JP2544303Y2 - 一軸偏心ねじポンプ - Google Patents

一軸偏心ねじポンプ

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JP2544303Y2
JP2544303Y2 JP1990102859U JP10285990U JP2544303Y2 JP 2544303 Y2 JP2544303 Y2 JP 2544303Y2 JP 1990102859 U JP1990102859 U JP 1990102859U JP 10285990 U JP10285990 U JP 10285990U JP 2544303 Y2 JP2544303 Y2 JP 2544303Y2
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JP
Japan
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screw
shaft
connecting rod
pump
stator
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JP1990102859U
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JPH0462382U (ja
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和智 祷
透 谷川
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に、粘性の高い流体の輸送に好適な一軸
偏心ねじポンプに関するものである。
〔従来の技術〕 一軸偏心ねじポンプは粘性の高い流体でも圧送でき、
定量性があるという特長を有しているため、オイルや塗
料、パルプ液などの高粘性流体や薬液、食品などの圧送
に使用されている。
特に、脱水ケーキのような圧送しにくい液の圧送には
ユニバーサルジョイントのコネクティングロッドにスク
リューを装着したポンプが使用されている(実開昭56−
71976、56−74883、61−105778、61−106629号公報参
照)。
このような一軸偏心ねじポンプの構造は、第2図に示
すように、長円形断面を有し、雌ねじ状の内面を形成し
たステータ21に、回転軸に対して偏心した円形断面を有
する雄ねじ状のロータ22を内装し、該ロータ22には2つ
のユニバーサルジョイント23、23およびコネクティング
ロッド24を介してシャフト25が連結され、軸封部26でシ
ールされている。また、前記コネクティングロッド24に
はスクリュー29が取付けられており、シャフト25を回転
させて、ロータ22による圧送を行う際には、上記スクリ
ュー29の作用により、圧送流体を吸込口27からステータ
21へ送り込むようになっていた。
〔従来技術の課題〕
ところが、おからのような流動性の悪い材料の場合、
前記のようなコネクティングロッド24にスクリュー29を
装着した一軸偏心ねじポンプでは、コネクティングロッ
ド24が偏心して回転する為、ポンプハウジングとの隙間
が大きく、また、スクリュー29をステータ1の吸込部ま
で形成できないことから、圧送能力が弱くなってしまう
という課題があった。
さらに、流動性の悪い材料の圧送の場合、スクリュー
29にその圧送材料が付着してしまうことから、本来の機
能をはたさなくなってしまうという課題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案の上記課題を鑑み、雌ねじ状の内面を
もったステータに雄ねじ状のロータを内装し、該ロータ
とシャフトとをポンプハウジング内に具備するコネクテ
ィングロッドを介してユニバーサルジョイントによりそ
れぞれ連結してなる一軸偏心ねじポンプにおいて、上記
コネクティングロッドを内包するように、一端がシャフ
ト側のユニバーサルジョイントに連結され、他端がステ
ータの吸込部近傍まで伸びる螺旋状のスクリュー羽根を
前記ポンプハウジング内に配設したものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、回転軸に対して偏心した円形断
面を有する雄ねじ状のロータ2を、長円形断面を有し、
ピッチがロータ2の2倍である雄ねじ状の内面を形成し
たステータ1に内装し、前記ロータ2にはユニバーサル
ジョイント3を介してコネクティングロッド4の一端が
連結され、コネクティングロッド4の他端には別のユニ
バーサルジョイント3を介してシャフト5が連結してあ
り、該シャフト5は軸封部6でシールされている。該シ
ャフト5によって前記ロータ2を回転させれば、ロータ
2は回転軸を中心として回転すると共に、固定されたス
テータ1の軸心に対して偏心運動を行うことによって流
体を吸込口7から吐出口8へ圧送できるようになってい
る。
また、コネクティングロッド4のまわりにはスクリュ
ー羽根9が配置されており、このスクリュー羽根9の一
端は、シャフト5の端部であるユニバーサルジョイント
3に結合し、他端はリング11に結合し、該リング11は軸
受10で回転可能に軸支されている。このスクリュー羽根
9は中央が中空部9aとなっており、コネクティングロッ
ド4を内包して、接触しないようになっている。
従って、シャフト5を回転させたとき、スクリュー羽
根9はコネクティングロッド4と共に偏心回転すること
がないため、スクリュー羽根9とポンプハウジング12と
の隙間を微小なものとすることができ、また、スクリュ
ー羽根9はステータ1の吸込部まで形成できることか
ら、圧送効率を高めることができる。しかも、スクリュ
ー羽根9には中空部9aを形成してあるため、圧送流体の
付着が少ない。
さらに、上記実施例ではスクリュー羽根9は2枚のも
のを図示したが、スクリュー羽根9の枚数は1枚でも3
枚以上であっても良い。
また、本考案の一軸偏心ねじポンプを構成する各部材
は金属材およびゴムからなるものであるが、ステータ1
および/またはロータ2をセラミックスで形成すること
もできる。
ここで、本考案実施例として、第1図に示す一軸偏心
ねじポンプを試作した。スクリュー羽根9の長さ110mm,
外径90mm、中空部9aの内径50mmとした。
そして、比較例として第2図に示す従来のものと共に
70〜80回転/分で、シャフト5を回転させ、おからの圧
送試験を行った。
その結果、比較例ではスクリュー29がコネクティング
ロッド24に装着された構造であることから、おからがス
クリュー29間に付着して全く圧送できなかったのに対
し、本考案実施例では、良好に圧送することができた。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、雌ねじ状の内面をも
ったステータに雄ねじ状のロータを内装し、該ロータと
シャフトとをポンプハウジング内に具備するコネクティ
ングロッドを介してユニバーサルジョイントによりそれ
ぞれ連結してなる一軸偏心ねじポンプにおいて、上記コ
ネクティングロッドを内包するように、一端がシャフト
側のユニバーサルジョイントに連結され、他端がステー
タの吸込部近傍まで伸びる螺旋状のスクリュー羽根を前
記ポンプハウジング内に配設したことにより、ポンプハ
ウジングとスクリュー羽根との隙間を小さくでき、ま
た、ステータの吸込部近傍までスクリュー羽根を形成す
ることができる為、スクリュー羽根による圧送力を格段
に向上させることができる。また、スクリュー羽根が中
空形状となっており、流動性の悪い材料の圧送の場合で
も、スクリュー羽根に圧送液が付着することがない為、
スムーズな圧送が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る一軸偏心ねじポンプを示
す縦断面図、第2図は従来の一軸偏心ねじポンプを示す
縦断面図である。 1:ステータ、2:ロータ、3:ユニバーサルジョイント 4:コネクティングロッド、5:シャフト、6:軸封部 7:吸込口、8:吐出口、9:スクリュー羽根、10:軸受 11:リング、12:ポンプハウジング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌ねじ状の内面をもったステータに雄ねじ
    状のロータを内装し、該ロータとシャフトとをポンプハ
    ウジング内に具備するコネクティングロッドを介してユ
    ニバーサルジョイントによりそれぞれ連結してなる一軸
    偏心ねじポンプにおいて、上記コネクティングロッドを
    内包するように一端をシャフト側のユニバーサルジョイ
    ントに連結し、他端をステータの吸込部近傍まで延在さ
    せてなる螺旋状のスクリュー羽根を前記ポンプハウジン
    グ内に配設したことを特徴とする一軸偏心ねじポンプ。
JP1990102859U 1990-09-29 1990-09-29 一軸偏心ねじポンプ Expired - Lifetime JP2544303Y2 (ja)

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JPH0462382U JPH0462382U (ja) 1992-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101900997B1 (ko) * 2014-05-12 2018-09-20 휴고 포겔상 마시네바우 게엠베하 편심 스크류 펌프

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2331585C3 (de) * 1973-06-20 1979-12-13 Netzsch-Mohnopumpen Gmbh, 8672 Selb Exzenterschneckenpumpe

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JPH0462382U (ja) 1992-05-28

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