JP2547031B2 - 高彩度接着シ−ト - Google Patents

高彩度接着シ−ト

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JP2547031B2 JP62187671A JP18767187A JP2547031B2 JP 2547031 B2 JP2547031 B2 JP 2547031B2 JP 62187671 A JP62187671 A JP 62187671A JP 18767187 A JP18767187 A JP 18767187A JP 2547031 B2 JP2547031 B2 JP 2547031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、装飾又は表示等を目的に用いられる高彩度
接着シートに関し、詳しくは被着体に貼着した場合、そ
の被着体の種類にかかわらず色鮮やかな装飾又は表示が
可能な高彩度接着シートに関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来より、色鮮やかな高彩度を有する接着シートを作
成するために種々の方法が試みられている。その例とし
て、印刷若しくはコーティングする等の手段により白色
接着シートの上に着色透明層を形成して接着シートを作
成する方法、或いはラミネート、コーティング等の手段
により、予め着色透明層と白色層とからなる二層構造の
フィルムを形成し、該フィルムに接着剤を被着して接着
シートとを作成する方法等が知られている。
これら従来の方法に於いては、フィルムを実質的に二
層構造とすることが必要であるため、製造上工程が複雑
となり、製造に長時間を要し、それ故にコスト高になる
等の欠点があった。
更に、着色透明層と白色層の密着性が十分でないため
に、屋外等で使用した場合に該両層間に剥がれや膨れ等
が発生することもあった。
従って、本発明の目的は、製造が容易な簡単な構造で
ありながら、被着体の種類の如何にかかわらず貼着して
極めて色鮮やかな高彩度接着シートを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、全光線透過率が10〜70%である着色透明フ
ィルムの一面に、接着剤組成物100重量%中に、5〜40
重量%の白色顔料及び3重量%以下の金属箔片を含む接
着剤組成物からなり、全光線透過率が35%以下で且つCI
E1976(L)色空間に於けるLの値が80以
上の白色度を有する白色接着剤層を被着してなる高彩度
接着シートを提供することにより上記目的を達成するも
のである。
本発明の高彩度接着シートは、被着体の種類にかかわ
らず、即ち被着体表面の明度、彩度の如何にかかわらず
それ自体が色鮮やかな高彩度を有するものである。従っ
て、上記高彩度接着シートは全体として所定の隠蔽性、
即ち被着体表面の影響を受けない性質を有し、且つ上記
着色透明フィルムは所定の透過率を有し、しかも上記接
着剤層は所定の光反射性能を有してしるものである。
以下、本発明の各構成材について詳述する。
本発明に於いて、着色透明フィルム(以下、単に透明
フィルム又はフィルムともいう)は任意の色で形成で
き、その全光線透過率は10〜70%、好ましくは15〜70
%、更に好ましくは20〜70%の範囲である。ただし、最
適透過率は、着色透明フィルムの色により異なる。
上記着色透明フィルムの全光線透過率を制限する理由
は次の通りである。即ち、全光線透過率が10%未満の場
合は、透過率が低すぎるために白色接着剤層からの反射
光が殆ど無く、それ故に色鮮やかな高彩度は得られな
い。逆に、全光線透過率が70%を超える場合は、着色透
明フィルムの着色が弱過ぎ、且つ白色接着剤層からの反
射光が多過ぎるために、彩度の低い白っぽい接着シート
になってしまう。
着色透明フィルムの厚さは特に制限されないが、好ま
しくは20〜200μ、更に好ましくは30〜100μである。
尚、上記着色透明フィルムには、本発明の高彩度接着
シートの用途に応じて種々の添加剤を添加できることは
いうまでもない。例えば、上記高彩度接着シートを屋外
用途に使用する場合等に於いては、フィルムには紫外線
吸収剤を着色透明フィルムに添加して耐候性を向上させ
ることが好ましい。
本発明に於いて、白色接着剤層(以下単に接着剤層と
も言う)を形成する接着剤組成物100重量%中に、白色
顔料量5〜40重量%、好ましくは10〜35重量%の含有率
で含有し、全光線透過率が35%以下、好ましくは30%以
下、更に好ましくは25%以下であり、且つCIE1976(L
)色空間に於けるLの値が80以上、好まし
くは83以上、更に好ましくは85以上の白色度を有する白
色層として調製される。
白色顔料の含有率を上記範囲に制限する理由は、次の
通りである。即ち、5重量%未満の場合は、全光線透過
率が大きすぎて隠蔽性が小さいために被着体の影響が表
れ接着シート全体としての隠蔽性を出し難く好ましくな
い。逆に、白色顔料の含有率が40重量%超の場合は、接
着剤層として有すべき接着力が充分でないために、該接
着剤層と着色透明フィルムとの密着を充分になし得ず、
更には接着シートとして有すべき接着力を充分に出し得
ない等の問題が生じ好ましくない。
接着剤層の全光線透過率を上記のように35%以下にす
る理由は、全光線透過率が35%を超える場合は、接着シ
ートの全体に対して所定の隠蔽力を与える為に、着色透
明フィルムの全光線透過率を低くすることが必要にな
り、その結果高彩度接着シートとしての色鮮やかな高彩
度を得ることが難しくなることにある。
接着剤層の色は、上層の着色透明フィルムを透過して
来た光をより効率よく反射させる為にCIE1976(L
)色空間に於けるLの値が80以上の白色に調整
される。Lの値が80未満である場合には、接着シート
としての色がくすみ、彩度が低下するため好ましくな
い。
接着剤層に添加する上記白色顔料としては、白色度が
高く、接着性能に悪影響を与えないものであれば如何な
るものでもよく、例えば二酸化チタン、亜鉛華、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム等が用いら
れる。中でも、白色度、隠蔽力、着色力等に優れる二酸
化チタンを用いるのが特に好ましい。
接着剤層には、全光線透過率を低くする、即ち接着剤
層の白色度を低下させずにその隠蔽性を上げる目的で上
記白色顔料とともに金属箔片を使用することができる。
金属箔片としては上記光学的等の条件を満足し且つ隠蔽
性向上に優れた性質を有する金属箔片を併用使用するこ
とが好ましい。隠蔽性向上に優れる金属箔片を使用する
ことにより、白色顔料の添加量を少なくする場合におい
ても高い隠蔽性を達成することが可能となる。従って、
接着剤層の接着特性を維持・向上した上で、該接着剤層
自体の隠蔽性を更に向上することができるため、接着シ
ートとしての隠蔽性を一段と向上することが可能とな
る。
接着剤層に添加する上記金属箔片としては隠蔽力に優
れ、接着性能に悪影響を与えないものであれば如何なる
ものでも良く、例えばアルミニウム箔片、ステンレス箔
片等の金属箔片、或いはポリエステルフィルム等のベー
スフィルムに金属蒸着を施したものを粉砕して形成した
もの、また場合によってはパール顔料等の雲母コーティ
ングタイプ箔片等が利用できる。
上記金属箔片の好ましい添加量は、白色接着剤層を形
成する接着剤組成物を100重量%として、3重量%以
下、より好ましくは0.1〜3重量%以下、更に好ましく
は0.1〜2重量%である。添加量が3重量%を超える場
合は、金属箔片自体の色が強くなるため白色度の高い接
着剤層が得られにくくなるからである。白色顔料との関
連に於ける好ましい金属箔片の添加量は、白色顔料の白
度を損なわないようにするため、該顔料に対し重量比で
1/3以下に、より好ましくは1/5以下に制限するのが好ま
しい。
上記接着剤層を構成する接着剤自体としては、特に制
限されないが、耐候性、貼り作業性等の面より、アクリ
ル系感圧粘着剤を用いることが望ましい。
また、接着剤層の厚さは特に制限されないが、十分な
接着力を確保し且つコスト低下を図るために、その厚さ
が20〜50μ、より好ましくは25〜45μに調整される。
また接着剤層には光学的等条件等を満足する範囲内で
酸化チタン等の白色顔料、アルミニウム箔片等の金属箔
片以外に、着色剤、増白剤等を併用・添加しても良い。
本発明の高彩度接着シートの製造方法は、特に限定さ
れるものではなく、通常の剥離紙等の離形材の上に製膜
した白色接着剤層に着色透明フィルムを貼り合わせる等
の一般的な接着シート製造方法により容易に製造可能で
ある。
〔作用〕
本発明の高彩度接着シートに於ける着色透明フィルム
は、その含有着色剤により、所定の波長の光を反射させ
るとともに、白色接着剤層からの反射光を所定の波長の
透過光として放射し、該反射光及び放射光があいまって
非常に鮮やかな彩の光となるようにコントロールする機
能を有しているものと考えられる。
また、白色接着剤層は、着色透明フィルムを被着体に
固定させる本来の機能を有すると同時に、その低い全光
線透過率及び高い反射率等による隠蔽力を該層に付与
し、結果として接着シートに全体としての隠蔽力を付与
する機能を有し、更には、その高い白色度により、着色
透明フィルムを透過してきた光を、効率よく反射させる
層として機能するものと考えられる。
かくして、本発明の高彩度接着シートに於いては、上
記フィルムと接着剤層との共働により非常に色鮮やかな
高彩度を発揮するものである。
〔実施例〕 次に、実施例を挙げて本発明の高彩度接着シートを具
体的に説明する。
尚、実施例・比較例で実施した各種試験方法及び算出
方法は次の通りである。
全光線透過率測定法 着色透明フィルムの全光線透過率を測定する場合は、
そのフィルム自体について行い、接着剤層のみの場合
は、全光線透過率88.2%のPET(ポリエチレンテレフタ
レート)フィルムで該接着剤層の両側を積層固定した試
料を作成し、また、接着シートの場合は、接着剤層側を
同じくPETフィルムで積層固定した試料を作成し、これ
ら試料について全光線透過率を測定し、常法に基づいて
算出した。
測定は、測定器として直読式ヘイズメーター((株)
東洋精機製作所製)を用い、JIS K−6714の平行光線
透過率測定法に準拠して行った。
厚さ測定法 着色透明フィルムの場合は、そのフィルム自体につい
て、JIS B7509に基づいてダイヤルゲージで厚さを測定
した。接着剤層の場合は、厚さが既知のPETフィルムの
片側面に接着剤層を被着形成した、20mm×200mmの大き
さの試料を作製し、この試料の長さ方向のほぼ均等間隔
の10点について上記と同様に測定し、PETフィルムの厚
さ分を差し引いて接着剤層の厚さを算出した。そして、
上記10点の厚さの平均値をもって上記接着剤層の厚さと
した。
測色値測定法 着色透明フィルムの場合は、該フィルムをアルキッド
メラミン塗装白板(日本テストパネル(株)製:以下、
単に白板ともいう)の上に載せて測定し、接着シートの
場合は、下記2種のパネルに貼り付けて測色した。
測色値Aは、上記白板に貼り付けて測定した値であ
り、測色値Bは、アルキッドメラミン塗装黒板(日本テ
ストパネル(株)製:以下、単に黒板ともいう)に貼り
付けて測定した値である。
測色値の測定は、測定器としてMacbeth Spectrophoto
meter Color−Eye MS−2020(Kollomorgen Corporatio
n製)を用いて行い、測色値は、標準の光C(標準光源
C)について、CIE1976(L)色空間により
表色した。
接着剤層の白色度測定法 上記PETフィルムの片面に接着剤層を被着して試料を
作成し、該試料を、上記と同様のアルキッドメラミン塗
装黒板に貼り付け、上記の場合と同じ測定器を用いて
測色し、CIE1976(L)色空間に於けるL
の値をもって白色度とした。
彩度算出法 上記で測色した測色値を、下記計算式(1)に適用
することにより、接着シートの彩度を求めた。測色値A
から求めた彩度をCAとし、測色値Bから求めた彩度をCB
として表1に示した。
彩度={(a+(b0.5 ・・・(1) 隠蔽力算出法 上記で測色した測色値A及びBを、下記計算式
(2)に適用することにより、接着シートの隠蔽力を求
めた。式(2)において、(L1 ,a1 ,b1 )は測色値
Aの各値を、(L2 ,a2 ,b2 )は測色値Bの各値を意
味する。
隠蔽力={(L1 −L2 +(a1 −a2 +(b1 −b2 0.5 ・・・(2) 接着力測定法 接着シートを15×150mmに切断し、該接着シートをス
キージを用いて上記アルキッドメラミン塗装白板上に圧
着・貼付した。
貼付後24時間経過した時点で、測定器としてストログ
ラフM−50((株)東洋精機製作所製)を用い、180゜
方向に引き剥がすことにより、接着力を測定した。その
際、200mm/min.の引張速度で行った。
実施例1 アクリル樹脂系粘着剤(日本カーバイド工業(株)
製:商品名PE−124、不揮発分40重量%)100重量部にイ
ソシアネート系架橋剤(ダイセル・ヒュルス株式会社
製:商品名IPDI−T1890(L))0.3重量部を加えた粘着
剤溶液に白色顔料として酸化チタン(石原産業(株)
製:商品名タイペークCR−90)7.2重量部を加え、次い
で卓上サンドミルを用いて撹拌することにより該酸化チ
タンを上記溶液に十分に分散させ、白色粘着剤溶液を調
製した。
上記白色粘着剤溶液を剥離紙(王子加工(株)製:商
品名OKC−105PSG−Q)に塗布し、乾燥して、白色接着
剤層を形成する接着剤組成物100重量%中に、酸化チタ
ンを15.2重量%含有する、厚さ約26μの粘着性の白色接
着剤層を作成した。
更に、上記白色接着剤層の上に、別途作製した、厚さ
が48μで全光線透過率40.5%の赤色透明フィルム(着色
透明フィルム)を貼り合わせて高彩度接着シートを作成
した。作成した上記高彩度接着シートについて、前述の
方法に基づいて各種試験及び計算を行い、その結果を表
1に示した。
本実施例の高彩度接着シートは、表1に示す如く、隠
蔽力、接着力等に優れており、被着体としての前記白板
又は黒板何れの上に於いてもその影響を受けることなく
非常に色鮮やかで本発明の目的を十分に達成するもので
あった。
実施例2 実施例1で調製した白色粘着剤溶液にアルミニウム箔
片0.22重量部を添加し、十分に撹拌・混合して本実施例
2の粘着剤溶液を調製した。このアルミニウム箔片とし
ては、65重量%のアルミニウムを含有するアルペースト
7130N(商品名:東洋アルミニウム(株)製)を用い
た。
上記粘着剤溶液を用いて白色接着剤層を形成し、それ
以外は全て実施例1の場合と同様にして、接着シート等
の各試料を作成し、該試料についても前記実施例1の場
合と同様の測定試験及び各物性値の算出を行いその結果
を表1に示した。
本実施例2の高彩度接着シートは、表1に示す如く、
非常に高い色鮮やかさを有していた。
実施例3、4 前記実施例2に於けるアルミニウム箔片の添加量に替
えて、アルミニウム箔片を0.51重量部添加した場合を実
施例3とし、1.03重量部添加した場合を実施例4とし
た。上記添加量以外は全て実施例2と同様にして接着シ
ート等の試料を作成し、各物性値を測定・算出してその
結果を表1に示した。
実施例3及び4の高彩度接着シートは表1に示す如
く、非常に高い色鮮やかさを有していた。
実施例5、6 実施例1に於ける酸化チタンの添加量に替えて、酸化
チタンを4.6重量部添加した場合を実施例5とし、15.7
重量部添加した場合を実施例6とした。それ以外は、全
て実施例1と同様にして接着シート等の試料を作成し、
各物性値の測定・算出を行い、その結果を表1に示し
た。
実施例5及び6の高彩度接着シートは表1に示す如
く、非常に高い色鮮やかさを有していた。
実施例7、8、9 実施例3に於ける赤色透明フィルムに替えて、全光線
透過率23.6%の赤色透明フィルムを用いる場合を実施例
7とし、全光線透過率59.0%の赤色透明フィルムを用い
る場合を実施例8とし、更に全光線透過率68.9%の黄色
透明フィルムを用いる場合を実施例9として、実施例3
の場合と同様に接着シート等を試料を作成し、各物性値
の測定・算出を行い、その結果を表1に示した。実施例
7〜9の接着シートは表1に示す如く、極めて高い色鮮
やかさを有していた。
実施例10 実施例4に於ける赤色透明フィルムに替えて、全光線
透過率68.9%の黄色透明フィルムを用い、それ以外は全
て実施例4と同様にして接着シート等の試料を作成し、
各物性値の測定・算出を行い、その結果を表1に示し
た。
実施例10の接着シートは表1に示す如く、非常に高い
色鮮やかさを有していた。
比較例1 実施例2に於けるアルミニウム箔片の添加量に替え
て、アルミニウム箔片の添加量を2.5重量部とし、それ
以外は全て実施例2と同様にして比較例1の接着シート
等の試料を作成し、各物性値の測定・算出を行い、その
結果を表1に示した。
比較例1の接着シートは、表1に示す如く、同一着色
透明フィルムを用いた実施例1〜4の場合と比較して彩
度が低く、且つくすんだ感じを与えるものであった。
比較例2 比較例1に於ける赤色透明フィルムに替えて、全光線
透過率68.9%の黄色透明フィルムを用い、それ以外は全
て比較例1と同様にして接着シート等の試料を作成し、
各物性値の測定・算出を行い、その結果を表1に示し
た。
比較例2の接着シートは、表1に示す如く、同一着色
透明フィルムを用いた実施例9、10の場合と比較して彩
度が低く、且つくすんだ感じを与えるものであった。
比較例3、4 実施例1に於ける酸化チタンの添加量に替え、酸化チ
タンの添加量が1.8重量部の場合を比較例3とし、29.5
重量部の場合を比較例4とし、それ以外は全て実施例1
と同様にして比較例3及び4の接着シート等の試料を作
成し、各物性値の測定・算出を行い、その結果を表1に
示した。
比較例3の接着シートは、表1に示す如く、隠蔽力が
乏しいく、また比較例4の接着シートは接着力が低かっ
た。
比較例5、6 実施例3に於ける赤色透明フィルムに替え、全光線透
過率72.3%の赤色透明フィルムを用いる場合を比較例5
とし、9.5%の赤色透明フィルムを用いる場合を比較例
6とし、それ以外は、全て実施例3と同様にして接着シ
ート等の試料を作成し、各物性値の測定・算出を行い、
その結果を表1に示した。
比較例5の接着シートは、白っぽい且つくすんだ感じ
のする彩度の低いものであり、また比較例6の接着シー
トは、黒っぽい彩度の低いものであった。
〔発明の効果〕 本発明によれば、製造が容易な簡単な構造でありなが
ら、被着体の種類の如何にかかわらず貼着して極めて色
鮮やかな高彩度接着シートを、しかも安価に提供するこ
とができる。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全光線透過率が10〜70%である着色透明フ
    ィルムの一面に、接着剤組成物100重量%中に、5〜40
    重量%の白色顔料及び3重量%以下の金属箔片を含む接
    着剤組成物からなり、全光線透過率が35%以下で且つCI
    E1976(L)色空間に於けるLの値が80以
    上の白色度を有する白色接着剤層を被着してなる高彩度
    接着シート。
  2. 【請求項2】上記着色透明フィルムの厚さが20〜200μ
    である、特許請求の範囲第(1)項に記載の高彩度接着
    シート。
  3. 【請求項3】上記着色透明フィルムが紫外線吸収能を有
    する、特許請求の範囲第(1)又は(2)項に記載の高
    彩度接着シート。
  4. 【請求項4】上記接着剤層がアクリル樹脂系感圧接着剤
    で、その厚さが20〜50μである、特許請求の範囲第
    (1)〜(3)項の何れかに記載の高彩度接着シート。
  5. 【請求項5】上記金属箔片の含有率が0.1〜3重量%で
    ある、特許請求の範囲第(1)〜(4)項の何れかに記
    載の高彩度接着シート。
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