JP2542861Y2 - 光ファイバケーブルの端末係止構造 - Google Patents

光ファイバケーブルの端末係止構造

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JP2542861Y2 JP1987087114U JP8711487U JP2542861Y2 JP 2542861 Y2 JP2542861 Y2 JP 2542861Y2 JP 1987087114 U JP1987087114 U JP 1987087114U JP 8711487 U JP8711487 U JP 8711487U JP 2542861 Y2 JP2542861 Y2 JP 2542861Y2
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孝之 柿沼
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、光ファイバケーブル通信システム等におけ
る光ファイバケーブルの端末係止構造、特に外被部材の
端末係止構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、実開昭61-188
107号公報等に記載されるものがあった。以下、その構
成を図を用いて説明する。
第2図は前記文献に記載された従来の光ファイバケー
ブルの端末係止構造を示す断面図である。
ハウジング1の内部には光学回路2が収容されてい
る。この光学回路2には光ファイバ取出し用の端末部材
3が結合されている。前記ハウジング1の端部内面には
ねじ部が形成されており、これに螺着されて中空のガイ
ド部材4が設けられている。
光ファイバケーブル5は、例えば光ファイバ6、その
光ファイバ6を被覆保護する耐張力部材7、及び外被部
材8により構成されるもので、耐張力部材7は引張強度
の高いケブラ繊維等から成るものである。前記ガイド部
材4の内部には光ファイバ6が挿通し、その端部はハウ
ジング1内部において端末部材3を介して光学回路2に
結合されている。また、ガイド部材4の端部側に形成さ
れた外周面4-1上には、耐張力部材7が引き出され、こ
の耐張力部材7を挾むようにして中空のスリーブ9が嵌
め込まれている。スリーブ9の一端部は、外被部材8の
端部を覆っている。
上記のように構成された光ファイバケーブル5の端末
係止構造において、耐張力部材7上のスリーブ9をかし
めることにより、スリーブ9及びガイド部材4に凹部10
を形成する。この凹部10は、スリーブ9においては塑性
変形により形成され、ガイド部材4においては弾性変形
により形成されている。したがって、ガイド部材4はそ
の弾性力により耐張力部材7をスリーブ9に押しつけ、
耐張力部材7を強固に挾持している。
一方、外被部材8は、その外周が絞り込まれたスリー
ブ9に挾持され、その摩擦係止力により、引張力に対す
る抜けを防止する係止構造となっている。
第3図は従来の他の光ファイバケーブルの端末係止構
造を示す断面図である。
この端末係止構造は、予めガイド部材4に凹部11を形
成しておき、ガイド部材4とスリーブ9の間に耐張力部
材7を挾装した後に、凹部11上のスリーブ9部分をかし
め、耐張力部材7を挾持するものである。また、外被部
材8は、スリーブ9の一端部に接着剤12により固定され
た係止構造となっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の光ファイバケーブルの端末
係止構造においては、次のような問題点があった。
(1)第2図の端末係止構造では、外被部材8はスリー
ブ9により挾持されているが、その摩擦係止力は引張力
に十分耐え得る大きさではなく、外被部材8が抜けてし
まうという問題があった。また、外被部材8上のスリー
ブ9をかしめることも考えられるが、強くかしめれば内
部の光ファイバ6を破損するおそれがあり、弱くかしめ
る場合には耐張力部材7及び外被部材8の弾性のため、
効果的なかしめを行なうことができない。
(2)第3図の外被部材8の係止構造では、接着剤12の
塗布量のばらつきにより係止力が低下するという問題に
加え、接着作業に多大の工数を要するという問題があっ
た。
本考案は、前記従来技術がもっていた問題点として、
外被部材に対する係止力が十分でなく、抜けてしまうお
それがある点、及び接着剤使用の場合には多くの工数を
要する点について解決した光ファイバケーブルの端末係
止構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題点を解決するために、光ファイバ
が耐張力部材で被覆されかつ該耐張力部材が外被部材で
被覆された光ファイバケーブルと、前記光ファイバが端
末部材において結合される光学回路を収納したハウジン
グと、前記ハウジングの端部に設けられ内部を前記光フ
ァイバが挿通しかつ外周面を前記耐張力部材が覆う中空
のガイド部材と、一端部において前記外被部材の外周を
挾持し他端部において前記耐張力部材を前記ガイド部材
との間に挾持する筒状のスリーブとを備えた光ファイバ
ケーブルの端末係止構造において、内部を前記光ファイ
バが挿通し、かつ前記外被部材及び耐張力部材を前記ス
リーブとの間に挾装する筒状の挾装部を、前記ガイド部
材の端部に延設すると共に、前記挾装部と対向する前記
スリーブ箇所に、前記外被部材を挾持する塑性変形部を
形成している。
(作用) 本考案によれば、以上のように光ファイバケーブルの
端末係止構造を形成したので、ガイド部材の端部に延設
された挾装部とスリーブに形成された塑性変形部は、協
働して光ファイバケーブルの外被部材及び耐張力部材を
強固に係止する働きをする。その上、前記挾装部は、ス
リーブに荷重を加えて塑性変形部を形成する際に、光フ
ァイバを保護し荷重による破損を防ぐ働きをする。しか
も、前記挾装部及び塑性変形部の形成は、従来の耐張力
部材の係止構造に対する製造工程とほぼ同様の工程によ
ることができるので、容易かつ少ない工数での形成が可
能となる。したがって、前記問題点を除去するこができ
る。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す光ファイバケーブルの
端末係止構造を示す断面図である。
ハウジング21の内部には光学回路22が収納されてお
り、光学回路22には光ファイバ取出し用の端末部材23が
結合されている。ハウジング21の端部内面にはねじ部が
形成されており、これに螺着されて中空のガイド部材24
が設けられている。
ガイド部材24は剛性の比較的大きい例えば黄銅等から
成るもので、その外周のほぼ中央部付近には凹部24-1が
形成され、端部には比較的肉厚の薄い筒状の挾装部24-2
が形成されている。
前記ガイド部材24の内部には、光ファイバケーブル25
の光ファイバ26が挿通され、その端部はハウジング21内
部において端末部材23を介して光学回路22に結合されて
いる。ガイド部材24の外周面には、光ファイバケーブル
25の外被部材27から剥出されたケブラ繊維等の耐張力部
材28が、ガイド部材24を覆うように配置されている。ま
た、外被部材27は耐張力部材28と共に、ガイド部材24の
挾装部24-2を被覆している。
このように耐張力部材28及び外被部材27により外周面
が覆われたガイド部材24に、これらを挾み込むようにし
て円筒状のスリーブ29が嵌入されている。このスリーブ
29は、その内径が外被部材27の外径より若干大きな寸法
を有し、例えば黄銅やステンレス鋼等から成るもので、
一定以上の荷重に対し塑性変形するように設定されてい
る。
上記の構成において、耐張力部材28を係止するため
に、ガイド部材24の凹部24-1上に位置するスリーブ29部
分をかしめ、スリーブ29を凹部24-1に沿って塑性変形さ
せる。これにより、耐張力部材28は凹部24-1において、
ガイド部材24とスリーブ29間に強固に挾持される。
外被部材27の係止は、外被部材27上に位置するスリー
ブ29部分をかしめ、塑性変形部29-1を形成することによ
り行なわれる。これにより、外被部材27は、塑性変形部
29-1とガイド部材24の挾装部24-2との間に確実に挾持さ
れる。この際、かしめられるスリーブ29の内側にはガイ
ド部材24が存在するので、十分強い力でかしめても光フ
ァイバ26が破損することはない。また、かしめることに
より外被部材27には、塑性変形部29-1が食い込んで凹状
変形部27-1が形成されるので、より大きな耐張力性が得
られ、外被部材27の抜けを防止することができる。
なお、本実施例の端末係止構造において、外被部材27
のみに引張荷重を与えて引張試験を実施した。その結
果、全ての被試験体において、外被部材27は破断に到る
までガイド部材24から抜けることがなく、十分な係止力
を有することが実証された。
本実施例においては、次のような利点を有する。
(i)外被部材27をガイド部材24とスリーブ29間に挾装
し、スリーブ29を塑性変形させて外被部材27に凹状変形
部27-1を形成するので、強固な信頼性の高い係止構造を
得ることができる。その上光ファイバ26が破損するおそ
れもない。
(ii)外被部材27の係止は、従来の耐張力部材28の係止
とほぼ同様な方法により容易に実施できる。それ故、係
止に関わる工数の削減が期待できる。
なお、本考案は図示の実施例に限定されず種々の変形
が可能であり、例えば次のような変形例が挙げられる。
(イ)第1図の実施例においては、外被部材27に対する
かしめの際、ガイド部材24の挾装部24-2に弾性変形を生
じさせないものとしたが、ガイド部材24の材質、挾装部
24-2の肉厚及びかしめ荷重等を変えることにより、弾性
変形を生じさせてもよい。この場合には、さらに強固な
係止構造を得ることができる。但し、挾装部24-2の弾性
変形により光ファイバ26に破損が生じないように、配慮
する必要がある。
(ロ)第1図の挾装部24-2の外周面に、耐張力部材28の
係止構造と同様に凹部24-1を形成してもよい。このよう
にすれば、さらに確実な係止構造を得ることができる。
(ハ)凹部24-1の耐張力部材28と挾装部24-2の外被部材
27のかしめを同時に行なうこともできる。これはかしめ
工具等に工夫を加えることにより、双方の荷重を調整す
る等の配慮をすれば、容易に実施可能であり、工数削減
に貢献する。
(ニ)耐張力部材28の端末係止構造は第1図のものに限
定されない。例えば、従来の第2図に示すような構造と
してもよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、ガイド
部材の端部に筒状の挾装部を延設し、この挾装部に対向
するスリーブ箇所に塑性変形部を形成して、これらの挾
装部と塑性変形部とで外被部材及び耐張力部材を挾持す
ることとしたので、信頼性の高い係止構造を得ることが
できると共に、光ファイバを破損するおそれもない。さ
らに、外被部材の係止構造は、従来の耐張力部材の係止
構造とほぼ同一の製造工程により容易に得ることが可能
であり、製造工数の削減効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す光ファイバケーブルの端
末係止構造の断面図、第2図は従来の光ファイバケーブ
ルの端末係止構造を示す断面図、及び第3図は従来の他
の光ファイバケーブルの端末係止構造を示す断面図であ
る。 21……ハウジング、22……光学回路、24……ガイド部
材、24-1……凹部、24-2……挾装部、25……光ファイバ
ケーブル、26……光ファイバ、27……外被部材、27-1…
…凹状変形部、28……耐張力部材、29……スリーブ、29
-1……塑性変形部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバが耐張力部材で被覆されかつ該
    耐張力部材が外被部材で被覆された光ファイバケーブル
    と、前記光ファイバが端末部において結合される光学回
    路を収納したハウジングと、前記ハウジングの端部に設
    けられ内部を前記光ファイバが挿通しかつ外周面を前記
    耐張力部材が覆う中空のガイド部材と、一端部において
    前記外被部材の外周を挾持し他端部において前記耐張力
    部材を前記ガイド部材との間に挾持する筒状のスリーブ
    とを備えた光ファイバケーブルの端末係止構造におい
    て、 内部を前記光ファイバが挿通し、かつ前記外被部材及び
    耐張力部材を前記スリーブとの間に挾装する筒状の挾装
    部を、前記ガイド部材の端部に延設すると共に、 前記挾装部と対向する前記スリーブ箇所に、前記外被部
    材を挾持する塑性変形部を形成したことを特徴とする光
    ファイバケーブルの端末係止構造。
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