JP2547322Y2 - 電子時計の絶縁シートの配置構造 - Google Patents

電子時計の絶縁シートの配置構造

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JP2547322Y2
JP2547322Y2 JP1990030475U JP3047590U JP2547322Y2 JP 2547322 Y2 JP2547322 Y2 JP 2547322Y2 JP 1990030475 U JP1990030475 U JP 1990030475U JP 3047590 U JP3047590 U JP 3047590U JP 2547322 Y2 JP2547322 Y2 JP 2547322Y2
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circuit board
battery
insulating sheet
train wheel
wheel bridge
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山田  信一
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子時計の絶縁および導通のための絶縁シー
トの配置構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、時計は一方で低価格化が進んだため、時計ムー
ブメントの構造上も低価格化の要求が強くなり、各部品
の部品点数の削減や部品の共通化などによって低価格化
を達成しようとしている。その1つは、時計ムーブメン
トの固定にネジを使用しているが、このネジをなんとか
廃止できないかどうかとの検討が成され始めている。
以下図面により従来の技術を説明する。第3図は従来
の時計構造を示す平面図、第4図は第3図のB−B断面
図である。1は時計基板としての地板、2は時計の機械
部品や電子部品の平面的又は断面的位置を決めるスペー
サーで一般に樹脂により形成されている。3は電子時計
を駆動するための電子部品を搭載した回路基板で電池と
導通するパターンを有している。6は歯車列で、図示し
ないモーターの回転を減速して指針にその動力を伝達す
るものであり、地板1と後述の輪列受10とにより軸支さ
れている。7は電池で時計の電子部品を駆動するための
動力源となっている。10は輪列受で、地板1に植設され
たネジチューブ15を介して2本の輪列受止めネジ12によ
り地板に固定されている。11は押え板で、一部の部品を
押えたり、製品番号を刻印したりするためのものであ
り、回路基板3とともに2本の押え板止めネジ13と1本
のバネ止めネジ14により地板1に固定されている。ま
た、16は絶縁シートであり、17は電池受バネで、電池7
の(−)極を回路基板3の(−)導通パターンに接続す
るものであって、電池7とは地板1の地板ボス1′に固
定された絶縁シート16により絶縁されるようになってい
る。
上記構成において、輪列受10は2本の輪列受止めネジ
12で固定され、また回路基板3と押え板11は2本の押え
板止めネジ13と、電池受バネ17を含めて、1本のバネ止
めネジ14とで固定されているため、合計で5本もの止め
ネジを使用していることとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、以上のような構造においては部品の支持構造
が多くのネジ止めにより実現しているため、部品点数上
あるいは加工工数上、低価格化の要求を満たすものとは
いえない。そして、この要求を満たすべくネジ止め構造
にかえて、押え板11のような部品にフック形状を設け
て、それを地板にひっかけるような支持構造が考えられ
るが、第3図のような構成では、輪列受10の平面形状を
一部広げ、その部分を、押え板11および回路基板3が積
層されている下にもぐり込ませる構成によることで、輪
列受10の組込後、回路基板3と押え板11を組込み、前述
の押え板11のフック形状を地板にひっかけることで、輪
列受10の前述の部分が押えられるような構成にしないと
できないが、その場合には金属性の輪列受10と回路基板
3の下面側パターンが電気的にショートするため、構造
的に成立し得ない。しかも、第3図、第4図に示す従来
例においては、絶縁シート16の位置決めのため地板1に
地板ボス1′のような部分を設けなければならず、この
ような構造もまた、加工容易性からみて低価格化を妨げ
るものである。
本考案は以上のような課題を解決し、ネジ締め部を極
力少なくした構造にするとともに、地板などに加工上、
手間がかかる位置決め部分など設けなくてすむことで、
総合的にコストダウンに貢献する電気的絶縁および導通
構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の要旨は、電池と、
電子時計を駆動するための電子部品を搭載した回路基板
と、前記電池の一方の電極と前記回路基板とを導通させ
るための電池受バネと、少なくとも輪列の一部を軸支す
る金属製の輪列受と、前記回路基板等を押さえて地板に
固定するためのフック部を有する押え板と、前記電池の
他方の電極と前記電池受バネとの絶縁の役を果たす絶縁
シートとを含む電子時計において、前記輪列受と前記回
路基板とを一部積層させ、かつ前記フック部を、前記輪
列受が前記回路基板と積層された部分近傍と、前記回路
基板の前記電池受バネの接点部が電池導通パターンと接
している接続部近傍とに設け、前記絶縁シートが前記輪
列受と積層された部分の前記回路基板の少なくとも配線
パターンを覆うように前記輪列受と前記回路基板との間
に延長介在させたことを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によって、一部品の絶縁シートで2つの絶
縁機能を果たすことができ、その位置決めも地板の位置
決めボスのような部分を利用せずに可能である。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。第1図
は本考案の実施例による平面図であり、第2図はそのA
−A断面図である。第3図、第4図と同一の部番につい
ては説明を省略する。第1図、第2図において、4は輪
列受であり、その形状が、押え板5と回路基板3の積層
部分の下にもぐり込みような形で伸びており、このもぐ
り込む部分については浚い加工が施され断面形状として
低くなっている。そして、この部分に回路基板3と押え
板5が積層配置されている。回路基板3と輪列受4と押
え板5とが積層配置された部分近傍の押え板5には地板
1にひっかけるフック部5′が設けられている。8は絶
縁シートであり、その形状の一部が、電池収納部に配置
されているとともに、回路基板3と輪列受4が積層され
ている部分に広げた形状となっており、この部分は断面
的に輪列受4と回路基板3の間に位置している。そして
絶縁シート8は電池組込み時に電池7の(+)極と電池
受バネを絶縁する機能をもつとともに回路基板3の下面
側に形成されたパターンと金属製である輪列受4とを絶
縁する機能を持つ。つまり、絶縁シート8は、輪列受4
と積層された部分の回路基板3の少なくとも配線パター
ンを覆うように広がっている。また、絶縁シート8の位
置決めはスペーサー2の一部として形成された位置決め
ボス2′で行なわれる。9は電池受バネ、9′は電池受
バネ回路接点部であり、ネジ締めによる電池受バネ9と
回路基板3の導通構造をネジを廃止したために、第1図
に示すように電池受バネ9が絶縁シート8をまたいで、
電池受バネ回路接点部9′において回路基板3の下面側
に形成された電池導通パターンにバネ性をもって接して
いる。この電池受バネ回路接点部9′が回路基板3の電
池導通パターンと接している接続部近傍にも地板1にひ
っかけるフック部5′が設けられている。この構造にお
いては絶縁シート8の位置決め部分として用いるボスを
地板などの加工の手間がかかってしまう部品に設けるこ
となく、スペーサーなど他の部品に設けることができ
る。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれば絶縁シ
ートを電池(+)極と電池受バネを絶縁するとともに回
路基板と輪列受を絶縁する配置とすることで、ネジ締め
箇所を極力廃止したフック止め構造を実現することが可
能であり、そのために時計の総合的なコストダウン構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気的絶縁および導通構造を示す平面
図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は従来の時
計の電気的絶縁および導通構造を示す平面図、第4図は
第3図のB−B断面図である。 1……地板、2……スペーサー、3……回路基板、4、
10……輪列受、5、11……押え板、5′……フック部、
6……歯車列、7……電池、8、16……絶縁シート、
9、17……電池受バネ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池と、電子時計を駆動するための電子部
    品を搭載した回路基板と、前記電池の一方の電極と前記
    回路基板とを導通させるための電池受バネと、少なくと
    も輪列の一部を軸支する金属製の輪列受と、前記回路基
    板等を押さえて地板に固定するためのフック部を有する
    押え板と、前記電池の他方の電極と前記電池受バネとの
    絶縁の役を果たす絶縁シートとを含む電子時計におい
    て、前記輪列受と前記回路基板とを一部積層させ、かつ
    前記フック部を、前記輪列受が前記回路基板と積層され
    た部分近傍と、前記回路基板の前記電池受バネの接点部
    が電池導通パターンと接している接続部近傍とに設け、
    前記絶縁シートが前記輪列受と積層された部分の前記回
    路基板の少なくとも配線パターンを覆うように前記輪列
    受と前記回路基板との間に延長介在させたことを特徴と
    する電子時計の絶縁シートの配置構造。
JP1990030475U 1990-03-27 1990-03-27 電子時計の絶縁シートの配置構造 Expired - Lifetime JP2547322Y2 (ja)

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