JP2543694B2 - プロピレングリコ―ルモノt―ブチルエ―テルの製法 - Google Patents

プロピレングリコ―ルモノt―ブチルエ―テルの製法

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JP2543694B2 JP62082763A JP8276387A JP2543694B2 JP 2543694 B2 JP2543694 B2 JP 2543694B2 JP 62082763 A JP62082763 A JP 62082763A JP 8276387 A JP8276387 A JP 8276387A JP 2543694 B2 JP2543694 B2 JP 2543694B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高純度のプロピレングリコールモノt−ブチ
ルエーテル即ち1−t−ブトキシ−2−プロパノールを
生成採取する方法に関する。
〔従来の技術〕
オレフインとグリコールとの反応による非対称エーテ
ルを含むエーテルの製造は当業者に周知である。所望の
グリコールエーテル生成物、望まない副生物及び未反応
の反応物例えばグリコールを含む得られる反応混合物は
蒸留次にもし用いられるならば触媒又は縮合剤の除去に
より従来の方法で通常分離される。1−t−ブトキシ−
2−プロパノールの製造の場合イソブチレンは適切な反
応温度及び圧力で固体樹脂エステル化触媒の存在下過剰
量のプロピレングリコールと反応して所望の1−t−ブ
トキシ−2−プロパノール(PTB−1)、副生2−t−
ブトキシ−1−プロパノール(PTB−2)、未反応イソ
ブチレン及びプロピレングリコール及び小量の第三級ブ
チルアルコール及び水よりなる粗反応生成物を製造す
る。生成されたグリコールエーテル生成物のヒドロキシ
ル基はさらにイソブチレンと反応して望ましくない副生
成物であるジエーテルである1,2−ジ(t−ブトキシ)
プロパン(DPTB)を形成する。反応混合物の蒸気液体平
衝データは178mmの圧力で相対的揮発度の下記の比を示
す。
PTB−1/PTB−2=1.38 PTB−1/DPTB=1.54 PTB−1/DPTB=1.12 しかし実際のバツチ蒸留データでは1,2−ジ(t−ブ
トキシ)プロパンが相対的揮発度の比により示されたの
より軽いことが分つた。
従つて工業上の応用例えばコーテイング、クリナー、
電気化学品及びインキに所望のプロピレングリコールモ
ノ第三級ブチルエーテルを工業的に使用できるに足る低
い1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン含量を示す1−t
−ブトキシ−2−プロパノールを粗エーテル化反応生成
物から採取するのは難しいことが分つている。
それ故イソブチレンとプロピレングリコールとの反応
から得られる反応生成物から最低量の2−t−ブトキシ
−1−プロパノール及び特に最低量の望ましくない1,2
−ジ(t−ブトキシ)プロパンを含む一方実質的な損失
なしに高純度の1−t−ブトキシ−2−プロパノールを
採取する方法を提供するのが本発明の目的である。他の
目的は下記の記述から当業者にとり明らかになるだろ
う。
〔発明の概要〕
驚くべきことに所望の1−t−ブトキシ−2−プロパ
ノールの採取に含まれる分留段階の配列が得られる所望
のモノエーテルの最終の純度特に1,2−ジ(t−ブトキ
シ)プロパンの含量に関して主な作用を及ぼすことが見
い出された。未反応プロピレングリコールの除去が蒸留
段階(1−t−ブトキシ−2−プロパノールが望ましく
ないジ(t−ブトキシ)プロパン及び高沸点物質から分
離される)の前に行われるとき実質的に改良された結果
が得られることが本発明により見い出された。その上蒸
留段階の配列に分離性能が依存することは余りに顕著な
ので所望の1−t−ブトキシ−2−プロパノールの損失
が最低で満足しうる純度を達成するために好ましい配列
を用いることが極めて主な経済上の重要さとなる。この
結果は極めて異常なことでありそして粗エーテル化反応
生成物に含まれる成分の代表的な蒸気液体平衝データに
一致しない。
本発明によれば固体樹脂エーテル化触媒の存在下イソ
ブチレン及びプロピレングリコールにより得られる反応
生成物から実質的な損失なしに高純度の1−t−ブトキ
シ−2−プロパノールを回収する方法が提供され粗反応
生成物はプロピレングリコールモノ−t−ブトキシエー
テル、望ましくない1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパ
ン、未反応プロピレングリコール及びイソブチレン及び
少量の第三級ブチルアルコール及び水及び他の高沸点物
質を含む。方法は(i)第一の分留塔へ該粗エーテル化
反応生成物を導入しそしてプヲピレングリコールのそれ
より低い沸点を有する全反応生成物よりなる第一の蒸留
留出物をそれより引き出し、それにより蒸留物(塔底
分)としてプロピレングリコールのそれよりも高い沸点
を有する成分及び未反応プロピレングリコールを残し、
そして(ii)第一の留出物を第二の分留塔へ導入しそし
て所望の1−t−ブトキシ−2−プロパノールより主と
してなる第二の蒸留留出物の塔頂分又は副流をそれから
引き出し、それにより上流物(塔底分)として2−ブト
キシ−1−プロパノール及び望ましくない1,2−ジ(t
−ブトキシ)プロパンを含む1−t−ブトキシ−2−プ
ロパノールのそれより高い沸点を有する成分を残す、一
連の段階を含む。
第二の蒸留の塔頂分は一般に少くとも約98%の量で所
望の1−t−ブトキシ−2−プロパノールを含み残りの
成分は小量の2−t−ブトキシ−1−プロパノール及び
望まれていない1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパンより
なる。軽質の沸点成分例えばイソブチレン、第三級ブチ
ルアルコール及び水は第一の分留塔の頂部からパージさ
れるか又は任意に1−t−ブトキシ−2−プロパノール
のそれより低い蒸留温度で第二の分留塔でパージとして
塔頂から除去されよう。エーテル化反応器への各分留塔
の塔底分の再循環は、2−t−ブトキシ−1−プロパノ
ール及び1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパノールの形成
を抑制して動的平衝が達成されるとこれらの成分の真の
生成が実質的にないことが分つた。
1−t−ブトキシ−2−プロパノールの製造は固体酸
樹脂触媒の存在下イソブチレンとプロピレングリコール
との反応により行われよう。一般に過剰とプロピレング
リコールが用いられ従つてプロピレングリコール対イソ
ブチレンのモル比は約1.0:1.0〜5.0:1.0に及ぶが約1.5:
1.0〜2.5:1.0の範囲が好ましい。
エーテル化反応を行うのに用いられる反応条件はこの
反応に従来用いられているものである。従つて温度は約
25℃〜200℃好ましくは約30℃〜100℃の間に及びそして
圧力はゲージ圧約1.05〜70Kg/cm2(約15〜1000psi)好
ましくはゲージ圧約0.7〜14Kg/cm2(約10〜200psi)の
間に及ぶ。
エーテル化反応は固体樹脂エーテル化触媒の存在下で
行われる。これらの触媒は少くとも1個のスルホン酸基
を含む比較的高分子量の含炭素物質のものである。この
反応に用いられうる代表的な固体触媒はスルホン化石炭
例えば「ゼオ−カーブ(Zeo−Karb)H」及び「ナルシ
エ(Nalcie)X」及びフエノール・ホルムアルデヒド樹
脂の硫酸との反応生成物例えば「アンバーライトIR−10
0」及び「ナルサイト(Nalcite)MX」を含むスルホン化
樹脂型触媒を含む。エーテル化反応で触媒として用いら
れうる好ましい樹脂はスルホン化ポリスチレン樹脂より
主としてなる陽イオン交換樹脂例えば官能生該スルホン
酸基をその中に有する約25%以内の共重合したジビニル
ベンゼンを有するジビニルベンゼン橋かけ結合ポリスチ
レンマトリツクスである。これらの樹脂は種々の商品名
例えば「ナルサイトHCR」及び「アンバーリスト(Amber
lyst)15」の下で工業的に製造販売されている。これら
の樹脂の工業上の態様は一般に約10〜50メツシユ(米国
ふるい規格)の粒径を示しそしてそれ自体で又は混入物
の約50重量%以内の溶媒含量を有して用いられよう。
流出液の痕跡の酸度が次の蒸留回収段階で所望の1−
t−ブトキシ−2−プロパノール生成物の分解を生じさ
せるので例えば鉱酸による処理による活性化の次に触媒
樹脂から遊離の酸度を除く必要がある。このような除去
は流出水のpHが約5より高いpHで安定化するまで新しい
脱イオン化水を触媒床に通すことにより従来の方法で容
易に行われよう。水切り後床に残るすべての水は反応の
最初の段階中で第三級ブチルアルコールへ転換されそし
て蒸留回収工程中で軽質物として除去される。
反応は撹拌スラリーバツチ反応器又は固定床連続流動
反応器の何れかで行われよう。一般に撹拌反応器では触
媒濃度は反応内容物の約0.5〜20重量%(乾燥物基準)
に及びそして2〜10%が好ましい範囲であり、触媒濃度
には厳密生を必要とせずそして所望の触媒作用をもたら
すのに充分なすべての触媒濃度が用いられうることは理
解されよう。反応時間は広く変化しそして一般に約1〜
約20時間好ましくは約1〜約5時間に及ぶ。
前記の第二の蒸留塔頂分として回収される1−t−ブ
トキシ−2−プロパノール生成物は少くとも98%の純度
普通少くとも約99.0%の純度のものであり、そして一般
に約1%以下の2−t−ブトキシ−1−プロパノール、
約0.5%以下の1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン、約0.
1%以下のプロピレングリコールそして約0.1%以下のイ
ソブチレンを含む。
本発明は本発明の回収工程の一つの態様を示す添付図
面の第1図に関して記述される。
本発明の方法に原料として働く粗1−t−ブトキシ−
2−プロパノール含有生成物は床を通るパツチタンクか
らの原料反応物の外部循環を用いつつ固定床中の酸性イ
オン交換樹脂触媒代表的にはアンバーリスト−15イオン
交換樹脂により触媒化されるイソブチレン及びプロピレ
ングリコールの液相反応により得られよう。イソブチレ
ンは固定床入口の前で循環流に注入される。約50℃の温
度及びゲージ圧約3.5Kg/cm2(約50psi)の圧力で行われ
る反応は約17時間で完了し所望ならば未反応イソブチレ
ンは安全な処分へ放出されよう。実質的な量のプロピレ
ングリコール一般にその約10〜約75重量%を含む粗反応
生成物は次に貯槽へ圧入されるか又は実質的に純粋な1
−t−ブトキシ−2−プロパノール生成物の最終的な回
収に関する本発明の方法へ直接送られよう。
粗反応生成物からの所望の1−t−ブトキシ−2−プ
ロパノールの回収はバツチ又は連続法の何れかで行われ
る二段階分留で達成される。従つて上述のエーテル化反
応から得られる粗1−t−ブトキシ−2−プロパノール
反応生成物は第一の分留塔11の蒸留帯へライン10を通つ
て導入される。用いられるエーテル化反応条件に応じて
粗反応生成物は一般に下記の特徴の組成へ一致する。成分 重量% 1−t−ブトキシ−2−プロパノール 40〜70 2−t−ブトキシ−1−プロパノール 2〜10 プロピレングリコール 10〜75 イソブチレン 0.05〜5.0 1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン 1〜10 第三級ブチルアルコール 0.05〜5.0 水 痕跡〜1.0 分留塔11は以下の条件で操業される。即ち3/1還流比
で200mm塔頂圧で20段の理論段カラム中で連続的に行わ
れるときプロピレングリコールのない副流即ち約0.1%
より少いプロピレングリコールを含む留出物が例えば得
られる条件である。従つて実質的にすべての高沸点物質
(プロピレングリコールを含む)はライン13を経て第一
の液状塔底生成物中に除去される。分留塔11は一般に絶
対圧約0.07〜1.4Kg/cm2(約1〜20psi)の圧力そして約
50℃〜約175℃好ましくは約75℃〜約140℃の塔頂温度で
操業される。その頂部帯が約0.56〜0.84Kg/cm2(絶対
圧)(約8〜12psi)の圧力であるように分留塔11を操
業するのが特に有利である。分留塔11は一般に約10〜40
段の理論上の蒸気・液体接触段を含む。
実質的にすべての未反応プロピレングリコールを含む
高沸点成分より実質的になる分留塔11からの蒸留物塔底
分は新しいプロピレングリコール原料とともに次の反応
原料を構成するのに用いることができる。
分留塔11から発生する留出物は例えば分留塔14により
示される如く第二の段階の蒸留へ導入される原料として
中間の貯槽へ採取されるか又はこのような蒸留操業へ直
接送ることができる。所望の1−t−ブトキシ−2−プ
ロパノールを含むことに加えて分留塔11から得られる留
出物は又約0.5%以下のイソブチレン、約10%以下の2
−t−ブトキシ−1−プロパノール、約10%以下の1,2
−ジ(t−ブトキシ)プロパン及び少量の第三級ブチル
アルコール及び他の軽質不純物を含むだろう。所望なら
ば軽質不純物は第二の分留塔14へ分留塔11からの留出物
を送る前にパージされよう。例えば第二の蒸留カラムの
分留塔14は第一のカラムからの充分な留出物が貯えられ
るならば操業されよう。一般に分留塔14は絶対圧約0.07
〜約1.05Kg/cm2(約1〜約15psi)の圧力そして約60℃
〜約170℃好ましくは約75℃〜約125℃の塔頂(頂部)帯
温度で有利に操業される。特に好ましい操業は約200mm
の塔頂の圧力及び10/1還流比を含む。約10〜約40段の理
論上の蒸気・液体接触例えば30段の理論段が分留塔14に
含まれる。
又イソブチレン及び他の軽質物質例えば第三級ブチル
アルコール及び他の軽質物質例えば第三級ブチルアルコ
ール及び水の除去のための軽質物のパージは分留塔14の
一部として含まれそして第1図に示されるようにライン
17を経て塔頂分として除去することができる。所望の生
成物である1−t−ブトキシ−2−プロパノールはライ
ン15を経て蒸留塔頂分として採取される。この第二の分
留塔の蒸留塔頂分は小量の2−t−ブトキシ−1−プロ
パノール及び約0.5%より少い1,2−ジ(t−ブトキシ)
プロパンともに少くとも約98%一般に少くとも99.0%純
度の所望の1−t−ブトキシ−2−プロパノール生成物
を含む。高沸点成分即ち1−t−ブトキシ−2−プロパ
ノールの沸点より高い沸点の物質はライン15を経て第二
の液状塔底分として除去されこれらの成分は望ましくな
い1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン及び2−t−ブト
キシ−1−プロパノールを含む。分留塔11及び分留塔14
の両方からの塔底分は反応エーテル化段階へ再循環され
て望ましくない1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン及び
2−t−ブトキシ−1−プロパノールの形成を抑制す
る。
下記の第I表に示されるように本発明の採取法におけ
る系の蒸気液体平衝比は複雑である。
プロピレングリコールの存在下1,2−ジ(t−ブトキ
シ)プロパンは第1表により証明されるように最も軽い
成分となるが逆にプロピレングリコールの不存在下では
上述の第1表から証明されるように望ましくない1,2−
ジ(t−ブトキシ)プロパンは所望の1−t−ブトキシ
−2−プロパノール生成物よりも重くなりそして不純な
2−t−ブトキシ−1−プロパノールから殆んど分離さ
れない。プロピレングリコールそれ自体はエーテル化反
応から生ずる反応混合物で得られる最も重い成分である
ので1−t−ブトキシ−2−プロパノールと1,2−ジ
(t−ブトキシ)プロパンとの間の揮発性の逆転は頂部
(プロピレングリコールなし)及び塔底(プロピレング
リコールに富む)部分の間に塔中で生ずる。それ故本発
明の回収法は配列の二段階の分留を行うことを要する。
〔実施例〕
本発明の方法はさらに図面に関する下記の代表例によ
り説明される。
実施例1 下記の組成のアンバーリスト15イオン交換樹脂触媒の
存在下プロピレングリコールのイソブチレンによるエー
テル化により得られる粗1−t−ブトキシ−2−プロパ
ノール生成物(100重量部)をライン10から分留塔11へ
導入された。成分 重量% イソブチレン 0.8 プロピレングリコール 41.5 第三級ブチルアルコール 1.0 水 痕跡 1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパン 3.8 2−t−ブトキシ−1−プロパノール 4.3 1−t−ブトキシ−2−プロパノール 48.3 ライン12を経て分留塔11から採取される塔頂分は約87重
量%の所望の1−t−ブトキシ−2−プロパノールより
なつた。ライン13から除去される塔底生成物は約84.4重
量%のプロピレングリコールよりなつた。分留塔11は30
個のトレイを有しそして還流原料比1、塔頂温度121
℃、絶対圧約0.7Kg/cm2(10psi)で操業された。
分留塔11から採取された塔頂生成物は分留塔14へ直接
導入された。分留塔14からライン17を経てパージされる
軽質物は小量のイソブチレン、第三級ブチルアルコール
及び水よりなつた。ライン16を経て分留塔14から採取さ
れる中間生成物は99.2重量%の所望の1−t−ブトキシ
−2−プロパノール、0.2重量%の2−t−ブトキシ−
1−プロパノール及び0.1重量%の1,2−ジ(t−ブトキ
シ)プロパンよりなつた。ライン15を経て分留塔14から
除去される塔底生成物は75.3重量%の望ましくない1,2
−ジ(t−ブトキシ)プロパン、18.2重量%の2−t−
ブトキシ−1−プロパノール及び6.2重量%のプロピレ
ングリコールよりなつた。分留塔14は30個のトレイを含
みそして還流原料比1、生成物引き出し帯温度約120℃
そして絶対圧約0.7Kg/cm2(10psi)で操業された。
それ故示されたように本発明は分留塔11へ導入される
粗原料に基いて最低の損失で高純度の1−t−ブトキシ
−2−プロパノールを採取する新規な方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一つの態様を示す。 10……ライン 11……第一の分留塔 12……ライン、13……ライン 14……第二の分留塔 15……ライン、16……ライン 17……ライン

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソブチレンによるプロピレングリコール
    のエーテル化により得られしかも実質的な量の未反応プ
    ロピレングリコールを含む粗反応生成物からの高純度の
    1−t−ブトキシ−2−プロパノールを採取する方法に
    おいて、 (a) 粗反応生成物混合物を第一の分留塔に導入し、
    プロピレングリコールより低い沸点を有する成分及び1
    −t−ブトキシ−2−プロパノールより主としてなる第
    一の蒸留塔頂分をそれから引き出し、そして1−t−ブ
    トキシ−2−プロパノールより高い沸点を有する物質及
    びプロピレングリコールをを含む第一の蒸留塔成分をそ
    れから引き出し、次に (b) 前記の第一の蒸留塔頂分を第二の分留塔に導入
    し、高沸点物質が実質的にない1−t−ブトキシ−2−
    ブロパノールを含む第二の蒸留塔頂分をそれから引き出
    し、そして高沸点物質を含む第二の蒸留塔底分をそれか
    ら引き出す、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】1−t−ブトキシ−2−プロパノールより
    も低い沸点を有する物質が前記の第二の分留塔における
    その採取前にパージされる特許請求の範囲第(1)項記
    載の方法。
  3. 【請求項3】前記の第一の分留塔が50℃〜175℃の上部
    帯温度で操業される特許請求の範囲第(2)項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記の第二の分留塔が60℃〜170℃の上部
    帯温度で操業される特許請求の範囲第(3)項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】前記の第二の分留塔が75℃〜125℃の上部
    帯温度で操業される特許請求の範囲第(4)項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】前記の第一の分留塔が絶対圧0.07〜1.05kg
    /cm2(1〜15psi)の圧力で操業される特許請求の範囲
    第(2)項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記の第二の分留塔が絶対圧0.56〜0.84kg
    /cm2の圧力で操業される特許請求の範囲第(5)項記載
    の方法。
  8. 【請求項8】1−t−ブトキシ−2−プロパノールより
    低い沸点を有する物質が第一の分留塔からパージされる
    特許請求の範囲第(2)項記載の方法。
  9. 【請求項9】得られる1−t−ブトキシ−2−プロパノ
    ール生成物が少なくとも98%の純度のものでありそして
    1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパンを0.5重量%より少く
    含む特許請求の範囲第(2)項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記のエーテル化及び蒸留採取法が連続
    的なやり方で行われる特許請求の範囲第(2)項記載の
    方法。
  11. 【請求項11】前記の第一及び第二の蒸留塔底分がエー
    テル化反応へ再循環される特許請求の範囲第(10)項記
    載の方法。
  12. 【請求項12】得られる1−t−ブトキシ−2−プロパ
    ノール生成物が少なくとも99.5%の純度のものでありそ
    して1,2−ジ(t−ブトキシ)プロパンを0.1重量%より
    少く含む特許請求の範囲第(11)項記載の方法。
JP62082763A 1986-09-22 1987-04-03 プロピレングリコ―ルモノt―ブチルエ―テルの製法 Expired - Lifetime JP2543694B2 (ja)

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EP (1) EP0265030B1 (ja)
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