JP2548698B2 - 鞍乗型車両の前フエンダ保護構造 - Google Patents

鞍乗型車両の前フエンダ保護構造

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JP2548698B2 JP60291479A JP29147985A JP2548698B2 JP 2548698 B2 JP2548698 B2 JP 2548698B2 JP 60291479 A JP60291479 A JP 60291479A JP 29147985 A JP29147985 A JP 29147985A JP 2548698 B2 JP2548698 B2 JP 2548698B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、幅広超低圧タイヤ(バルーンタイヤ)を備
え、操向用バーハンドルの後方に鞍型シートを搭載して
なる荒地走行に適した鞍乗型車両に関し、特に障害物と
の衝突時に前フェンダを保護できるようにした前フェン
ダ保護構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、鞍乗型車両は、岩場や、泥地あるいは灌木等
の障害物の多い荒地でスポーツ走行するのに適してお
り、その使用目的上障害物に衝突したりする可能性があ
る。そのためこの種の車両では、上記衝突時に車体各部
の損傷をできるだけ少なくできる構造が採用されてい
る。例えば前輪を覆う前フェンダの前方には前バンパ
が、後輪を覆う後フェンダの後方には後バンパがそれぞ
れ配設されており、この各バンパは車体フレームに支持
ブラケットで固着されている。そしてこのバンパは、例
えば上記支持ブラケット部の強度を若干弱くしておき、
衝突時には、この支持ブラケット部が変形して衝突時の
衝撃力を吸収し、これにより車体各部、例えばフェンダ
を保護するように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の前バンパでは、衝突の程度に
よっては、該前バンパの変形だけでは衝突力を吸収でき
ない場合があり、この場合は前バンパの変形に伴って障
害物が前フェンダに当たることがある。一般に前フェン
ダは樹脂製で強度も低く、障害物が当たると容易に変形
あるいは破損することとなる。
本発明は、このような従来装置の問題点を解消するた
めになされたもので、衝突によって前バンパが大きく変
形しても直ちに障害物が前フェンダに当たることはな
く、前フェンダを効果的に保護できる鞍乗型車両の前フ
ェンダ保護構造を提供することを目的としている。
〔問題点の解決するための手段〕
本発明は、車体フレームの略中央にエンジンを搭載
し、前部に2個、後部にリヤアームを介して少なくとも
1個の幅広超低圧タイヤ付き車輪を装着し、操向ハンド
ルの後方に順次燃料タンク,及び鞍型シートを搭載して
なる鞍乗型車両の前フェンダ保護構造において、上記車
体フレームの前端屈曲部を上記2個の前輪を覆うように
配設された前フェンダの先端より前方に突出させ、前バ
ンパのバンパ本体の車幅方向長さを上記左,右の前輪の
内側面間寸法より小さく設定するとともに、上記バンパ
本体を車幅方向中央でかつ前輪の上縁より高所に位置す
るように配置し、該バンパ本体から下方に延びる前部支
持ブラケットの下端部、該バンパ本体から後方に延び、
所定値以上の荷重により変形する後支持ブラケットの後
端部をそれぞれ上記前端屈曲部の下部,上部に着脱可能
に取り付けたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係る鞍乗型車両の前フェンダ保護構造によれ
ば、衝突時には、障害物は最も前方に突出している前バ
ンパに当たり、この前バンパが変形して衝突力が低減さ
れるとともに、障害物は続いて車体フレームに当たり、
前フェンダにはほとんど当たることはなく、前フェンダ
は確実に保護される。また、上述のとおり、衝突力は前
バンパの変形により大きく低減されているから、車体フ
レームに障害物が衝突する際の力は小さく、従って車体
フレームはほとんど変形することはない。そして岩等へ
の衝突時には、上記後支持ブラケットが変形することか
ら、衝撃をより一層確実に吸収でき、かつバンパ本体の
変形移動方向を後方向に規制できるので、前バンパが前
輪に干渉してその回転を不能にする問題を回避できる。
また、後,前部支持ブラケットを車体前方に突出する前
端屈曲部に着脱可能としたので、変形時の交換が容易で
ある。
また前バンパを高所に配置したので荒地走行時に岩等
が前バンパに干渉することがなく、さらに前バンパの車
幅方向寸法を前輪の外側面間寸法より短くしたので、前
バンパが変形により前輪に当接して回転不能となる事態
を回避できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示し、図に
おいて、1は鋼管製本体フレームで、これは左,右一対
のクレードル状のサイドフレーム2をクロスパイプ3で
連結し、後部にシートレール4を接続してなり、該車体
フレーム1の後端には後バンパ6が取り付けられてい
る。
上記車体フレーム1の略中央にはクランクケース7と
結合されたエンジン8が搭載され、該エンジン8の後方
にはエアクリーナ9が配置され、また排気管10は車体フ
レーム1の側方を後方に延びている。そして上記車体フ
レーム1の前部左,右には前輪懸架装置(図示せず)を
介して前輪11が、後部左,右には後輪懸架装置12を備え
たリヤアーム13を介して後輪14が装着されており、この
前,後輪11,14のタイヤには幅広超低圧タイヤが採用さ
れている。さらにまた、上記車体フレーム1の前部に配
設されリンク機構により前輪11を操舵する操向ハンドル
15の後方にはタンクカバー16aを備えた燃料タンク16,鞍
型シート17が装着されている。
また、上記後輪13の上方,前輪11の上方にはそれぞれ
樹脂製の後フェンダ18,前フェンダ19が配設されてい
る。この前フェンダ19は左,右の前輪11,11の上方を覆
うカバー部19c,19cと、該前輪11,11間部分を覆う中央部
19dとからなる、いわゆるボンネット型のものである。
上記中央19dの車幅方向略中央には、車体後方に凹状の
切欠凹部19aが形成され、該切欠凹部19aの周縁部には補
強フランジ部19bが下方に折り曲げ形成されている。
上記切欠凹部19a内には2個のランプ20aからなる前照
灯20が配置されており、該前照灯20はランプブラケット
21によって支持されている。このランプブラケット21は
上記各ランプ20aの下面を支持する支持部21aと、各ラン
プ20aの前面を保護する保護部21bと、前脚21c,後脚21d
からなる固定部21eとから構成され、この前脚21cは車体
フレーム1の前部に、後脚21dはクロスパイプ3のブラ
ケット3aにそれぞれボルト締め固定されている。
ここで、上記前フェンダ19の左,右のカバー部19cの
先端部は、ランプブラケット21の保護部21bより前方に
わずかに突出しており、上記車体フレーム1を構成する
サイドフレーム2の前端部前端屈曲部2aは、この前フェ
ンダ19よりさらに前方に突出している。
そして上記車体フレーム1よりさらに前方で、かつ前
フェンダ19の切欠凹部19aの前方位置には前バンパ5が
配設されている。この前バンパ5のバンパ本体5aは、上
記切欠凹部19aの幅より少し長く水平方向に延びる鋼管
製のもので、その両端部にはラバー製のエンドカバー5b
が嵌着されている。また上記バンパ本体5aの両端には下
方に延びる前部支持ブラケット5cが接続されており、こ
の前部支持ブラケット5c間にはカバープレート5dが架設
され、両ブラケット5cの下端部は車体フレーム1の前端
下部にボルト締め固着されている。さらにまた上記前部
支持ブラケット5cの上部には後支持ブラケット5eが形成
され、これは車体フレーム1の前端上部にボルト締め固
着されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のような荒地走行用車両では、その用途上岩
等の障害物に衝突する可能性があるが、この衝突時に
は、まず前バンパ5が、例えば後部支持ブラケット5eが
変形して後方に移動し、これにより衝突力は大部分が吸
収されることとなる。そして上述の場合より衝突力が大
きい場合は、障害物は上記前バンパ5の後退に伴って車
体フレーム1の前端に当たり、これによりほとんどの場
合、障害物が前フェンダ19に当たることはない。なお、
前照灯20は前フェンダ19の前端より後方に位置している
から、これも前フェンダ19と同様に保護されることとな
る。
このように本実施例では、車体フレーム1の前端を前
フェンダ19の先端より前方に突出したので、衝突により
前バンパ5が変形しても障害物が直ちに前フェンダ19に
当たることなく、まず車体フレーム1に当たるので、大
部分の場合は衝突力はこの車体フレーム1までで全て吸
収され、前フェンダ19を破損から保護できる。また、こ
の場合、衝突力は前バンパ5によりほとんど吸収される
から、車体フレーム1が変形することはあまりない。
また前バンパ5を装着する場合、その配置高さ,寸法
の如何によってはバンパが岩等に干渉したり、前バンパ
が変形して前輪に当たり、前輪が回転不能となることが
あるが、本実施例では前パンパ5を高所に配置し、かつ
幅寸法を前輪の外側面間寸法より小さくしたのでバンパ
装着に起因する荒地走破性悪化を回避できる。
また本実施例のような荒地走行用車両では、前輪11の
上下方向ストロークをできるだけ大きくする必要があ
り、また、夜間の荒地走行をスムーズに行うには、前照
灯は車両の直前に光を照射するために低い位置に設ける
のが望ましい等,前フェンダ19と前照灯20の支持におい
ては、それぞれの要求に応じられるよう設計上の自由度
が高いことが必要である。本実施例では、前フェンダ19
に形成した切欠凹部19a内に前照灯20を配設したので、
前照灯20は所望の照明が得られるよう低い位置に配設で
きるとともに、前フェンダ19は前輪11の必要なストロー
クに応じた高さにすることができる。
また、荒地走行においては、前輪11の設置位置を直接
目で確認できることが望ましいが、本実施例では切欠凹
部19aを通して前輪11の接地位置が確認し易く、操縦性
を向上できる。なお、上記前フェンダ19の中央部19dは
もともと泥除け機能はほとんど果たしていないから、該
中央部19dに切欠凹部19aを形成したことにより泥除け機
能が低下することはない。また切欠凹部19aの周縁には
補強フランジ部19bを設けたので、該凹部19a内に配設さ
れた前照灯20を泥から保護できるとともに、前フェンダ
19の剛性を向上できる。
なお、上記実施例では、前フェンダ19に切欠凹部を設
けた場合について説明したが、本発明はこのような切欠
凹部のないボンネットタイプの前フェンダを備えたもの
にも勿論適用できる。また上記実施例では後輪が2個、
つまり四輪車の場合について説明したが、本発明は後輪
が1個の三輪車にも勿論適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る鞍乗型車両の前フェンダ保
護構造によれば、車体フレームの前端屈曲部を前フェン
ダの先端より前方に突出させ、該車体フレームの前方に
前バンパを取り外し可能に配設したので、衝突時に前バ
ンパが変形しても直ちに障害物が前フェンダに当たるこ
とはなく、前フェンダを確実に保護できる効果があり、
またバンパ本体を下方に延びる前部支持ブラケットと後
方に延びる後支持ブラケットとで車体に取り付けたの
で、バンパ本体の変形移動方向を後方向に規制でき、バ
ンパ本体が変形移動時に前輪に干渉するのを防止でき、
前輪の回転不能による走破性低下を回避できる効果があ
り、またバンパの変形時の交換が容易である。
また前バンパを前輪車輪より高所に配置し、かつ幅寸
法を前輪外側面間寸法より短く設定したので、前バンパ
装着に起因する荒地走破性悪化を回避できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による鞍乗型車
両の前フェンダ保護構造を説明するための図で、第1図
は前バンパ取付部の側面図、第2図はその平面図、第3
図はその正面図、第4図は上記実施例構造が適用された
鞍乗型車両の側面図である。 図において、1は車体フレーム、5は前バンパ、8はエ
ンジン、11は前輪、13はリヤアーム、14は後輪、15は操
向ハンドル、16は燃料タンク、17は鞍型シート、19は前
フェンダである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームの略中央にエンジンを搭載
    し、前部に2個、後部にリヤアームを介して少なくとも
    1個の幅広超低圧タイヤ付き車輪を装着し、操向ハンド
    ルの後方に順次燃料タンク,及び鞍型シートを搭載して
    なる鞍乗型車両の前フェンダ保護構造において、上記車
    体フレームの前端屈曲部を上記2個の前輪を覆うように
    配設された前フェンダの先端より前方に突出させ、前バ
    ンパのバンパ本体の車幅方向長さを上記左,右の前輪の
    内側面間寸法より小さく設定するとともに、上記バンパ
    本体を車幅方向中央でかつ前輪の上縁より高所に位置す
    るように配置し、該バンパ本体から下方に延びる前部支
    持ブラケットの下端部、該バンパ本体から後方に延び、
    所定値以上の荷重により変形する後支持ブラケットの後
    端部をそれぞれ上記前端屈曲部の下部,上部に着脱可能
    に取り付けたことを特徴とする鞍乗型車両の前フェンダ
    保護構造。
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