JP2544264Y2 - 太陽電池パネル用端子ボックス - Google Patents
太陽電池パネル用端子ボックスInfo
- Publication number
- JP2544264Y2 JP2544264Y2 JP1991047155U JP4715591U JP2544264Y2 JP 2544264 Y2 JP2544264 Y2 JP 2544264Y2 JP 1991047155 U JP1991047155 U JP 1991047155U JP 4715591 U JP4715591 U JP 4715591U JP 2544264 Y2 JP2544264 Y2 JP 2544264Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- diode
- terminal box
- panel
- cell panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は太陽電池、特に電力用の
太陽電池パネルに係り、1個のパネル、または複数個の
パネルを接続して、大面積の太陽電池アレイを作る際の
接続端子等を収容する端子ボックスに関する。
太陽電池パネルに係り、1個のパネル、または複数個の
パネルを接続して、大面積の太陽電池アレイを作る際の
接続端子等を収容する端子ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種太陽電池パネル用端子ボッ
クスは、一般に太陽電池が屋外に設置されるものである
ため、外界から密閉された防水構造が採用されている。
クスは、一般に太陽電池が屋外に設置されるものである
ため、外界から密閉された防水構造が採用されている。
【0003】ところでこのボックス内には隣接するパネ
ル同士を接続するためのリ−ド線の他に、各太陽電池パ
ネルの逆電圧印加(例えば該パネルに影ができたときに
生じるホットスポットの形成)時のバイパス電流を流す
ためのバイパスダイオ−ドが収容されている。密閉され
たボックスの場合太陽電池の発電時において太陽電池表
面の太陽電池セル温度にまでボックス内の温度が近付く
ため、高温(真夏で約70℃程度)となる。
ル同士を接続するためのリ−ド線の他に、各太陽電池パ
ネルの逆電圧印加(例えば該パネルに影ができたときに
生じるホットスポットの形成)時のバイパス電流を流す
ためのバイパスダイオ−ドが収容されている。密閉され
たボックスの場合太陽電池の発電時において太陽電池表
面の太陽電池セル温度にまでボックス内の温度が近付く
ため、高温(真夏で約70℃程度)となる。
【0004】バイパスダイオ−ドはその特性上周囲温度
が上昇すると該ダイオ−ド内を流れる電流容量(耐量)
が低減するため、太陽電池を保護するために使用温度7
0℃での補正を行うと、大容量のバイパスダイオ−ドが
必要となる。このため25℃で使用可能なダイオ−ドを
用いて使用温度70℃での補正を行おうとすると数個の
バイパスダイオ−ドを並列に接続しなければならないと
いう問題点があった。
が上昇すると該ダイオ−ド内を流れる電流容量(耐量)
が低減するため、太陽電池を保護するために使用温度7
0℃での補正を行うと、大容量のバイパスダイオ−ドが
必要となる。このため25℃で使用可能なダイオ−ドを
用いて使用温度70℃での補正を行おうとすると数個の
バイパスダイオ−ドを並列に接続しなければならないと
いう問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであり、太陽電池パネル
用端子ボックス内のバイパス用のダイオ−ドの放熱効率
を上げて温度の上昇を抑制し、温度補正値を小さくし
て、小容量のダイオ−ドでも太陽電池を保護できるよう
にすることである。
の問題点に鑑みてなされたものであり、太陽電池パネル
用端子ボックス内のバイパス用のダイオ−ドの放熱効率
を上げて温度の上昇を抑制し、温度補正値を小さくし
て、小容量のダイオ−ドでも太陽電池を保護できるよう
にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、太陽電池パネ
ルの裏面に設けられその出力を外部に導くための出力端
子を収納するとともに前記太陽電池に逆電圧が印加され
た際に該太陽電池の出力端子間を短絡するバイパス用の
ダイオードを収納した防水構造の太陽電池パネル用端子
ボックスにおいて、該端子ボックスに放熱部を設け、こ
の放熱部に前記ダイオードを取り付けたものである。
ルの裏面に設けられその出力を外部に導くための出力端
子を収納するとともに前記太陽電池に逆電圧が印加され
た際に該太陽電池の出力端子間を短絡するバイパス用の
ダイオードを収納した防水構造の太陽電池パネル用端子
ボックスにおいて、該端子ボックスに放熱部を設け、こ
の放熱部に前記ダイオードを取り付けたものである。
【0007】
【作用】ダイオード温度上昇分は放熱部によって効率よ
く外部に放出され、それ自身高温になるのを防ぐことが
できる。
く外部に放出され、それ自身高温になるのを防ぐことが
できる。
【0008】
【実施例】以下本考案の太陽電池パネル用端子ボックス
の一実施例を図面に沿って詳細に説明する。
の一実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0009】図1は太陽電池パネルの外観斜視図、図2
は同じく側面図を示す。これらの図において、1は表面
に太陽電池モジュ−ル(図示せず)を装着した太陽電池
パネル、2は該パネルの裏面に取り付けられた合成樹脂
製の端子ボックスで防水構造をとっている。
は同じく側面図を示す。これらの図において、1は表面
に太陽電池モジュ−ル(図示せず)を装着した太陽電池
パネル、2は該パネルの裏面に取り付けられた合成樹脂
製の端子ボックスで防水構造をとっている。
【0010】また31、32は該端子ボックス2内の前
記パネル1の裏面に設けられた太陽電池の正負出力端
子、4は前記端子ボックス2の一側面に設けられた放熱
部であり、本実施例に於いては放熱フィンを有した放熱
板からなる。5は前記太陽電池モジュールの保護のため
のバイパスダイオードであり、放熱部4に取り付けられ
ている。また、61、62は前記バイパスダイオード5
と前記出力端子31、32とを接続するためのリード線
である。
記パネル1の裏面に設けられた太陽電池の正負出力端
子、4は前記端子ボックス2の一側面に設けられた放熱
部であり、本実施例に於いては放熱フィンを有した放熱
板からなる。5は前記太陽電池モジュールの保護のため
のバイパスダイオードであり、放熱部4に取り付けられ
ている。また、61、62は前記バイパスダイオード5
と前記出力端子31、32とを接続するためのリード線
である。
【0011】上記構成を有する太陽電池パネル1におい
て、太陽光の照射を受けて太陽電池が発電を行う間、該
パネル1は太陽の熱エネルギ−を吸収して温度が上昇す
る。これに伴って前記パネル1の裏面に取り付けられた
端子ボックス2の内部温度が上昇するため、該ボックス
2内のダイオ−ド5の周囲温度が上昇し、該ダイオ−ド
5自身の温度が上昇する。
て、太陽光の照射を受けて太陽電池が発電を行う間、該
パネル1は太陽の熱エネルギ−を吸収して温度が上昇す
る。これに伴って前記パネル1の裏面に取り付けられた
端子ボックス2の内部温度が上昇するため、該ボックス
2内のダイオ−ド5の周囲温度が上昇し、該ダイオ−ド
5自身の温度が上昇する。
【0012】しかしながら本実施例ではダイオード5が
放熱部4に取り付けられているので、ダイオード5に加
わる熱は放熱部4を介して外気に放熱され、端子ボック
ス2内の温度上昇よりはダイオード5の温度上昇が緩や
かになる。
放熱部4に取り付けられているので、ダイオード5に加
わる熱は放熱部4を介して外気に放熱され、端子ボック
ス2内の温度上昇よりはダイオード5の温度上昇が緩や
かになる。
【0013】従って使用温度の補正値が小さくなって、
小さい容量のダイオ−ド5を用いても逆電圧印加時の電
流をバイパス差せることができる。このダイオ−ド5は
図3の等価回路図に示すごとく、太陽電池パネル1の正
負極出力端子31、32間に介挿されており太陽電池パネル
1の逆電圧印加時にその発電電力をバイパスさせる働き
をする。
小さい容量のダイオ−ド5を用いても逆電圧印加時の電
流をバイパス差せることができる。このダイオ−ド5は
図3の等価回路図に示すごとく、太陽電池パネル1の正
負極出力端子31、32間に介挿されており太陽電池パネル
1の逆電圧印加時にその発電電力をバイパスさせる働き
をする。
【0014】図4は太陽電池パネル用端子ボックスの他
の実施例を示す外観斜視図である。この実施例において
図1、図2の実施例と異なる構成は、放熱部4が端子ボ
ックス2側面に露出する空気取込口7を有しており、該
空気取込口7を介して外気に熱を放出するようになって
いる点であり、そのほかの構成は先の実施例と同じであ
る。
の実施例を示す外観斜視図である。この実施例において
図1、図2の実施例と異なる構成は、放熱部4が端子ボ
ックス2側面に露出する空気取込口7を有しており、該
空気取込口7を介して外気に熱を放出するようになって
いる点であり、そのほかの構成は先の実施例と同じであ
る。
【0015】この図4の実施例においてもダイオード5
の温度上昇が放熱部4を介して外気に放熱され、小さな
容量のダイオード5を用いることが可能となっている。
の温度上昇が放熱部4を介して外気に放熱され、小さな
容量のダイオード5を用いることが可能となっている。
【0016】尚上記の各実施例において、放熱部4のな
いものとあるものとでは、前者がダイオードの温度が最
高70℃近くまで上昇するのに対し、後者では40℃以
内に収まることが分かった。
いものとあるものとでは、前者がダイオードの温度が最
高70℃近くまで上昇するのに対し、後者では40℃以
内に収まることが分かった。
【0017】
【考案の効果】本考案は、太陽電池パネルの裏面に設け
られその出力を外部に導くための出力端子を収納すると
ともに前記太陽電池に逆電圧が印加された際に該太陽電
池の出力端子間を短絡するバイパス用のダイオードを収
納した防水構造の太陽電池パネル用端子ボックスにおい
て、該端子ボックスに放熱部を設け、この放熱部に前記
ダイオードを取り付けたものであり、ダイオードの温度
上昇を放熱部を介して抑えることができるため小さい容
量のダイオードを使用することが可能となって端子ボッ
クスの小型化、密閉化に大きな貢献をする効果がある。
られその出力を外部に導くための出力端子を収納すると
ともに前記太陽電池に逆電圧が印加された際に該太陽電
池の出力端子間を短絡するバイパス用のダイオードを収
納した防水構造の太陽電池パネル用端子ボックスにおい
て、該端子ボックスに放熱部を設け、この放熱部に前記
ダイオードを取り付けたものであり、ダイオードの温度
上昇を放熱部を介して抑えることができるため小さい容
量のダイオードを使用することが可能となって端子ボッ
クスの小型化、密閉化に大きな貢献をする効果がある。
【図1】本考案太陽電池パネル用端子ボックスを示す外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】同じく太陽電池パネル用端子ボックスを示す側
面図である。
面図である。
【図3】太陽電池とダイオ−ドの接続状態を示す回路図
である。
である。
【図4】本考案太陽電池パネル用端子ボックスの他の実
施例を示す外観斜視図である。
施例を示す外観斜視図である。
1 太陽電池パネル 2 端子ボックス 4 放熱板 5 ダイオ−ド
Claims (1)
- 【請求項1】太陽電池パネルの裏面に設けられその出力
を外部に導くための出力端子を収納するとともに前記太
陽電池に逆電圧が印加された際に該太陽電池の出力端子
間を短絡するバイパス用のダイオードを収納した防水構
造の太陽電池パネル用端子ボックスにおいて、該端子ボ
ックスに放熱部を設け、この放熱部に前記ダイオードを
取り付けたことを特徴とする太陽電池パネル用端子ボッ
クス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991047155U JP2544264Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 太陽電池パネル用端子ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991047155U JP2544264Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 太陽電池パネル用端子ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051253U JPH051253U (ja) | 1993-01-08 |
JP2544264Y2 true JP2544264Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=12767199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991047155U Expired - Lifetime JP2544264Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 太陽電池パネル用端子ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544264Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101899080B1 (ko) * | 2017-02-02 | 2018-10-29 | 인버터기술(주) | 태양광 설비 접속반용 모듈 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4515817B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-08-04 | 株式会社三社電機製作所 | 太陽電池モジュール接続具 |
EP1758176A4 (en) * | 2004-05-25 | 2007-08-01 | Kitani Electric Co Ltd | CONNECTION BOX FOR A SOLAR CELL MODULE |
JP5150124B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-02-20 | 行田電線株式会社 | 太陽電池モジュール用端子ボックス |
JPWO2012111628A1 (ja) | 2011-02-14 | 2014-07-07 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 太陽光発電モジュール用接続構造体 |
US8519278B2 (en) * | 2011-02-16 | 2013-08-27 | Amphenol Corporation | Photovoltaic junction box |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP1991047155U patent/JP2544264Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101899080B1 (ko) * | 2017-02-02 | 2018-10-29 | 인버터기술(주) | 태양광 설비 접속반용 모듈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051253U (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |