字状の挿入口
    (45)と、保持盤部(43)の中心部に形成されて挿入口(45)
    と連通された軸支孔(46)と、斜状隅部(41)の前面に形成
    されて前記施錠保持具(E)の回動方向および回動位置を
    規制する規制部(50)とを夫々一体に成形した請求項1記
    載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記夫々の保持部(F)に定位置で回動可
    能に嵌挿セットされる前記施錠保持具(E)は、前記遊技
    盤(D)の前側から適宜操作具(39)で操作し得る一部品単
    位に合成樹脂成形され、保持部(F)の裏側に係止される
    円形の係止盤(31)と、この係止盤(31)の中心部に連設さ
    れて保持部(F)の前後方向に挿通支持される支持軸(32)
    と、支持軸(32)前端に形成されて前記収容セット口(7)
    の開口前縁に位置決め係止される操作頭部(33)と、支持
    軸(32)前端に形成された適宜弾性を 有する施錠片(34)
    と、この施錠片(34)の内側に突設されて前記遊技盤(D)
    の係合部(G)前側に係止し得る係合突起(37)とを夫々一
    体に成形した請求項1記載のパチンコ遊技機。
JP3157875A 1991-05-31 1991-05-31 パチンコ遊技機 Expired - Lifetime JP2549033B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3157875A JP2549033B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3157875A JP2549033B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0596055A JPH0596055A (ja) 1993-04-20
JP2549033B2 true JP2549033B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=15659323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3157875A Expired - Lifetime JP2549033B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549033B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4474385B2 (ja) * 2006-05-30 2010-06-02 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
DE102010049329A1 (de) 2010-10-22 2012-04-26 Forschungszentrum Jülich GmbH Sputterquellen für Hochdrucksputtern mit großen Targets und Sputterverfahren
JP2015091466A (ja) * 2015-02-12 2015-05-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017038994A (ja) * 2016-11-29 2017-02-23 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0596055A (ja) 1993-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0689483B2 (ja) ヘルメットにおけるシールドの取付構造
US5732000A (en) Casing for electronic equipment, such as personal computers and/or their peripherals
JP2549033B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3508099B2 (ja) パチンコ遊技機における遊技盤用の施錠装置
JP2984820B2 (ja) パチンコ遊技機の遊技盤用の保持装置
JP4314402B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH064989B2 (ja) ヒンジ
JP3051962B1 (ja) パチンコ遊技機における遊技盤用の施錠装置
JP3160642B2 (ja) パチンコ遊技機におけるガラス窓の施錠装置
JP3134065B2 (ja) 引戸錠用係止装置
JP4029293B2 (ja) パチンコ遊技機における遊技盤用の施錠装置
JP4031071B2 (ja) 遊技機
JPH09158594A (ja) ドア用蝶番
CN212477172U (zh) 电器设备及其门锁
JPH07185097A (ja) パチンコ機における球受皿の組付構造
JP4314401B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2551880B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH04185704A (ja) ヘルメットのシールド取付構造
JPH09262355A (ja) パチンコ遊技機の遊技盤用の施錠装置
JP2594015B2 (ja) 扉開閉装置
JP2562796B2 (ja) 縦型遊技機用の機体
JP2584367B2 (ja) 縦型遊技機
JPH08149B2 (ja) パチンコ機
JP3218023B2 (ja) 弾球遊技機
JP2887589B2 (ja) パチンコ遊技機における着脱施錠式の保護部材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term