JP2544718Y2 - 液体噴出具の噴出部 - Google Patents

液体噴出具の噴出部

Info

Publication number
JP2544718Y2
JP2544718Y2 JP1990091277U JP9127790U JP2544718Y2 JP 2544718 Y2 JP2544718 Y2 JP 2544718Y2 JP 1990091277 U JP1990091277 U JP 1990091277U JP 9127790 U JP9127790 U JP 9127790U JP 2544718 Y2 JP2544718 Y2 JP 2544718Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle hole
core
liquid
vortex
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990091277U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0450153U (ja
Inventor
秀幸 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP1990091277U priority Critical patent/JP2544718Y2/ja
Publication of JPH0450153U publication Critical patent/JPH0450153U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544718Y2 publication Critical patent/JP2544718Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ノズル孔部材と中子とが形成する渦流形成路を通して
渦流とした液体、例えば、洗髪料、整髪料、ファンデー
ション、香水、ガラスクリーナー、防曇剤などをノズル
孔から噴出するようにしてなる液体噴出具の噴出部に関
する。
(従来の技術) 上記した種の噴出部を有する液体噴出具は、例えば、
特公昭53−3086号公報、実公昭60−27483号公報、実公
昭62−38769号公報に開示されている。特公昭53−3086
号公報に開示のものは、渦流形成路の主体となる溝をノ
ズル孔部材の内壁に形成した一例であり、実公昭60−27
483号公報に開示のものは、同じく溝を中子のノズル孔
対向壁面に形成した一例であり、実公昭62−38769号公
報に開示のものは、ノズル孔部材と中子の位置関係を可
変とすることにより、渦流形成路の渦流形成能を可変と
した一例である。
(考案が解決しようとする課題) 渦流形成路を設けるのは、液体を渦流とすることによ
り、ノズル孔から噴出する前に回転力を有するものと
し、これによる遠心力で、噴出液体の噴出角度を広くす
るためであるとされている。しかし、本考案者の研究に
よれば、渦流形成路を設けると、確かに液体の噴出角度
は広がるものの、必ずしも、十分に広げられるとは限ら
ないことが分かった。まだまだ、噴出角度を広げる手段
が所望されるところである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ノズル孔部材と中子とが形成する渦流形成
路を通して渦流とした液体をノズル孔から噴出するよう
にしてなる液体噴出具の噴出部であって、前記中子に、
ノズル孔に向かって突出する凸部を渦流中心に位置する
よう形成すると共に、前記渦流形成路を中子の前端面に
形成し、該渦流形成路の外周縁部を前記ノズル孔部材の
内側面に当接させ、また、前記中子の凸部の前方であっ
てノズル部材の内側に円錐状凹部を前記ノズル孔と連設
形成してなる液体噴出具の噴出部を要旨とする。
(作用) 渦流形成路はノズル孔の手前の部分で互いに合流す
る。液体は、この合流個所で渦流となり、ノズル孔へと
移動し、噴出される。このとき、噴出角度を広くするに
は、遠心力が大きくなるように渦流状態を十分に維持し
たまま液体がノズル孔を通るようにすることである。そ
のためには、渦流形成路の合流個所における渦流形成が
十分でなければならない。渦流中心に位置するよう中子
に形成した凸部は、渦流中心の無駄部分を無くし、それ
だけ効率的にノズル孔へと渦流を移動させるものと思わ
れる。
(実施例) 第1図〜第3図に一例を示す。第1図はノズル部全体
であり、ノズル本体1にノズル孔部材2と中子3が取り
付けてある。勿論、噴出具の全体構造は、トリガー式、
ノズル本体押圧式など適宜であり、加圧気体を内蔵する
タイプのものであってもよい。また、第2図は第1図の
II部、即ち、噴出部を拡大したもので、更に、第3図
は、中子3だけを示したものである。
これら図示したように、本例のものにおいては、ノズ
ル本体1にノズル孔部材2が挿着されており、ノズル孔
部材2に中子3が挿着されている。中子3は合成樹脂の
射出成形品などよりなり、4個の凹部4と、ノズル孔部
材2の内壁に環状当接する鍔部5と、ノズル孔部材2の
内壁に外壁が当接することにより4個の渦流形成路とな
る溝6と、凸部7とを有している。ここで、凸部7は、
ノズル孔部材2のノズル孔8に向かって突出形成されて
いる。従って、中子3に形成した4個の凹部4がノズル
孔部材2との間で形成する通路によって導出されてくる
液体は、非使用時は、鍔部5の環状当接により外界と遮
断されているが、十分な導出圧が加えられたとき、この
鍔部5を内方に弾性変形させて通路を確保し、更に、4
個の溝6による渦流形成路を通って凸部7の周囲を回る
渦流となり、これがノズル孔部材2の円錐状凹部2aに集
められ、ノズル孔8を通って噴出される。
次に、第4図、第5図に別の一例を示す。尚、以下に
おいて、前例のものと基本的に同一の部位には同一の参
照符号を使用する。第4図は第3図に相当するが、本例
の中子3は、凸部7の周囲に凹陥部9を形成し、これに
よって、凸部7の基端部を低くし、凸部7自体が揺動可
能なものとなっている。前例のものは凸部7が渦流中心
を規制した。本例のものでは渦流中心が凸部7の位置を
決めるようになる。また、この凸部7をして渦流に微振
動のエネルギーを与えるものとすることもできる。これ
によって液体の噴出状態を変化させることもできる。
次に、第6図に更に別の一例を示す。本例の中子3は
凸部7として円錐状形状のものを有している。ノズル孔
部材2のノズル孔8近辺の形状は種々にされる。これに
応じて、凸部7の形状も適宜でよい。
更に、図示はしないが、その他にも種々なせる。例え
ば、腐敗や液だれなどを考慮し、鍔部5による弁構造の
ものとしたが、弁構造は他の適宜の個所に設けることも
可能であるし、弁構造のものとするかどうか自体が本考
案の要旨外であり、従って、中子3に鍔部5は設けるか
どうかは任意である。また、2番目の例のものにおい
て、中子3における凸部7を揺動可能なものとしたが、
別部材としての凸部部材を使用することもできる。更
に、これらのこともあって、中子3は合成樹脂射出成形
品以外のものとすることもできる。また、凹部4や溝6
の数など適宜であるし、これらに相当するものをノズル
孔部材2に形成することもできる。その他、実公昭62−
38769号公報開示のような噴出角度の調整を可能とする
構造のものに組み入れることなどもできる。
(考案の効果) ノズル孔部材と中子とが形成する渦流形成路を通して
渦流とした液体をノズル孔から噴出するようにしてなる
液体噴出具の噴出部であって、前記中子に、ノズル孔に
向かって突出する凸部を渦流中心に位置するよう形成す
ると共に、前記渦流形成路を中子の前端面に形成し、該
渦流形成路の外周縁部を前記ノズル孔部材の内側面に当
接させ、また、前記中子の凸部の前方であってノズル部
材の内側に円錐状凹部を前記ノズル孔と連設形成してな
る本考案の液体噴出具の噴出部によれば、渦流形成路に
より形成される渦流によって広がる液体の噴出角度を更
に広げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示すノズル部の断面図、第2図
は第1図のII部(噴出部)の拡大図、第3図は第2図の
中子の斜視図、第4図は別の一例を示す第3図相当図、
第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は更に別の一
例を示す第3図相当図。 1…ノズル本体、2…ノズル孔部材、2a…円錐状凹部、
3…中子、4…凹部、5…鍔部、6…溝、7…凸部、8
…ノズル孔、9…凹陥部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル孔部材と中子とが形成する渦流形成
    路を通して渦流とした液体をノズル孔から噴出するよう
    にしてなる液体噴出具の噴出部であって、前記中子に、
    ノズル孔に向かって突出する凸部を渦流中心に位置する
    よう形成すると共に、前記渦流形成路を中子の前端面に
    形成し、該渦流形成路の外周縁部を前記ノズル孔部材の
    内側面に当接させ、また、前記中子の凸部の前方であっ
    てノズル部材の内側に円錐状凹部を前記ノズル孔と連設
    形成してなる液体噴出具の噴出部。
JP1990091277U 1990-08-31 1990-08-31 液体噴出具の噴出部 Expired - Lifetime JP2544718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990091277U JP2544718Y2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 液体噴出具の噴出部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990091277U JP2544718Y2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 液体噴出具の噴出部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0450153U JPH0450153U (ja) 1992-04-28
JP2544718Y2 true JP2544718Y2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=31826751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990091277U Expired - Lifetime JP2544718Y2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 液体噴出具の噴出部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544718Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5777854B2 (ja) * 2010-02-26 2015-09-09 株式会社吉野工業所 液体噴出器
JP5419753B2 (ja) * 2010-02-26 2014-02-19 株式会社吉野工業所 噴出ヘッド
JP5729821B2 (ja) * 2011-07-29 2015-06-03 株式会社吉野工業所 泡吐出器の吐出ヘッド

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57191447U (ja) * 1981-05-29 1982-12-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0450153U (ja) 1992-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5386940A (en) Multiple spray pattern nozzle assembly
US4925106A (en) Foam-off nozzle assembly with barrel screen insert for use in a trigger sprayer
US5516045A (en) Pushbutton intended to be fitted to a valve or a pump equipping a dispenser, and dispenser including such a pushbutton
JP2007500595A (ja) 液滴の噴霧を生成するための方法および装置
JPH05501674A (ja) 調節可能なノズルアセンブリ
US6000633A (en) Spray nozzle for anti-clog spray package
JP2021518264A (ja) スプレー容器用のスプレーキャップ
JP3790722B2 (ja) パッケージング及びディスペンサー装置
JP3449962B2 (ja) ディスペンサーヘッド具有容器
JP2544718Y2 (ja) 液体噴出具の噴出部
US3178120A (en) Two piece spray nozzle
US6000636A (en) Nozzle device
US20210291204A1 (en) Flag mushroom cup nozzle assembly and method
EP0140626B1 (en) A sprayer cap structure
US10722907B2 (en) Splash water outlet mechanism
CN110193432B (zh) 用于分配***的具有台阶式涡流室的分配头
JPS604613Y2 (ja) エアゾル用噴射頭
JP3477493B2 (ja) エアゾール容器用噴射ノズル
JP2008184058A (ja) ウォッシャノズル
KR100556227B1 (ko) 샤워 헤드
JPH0746358Y2 (ja) 液体噴出具の噴出部構造
JPH0977112A (ja) シャワー噴射容器
JPH064907Y2 (ja) 水膜式シヤワ−ヘツド
JP2018167186A (ja) 散水部材
JP3033017B2 (ja) 毛髪整髪用泡状物噴出装置