JP2546292Y2 - 動力噴霧機における薬液検知回路 - Google Patents

動力噴霧機における薬液検知回路

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JP2546292Y2
JP2546292Y2 JP900792U JP900792U JP2546292Y2 JP 2546292 Y2 JP2546292 Y2 JP 2546292Y2 JP 900792 U JP900792 U JP 900792U JP 900792 U JP900792 U JP 900792U JP 2546292 Y2 JP2546292 Y2 JP 2546292Y2
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美徳 大木
裕 望月
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飯田電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関で駆動される
薬液噴霧機に取付けられて、タンク内に収納された薬液
の一定値以下の減少を電気的に検知する薬液検知回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関で駆動される薬液噴霧機、すな
わち動力噴霧機は、ポンプを内燃機関で作動させて薬液
を霧化させて散布するものであるが、内燃機関を駆動源
とする一般の機器と同様に、無負荷状態での稼働は、機
器の早期破損を発生するばかりでなく、極めて危険であ
ることから、無負荷運転が発生したならば速やかにその
稼働を停止することが望まれている。
【0003】この要望を満たすべく、従来から動力噴霧
機の薬液タンクに、タンク内の薬液の量が一定値以下に
なったことを検出するフロートスイッチとか電極棒スイ
ッチを取付け、このスイッチからの検出信号により薬液
の量が一定値以下になったことを運転者に知らせるよう
にしている。
【0004】この上記した従来の薬液量検知装置は、薬
液タンクに取付けられた単独の装置であって、電源部
分、検知部分、そして表示部分とから構成されており、
運転者は薬液量検知装置の表示部の表示を見て、動力噴
霧機を停止して、タンク内に薬液を補充していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、薬液の
噴霧作業中におけるタンク内の薬液は大きく波打ちして
いるのが一般であるため、多くの場合、表示部にチャタ
リングが発生し、その表示の信頼性が極めて低いと言う
問題があった。
【0006】また、薬液量検知装置が全く独立した装置
であるので、その出力信号を噴霧機の動作制御に利用す
るのが難しく、また噴霧機の製造価格の低減化を困難に
すると言う問題があった。
【0007】そこで、本考案は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく考案されたもので、噴霧機の駆
動源である内燃機関の点火装置の一部として構成するこ
とを技術的課題とし、もって検出信号による内燃機関の
動作制御を容易にし、かつ噴霧機の製造価格の低減化を
効果的に達成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るための本考案の手段は、エンジン点火装置の点火コイ
ルの一次巻線の両端子間に接続されるものであること、
一次巻線の両端子間への接続は、整流用ダイオードを介
して達成されること、整流用ダイオードを介して接続さ
れるのは、電圧安定用のコンデンサと、被検知物である
薬液により電気的に“閉”状態となるセンサをベースに
接続した第一のトランジスタとこの第一のトランジスタ
の出力を一定時間遅らせて出力する遅延タイマー回路と
の直列回路と、の並列回路であること、第一のトランジ
スタは、センサの電気的な“開”でターンオンするもの
であること、遅延タイマー回路の出力によりターンオン
して出力端子に出力信号を出力する第二のトランジスタ
を設けること、にある。
【0009】整流用のダイオードと出力端子との間に、
抵抗と発光ダイオードとの直列回路を接続するのが便利
であり、また出力端子からの出力信号を、点火装置の点
火回路の作動を強制的に停止させる停止回路の駆動指令
信号とするのが有効であり、さらに第一のトランジスタ
のコレクタ・ベース間に感度調整用の抵抗を接続するの
が良い。
【0010】
【作用】噴霧機の稼働状態、すなわち内燃機関が稼働し
ている状態では、点火装置の点火コイルの一次巻線に誘
起された電力の一部が、整流用ダイオードを介して電圧
安定用のコンデンサに略一定電圧として充電されると共
に、第一のトランジスタに印加される。
【0011】薬液タンク内の薬液の量が予め設定された
一定量以上である場合には、このタンクに取付けられた
電極センサであるセンサが、タンク内の薬液により電気
的に短絡、すなわち“閉”状態となっているので、第一
のトランジスタのベース電位は、このセンサを介してア
ースされた状態となるので、ターンオフ状態に維持され
て、本考案による液体検知回路からの出力信号は出力さ
れない。
【0012】これとは反対に、センサがタンク内の薬液
から完全に離脱して電気的に開放、すなわち“開”状態
となると、第一のトランジスタのベース電位が確立し、
第一のトランジスタはターンオンする。
【0013】第一のトランジスタがターンオンすると、
一次巻線の電力または電圧安定用のコンデンサに充電さ
れた電力がこの第一のトランジスタを通って遅延タイマ
ー回路にに入力され、この遅延タイマー回路で設定され
る一定時間後に第二のトランジスタのベースにトリガ信
号を出力する。
【0014】第二のトランジスタは、遅延タイマー回路
からのトリガ信号によりターンオンし、出力端子に、タ
ンク内の薬液の量が一定値以下まで減少したことの検知
信号である出力信号を出力する。
【0015】また、タンク内の薬液の量が、設定された
一定値付近である場合、薬液の波打ちにより、この薬液
によるセンサの短絡が間歇的に達成される事態が生じる
が、この場合、薬液によるセンサの間歇的な短絡の時間
間隔が、遅延タイマー回路が設定する時間よりも短い場
合には、遅延タイマー回路から第二のトランジスタにト
リガ信号が出力される以前に第一のトランジスタがター
ンオフ状態とり、出力信号は出力されない。反対に、薬
液によるセンサの間歇的な短絡の時間間隔が、遅延タイ
マー回路が設定する時間よりも長い場合には、第一のト
ランジスタがターンオフする以前に遅延タイマー回路か
ら第二のトランジスタにトリガ信号が出力されるくの
で、検知信号としての出力信号が出力される。
【0016】それゆえ、噴霧機の使用条件、すなわち噴
霧機使用時におけるタンク内の薬液の波立ち程度に合わ
せて、遅延タイマー回路の遅延時間を適正に設定してお
くことにより、薬液の波立ちに影響されることなしに、
薬液が設定された一定値以下に減少したことを正確にか
つ確実に検知する。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。本考案による液体検知回路1が取付けられ
る点火装置は、二次巻線21にプラグ22を接続した点
火コイル19の一次巻線20の両端子間に点火回路18
と停止回路23とを並列に接続して構成されている。
【0018】この点火装置に取付けられる液体検知回路
1は、一次巻線20のプラス側端子Aに接続された整流
用のダイオード2のカソードと一次巻線20のマイナス
側端子Bとの間に、電圧安定用のコンデンサ3を挿入接
続すると共に、ベースにセンサ14を接続した第一のト
ランジスタ5と遅延タイマー回路7との直列回路を挿入
接続し、この遅延タイマー回路7の出力端子にベースを
接続した第二のトランジスタ13を出力端子Cと端子B
との間に接続して構成されている。
【0019】第一のトランジスタ5は、そのコレクタ・
ベース間に感度設定用の抵抗6を接続して感知回路4を
構成しており、薬液タンク(図示省略)に取付けられた
センサ14の他端は端子Bに接続されている。
【0020】この感知回路4は、液体検知回路1として
の感度を設定するもので、薬液により“閉”状態となっ
たセンサ14における抵抗値に対応して、感度設定用の
抵抗6の抵抗値に設定することにより、液体検知回路1
の感度を設定する。
【0021】遅延タイマー回路7は、第一のトランジス
タ5のエミッタと端子Bとの間に接続された、充電電圧
を設定する抵抗9と充電用コンデンサ8との直列回路
と、放電回路を形成する抵抗10との並列回路と、抵抗
9に並列接続されて充電用コンデンサ8の放電回路を形
成するダイオード11と、カソードを充電用コンデンサ
8のプラス側電極に接続してアノードを遅延タイマー回
路の出力端子とした逆姿勢のツェナーダイオード13
と、から構成されている。
【0022】この遅延タイマー回路7における遅延動作
は、抵抗9と抵抗10との抵抗値比により充電用コンデ
ンサ8の充電速度を設定し、充電用コンデンサ8のプラ
ス側電極の電位がツェナーダイオード12のブレイクダ
ウン電圧に到達するまでの時間を遅延時間としている。
【0023】また、センサ14の薬液による“開”状態
時間が、この遅延タイマー回路7が設定する遅延時間よ
りも短い場合には、第一のトランジスタ5のターンオン
により充電用コンデンサ8に充電された電力は、第一の
トランジスタ5がターンオフしている間に、充電用コン
デンサ8→放電用ダイオード11→抵抗10→充電用コ
ンデンサ8の経路で放電され、次の充電動作に待機す
る。
【0024】この遅延タイマー回路7における実際の遅
延時間の設定は、抵抗10を固定抵抗とし、抵抗9と充
電用コンデンサ8とにより調整して設定する。
【0025】遅延タイマー回路7の出力信号をトリガ信
号としてベースに入力する第二のトランジスタ13は、
そのエミッタを端子Bに接続すると共に、コレクタを逆
流防止用のダイオード17を介して、停止回路23の入
力端子が接続された端子Cに接続されている。
【0026】それゆえ、遅延タイマー回路7の出力によ
り第二のトランジスタ13がトリガされると、すなわち
タンク内の薬液の量が一定値以下となって、感知回路4
が感知信号を一定時間以上継続して出力信号を出力する
と、液体検知回路1からの出力信号が端子Cから停止回
路23に出力されてこの停止回路23を作動させ、一次
巻線20の両端子A、B間を短絡するので、点火回路1
8はその動作を停止して内燃機関は停止する。
【0027】内燃機関が停止すると、液体検知回路1に
対する点火装置からの電力の供給が停止するので、液体
検知回路1はその作動を停止し、電圧安定用のコンデン
サ3および充電用コンデンサ8の充電電力は放電され
て、端子Cからの出力信号がなくなるので、停止回路2
3は停止状態となる。それゆえ、タンク内に薬液を補充
することにより、内燃機関の再起動が可能となる。
【0028】なお、整流用のダイオード2のカソードと
逆流阻止用のダイオード17のカソードとの間に挿入接
続された抵抗15とホトダイオード16との直列回路
は、第二のトランジスタ13がターンオンすることによ
り作動し、ホトダイオード16の発光により液体検知回
路1が出力信号を出力したことを運転者に知らせる表示
機能部分を構成するもので、運転者はこの表示を見るこ
とにより、内燃機関の停止が薬液量の低下によるもので
あることを認識することができる。
【0029】
【考案の効果】本考案は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。内燃機関の点火装置の一
部として液体検知回路を構成したので、この液体検知回
路の検知信号である出力信号をそのまま点火装置に対す
る指令信号とすることができ、これにより液体検知回路
による点火装置の制御が容易となり、もって動力噴霧機
の運転をより安全に行うことができる。
【0030】遅延タイマー回路により、第一のトランジ
スタの出力信号が一定時間以上継続して出力されなけれ
ば、液体検知回路としての出力信号を出力しないように
構成したので、タンク内の薬液の波立ちによるチャタリ
ングを発生することがなく、もって安定したかつ信頼性
の高い検知信号を得ることができる。
【0031】液体検知回路は、内燃機関の点火装置の一
部として構成されるので、専用の電源部を必要とせず、
それゆえ全体を安価に製造することができる。
【0032】感知回路は第一のトランジスタのコレクタ
・ベース間に抵抗を接続して構成されるので、この抵抗
を抵抗値を調整することにより、センサの抵抗値に対す
る第一のトランジスタのトリガレベルを自由に設定する
ことができ、もって薬液の種類別に対する検知感度の設
定レベルを簡単にかつ自由に設定して、精度の良い検知
動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】点火装置に接続された本考案の一実施例の回路
構成を示す電気回路図。
【符号の説明】
1 ; 液体検知回路 2 ; 整流用ダ
イオード 3 ; 電圧安定用コンデンサ 4 ; 感知回路 5 ; 第一のトランジスタ 6 ; 設定用抵
抗 7 ; 遅延タイマー回路 8 ; 充電用コ
ンデンサ 9 ; 設定用抵抗 10; 放電用抵
抗 11; 放電用ダイオード 12; ツェナー
ダイオード 13; 第二のトランジスタ 14; センサ 15; 制限用抵抗 16; ホトダイ
オード 17; 逆流阻止用ダイオード 18; 点火回路 19; 点火コイル 20; 一次巻線 21; 二次巻線 22; プラグ 23; 停止回路 A、B、C ;
端子

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン点火装置の点火コイル(19)の一
    次巻線(20)の両端子(A) 、(B) 間に、整流用ダイオード
    (2) を介して、電圧安定用のコンデンサ(3)と、被検知
    物である薬液により電気的に“閉”状態となるセンサ(1
    4)をベースに接続した第一のトランジスタ(5) と該第一
    のトランジスタ(5) の出力を一定時間遅らせて出力する
    遅延タイマー回路(7) との直列回路と、を並列に接続
    し、前記第一のトランジスタ(5) は前記センサ(14)の電
    気的な“開”でターンオンするものとし、前記遅延タイ
    マー回路(7) の出力によりターンオンして出力端子(C)
    に出力信号を出力する第二のトランジスタ(13)を設けて
    成る動力噴霧機における薬液検知回路。
  2. 【請求項2】 整流用のダイオード(2) と出力端子(C)
    との間に、抵抗(15)と発光ダイオード(16)との直列回路
    を接続した請求項1に記載の動力噴霧機における薬液検
    知回路。
  3. 【請求項3】 出力端子(C) からの出力信号を、点火装
    置の点火回路(18)の作動を強制的に停止させる停止回路
    (23)の駆動指令信号とした請求項1または2に記載の動
    力噴霧機における薬液検知回路
  4. 【請求項4】 第一のトランジスタ(5) のコレクタ・ベ
    ース間に感度調整用の抵抗(6) を接続した請求項1また
    は2または3に記載の動力噴霧機における薬液検知回
    路。
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JPH0561460U JPH0561460U (ja) 1993-08-13
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