JP2546545Y2 - 農産物の選別機 - Google Patents

農産物の選別機

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JP2546545Y2
JP2546545Y2 JP1988031232U JP3123288U JP2546545Y2 JP 2546545 Y2 JP2546545 Y2 JP 2546545Y2 JP 1988031232 U JP1988031232 U JP 1988031232U JP 3123288 U JP3123288 U JP 3123288U JP 2546545 Y2 JP2546545 Y2 JP 2546545Y2
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agricultural product
elastic sheet
conveyor
agricultural
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JP1988031232U
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Inventor
美喜男 武藤
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有限会社 武藤選果機製作所
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、殊にジャガイモなどの農産物を重量別に選
別する農産物の選別機に関するものである。
(従来の技術) 農産物の選別機として、第5図の部分平面図に示すよ
うに無端チェンのようなコンベヤ51により搬送される皿
状の支持体52へローラコンベヤのような供給部53から農
産物Pを1個づつ落下させて供給し、秤量部54によりそ
の重量を測定して、秤量部54による設定荷重よりも重い
ときは、支持体52を回転軸55を中心に下方へ回転させ、
農産物Pを落下させて選別するようにしたものが知られ
ている。第6図は第5図の部分拡大図である。ここで、
秤量部54は、回転軸55から農産物Pの重心Gまでの距離
Lをモーメント長とする回転モーメントの大きさとして
農産物Pの重量を秤量する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来のものは、農産物Pがジャガイ
モやキウイのような非球形のやや長物の農産物の場合、
支持体52内に投入された農産物Pの向きは図示するよう
に横向き(実線参照)や縦向き(鎖線参照)となって、
その向きは一定しないものであった。このように支持体
52内の農産物Pの向きが一定しないと、その重心Gの位
置もばらつき、ひいてはモーメント長Lもばらついて、
秤量部54により正しく重量選別できないという問題点が
あった。因みに、第6図において、実線で示す横向きの
農産物Pの重心Gまでの距離はL、鎖線で示す縦向きの
農産物Pの重心G′までの距離はL′、距離のばらつき
はΔLであり、このように距離(モーメント長)がばら
つくと秤量部54で秤量される回転モーメントの大きさが
ばらつき、秤量部54により正しく秤量できない訳であ
る。
したがって本考案は、上記従来のものの問題点を解消
し、ジャガイモやキウイのようなやや長物の農産物を一
定の向きにして支持体へ移入し、正しく秤量して選別で
きる農産物の選別機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本考案は、コンベヤにより搬送される支持
体へコンベヤから成る供給部の先端部から農産物を1個
づつ落下させて供給し、該支持体へ供給された農産物を
重錘を用いた秤量部により支持体の回転軸から農産物の
重心までの距離をモーメント長とする回転モーメントと
して秤量して選別するようにした農産物の選別機におい
て、上記支持体が上記コンベヤの搬送方向に直交する方
向に農産物を位置決めするための最深部を有する断面形
状を有し、上記供給部の上記先端部と上記コンベヤの間
に介在するように弾性シートを上記コンベヤの搬送方向
に向けて配設し、かつこの弾性シートの自由端部である
先端部を農産物の上記支持体上への落下位置より上記コ
ンベヤの搬送方向前方において上記支持体上に当接さ
せ、該弾性シート上に上記供給部から農産物を落下させ
て、該農産物を該弾性シート上を転動させながら、上記
支持体の上記最深部へ移入して位置決めするようにし
た。
また、上記弾性シートに、上記支持体の搬送方向に沿
うスリットを形成した。
(作用) 上記構成において、供給部3から弾性シート15上に農
産物Pを落下させると、農産物Pは弾性シート15上を転
動しながら支持体1へ移入される。ここで、農産物Pが
ジャガイモのようなやや長物の農産物の場合、弾性シー
ト15上に落下した農産物Pの向きは横向きや縦向き、斜
め向きなど様々であるが、落下した際の向きがどのよう
な向きであっても、弾性シート15上を転動する最中に、
農産物Pは転動しやすい向き、すなわち横向きに向きを
変える。したがって農産物Pはすべて横向きの姿勢で支
持体1へ移入されることとなり、すべての農産物Pは秤
量部4により同一の位置条件で正しく秤量選別されるこ
ととなる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
第1図は農産物の選別機の部分側面図、第2図は同部
分平面図である。1は無端チェンから成るコンベヤ2に
より搬送される農産物の支持体、3はその先端部がコン
ベヤ2の上方に位置するローラコンベヤから成る供給部
である。農産物(本実施例ではジャガイモ)Pは、供給
部3から支持体1へ1個づつ落下して供給され、支持体
1は、コンベヤ2により矢印方向へ搬送されながら、搬
送路の側方に配設された秤量部4により秤量される。そ
して所定以上の重量を有する場合は、支持体1は回転軸
10を中心に下方へ回転して(第1図において鎖線参
照)、農産物Pは下方のコンベヤ5上へ落下して選別さ
れる。
次に、第2図を参照しながら、秤量部4による秤量方
法を説明する。秤量部4は重錘6や回転杆7、支点杆8
等から成っている。支持体1から突出する突片9が、コ
ンベヤ2と平行に配設されたガイド杆12から回転杆7の
直線部7a上に移乗した状態で、回転軸10から農産物Pの
重心Gまでの距離Lをモーメント長とする回転モーメン
トが、重錘6により設定された重量よりも大きい場合
は、回転杆7は支点杆8を中心に重錘6をはね上げる方
向に回転し、第1図において鎖線で示すように支持体1
は回転軸10を中心に下方へ回転して農産物Pは下方のコ
ンベヤ5へ落下する。このように、秤量部4により農産
物の重量を回転軸10を中心とする回転モーメントの大き
さとして秤量することは、この種の農産物の選別機にお
いて従来より広く実施されている周知手段である。
第1図において、11は支持体1をコンベヤ2の上昇側
から上部水平移動側へ案内するためのガイド用ベルトで
ある。
15は供給部3とコンベヤ2の間に介在するようにコン
ベヤ2の搬送方向に向けて配設された弾性シートであっ
て(第3図も併せて参照)、ゴム材や軟質樹脂等の柔か
い弾性のシート状体から成っている。その後端部は止部
16に取り付けられており、また自由端部である先端部は
農産物の支持体1上への落下位置よりコンベヤ2の搬送
方向前方である支持体1の前壁1aの内面に当接し、支持
体1の最深部X−X(第2図参照)よりも若干前方へ長
さDだけ延出している。なお支持体1の断面形状は第1
図に示すようにテーパ状の内側面を有するV形であっ
て、コンベヤ2の搬送方向に直交する方向に最深部X−
X(第2図参照)を有している。また弾性シート15はそ
の長さ方向(矢印で示す支持体1の搬送方向)に3本の
スリット17が入れられて、4本のシート片15aに分割さ
れている。
この農産物の選別機は上記のような構成より成り、次
に選別作業を説明する。
第1図において、供給部3の先端部から支持体1へ投
入された農産物Pは弾性シート15上に落下し、弾性シー
ト15上を転動しながら、支持体1の最深部X−Xに移入
される。この場合、弾性シート15上に落下した農産物P
の向きは様々であり、第2図に示すように縦向きや斜め
向きで弾性シート15上に落下するものもある。しかしな
がら落下した際の向きがどのような向きであっても、弾
性シート15上を転動する最中には転動しやすい向き、す
なわち横向きに向きを変えて支持体1へ入る。したがっ
てすべての農産物Pは支持体1内ではすべて横向きの姿
勢となって最深部X−Xに位置決めされ、重心Gの位置
すなわちモーメント長Lは一定となるので、秤量部4に
より同一の位置条件で秤量されることとなる。
なおスリット17を入れておけば、農産物Pが小形軽量
の場合も、弾性シート15上を転動して支持体1内に確実
に入りやすい。また弾性シート15の先端部は屈曲自在な
自由端部となっているので、支持体1が第1図において
左方へ搬送される際には、図中、実線や鎖線で示すよう
に弾性シート15が波打つように自在に屈曲することによ
り、弾性シート15が支持体1の前方への搬送の障害とな
ることはない。また農産物Pが供給部3から落下した際
の落下衝撃は弾性シート15のクッション作用により緩和
されるので農産物Pは痛めることはなく、また落下衝突
音も小さい。殊に本実施例のように弾性シート15の先端
部を支持体1の最深部X−Xよりも前方まで延出させて
おけば、農産物Pが落下の勢いにより支持体1の前壁1a
に強く衝突するのを防止して、支持体1の前方への移動
とともに、農産物Pをその最深部X−Xに静かに着地さ
せて移入することができる。
(実施例2) 第4図は本考案の他の実施例の要部斜視図である。弾
性シート21にはスリット17は形成されていない点および
支持体20の断面形状は円弧状である点で第1実施例と相
違しているが、このものも第1実施例と同様の作用効果
が得られる。勿論この支持体20も、その断面形状は円弧
状であるので、コンベヤ2の搬送方向に直交する方向
に、農産物を位置決めする最深部を有している。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、供給部3から落
下した農産物Pを、弾性シート15上を転動させることに
より、すべての農産物Pを横向きの姿勢にして支持体1
の最深部X−Xに移入できるので、すべての農産物Pの
重心Gの位置すなわちモーメント長Lは一定になり、し
たがってすべての農産物Pは秤量部4により同一の位置
条件で秤量されることとなり、秤量のばらつきをなくし
て正確に重量選別できる。また弾性シート15のクッショ
ン作用により、落下時の衝撃により農産物Pを痛めた
り、落下衝撃音が発生するのを解消できる。また弾性シ
ート15に、支持体1の搬送方向に沿うスリット17を形成
したことにより、農産物Pが小形軽量であっても、弾性
シート15上を確実に転動させて支持体1内に移入するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図は農産
物の選別機の部分側面図、第2図は同部分平面図、第3
図は要部斜視図、第4図は他の実施例の要部斜視図、第
5図は従来の農産物の選別機の部分平面図、第6図は第
5図の部分拡大図である。 1,20……支持体 2……コンベヤ 3……供給部 4……秤量部 15,21……弾性シート 17……スリット P……農産物

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベヤにより搬送される支持体へコンベ
    ヤから成る供給部の先端部から農産物を1個づつ落下さ
    せて供給し、該支持体へ供給された農産物を重錘を用い
    た秤量部により支持体の回転軸から農産物の重心までの
    距離をモーメント長とする回転モーメントとして秤量し
    て選別するようにした農産物の選別機において、上記支
    持体が上記コンベヤの搬送方向に直交する方向に農産物
    を位置決めするための最深部を有する断面形状を有し、
    上記供給部の上記先端部と上記コンベヤの間に介在する
    ように弾性シートを上記コンベヤの搬送方向に向けて配
    設し、かつこの弾性シートの自由端部である先端部を農
    産物の上記支持体上への落下位置より上記コンベヤの搬
    送方向前方において上記支持体上に当接させ、該弾性シ
    ート上に上記供給部から農産物を落下させて、該農産物
    を該弾性シート上を転動させながら、上記支持体の上記
    最深部へ移入して位置決めするようにしたことを特徴と
    する農産物の選別機。
  2. 【請求項2】上記弾性シートに、上記支持体の搬送方向
    に沿うスリットを形成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の農産物の選別機。
JP1988031232U 1988-03-09 1988-03-09 農産物の選別機 Expired - Lifetime JP2546545Y2 (ja)

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JPH01137789U JPH01137789U (ja) 1989-09-20
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JPS57144928U (ja) * 1981-03-06 1982-09-11

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