JP2543804Y2 - 生物医学用電極 - Google Patents

生物医学用電極

Info

Publication number
JP2543804Y2
JP2543804Y2 JP1992024375U JP2437592U JP2543804Y2 JP 2543804 Y2 JP2543804 Y2 JP 2543804Y2 JP 1992024375 U JP1992024375 U JP 1992024375U JP 2437592 U JP2437592 U JP 2437592U JP 2543804 Y2 JP2543804 Y2 JP 2543804Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
spacer
adhesive
tab
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992024375U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04131209U (ja
Inventor
マリー ブライアン キャサリーン
シェパード カントナー スティーブン
レオナルド ガラトウィッチ ジョセフ
グリール ハーグロダー テリー
エルロイ ストランド ジェロム
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JPH04131209U publication Critical patent/JPH04131209U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2543804Y2 publication Critical patent/JP2543804Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor
    • A61B5/251Means for maintaining electrode contact with the body
    • A61B5/257Means for maintaining electrode contact with the body using adhesive means, e.g. adhesive pads or tapes
    • A61B5/259Means for maintaining electrode contact with the body using adhesive means, e.g. adhesive pads or tapes using conductive adhesive means, e.g. gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/12Manufacturing methods specially adapted for producing sensors for in-vivo measurements
    • A61B2562/125Manufacturing methods specially adapted for producing sensors for in-vivo measurements characterised by the manufacture of electrodes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/16Details of sensor housings or probes; Details of structural supports for sensors
    • A61B2562/17Comprising radiolucent components

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、可撓性および目立たな
い外形を有し皮膚に付着するタイプの生物医学用電極に
関し、さらに詳しくは、外側表面の中央部かつ上記生物
医学用電極の境界内に電気伝導性の接触用タブ(ta
b)を備えた生物医学用電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】電気
心臓記録法(electrocardiograph
y)は、現在充分に確立されておりかつ現在も急速に発
展している科学である。さらに詳しく言えば、上記電気
心臓記録法は、動物の心臓、多くの場合は哺乳動物の心
臓にて発生する電流により生成されるグラフ上の記録
(心電図)を取ったり研究したりする科学である。
【0003】心電図(electrocardiagr
am:ECG)は電気心臓記録装置を使用して測定され
る。この電気心臓記録装置は、心臓を横切る電流に関係
する電位を監視している。
【0004】実際のところ、評価すべき対象の皮膚表面
に複数の電極が配置されている。これらの電極は、電気
心臓記録装置と電気的な交信が行える。一般に、上記電
極は、種々の生物学的な事象により発生する電気信号を
確実に検知したり伝送したりすることができるようなも
のでなければならない。
【0005】現在受け入れられている生物医学用電極
は、身体から電気信号を受け取るための適当な導電面を
有すると共に電気装置と評価対象との間で良好な導電性
の境界面を有し、かつ、評価の期間中は評価対象の皮膚
に充分付着している。
【0006】電気心臓記録は、次に示すようなさまざま
な状況に適用されている:すなわち、休息時の診断処理
や、外科的なかつ非常時の部屋の処理や、心臓関係の装
置や、危篤状態の監視装置や、移動状態の監視やストレ
ス診断処理や、常時管理状態になく行動がほとんど制限
されない人間に対して選定されるようなより継続的なま
たは断続的な監視等である。
【0007】このように、電気心臓記録による評価の期
間や評価の環境条件は、種々のタイプの心電図(EC
G)の処理手順によってそれぞれ異なってくる。
【0008】ただし、現在受け入れられている生物医学
用電極に対しては、評価の期間または評価の環境条件に
関係なく有効な評価系構成要素として振舞えるように次
のような処置が適切になされなければならない:すなわ
ち、適当な導電面を備えること、良好な導電性を有する
境界面を備えること、そして、評価の期間中皮膚への付
着が絶え間なくなされることである。
【0009】生物医学用電極が受け入れられるための別
の要因はコストである。電極の再使用を考慮した場合の
衛生学上およびその他の費用の観点より、多くの電極
は、1回使用した後に使い捨てにするように設計されて
いる。例えば、休息時や緊急時や外科的診断処理のよう
に、限られた評価期間だけ使用される生物医学用電極
は、使い捨てをする前に1回だけ使用するように構成さ
れており、それ相当の価格が付けられている。
【0010】ある種の生物医学用電極は、この生物医学
用電極における導電面領域の境界の外側にまで伸びる電
気伝導性のタブを備えていることが知られている。この
種の生物医学用電極の例は、米国特許第4,539,9
96号(エンゲル(Engel)による)、同第4,5
43,958号(カートメル(Cartmel)によ
る)、同第4,694,835号(ストランド(Str
and)による)および同第4,852,571号(ギ
ャズビィ(Gadsby)らによる)に開示されてい
る。この場合、生物医学用電極の導電面領域の境界の外
側にまで電気伝導性のタブが伸びているために、評価体
象の皮膚の近傍の領域において機械的および電気的な接
触が必要となる。
【0011】他の生物医学用電極は、この生物医学用電
極の導電面領域の境界内に電気伝導性のタブ(tab)
を備えている。ここでは、電極の皮膚に接触する側か
ら、外側の電極保護層に形成された隙間または継ぎ目を
通してタブを出すような構成にしている。この種の生物
医学用電極の例は、米国特許第1,622,446号
(ワップラー(Wappler)による)、同第4,1
66,465号(エスティ(Esty)による)、同第
4,852,571号(ギャズビィ(Gadsby)ら
による)、欧州特許公開公報第0,360,496号
(ストランド(Strand)らによる)および英国特
許発明明細書第1,519,782号(オスボーン(O
sborn)らによる)に開示されている。上記の電極
を作り上げるためには、伸びているタブに合わせて隙間
を作製したり継ぎ目を形成したりするための手の込んだ
製造上の技術が必要となる。
【0012】さらに他の生物医学用電極は、やはりこの
生物医学用電極の導電面領域の境界内に電気伝導性のタ
ブを備えている。ここでは、保護層の境界内の1つのラ
インに沿って最も外側の保護層を切断し、この保護層よ
りタブを形成するような構成にしている。この種の生物
医学用電極の例は、米国特許第4,657,023号
(クーン(Kuhn)による)、同第4,679,56
3号(和田らによる)および同第4,922,911号
(和田らによる)に開示されている。上記の電極を作り
上げるためには、最も外側の保護層にカット(cut)
を入れることにより、保護層の他の部分から引き上げる
ことができるような電気伝導性のタブを形成するための
手の込んだ製造上の技術が前述の場合と同様に必要とな
る。
【0013】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、良好な導電面領域を有すると共に評価対象と電
気装置との間で導電性の優れた境界面を有し、かつ、評
価の期間および評価の環境条件下において評価対象の皮
膚に対し充分な付着性を備えており、しかも、安価に製
造することが可能な生物医学用電極を提供することを目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】本考案の生物
医学用電極は、次のようなスペーサ構成部(separ
atorconstruction)および導体部材を
備えた生物医学用の電極部からなる:すなわち、 (a)互いに正反対の位置にある第1サイドおよび第2
サイドを有し、かつ、電極部の境界を形成するこれらの
第1および第2サイド間に位置する端部を有する平坦な
シートを含んでなるスペーサ構成部と、 (b)パッド(pad)部およびタブ部を有する導体部
材である。さらに、この導体部材は、電極内の予め定め
られた位置に配設されており、このときに、上記パッド
部は、スペーサ構成部の第2サイドと同一平面内に側面
部(境界面サイド)を有し、かつ、上記タブ部は、スペ
ーサ構成部の第1サイドの上部にあってこの第1サイド
と重なり合う平面内に位置している。さらに、上記タブ
部は、スペーサ構成部の第1サイドの領域よりも小さな
領域を有し、かつ、生物医学用の電極部の機械的および
電気的な接続部分は、上記電極部の境界内の中央部に位
置している。
【0015】上記の説明の中で、“中央部に位置する
(centrally−positioned)”とは
次のことを意味する:すなわち、導体部材のタブ部が生
物医学用電極の境界の外側に伸びないように、スペーサ
構成部の第1サイドの位置に導体部材が固定されるか、
でなければ、この導体部材がスペーサ構成部と一直線上
に配置されることである。
【0016】本考案の電極部からなる生物医学用電極
は、パッド部の側面部と接触する導電性接着剤の領域を
有しており、さらに、スペーサ構成部の第2サイドと接
触する導電性接着剤の領域を選択的に有している。上記
生物医学用電極は、さらに、スペーサ構成部の第1サイ
ドに導体部材を接着する手段を備えており、この場合、
上記導体部材のタブ部は、スペーサ構成部と隣り合って
いるが、このスペーサ構成部に直接接着されていない。
【0017】本考案の生物医学用電極は、ほぼ平坦であ
って可撓性を有すると共にパッド部およびタブ部を備え
た導体部材を含んでなる。このパッド部は、評価対象の
本体からの電気信号を受け取るように取り決められ、か
つ、配置されている。また一方で、例えば電気心臓記録
用モニタのような電気装置と電気的交信をする目的でワ
イヤリード等と係合させるために上記タブ部が使用され
得る。
【0018】本考案におけるほぼ平坦な導体部材は、ポ
リエステルフィルムのような可撓性の重合体材料からな
ると共に導電層を有する比較的薄い層から形成される。
この種の層としては、銀/塩化銀(Ag/AgCl)の
材料からなる層や、金属の箔またはラミネートや、(例
えば、ビニール積層タイプの錫箔や)、少なくとも一方
の側に導電性インクを染み込ませた非織込形の網状の層
が挙げられる。好ましくは、これらの部材は、比較的薄
くて非常に可撓性に富んでおり、今回の考案に要求され
る配置に合わせて迅速かつ容易に取り付けられる。さら
に、使用される金属の性質および量によって、上記の部
材をX線に対しかなり透明状態にすることが可能であ
る。このために、本考案の好適実施例による電極を身に
着けている人間が、強い遮蔽が必要になるという深刻な
問題を起こすことなくX線による検査を行うことができ
る。換言すれば、定期的なX線検査等を行うために、人
間がわざわざ生物医学用電極を取り除いたり再び取り付
けたりする必要がなくなる。
【0019】一般に、生物学的に適合した状態で皮膚に
付着することが可能な導電性接着剤として、導電性かつ
接着性もしくは“粘着性”を有するゲルか、または導電
性の感圧接着剤のいずれか一方が使用される。当業者に
よく知られた種々の導電性接着剤は、評価対象および電
気装置間の良好な電気的境界面を有しており、かつ、評
価対象を評価している間中優れた付着性を有している。
導電性接着剤の非限定的な例として、米国特許第4,5
39,996号、同第4,554,924号および同第
4,848,353号(いずれもエンゲル(Enge
l)による)や、米国再発行特許第31,454号(ハ
イムズ(Hymes)による)や、米国特許第4,39
1,278号(キャハラン(Cahalan)による)
の中で開示されている導電性接着剤が挙げられる。
【0020】スペーサ構成部は、導体部材のタブ部から
導電材料を隔離すると共に、評価の期間中は周囲のコン
タクトから導電性接着剤を保護する。上記スペーサ構成
部は、幾つかの電気絶縁材料から作製されており、好ま
しくは、重合体フィルム材料からなり、さらに好ましく
は、透明または半透明な重合体フィルム材料からなる。
スペーサ構成部が透明または半透明であることによっ
て、導電性接着剤およびその境界面の状態ならびにその
下部の皮膚の状態を目視により検査することが可能とな
る。重合体フィルム材料の非限定的な例として、ポリオ
レフィン(例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレ
ン)や、ポリエステルや、ポリウレタンが挙げられる。
【0021】二者択一的な例として、スペーサ構成部
は、導電性接着剤と接触する側面部(サイド)に電気伝
導性の面を有している。この電気伝導性の面は、導電性
接着剤と導体部材のパッド部との間の電気的な境界面領
域を増やすのに有効である。ある種の診断および監視の
状況によっては、上記のような大きな表面領域が必要と
される。二者択一的な例として、本考案の生物医学用電
極は、例えば電気療法のように、評価対象の皮膚に電気
エネルギを供給する。この場合、スペーサ構成部上に電
気伝導性の表面領域を有しているために、導電性接着剤
の全領域に対し上記の電気エネルギを一様に供給するこ
とが可能となる。
【0022】好ましくは、選択的に、導体部材をスペー
サ構成部に接着するための手段は、上記導体部材を生物
医学用電極上の中央部に配置するために使用される。上
記の接着手段の非限定的な例として、感圧接着剤もしく
は熱溶解性接着剤による分離領域や、両面接着性の感圧
接着テープや、導電性接着剤と接触する接着面を有する
スペーサ構成部の一部が挙げられる。さらに、このスペ
ーサ構成部における接着面は、導体部材と接触する接着
面を提供するために折り返し構造になっている。
【0023】導電性接着剤の領域は、導体部材のパッド
部の全領域と、コンタクトに隣接するスペーサ構成部の
全領域とにほぼ完全に接触することが可能である。二者
択一的な例として、導電性接着剤の領域が導体部材のパ
ッド部の全領域とほぼ完全に接触し、かつ、生物学的に
適合した皮膚への接着剤がスペーサ構成部の全領域とほ
ぼ完全に接触し得る。
【0024】好ましくは、スペーサ構成部の一部分が、
このスペーサ構成部の残りの部分と接触する導電性接着
剤または皮膚への接着剤の領域の外側に伸びている。こ
のような構成にする理由として、評価の期間に先立って
ならびにこの評価期間の最後に電極の配置および除去が
容易に行えるような非粘着性の可動タブ(liftta
b)を作り出すことが挙げられる。
【0025】一般に、生物医学用電極は、最初に作製さ
れた段階では、保護用の剥離ライナー(release
liner)等を有している。この剥離ライナーは絶
縁部(スペーサ構成部)の第1サイドに固定される。上
記剥離ライナーは、評価対象に適用できるようにその外
側表面を露出させる目的で導電性接着剤から選択的に隔
離される。種々の材料が剥離ライナーとして使用され
る。例えば、シリコーンがコーティングされたポリプロ
ピレン材料またはポリエステル材料が使用され得る。
【0026】剥離ライナーは、生物医学用電極の接着領
域とほぼ同じ大きさを有するかまたはこの接着領域の大
きさ以上に広がっている。
【0027】他の実施例においては、剥離ライナーの一
部と導電性接着剤との間に位置するスペーサまたはタブ
が、隔離を容易にするために使用される。
【0028】さらに、複数の生物医学用電極のアレイ
(array)が単一の剥離ライナー上に配置される。
この場合、ライナー上の電極の数は、ヘルスケア(he
alth care)を行う一般開業医が好都合である
ように選定される。
【0029】本考案の特徴は、中央部に位置するタブ部
により、電気心臓記録用リードに対して良好で安定なか
つ導電性の接続を容易に得ることが可能になることであ
る。
【0030】本考案の別の特徴は、生物医学用電極が可
撓性でかつなじみ易い材料から構成されることである。
このために、接着がなされるべき皮膚の形状に関係なく
評価対象の皮膚に対する生物医学用電極の接着性を最高
の状態にすることが可能となる。
【0031】本考案のさらに別の特徴は、生物医学用電
極が、目立たない外形を有する比較的薄い材料から構成
されることである。このために、他の機器や衣類や手動
の医療処置その他に与える障害または混乱を極力少なく
することが可能となる。
【0032】本考案のさらに別の特徴は、生物医学用電
極が、この電極の設置位置の近傍で評価対象の領域のX
線写真に余計な画像として入ってくるおそれをより少な
くするような材料から構成されることである。
【0033】本考案のさらに別の特徴は、中央部に位置
するタブ部が、生物医学用電極の境界内で電気心臓記録
用リードに対して良好で安定なかつ導電性の接続を実現
することである。
【0034】本考案のさらに別の特徴は、中央部に位置
するタブ部が、電極および評価対象間の接着境界面に対
し重大かつ不都合なストレスを与えることなく電気装置
への接続を容易にすることである。一般に、生物医学用
電極に加わるストレスが回避されるならば、皮膚表面で
の接着上の失敗が極力少なくなる。
【0035】本考案のさらに他の特徴は、生物医学用電
極が、この電極と評価対象の本体との間で良好な導電性
を有する境界面を提供することである。このような特徴
は、一般に、電極の導電性の部分と評価対象の身体との
間に位置する導電性接着剤を使用することによって実現
する。
【0036】本考案のさらに他の特徴は、生物医学用電
極が、使用中はできる限り可撓性に富むような材料から
構成されかつ作製されることである。例えば、本考案の
生物医学用電極は、その可撓性構造のために評価対象の
本体の一部に係合した位置に容易に配置される。もし
も、本考案の生物医学用電極が所定の位置にあるときに
評価対象が動いたりねじれたりした場合には、このよう
な評価対象の動きおよび/または評価対象の本体のねじ
れに順応するように上記電極を曲げたりねじったりする
ことが容易にできる。
【0037】本考案の長所は、少なくとも一部が露出し
た電気伝導性の部分をあるいは有する電極に付着するリ
ードの端が、評価対象の本体と直接接触するおそれがな
いことである。すなわち、電解質ゲルおよび/または導
電性接着剤と直接接触するおそれがなく、そして/また
は、隣接するリードおよび/または電極と接触するおそ
れがないことである。この結果、信号が互いに干渉する
ことなくより良好な電気信号が記録される。さらに、リ
ードまたはその他のクリップが体からの浸出物や導電性
接着剤等により汚染されたり不潔になったりするおそれ
がなくなる。
【0038】本考案の別の長所は、生物医学用電極が比
較的安価にかつ能率的に構成されることである。
【0039】本考案の生物医学用電極の構成方法によれ
ば、隙間もしくは継ぎ目を通してまたは電極の最も外側
の層の一部より形成されるタブ部の位置を明確に定めな
くとも、1つの剥離ライナー上に複数電極のアレイの大
量生産(mass production)を行うこと
が可能となる。
【0040】生物医学用電極の構成要素を連続的に積層
することにより、電極アレイの大量生産が容易に実現さ
れる。このようにして生産された電極アレイは、剥離ラ
イナー上に配設されている間に切断されて個々の電極に
分離される。
【0041】上記生物医学用電極の製造方法は、次の
(a),(b),(c),(d),(e)の5つの過程
を含む。すなわち、 (a)ストリップ(strip)に沿って互いに反対側
の位置に第1の端部および第2の端部を有する導電性接
着剤のストリップを剥離ライナー上に配置する過程と、 (b)スペーサ構成部に沿って互いに反対側の位置に第
1および第2の端部を有する上記スペーサ構成部を、上
記導電性接着剤のストリップの第1の端部に関係するス
ペーサ構成部の第1の端部の位置に積層する過程と、 (c)スペーサ構成部の第2の端部に関係する位置にお
いて、かつ、上記スペーサ構成部上で接着するための手
段を積層する過程と、 (d)上記の導電性接着剤および上記の接着手段の上部
であって電極のサブ・アセンブリ(subassemb
ly)を形成するための導電性接着剤の第2の端部に対
し一直線上に配置される各パッド部の端部の位置におい
て、各々がタブ部とパッド部とパッド部の端部とを有す
るストリップ状の複数の導体部材を積層し、このとき
に、上記タブ部がストリップ状のスペーサ構成部の上部
の平面に位置し、かつ、このスペーサ構成部と重なり合
う過程と、 (e)相隣り合うタブ部および導体部材間で電極のサブ
・アセンブリを分離する過程である。
【0042】上記生物医学用電極の別の製造方法は、次
の(a),(b),(c),(d),(e),(f),
(g)の7つの過程を含む。すなわち、 (a)互いに反対側の端にそれぞれタブ部を有すると共
にストリップと1体で連続的に形成されるパッド部をそ
れぞれ有するストリップ状の複数の導体部材を用意する
過程と、 (b)各タブ部上で各パッド部にほぼ隣接する位置にお
いて、かつ、ストリップ状の導体部材上で接着するため
の手段を積層する過程と、 (c)上記の各接着手段上ならびに各導体部材の各タブ
部の上部において、スペーサ構成部を積層する過程と、 (d)各導体部材の各パッド部の上部であって、さらに
好ましくは、電極アレイを形成するための各スペーサ構
成部の上部に、導電性接着剤の領域を積層する過程と、 (e)電極アレイ上に剥離ライナーを積層する過程と、 (f)相隣り合うタブ部間で電極アレイをラインに沿っ
て切断する過程と、 (g)連続的なパッド部間で電極アレイをラインに沿っ
て切断し、このときに、各々が中央部に位置するタブ部
を有する複数の互いに独立した生物医学用電極が剥離ラ
イナー上に形成される過程である。
【0043】本考案のさらに別の特徴は、比較的安価な
構成要素および大量生産技術が使用され得ることであ
る。
【0044】本考案の1つの長所は、安価に製造するこ
とが可能でかつ可撓性および目立たない外形を有する生
物医学用電極が、良好な導電面領域と導電性の優れた境
界面を有し、かつ、評価の期間中は皮膚に対する充分な
付着性を備えていることである。
【0045】本考案の生物医学用電極を使用することに
より、既に公知でかつ使用されている他の生物医学用電
極よりも有利であることが証明される。
【0046】電気心臓記録装置またはその他の電気装置
からのリードはタブ部に取り付けられる。
【0047】本考案の生物医学用電極は、数多くの種類
の生物医学用装置に使用される。例えば、本考案の生物
医学用電極は、電気心臓記録装置または、診断や監視や
ストレスやその他の試験を行って評価対象の電気信号を
検知するための電気受信装置に使用することが可能であ
る。また、本考案の生物医学用電極は、皮膚間の電気的
神経刺激(TENS)装置のような治療学上の電気装置
にも使用される。この場合、上記の電気的神経刺激装置
は、背柱側曲(scoliosis)のような治療すべ
き状態に対して用いられる苦痛処理および神経筋刺激
(NMS)に適用されるものである。さらに、本考案の
生物医学用電極は、電気外科医術用の分散された電極も
しくは“アース板(grounding plat
e)”として使用されるか、または、心臓の緊急処置の
ための筋肉性振動供給用電極として使用される。典型的
には、導体部材のタブ部に取り付けられるクリップまた
は止め金部品によって電気接続が実現される。タブ部が
電極の外側表面上の中央部に位置するように配置されて
いるために、電気伝導性の構成要素を含むクリップまた
は止め金は、評価対象に直接接触しないようにすること
ができる。この結果、上記のような本考案の配置によっ
て、電気装置により受信される所望の信号を妨害するよ
うな非所望のノイズが発生するおそれが比較的少なくな
る。さらに、クリップが評価対象の皮膚に接触したりこ
の皮膚をつまんだりする可能性、または、再使用可能な
クリップが皮膚の油や接着剤により汚染される可能性が
非常に少なくなる。さらに、評価対象が何気なく動いて
いる間にクリップまたは止め金が電気装置に対しねじれ
ることによって、評価対象の皮膚上で電極の接着がうま
く行われない可能性も少なくなる。
【0048】後述の本考案の実施例および図面より、次
のことが明らかになるであろう。すなわち、クリップま
たは止め金を所定の位置に保持し固定するための接着テ
ープ等を用いることなく、上記のクリップまたは止め金
の評価対象からの隔離が確実に遂行されることである。
この事実により、必要なときにはクリップの取り付けお
よび取り外しが容易になり、しかも、評価対象(人間)
に対する快適さが容易に保証される。
【0049】本考案の実施例の図面は、本考案明細書の
一部を構成すると共に本考案の好ましい実施例を示す。
幾つかの事例においては、本考案の理解を容易にするた
めに、関係する構成要素の寸法および/または材料の厚
さを誇張して図示している。かくして、本考案では、可
撓性の電極部の導体部材の一構成要素であって外部の電
気装置との電気接続を行うためのタブ部の領域を、電極
間絶縁用のスペーサ構成部の領域よりも小さくして評価
対象の皮膚から完全に分離するようにしているので、こ
の皮膚に対し良好な導電面領域を有すると共に評価期間
中は充分な付着性を備えた生物医学用電極を提供するこ
とが可能となる。
【0050】
【実施例】本考案の幾つかの実施例をこれから詳細に説
明する。今後説明の対象となる実施例は単に代表例とし
て示したものに過ぎず、ここに例示したり詳細に述べた
りしていない種々の変形例が考えられることは明らかで
ある。
【0051】図1は電気心臓記録用モニタならびに電極
から上記モニタに伸びるリードに関連した環境下におけ
る本考案の生物医学用電極の第1実施例を示す斜視図で
ある。図1において、1は本考案による生物医学用電極
を一般的に示す。上記の電極部1は、斜視図により示さ
れており、かつ、例えば電気心臓記録用モニタのような
電気診断装置(以後、装置と略記する)2に関連して示
されている。このようなモニタはポータブルで移動可能
であり、かつ、固定されている。
【0052】電極部1と装置2との間の電気的交信は、
一般に、第1の端部6および第2の端部8を有するリー
ド5によって行われる。ここで、上記第1の端部6は、
クリップまたは止め金7に固定されており、第2の端部
8は、装置2と係合するためのジャック9等に固定され
ている。この場合、種々のクリップ7を使用することが
可能である。図1に示すクリップ7は、親指操作形のカ
ム10を備えている。このカム10が矢印11により示
される方向に移動したときに、上記カム10は、薄い平
坦な部材、特に、後述の電極部1のタブ部を把持する。
ある種のクリップ7が米国特許第4,700,997号
(ストランド(Strand)による)に開示されてい
る。従来技術において一般に使用される“わに口(al
ligator)”のクリップを含む現在使用可能なそ
の他のクリップが、米国特許第4,842,558号
(ストランド(Strand)に開示されている。二者
択一的な例として、タブ部における機械的および電気的
なコンタクトがリードワイヤ5に予め接続されている。
この例は、未熟児に対するように、クリップを電極に固
定することが困難な環境において有効である。
【0053】本考案の電極部1は、次の2つの基本的な
非接着性の構成要素を備えている。すなわち、可撓性の
スペーサ構成部15と、ほぼ平坦であって可撓性を有す
る導体部材16である。導体部材16とスペーサ構成部
15との間の好ましい関係により、本考案において多く
の長所が生じる。
【0054】さらに、図1において、導体部材16は、
一般に、タブ部18およびパッド部19を備える。本考
案によれば、導体部材16は、スペーサ構成部15に対
し所定の位置に配設される。さらに詳しく言えば、パッ
ド部19がスペーサ構成部15とほぼ同一平面内に位置
し、かつ、タブ部18が一般的に言って絶縁部(スペー
サ構成部)15およびパッド部19の上部に位置するよ
うな構成になっている。
【0055】導体部材16のタブ部18が、導体部材1
6においてクリップ7に係合される部分を有することに
注意すべきである。典型的には、好適実施例において、
タブ部18は幾分長く伸びたかつ細い形状を有する導体
部材16の延長部分である。もし、タブ部が中央部に位
置している状態に保持されるならば、上記以外の他の形
状も有効であると考えられる。非限定的な例において、
タブ部18は、機械的および電気的な接触を得るための
比較的大きな表面領域を有するが、この表面領域は生物
医学用の電極部1の境界内に入るような形状になってい
る。
【0056】導体部材16のパッド部19は、導体部材
16の中で評価対象の本体から電気信号を受け取る部分
である。一般に、パッド部19は全表面領域の中で比較
的大きいことが好ましい。ここで使用される“全表面領
域”とは、パッド部19の外周部全体の大きさから算出
される表面領域を意味するものであり、パッド部19の
導体面の微視的な検査によって測定される表面領域を必
ずしも意味するものではない。このような状況下で使用
される“表面領域”または“全表面領域”とは、パッド
部19の一方のサイドを示すように意図された用語であ
る。本考案の典型的なかつ好ましい実施例として、成人
の生物学的電極として使用可能なように、パッド部19
が約0.65×6.5cm2 の全表面領域を有している。
さらに、タブ部18は約1.0〜3.0cmの全長を有
し、かつ、約0.6〜2cmの幅を有している。図1に示
されるパッド部の幅は、その長さよりも約60%広くな
っていることに注意すべきである。しかしながら、この
パッド部に関しては、さまざまな大きさおよび形状が使
用され得る。
【0057】図1においては、さらに、導電性接着剤の
領域20が導体部材のパッド部19に付加されており、
好ましくは、クリップ7の露出面と反対側の面上のスペ
ーサ構成部15に付加されている。導電性接着剤20
は、一般に、接着性もしくは“粘着性”の電解質ゲル
か、または、導電性の感圧接着剤である。本考案の好適
実施例においては、導電性の感圧接着剤が使用されてい
る。この理由として、上記感圧接着剤は、パッド部19
とユーザの身体との間の良好な導電関係を提供するだけ
でなく、接着が容易なために上記の良好な導電関係をし
ばらく維持することが可能になることが挙げられる。種
々のタイプの導電性接着剤が使用可能であり、これらの
接着剤に要求される条件は、これらの接着材料が、パッ
ド部19と評価対象の身体との間の良好な電気的接触を
実現するための機能を備えることである。好ましい導電
性接着剤をこれから詳細に説明する。
【0058】図1に示すタブ部18の大きさおよび構成
は、電極部1からなる本考案の生物医学用電極の長所を
例示するものである。タブ部18は、完全に電極部1の
境界内に位置する。この電極部1の境界は、導体部材の
パッド部19の端部およびスペーサ構成部15の端部を
有している。上記タブ部18は、さらに、スペーサ構成
部15上の平面内に位置するが、その大きさおよび形状
はスペーサ構成部15の境界内に収まっている。
【0059】上記の構成においては、タブ部18ならび
にこのタブ部18に関係する任意形状のクリップ7は、
完全に絶縁されているかまたはスペーサ構成部15によ
りユーザの身体から隔離されている。このようにすれ
ば、クリップ7(およびこのクリップ7上の任意の導電
性接着剤)とユーザの身体とが直接接触するおそれはな
くなる。この結果、電気心臓記録用監視システムにおけ
る非所望のノイズまたは信号の発生が抑えられる。さら
に、他の電気装置に対してもクリップ7とユーザの身体
とを直接接触させることは極力回避される。
【0060】図1に示すようなほぼ平坦な構成は、大き
な長所につながる。例えば、ユーザがクリップ7を取り
付けたり取り除いたりするとき、あるいは、ユーザが所
定の位置で電極部1およびクリップ7に対し通常の動き
をしているときに、タブ部18に対して極端な引っ張り
が発生することを予測することが可能となる。多くの場
合、電極が平坦構造を有するために、上記の引っ張り力
の主な成分は、典型的に矢印30により示される通常の
方向を向くであろう。換言すれば、一般に、上記成分
は、平坦な電極部1の面に平行な方向であって、かつ、
この電極部1が取り付けられるユーザの身体に平行な方
向を向くであろう。この種の力は、スペーサ構成部15
とユーザの身体との間にある導電性接着剤の領域20に
作用する剪断力である。上記の2つの部分間を大きく分
離させる力成分は比較的小さく、かつ、引っ張り成分の
多くは剪断力であるために、両者間の分離が生ずる可能
性は少ない。この事実は、平坦度のより少ない電極構成
が使用されるような配置に対しても、本考案がはるかに
有利であることを意味する。別の表現を使えば、電極部
1の構成においては、リードワイヤ5上の引っ張りによ
り生ずる典型的な力によって電極部1が評価対象から持
ち上げられるおそれはない。
【0061】中央部に位置するタブ部18は、さらに、
リードワイヤ5と電極部1との間に生ずるねじれの効果
に抵抗する。タブ部18が中央部に位置するような配置
でもって導体部材16をスペーサ構成部15に固定して
いるために、リードワイヤ5上でねじれにより生ずる典
型的な力によって電極の端部がねじれて持ち上がるおそ
れがなくなる。
【0062】どちらかと言えば平坦な電極構成の別の長
所は、電極部がユーザの衣類の下に配設されても目立た
ないことであり、かつ、他の医療処置に対し邪魔になら
ないことである。さらに、上記のような配置により、製
造や操作や取り付けが簡単に行える。
【0063】もし、ユーザが、身につけるべき電極の近
傍に配置されたり評価対象が寝そべったりしているなら
ば、幾分平坦で可撓性の構成により、ユーザを不快な気
分にさせ易い顕著な突出部が形成されないことも理解さ
れるであろう。
【0064】図2および図3は本考案の第1実施例の生
物医学用電極を拡大して示す図であり、図2はその上面
図、図3は図2の3−3断面図である。なお、前述した
構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付
して表す。図2に示す電極部40は、全般的に見て図1
の電極部1と同じである。上記電極部40は、絶縁性の
スペーサ構成部41と、導体部材42と、スペーサ構成
部41および導体部材42の両方の粘着性接触部分の領
域43と、スペーサ構成部41および導体部材42間の
接着手段44とを有する。
【0065】図3に見られるように、接着剤の領域43
は次の2つの部分に分離される:すなわち、導体部材4
2と接触する部分43aと、スペーサ構成部41に接触
する部分43bである。ある領域部分43aが導電性接
着剤であるのに対し、他の領域部分43bは、導電性接
着剤のような生物学的皮膚接着剤あるいは必ずしも導電
性を有しない生物学的皮膚接着剤である。所望の電気境
界面に応じて領域部分43a,43bを変えることもで
きる。これらの領域部分43a,43bの変更は、領域
部分43aの適切な面が導体部材42と接触することに
よって、有効な電気境界面が形成される限りにおいて可
能である。
【0066】図2の実施例においては、スペーサ構成部
41が、互いに反対の位置にあるサイド45,46を有
している。ここで、一方のサイド45は、導体部材42
とクリップ7との接続部付近のむき出しの面であり、他
方のサイド(面)46は、両方の領域部分43a,43
bにおける導電性接着剤の領域43と接触する。互いに
反対の位置にあるサイド45,46の間には、相対向す
る端部47,48がある。この場合、端部47は導体部
材42に最も近く、端部48は導体部材42から最も遠
い位置にある。スペーサ構成部41は、上記端部47,
48の間に、サイド45上で領域“A”を形成するため
の相対向する端部49,50を有する。スペーサ構成部
のサイド45は、このサイド45の上部の面における導
体部材42の任意の部分の表面領域“B”よりも大きな
表面領域“A”を有している。端部47,48,49お
よび50を結び付けることにより表面領域“A”の境界
が形成される。この表面領域Aの中に導電性の表面領域
Bが含まれる。
【0067】導体部材42は、一般に、図1におけるパ
ッド部19に対応するパッド部51を有する。さらに、
このパッド部51は、一般に、図1のタブ部18に対応
する位置にタブ部52を有する。パッド部51は、むき
出しのサイド53と、このサイド53と反対側に導電性
の境界面サイド54とを有する(図3に示す)。両サイ
ド53,54の間には、スペーサ構成部41から最も遠
い位置に端部55があり、かつ、上記スペーサ構成部4
1の領域A上の面でタブ部52の形状を決定する湾曲し
た端部56がある。タブ部52の形状は湾曲した端部5
6の形状によって決定される。この湾曲した端部56の
形状は、領域A内に領域Bが含まれるという条件下で変
えることができる。2つの端部55,56の間には、相
対向する端部57,58がある。これらの端部57,5
8は、スペーサ構成部41における2つの端部49,5
0間の幅とほぼ同じ幅を有するパッド部51の幅を決定
する。
【0068】湾曲した端部56により決定されるタブ部
52は、スペーサ構成部41のサイド45と重なり合
う。図3に示すように、スペーサ構成部41およびパッ
ド部51とほぼ同一平面内に形成される面の上部にタブ
部52が位置する。図2に示すように、タブ部52にお
いてスペーサ構成部41と重なり合う部分を有する領域
Bは、スペーサ構成部41のサイド45の3つの端部4
8,49および50内の中央部に位置している。
【0069】スペーサ構成部41におけるサイド45の
上部のタブの相対的な位置を保証するために、接着手
段、例えば接着剤のストリップ44が、上記スペーサ構
成部41の端部47上のタブ部52と重なり合う位置に
配置される。図2に示すように、このストリップ44
は、おおよそ導体部材42の端部57,58間に広が
り、かつ、湾曲した端部56と端部57,58との交点
の位置にほぼ隣接している。
【0070】さらに、ストリップ44は、スペーサ構成
部41のサイド45と接触するためにタブ部52をわず
かに持ち上げる。この場合に、タブ部52は、サイド4
5においてスペーサ構成部41と隣り合ってはいるが、
このスペーサ構成部41に直接接着されないような構成
になっている。このようにタブ部52がサイド45上で
わずかに持ち上がっていることによって、図1からもわ
かるように、タブ部52とクリップ7との電気的および
機械的な接続が容易になる。
【0071】導体部材42におけるパッド部51の接触
サイド54は、導電性接着剤の領域部分43aに相当す
る。さらに、上記実施例においては、導電性接着剤が、
スペーサ構成部41の接触サイド46における領域部分
43bに対しても使用される。ただし、上記導電性接着
剤は皮膚用接着剤に取って代わることも可能である。図
2に示すように、領域43は、おおよそパッド部51の
下部の端部57から端部58まで広がり、かつ、おおよ
そスペーサ構成部41の端部49から端部50まで広が
っている。さらに、上記領域43は、スペーサ構成部4
1の端部48からパッド部51の端部55まで広がって
いる。パッド部51のサイド54は、パッド部51と領
域部分43aとの間で良好な電気的接触および粘着性接
触を保証する。スペーサ構成部41のサイド46は、領
域部分43bが外部の環境に晒されないように保護する
ような構成になっている。
【0072】上記のように、導体部材42をサイド54
に配置して固定することにより、領域部分43aと導体
部材42との間で良好な電気接触面が確立される。さら
に、評価期間中は電気装置と評価対象との間で良好な電
気接触面が維持できるような適当な大きさおよび充分な
接着性を有する導電性接着剤を備えた領域部分43a
と、好ましくは領域部分43bとが確立される。
【0073】図3において、剥離ライナー60の層は、
電極部40で接着剤の領域43を有するサイドに相対向
して配置される。好ましくは、この剥離ライナー60
は、領域43のみに直接接触し、電極部40の他の構成
要素には接触しない。
【0074】一般に、電極を製造した後に保管している
間は、電極部40における接着剤の領域43は、剥離ラ
イナー60によって保護され続けるであろう。この剥離
ライナー60は、通常、電極を使用する直前に電極配置
から剥離されることが予測される。ここでは、種々の剥
離ライナー60が使用可能である。例えば、シリコーン
剥離形の被覆層が形成されたポリプロピレンやポリエス
テルのような重合体を有するライナーが使用される。こ
の場合、上記被覆層は皮膚用接着剤および導電性接着剤
から容易に剥離可能である。幾つかの実施例において
は、剥離を容易にするために、剥離ライナー60と接着
剤の領域43の一部との間にスペーサまたはタブを設け
ることが要望されている(図示していない)。
【0075】図3においては、考案を容易に理解しても
らうために、種々の層の大きさおよびこれらの層に関係
する構造が少し誇張して図示されていることは、直ちに
理解されるであろう。一般に、導体部材42のパッド部
51およびタブ部52間で非常に小さな“S”状の曲が
りがあっても、上記のような配置により電極が全体とし
てほぼ平坦な外観になるように調整される。
【0076】図4および図5は本考案の生物医学用電極
の第2実施例を示す図であり、図4はその上面図、図5
は図4の5−5断面図である。
【0077】図4および図5に示す生物医学用の電極部
70は、一部の例外を除いて、図2および図3にて図示
した生物医学用の電極部40とほぼ同じ形態を有してい
る。ここでは、導体部材72から最も遠い位置におい
て、スペーサ構成部71が接着剤の領域73の外側に伸
びており、具体的には、領域部分73bの中で領域部分
73aから最も遠い位置で伸びている。すなわち、スペ
ーサ構成部71は可動タブ部(lift tab po
rtion)74を備えている。この可動タブ部74に
より、電極部70を剥離ライナーから取り外すことが容
易になると共に評価対象の皮膚上に電極を配設すること
も容易になり、かつ、評価期間が完了した後に続いて評
価対象の皮膚から電極部70を取り外すことも簡単に行
える。上記可動タブ部74の端部は、衣類または使用中
の装置に対するコーナー部の影響を極力少なくするため
に、図4に示すように湾曲している。
【0078】図5において、電極部70の他の部分は前
述の電極部40と同じである。導体部材72は、導電性
接着剤の領域部分73aと接触するパッド部77と、タ
ブ部78とを有している。導体部材72は、両面粘着性
の接着用のストリップ79によってスペーサ構成部71
に接着される。ここで、上記接着用ストリップ79は、
タブ部78とスペーサ構成部71とが重なり合う領域に
配置される。
【0079】図4および図5に示す生物医学用電極部7
0は、さらに、スペーサ構成部71の4つの端部75,
81,82および83の周囲により決定される領域Cを
有している。この領域Cは、湾曲した端部84を有する
タブ部78の形状により決定される導体面領域Dよりも
大きい。かくして、タブ部78は、生物医学用電極部か
らなる電極の周囲内の中央部に位置するような構成にな
る。
【0080】電極部40および電極部70の構造からす
れば、その製造は容易であり、かつ、中央部に位置する
タブ部52または78を露出させるための隙間や継ぎ目
やカットを形成する必要がなくなる。例えば、配置が簡
単になるようにならびに評価対象の皮膚に容易に取り付
けられるように電極を作製している間にストリップまた
はその他の複数の電極が剥離ライナー上に配置される。
【0081】図6は本考案の生物医学用電極アレイの第
1例を示す上面図である。図6では、生物医学用電極を
構成する複数の電極部のストリップ100が例示されて
いる。この場合の電極部は、電極部40または電極部7
0のどちらでもよい。図6において、電極部40のスト
リップ100は剥離ライナー102のストリップ上に実
装される。この剥離ライナー102は、ミシン目の入っ
たライン104を有する端部において相互に接続されて
いる。電極部40または70のストリップ100は、次
々に分配してもよいし、保管スペースを最小限に抑える
ために折りたたんで包装してもよい。上記の電極ストリ
ップを使用する際は、図6に示すように、1つのライナ
ー102におけるミシン目の入ったラインを破いて電極
部40をライナー102から引きはがし、接着剤の領域
43を露出させればよい。電極部40がライナー102
から容易に取り外せるように、領域43の下部のライン
に沿った位置にミシン目の入ったライン106を配置す
ることが望ましい。
【0082】図6に示す電極部40または70のストリ
ップ100は、最小のステップ(工程)数により組み立
てることができる。この結果、製造工程を節減すること
が可能となる。これから図7を参照しながら、電極部の
ストリップ100の作製過程を詳細に説明することとす
る。
【0083】図7は電極ストリップを提供するために有
効な生物医学用電極サブ・アセンブリの実装手段の第1
段階を示す模式図である。図7では、積層構成を有する
電極ストリップのサブ・アセンブリの構成例が図示され
ている。ここで、上記積層構成は、導電性接着剤112
のストリップと、スペーサ構成部114のストリップ
と、両面粘着性の接着剤116のストリップと、一連の
非分離状態の導体部材のストリップ118とを含んでな
る。各々のストリップは、図7に示すように、複数の工
程に従いかつ接着層を含む積層構成の組立技術に精通す
る当業者にとっては公知の装置を使用することにより、
次々に配置される。米国特許第4,795,516号
(ストランド(Strand)による)および同第4,
798,642号(クレイグヘッド(Craighea
d)による)には、ストリップの材料をロールから取り
出した後にこれらのストリップを重ね合せ方式でかつ連
続的に積層してストリップのサブ・アセンブリ110を
用意するために有効な工程および装置が開示されてい
る。電極ストリップのサブ・アセンブリ110の幅は約
2〜8cmであり、好ましくは約4cmである。
【0084】ライン119において、好ましくは標準ダ
イを用いてストリップのサブ・アセンブリ110が切断
される。この結果、適当な大きさを有し、現在好ましく
は1.8μmの幅および4cmの長さを有する幾つかの個
々の電極部40が供給される。各々の電極部40は、最
下部から最上部までおおよそ図2に示したような組立構
造を有している。さらに詳しく言えば、上記各電極部4
0は、パッド部53と、導電性接着剤の接触領域部分4
3aと、両面粘着性の接着剤44に接着されるタブ部5
2とを含んでなる。
【0085】再び図6において、各々の電極部40は、
接着剤の各々の領域43を各ライナー102に接触させ
ることによって剥離ライナー102のストリップ100
に取り付けられる。各々の電極部40は、好ましくは、
ミシン目の入ったライン106の上部の各ライナー10
2上に位置する。
【0086】適当な重ね合せを遂行するための技術に精
通する当業者にとって公知の手段により、この当業者
は、図6に示すように、ミシン目の入ったライン104
によって分離された剥離ライナーのストリップ100上
に一連の電極部40または電極部70を配置し、生物医
学用電極の煩雑さを最小限に抑えるようにしている。米
国特許4,795,516号および4,798,642
号では、ミシン目の入ったライン104と同じくミシン
目の入ったライン106の上部との間で上記のような電
極の重ね合せを確実に行うために有効な工程および装置
が開示されている。
【0087】図6に示すような電極構成方法により、製
造上のコストが節減され、かつ、電極部40または70
からなる生物医学用電極の連続的な大量生産が可能とな
る。すなわち、図6に例示したようなストリップ100
のライナー102上に電極を配置するためにダイによる
切断を実行することにより大量生産が行える。
【0088】図8は本考案の生物医学用電極アレイの第
2例を示す上面図である。図8における電極部のストリ
ップ120は、電極部40または電極部70のいずれか
一方である。さらに、図8において、電極部70のスト
リップ120は、電極製造中は剥離ライナー121上に
実装される。このストリップ120を有する複数の電極
70は、保管スペースを最小限に抑えるために平坦な状
態にして保管される。ストリップ120を有する電極7
0の数は、特殊な診断およびその他の医療処置に使用さ
れる電極の数にぴったりと合うように調整される。
【0089】各々の電極部70は、前述の第1例(図6
および図7)とほぼ同様に、接着剤の領域73上にスペ
ーサ構成部71および導体部材72を有している。ただ
し、領域73の外側に伸びる可動タブ部74を有してい
る点のみが前記第1例と異なっている。
【0090】各々の電極部70は、ライン122および
123に沿って別の電極部70に隣接している。ライン
122は、電極部のパッド部77においてこれらの電極
部70を互いに分離している。ライン123は、相隣り
合うタブ部78間で隣接する電極部70を互いに分離し
ている。
【0091】図9は図8の電極アレイを提供するために
有効な生物医学用電極アレイの実装手段の第1段階を示
す模式図である。図9において、電極アレイのサブ・ア
センブリ130は剥離ライナー121上に実装されるよ
うな構成になっている。さらに、上記サブ・アセンブリ
130は積層構成になっている。この積層構成は、一連
の非分離かつ鏡像形(mirrored)の導体部材か
らなるストリップ131と、両面粘着性の接着剤からな
る2つのストリップ132,133と、スペーサ構成部
のストリップ134,135と、接着剤のストリップ1
36とを含んでなる。各々のストリップ131,13
2,133,134,135および136は、図9に示
すように連続的に配置される。このような配置は、接着
層も含めた積層構成を達成するための技術に精通する者
にとって公知の工程および装置に従って連続的に行われ
る。米国特許第4,795,516号(ストランド(S
trand)による)および同第4,798,642号
(クレイグヘッド(Craighead)による)で
は、剥離ライナー121上にストリップのサブ・アセン
ブリ130を配置するために有効な工程および装置が開
示されている。電極ストリップのサブ・アセンブリ13
0の幅は約4〜16cmであり、好ましくは約8cmであ
る。
【0092】このストリップのサブ・アセンブリ130
は、ストリップ131の面上に好ましくは同時に、スト
リップ132,133を好ましくは積層することによっ
て連続的に構成される。この場合、上記ストリップ13
1の面は、図4に示すように、パッド部77がタブ部7
8に変わる位置で電気伝導性を有している。次の段階
で、ストリップ134が接着剤のストリップ132に付
加される。詳しく言えば、図4に示すように、端部82
に隣接する領域において上記の、スペーサ構成部のスト
リップ134は接着剤のストリップ132を覆うような
構成になる。同じような手順により、そして、好ましく
はストリップ134をストリップ132上に積層するの
と同時に、スペーサ構成部のストリップ135が、サブ
・アセンブリ130の上部において左右対称の形で接着
剤のストリップ133に積層される。さらに次の段階
で、導電性接着剤が領域73を含むように意図されてい
るか、または領域73の一部である領域部分73aを含
むように意図されているかによって、生物学的に適合し
た特定の接着剤(導電性接着剤または皮膚用接着剤)が
スペーサ構成部のストリップ134,135に積層され
る。このように、導電性接着剤がスペーサ構成部の2つ
のストリップ134,135間の領域に積層されること
によってこのスペーサ構成部のストリップ134,13
5と導体部材のストリップ131との接触が可能にな
る。好ましくは、この導電性接着剤の単一のストリップ
136は、スペーサ構成部の一方のストリップ134か
ら他方のストリップ135まで伸びるような前述の構成
に従ってストリップのサブ・アセンブリ130上に積層
される。ただし、この場合、サブ・アセンブリ130上
で可動タブ部が相対向する両端の位置に形成されるよう
に、ストリップ134,135の中で導体部材のストリ
ップ131から最も遠い位置にある部分においては、接
着剤の領域136をスペーサ構成部のストリップ13
4,135に積層しないような構成にしている。さらに
次の段階で、剥離ライナー121が接着剤の領域136
に積層される。
【0093】さらに、ストリップのサブ・アセンブリ1
30は、図8に示すように、ライン122に沿ってこの
サブ・アセンブリ130を切断して2等分した後に2列
の電極ストリップを形成することによって2組の独立し
た電極部70に分離される。さらに、ライン123に沿
って上記サブ・アセンブリ130を切断することによっ
て剥離ライナー121上の各々の電極部70を分離し、
最終的に、図8に示すような複数の電極部70が作製さ
れる。
【0094】ここで、図7に従って説明した構成方法と
図9に従って説明した構成方法の両方共、積層構造を形
成するための多重層の連続的な配置に適用されることは
明らかである。しかしながら、この多重層を積層する順
序は、今までの例と逆にしてもよいし、あるいは全く異
なる方法で構成してもよい。上記のように積層順序を逆
にすると、図7における構成方法では、最初は導体部材
118から始まり最後は導電性接着剤112で終了す
る。また一方で、図9における構成方法では、最初は剥
離ライナー121から始まり、最後は導体部材のストリ
ップ131を重ね合わせることによって終了する。
【0095】ここで注意すべきことは、これまで例示し
かつ説明してきたすべての実施例に対し、導体部材42
または72がほぼ同じような形状で図示されている点で
ある。すなわち、上記導体部材は、細長く伸びたタブ部
を有する幾分大きな長方形のパッド部を備えたような形
状になっている。この場合には、種々の形状が使用可能
であることは明らかである。しかしながら、図1に示す
クリップ7のようなクリップに容易に係合可能である良
好なタブ部を提供する点と、比較的大きな表面領域を有
するパッド部を提供する点において、前述のような形状
が特に有効である。
【0096】導体部材として種々の材料が使用可能であ
るが、好ましくは、本考案の導体部材16,42および
72のような比較的平坦で薄くかつ可撓性の構成を考え
れば、導電性材料を有するプラスチック材料のようなも
のが選定される。さらに詳しく言えば、上記の導電性材
料は、少なくとも一方のサイドに銀/塩化銀の導電性被
覆がなされたものや少なくとも一方の側に電気伝導性の
炭素を含む網状の部材に代表されるようなものであり、
かつ、心臓の強制筋肉性振動の後に通常の電気的動作を
再生させることが可能な材料である。もし、導体部材の
一方のサイドのみが導電層を有しているならば、このサ
イドは、通常、導電性接着剤に対し突出するパッド部の
側に対応し、かつ、タブ部においてスペーサ構成部と向
かい合う部分に対応する。
【0097】典型的な導体部材42および72は、約
0.05〜0.2mmの厚さを有する材料のストリップを
含んでなる。このようなストリップの材料として、約
2.5〜12μm厚の銀/塩化銀の被覆層を有するポリ
エステルフィルム、好ましくは、約5μmの厚さを有す
るポリエステルフィルムが挙げられる。例えば、工業的
に入手可能なポリエステルフィルムとして、バージニア
州のホープウェル(Hopewell)に所在のICI
アメリカ社(ICI Americas)製の“メリ
ネックス(Mellinex)”505−300,32
9または339という名のフィルムが考えられる。この
フィルムには、マサチューセッツ州のウォルサム(Wa
ltham)に所在のエルコン インコーポレイティド
(ErconInc.)製の“R−300”として入手
可能な銀/塩化銀が被覆されている。非織込形の網状の
部材からなる導体部材42または72として、ニューヨ
ーク州のトロイ(Troy)に所在のライダル インコ
ーポレイティド(Lydall Inc.)製の“マニ
ウェブ(Manniweb)”という名で工業的に入手
可能なポリエステル/セルロースのファイバからなる網
状の部材が使用される。この網状部材は、ミシガン州の
ポート ヒューロン(Port Huron)に所在の
エイクソン コロイド カンパニー(Acheson
Colloids Company)製の“SS246
36”インクとして工業的に入手可能な炭素インクを含
んでいる。クリップ7と導体部材42または72との間
の機械的接触を確実なものとするために、導電性被覆層
を有するサイドと反対側のサイドにおいて、裏面に接着
性を有するポリエチレンのテープが導体部材のタブ部に
付加される。具体的には、3M カンパニー(3M C
ompany)製の“ブレンダーム(Blender
m)”として工業的に入手可能な外科用テープが上記の
目的に使用され得る。
【0098】これまで述べたような電極配置は、平坦で
薄くかつ可撓性に富むだけでなく、この配置によってX
線に対し実質的な影を形成するおそれがない。したがっ
て、好ましくは本考案による生物医学用電極を身に着け
ている患者が、この電極を取り外すことなく(さらに、
不快な気分および不便さを感じることなく)X線検査を
受けられると共に、本考案で開示した生物医学用電極を
再び身体に取り付けることが可能となる。
【0099】この場合、さまざまな形状および大きさの
導体部材が使用可能であるが、好ましくは、約1〜3cm
の長さで約1〜2cmの幅を有するパッド部かまたは約1
〜3cmの長さで約0.5〜1.5cmの幅を有する舌片を
備えた導体部材が、本考案に適用され得る。
【0100】領域部分43bまたは73bに用いられる
生物学的に適合した皮膚用接着剤として種々の材料が使
用可能であることは明らかであろう。代表的には、アク
リル酸エステルの接着剤が好ましい例として使用され
る。その中で、特に、アクリル酸エステルの共重合体が
好ましい。この種の接着剤は、一般に、米国特許第2,
973,826号、米国再発行特許第24,906号、
同再発行特許第33,353号、米国特許第3,38
9,827号、同第4,112,213号、同第4,3
10,509号、同第4,323,557号、同第4,
732,808号、同第4,917,928号、同第
4,917,929号および欧州特許公開公報第005
1935号に開示されている。
【0101】さらに詳しく説明すると、好ましくは、約
95%〜約97%の重量パーセントのイソオクチル ア
クリレートと、約5%〜約3%の重量パーセントのアク
リルアミドとからなり、かつ、1.1〜1.25dl/g
の粘性を有する接着剤の共重合体が現在使用されてい
る。
【0102】本考案の接着用のストリップ44または7
9に対し有効な接着剤として、生物学的に適合した接着
剤に適用されるような前述の任意のアクリル酸エステル
接着剤が使用可能である。現在使用中の好ましい接着剤
は、上記の生物学的に適合した接着剤として好適な材料
とほぼ同じであるが、後者の接着剤は前者と異なり約
1.3〜1.45dl/gの固有粘性を有している。
【0103】導電性接着剤として、米国特許第4,84
8,353号公報に開示されているような導電性接着剤
が好ましい。さらに詳しく言えば、次のような成分を有
する接着剤が本考案に有効な材料として考えられる。
【0104】 乾燥重量パーセント 共重合体: アクリル酸 9.50 N−ビニール ピロリドン 9.50 グリセリン 51.58 グアーゴム 0.12 水 25.50 苛性ソーダ 2.64 ベンジル・デジメチルケトール 0.07 塩化カリウム 1.00 TEGBM(トリエチレン グリコール ビス(メタクリル酸塩)) 0.09 100
【0105】さらに、製造工程中の機械的操作を容易に
するために、薄い下地としての網状材料上に、例えば厚
さが0.1mmのセレックス(Cerex)という商標名
の部材{ミズーリ州のセントルイス(St.Loui
s)に所在のモンサント カンパニー(Monsant
o Company)製}上に元の接着剤を熱硬化させ
ることも好ましいことである。
【0106】スペーサ構成部41または71は、非導電
性の天然のまたは合成による材料から作製される。この
非導電材料は、電極部40または70からなる生物医学
用電極を身に着けている患者の皮膚に対する導電性接着
剤43の状態ならびにその接触の状態が見えるように透
明または半透明の材料であることが好都合である。現在
使用中の好ましいスペーサ構成部41または71はポリ
エチレンのテレフタル酸塩であり、0.05〜0.08
mmの厚さを有している。工業的に入手可能なポリエチレ
ンのテレフタル酸塩のフィルムとして、バージニア州の
ホープウェルに所在のICI アメリカ社製の“メリネ
ックス(Mellinex)”という名のポリエステル
フィルムが挙げられる。二者択一的な例として、裏面に
接着性を有するポリエチレンのテープがスペーサ構成部
41または71に使用され得る。本考案の接着用のスト
リップ44または79用の接着手段として使用するため
に、上記テープはパッド部51または77の近傍で折り
たたんだ状態に置かれる。ただし、このようなテープの
接着剤は、可動タブ部74の粘着性を減らすためにスペ
ーサでもって覆わなければならない。
【0107】ここで改めて言うならば、今まで挙げた実
施例は本考案のほんの具体例のみを示したものに過ぎ
ず、本考案は、これまで説明し、そして/または図面に
示したような特定の材料や大きさや形状や配置に限定さ
れるものでないことは明らかである。
【0108】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、可
撓性の電極部の導体部材の一構成要素であって外部の電
気装置との電気接続を行うためのタブ部の領域を、電極
間絶縁用のスペーサ構成部の領域よりも小さくして評価
対象の皮膚から完全に分離するようにしており、さら
に、上記タブ部をスペーサ構成部の中央部に配置してい
るので、上記皮膚に対し良好な導電面領域を有すると共
に評価期間中は充分な付着性を備えた生物医学用電極が
実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気心臓記録用モニタならびに電極から上記モ
ニタに伸びるリードに関連した環境下における本考案の
生物医学用電極の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の第1実施例における生物医学用電極を拡
大して示す上面図である。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】本考案の生物医学用電極の第2実施例を示す上
面図である。
【図5】図4の5−5断面図である。
【図6】本考案の生物医学用電極アレイの第1例を示す
上面図である。
【図7】電極ストリップを提供するために有効な生物医
学用電極サブ・アセンブリの実装手段の第1段階を示す
模式図である。
【図8】本考案の生物医学用電極アレイの第2例を示す
上面図である。
【図9】図8の電極アレイを提供するために有効な生物
医学用電極アレイの実装手段の第1段階を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1…電極部 2…診断装置 5…リードワイヤ 7…クリップまたは止め金 10…カム 15…スペーサ構成部 16…導体部材 18…タブ部 19…パッド部 40,70…電極部 41,71…スペーサ構成部 42,72…導体部材 51,77…パッド部 52,78…タブ部 74…可動タブ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジョセフ レオナルド ガラトウィッチ アメリカ合衆国,ミネソタ 55144− 1000,セント ポール,スリーエム セ ンター(番地なし) (72)考案者 テリー グリール ハーグロダー アメリカ合衆国,ミネソタ 55144− 1000,セント ポール,スリーエム セ ンター(番地なし) (72)考案者 ジェロム エルロイ ストランド アメリカ合衆国,ミネソタ 55144− 1000,セント ポール,スリーエム セ ンター(番地なし)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに正反対の位置にある第1サイドお
    よび第2サイドを有し、かつ、境界を形成する該第1お
    よび第2サイド間に位置する端部を有する平坦なシート
    を含んでなるスペーサ構成部(41または71)と、パ
    ッド部およびタブ部を有する導体部材(42または7
    2)とを備えた生物医学用の電極部(40または70)
    からなり、前記導体部材は、前記電極部内の予め定めら
    れた位置に配設されており、このときに、前記パッド部
    は、むき出しのサイドならびに該むき出しのサイドと反
    対側であって前記スペーサ構成部の前記第2サイドと同
    一平面内に位置する導電性の境界面サイドを有し、前記
    タブ部は、前記スペーサ構成部の前記第1サイドの上部
    にあって該第1サイドと重なり合う平面内に位置し、前
    記タブ部は、前記スペーサ構成部の前記第1サイドの領
    域(AまたはC)よりも小さな領域(BまたはD)を有
    し、かつ、前記電極部の機械的および電気的な接続部分
    は、前記境界内の中央部に位置することを特徴とする生
    物医学用電極。
JP1992024375U 1991-04-16 1992-04-16 生物医学用電極 Expired - Lifetime JP2543804Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/686,138 US5133356A (en) 1991-04-16 1991-04-16 Biomedical electrode having centrally-positioned tab construction
US686138 1991-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04131209U JPH04131209U (ja) 1992-12-02
JP2543804Y2 true JP2543804Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=24755078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992024375U Expired - Lifetime JP2543804Y2 (ja) 1991-04-16 1992-04-16 生物医学用電極

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5133356A (ja)
EP (1) EP0509704B1 (ja)
JP (1) JP2543804Y2 (ja)
AU (1) AU650727B2 (ja)
CA (1) CA2062857A1 (ja)
DE (1) DE69219946T2 (ja)
DK (1) DK0509704T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050033A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図測定用電極
JP2013208442A (ja) * 2006-09-11 2013-10-10 Axelgaard Manufacturing Co Ltd 端部保護を有する耐湿性電極

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191887A (en) * 1991-05-31 1993-03-09 Ndm Acquisition Corp. Assembly for dispensing tab electrodes
US5431166A (en) * 1993-01-22 1995-07-11 Ludlow Corporation Low profile medical electrode
US5506059A (en) * 1993-05-14 1996-04-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Metallic films and articles using same
US5496363A (en) * 1993-06-02 1996-03-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Electrode and assembly
US5366489A (en) * 1993-06-02 1994-11-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Anesthesia electrode and applicator assembly
US5566672A (en) * 1994-01-03 1996-10-22 Labeltape Meditect, Inc. Biomedical electrode
TW369558B (en) * 1994-01-28 1999-09-11 Minnesota Mining & Mfg Polymerized microemulsion pressure sensitive adhesive compositions and methods of preparing and using same
US5670557A (en) * 1994-01-28 1997-09-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Polymerized microemulsion pressure sensitive adhesive compositions and methods of preparing and using same
US5505200A (en) * 1994-01-28 1996-04-09 Minnesota Mining And Manufacturing Biomedical conductor containing inorganic oxides and biomedical electrodes prepared therefrom
BR9507142A (pt) * 1994-03-24 1997-09-30 Minnesota Mining & Mfg Sistema de identificação pessoal biométrico processo para identificar uma pessoa e equipamento
US5626135A (en) * 1995-04-12 1997-05-06 R.S. Supplies, Inc. Medical electrode
US5827184A (en) * 1995-12-29 1998-10-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Self-packaging bioelectrodes
US6135953A (en) * 1996-01-25 2000-10-24 3M Innovative Properties Company Multi-functional biomedical electrodes
US5846558A (en) * 1996-03-19 1998-12-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Ionically conductive adhesives prepared from zwitterionic materials and medical devices using such adhesives
US5836942A (en) * 1996-04-04 1998-11-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode with lossy dielectric properties
DE69624000T2 (de) * 1996-04-29 2003-06-05 Minnesota Mining & Mfg Elektrischer leiter für biomedizinische elektroden und daraus hergestellte biomedizinische elektroden
US5947961A (en) * 1996-05-10 1999-09-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode having skin-equilibrating adhesive at its perimeter and method for using same
US5797902A (en) * 1996-05-10 1998-08-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode providing early detection of accidental detachment
US6007532A (en) 1997-08-29 1999-12-28 3M Innovative Properties Company Method and apparatus for detecting loss of contact of biomedical electrodes with patient skin
US6745062B1 (en) * 1998-10-05 2004-06-01 Advanced Imaging Systems, Inc. Emg electrode apparatus and positioning system
WO2000019892A1 (en) * 1998-10-05 2000-04-13 Paraspinal Diagnostic Corporation Emg electrode apparatus and positioning system
US6356779B1 (en) 1999-06-04 2002-03-12 3M Innovative Properties Company Universally functional biomedical electrode
US6232366B1 (en) 1999-06-09 2001-05-15 3M Innovative Properties Company Pressure sensitive conductive adhesive having hot-melt properties and biomedical electrodes using same
US6623664B2 (en) 1999-12-24 2003-09-23 3M Innovative Properties Company Conductive adhesive and biomedical electrode
JP4417581B2 (ja) * 2001-03-30 2010-02-17 株式会社資生堂 皮膚バリアー機能の向上を促進させる方法
US6709716B2 (en) 2001-04-27 2004-03-23 3M Innovative Properties Company Microemulsion compositions and methods of making and using same
EP1412020B1 (en) * 2001-05-04 2011-07-20 3M Innovative Properties Company Corrosion prevention in biomedical electrodes
US6731965B2 (en) 2001-06-20 2004-05-04 3M Innovative Properties Company Corrosion prevention in biomedical electrodes
US6708050B2 (en) 2002-03-28 2004-03-16 3M Innovative Properties Company Wireless electrode having activatable power cell
US7187985B2 (en) * 2003-07-18 2007-03-06 3M Innovative Properties Company Biomedical electrode with current spreading layer
US7107097B2 (en) * 2004-01-14 2006-09-12 Northstar Neuroscience, Inc. Articulated neural electrode assembly
US7999023B2 (en) 2004-12-03 2011-08-16 3M Innovative Properties Company Process for making pressure sensitive adhesive hydrogels
US7620439B2 (en) * 2005-08-04 2009-11-17 3M Innovative Properties Company Conductive adhesives and biomedical articles including same
EP1769740A1 (en) 2005-10-03 2007-04-04 Unomedical Limited A biomedical electrode, a gel for use in a biomedical electrode and a method of producing a biomedical electrode
US8126529B2 (en) * 2006-09-22 2012-02-28 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Methods and systems for securing electrode leads
US7774070B2 (en) * 2008-01-10 2010-08-10 Hill Laboratories Company Medical electrode assembly for electrotherapy and phototherapy treatment
US8469741B2 (en) * 2008-05-01 2013-06-25 3M Innovative Properties Company Stretchable conductive connector
WO2009134826A1 (en) * 2008-05-01 2009-11-05 3M Innovative Properties Company Biomedical sensor system
WO2009143249A2 (en) * 2008-05-23 2009-11-26 3M Innovative Properties Company Grounding electrode
GB0810843D0 (en) 2008-06-13 2008-07-23 Monica Healthcare Ltd Electrode and electrode positioning arrangement for abdominal fetal electrocardiogram detection
US8150526B2 (en) 2009-02-09 2012-04-03 Nano-Retina, Inc. Retinal prosthesis
US8706243B2 (en) 2009-02-09 2014-04-22 Rainbow Medical Ltd. Retinal prosthesis techniques
US8428740B2 (en) 2010-08-06 2013-04-23 Nano-Retina, Inc. Retinal prosthesis techniques
US8442641B2 (en) 2010-08-06 2013-05-14 Nano-Retina, Inc. Retinal prosthesis techniques
US8718784B2 (en) 2010-01-14 2014-05-06 Nano-Retina, Inc. Penetrating electrodes for retinal stimulation
US9017255B2 (en) 2010-07-27 2015-04-28 Carefusion 303, Inc. System and method for saving battery power in a patient monitoring system
US9585620B2 (en) 2010-07-27 2017-03-07 Carefusion 303, Inc. Vital-signs patch having a flexible attachment to electrodes
US9055925B2 (en) 2010-07-27 2015-06-16 Carefusion 303, Inc. System and method for reducing false alarms associated with vital-signs monitoring
US9357929B2 (en) 2010-07-27 2016-06-07 Carefusion 303, Inc. System and method for monitoring body temperature of a person
US9420952B2 (en) 2010-07-27 2016-08-23 Carefusion 303, Inc. Temperature probe suitable for axillary reading
US8814792B2 (en) 2010-07-27 2014-08-26 Carefusion 303, Inc. System and method for storing and forwarding data from a vital-signs monitor
US8571669B2 (en) 2011-02-24 2013-10-29 Nano-Retina, Inc. Retinal prosthesis with efficient processing circuits
DE102011101580B4 (de) * 2011-05-13 2015-03-12 Dräger Medical GmbH Sensorvorrichtung zur elektromyographischen Ableitung von Muskelsignalen sowie Verfahren zur Vorbereitung einer elektromyographischen Ableitung von Muskelsignalen und System
US9370417B2 (en) 2013-03-14 2016-06-21 Nano-Retina, Inc. Foveated retinal prosthesis
US9474902B2 (en) 2013-12-31 2016-10-25 Nano Retina Ltd. Wearable apparatus for delivery of power to a retinal prosthesis
US9331791B2 (en) 2014-01-21 2016-05-03 Nano Retina Ltd. Transfer of power and data
USD829917S1 (en) * 2016-08-04 2018-10-02 Medline Industries, Inc. Set of electrodes on a perforated backing sheet
CN107811633A (zh) * 2017-10-24 2018-03-20 海南聚能科技创新研究院有限公司 一种便携式心电电极片
US20220154041A1 (en) 2019-04-01 2022-05-19 3M Innovative Properties Company Process for making pressure sensitive adhesive hydrogels

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1662446A (en) * 1924-01-14 1928-03-13 Wappler Electric Company Inc Metal-foil electrode
GB1519782A (en) * 1975-09-24 1978-08-02 Osborn J S Electrode for electro-medical apparatus
US4166465A (en) * 1977-10-17 1979-09-04 Neomed Incorporated Electrosurgical dispersive electrode
US4543958A (en) * 1979-04-30 1985-10-01 Ndm Corporation Medical electrode assembly
US4522211A (en) * 1979-12-06 1985-06-11 C. R. Bard, Inc. Medical electrode construction
US4539996A (en) * 1980-01-23 1985-09-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Conductive adhesive and biomedical electrode
US4798642A (en) * 1983-11-14 1989-01-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of making a biomedical electrode
DE3588033T2 (de) * 1984-10-08 1996-02-08 Nitto Denko Corp Biomedizinische Elektrode.
US4827939A (en) * 1985-07-18 1989-05-09 Baxter International Inc. Medical electrode with reusable conductor and method of manufacture
US4657023A (en) * 1985-12-23 1987-04-14 Lec Tec Corporation Self-adhering electrode
US4694835A (en) * 1986-05-21 1987-09-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode
JPH0436809Y2 (ja) * 1986-12-24 1992-08-31
US4852571A (en) * 1987-09-03 1989-08-01 Marquette Electronics Disposable biopotential electrode
US4945911A (en) * 1988-01-22 1990-08-07 Joel Cohen Medical electrode
US5012810A (en) * 1988-09-22 1991-05-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Biomedical electrode construction
CA1335303C (en) * 1988-09-22 1995-04-18 Jerome E. Strand Biomedical electrode construction

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050033A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図測定用電極
JP2013208442A (ja) * 2006-09-11 2013-10-10 Axelgaard Manufacturing Co Ltd 端部保護を有する耐湿性電極
JP2014237045A (ja) * 2006-09-11 2014-12-18 アクセルガード・マニュファクチュアリング・カンパニー・リミテッド 端部保護を有する耐湿性電極

Also Published As

Publication number Publication date
DE69219946D1 (de) 1997-07-03
JPH04131209U (ja) 1992-12-02
EP0509704B1 (en) 1997-05-28
DK0509704T3 (da) 1997-12-22
EP0509704A2 (en) 1992-10-21
CA2062857A1 (en) 1992-10-17
DE69219946T2 (de) 1997-11-20
AU650727B2 (en) 1994-06-30
AU1301492A (en) 1992-10-22
EP0509704A3 (ja) 1994-03-30
US5133356A (en) 1992-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2543804Y2 (ja) 生物医学用電極
JP2570183Y2 (ja) 生医学用電極構造
US5012810A (en) Biomedical electrode construction
EP2091424B1 (en) Handheld, repositionable ecg detector
US5078139A (en) Biomedical electrode construction
US8548558B2 (en) Electrode capable of attachment to a garment, system, and methods of manufacturing
EP0737438A2 (en) Medical electrode
US20020133069A1 (en) Electrode placement device for taking electrocardiograms and method of use
US4768514A (en) Medical electrode
JP2012509147A (ja) 電極ガーメント
US5133355A (en) Biomedical electrode construction
EP1681996B1 (en) Biomedical snap electrode having adhesive conductive tape
US5226225A (en) Method of making a biomedical electrode
JP5193928B2 (ja) 生体電極パッド及び生体電極
EP0360496B1 (en) Biomedical electrode construction
JP3681760B2 (ja) タブ式電極
GB2418364A (en) Disposable medical skin electrode with multiple connection points
US5078138A (en) Biomedical electrode construction having a non-woven material
AU2005258099A1 (en) Packaging for medical pads and electrodes
JP5612051B2 (ja) 生体電極用の粘着パッド及び粘着パッドシート
JP2014100604A (ja) 生体電極用の粘着パッド
EP4344638A1 (en) Medical electrode for long-term applications
WO2023192188A1 (en) Apparatus and method for hybrid biosensors
WO2022229099A1 (en) Medical electrode

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term