JP2542741Y2 - 液圧式重量物支持装置 - Google Patents

液圧式重量物支持装置

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JP2542741Y2 JP1990038489U JP3848990U JP2542741Y2 JP 2542741 Y2 JP2542741 Y2 JP 2542741Y2 JP 1990038489 U JP1990038489 U JP 1990038489U JP 3848990 U JP3848990 U JP 3848990U JP 2542741 Y2 JP2542741 Y2 JP 2542741Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、重量物を流体の圧力を利用して支持し、移
動を容易にする液圧式重量物支持装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の重量物を流体の圧力を利用して支持し、移動を
容易にする液圧式重量物支持装置を第7図乃至第10図に
示す。第7図乃至第10図において、9はパレツト、10は
エアーキヤスター、11はトラスバツク、12は流体取入
口、13は流体供給ラインを示す。
重量物がパレツト9の上に積載された状態では、エア
ーキヤスター10の中央の支持プレート盤で荷物を支え
る。圧縮空気(水)を流体供給ライン13から流体取入口
12を通し供給すると、ドーナツ型のトラスバツク11が膨
らんで重量物を持ち上げ、同時に中央の空間部にも圧縮
空気(水)が流れ込む。バツク11及び空間部に送り込ま
れた全空気(水)の圧力が荷重に打ち勝って、重量物は
床から浮き上がり、少量の空気(水)がキヤスター10と
床面との間に空気(水)の膜を形成する。常にわずかな
がらの空気(水)の流動により、空気(水)のフイルム
が形成され、パレツト上の重量物を任意の方向に移動さ
せることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のような従来の液圧式重量物支持装置は、キヤス
ター下部に設けたドーナツ型のトラスバツク内と、中央
の空間部へ圧縮空気を送り込んでキヤスターを浮上させ
ているがトラスバツクの材質上圧力の強い圧縮空気を送
り込むことはむずかしい。したがって、重量の大きい物
を支持する装置の場合、寸法的に大きくなる等の問題点
を有する。
本考案は、比較的小型な装置で重量物を支持すること
のできる液圧式重量物支持装置を提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
下面に摺動材を取付けた支持装置本体の同下面の周囲
にシールリングを嵌挿し、支持装置本体下面とシールリ
ング下面との間に環状溝に高圧流体を供給し、支持装置
本体を浮き上らせる。
〔作用〕
支持装置本体とシールリングの間の環状溝に供給され
る高圧流体が支持装置本体の下面に入り、支持装置本体
を浮き上がらせる。
シールリングの下面を通って漏洩する流体はシールリ
ング部分に液膜(又は空気膜)を形成し、支持装置の移
動を容易にする。
従来のものよりも高い圧力の圧縮流体を使用でき、よ
り重い荷重のものに使用できる。
〔実施例〕
本考案の一実施例としての荷重物支持装置の構成概要
を第1図及び第2図に示す。第1図及び第2図におい
て、1は支持装置本体を示し、該支持装置本体1には下
面に摺動材4を取付ける小径部を形成すると共に下部外
周にOリンク5を介して上下に摺動自在にシールリング
3を嵌挿し、該シールリング3は前記支持装置本体1の
小径部に対向する段2aを内周に有する段付きシールリン
グに形成すると共に下面に摺動材3とリング状の溝とを
有し、同溝にシール機構6を挿入している。7は高圧流
体供給ライン、8は高圧流体供給口、9はシールリング
2の下部内径と支持装置本体1の下部外径の差によって
形成される環状溝である。DBはシールリング2のバラン
ス径、DSはシール機構6のシール外径である。
第2図(b)に示すようにシールリング2のDBより内
側の上面には、流体圧力Pが作用し、またシールリング
2の下面よりはシール機構6の外径までの面積に流体圧
力Pが作用する。したがってシール2には円周率をπと
すると、 π/4(DB 2−DS 2)・Pの力が作用し、DB>DSとすること
により、流体圧力による力がシールリング2を下方に押
し付けられ、シール機構6の作用を確実にする。
重量物を支持装置本体1上に載せ、高圧流体を高圧流
体供給口8より高圧流体供給ライン7を通し、シールリ
ング2と支持装置本体1の間の環状溝9に流入させ、支
持装置本体1をシールリング2との摺動面に沿って上方
へ押し上げ、重量物を持ち上げる。
以上のように、支持装置本体1の外周部に上下方向に
摺動可能にシールリング2を設け、このシールリング2
は上面の浮上流体圧力を受ける受圧面を大きくし、下方
に確実に押し付ける。この力は摺動材3により支持され
る。従って相手床面に接触し、追随する。しかし床面に
は凹凸があるが、大きなうねりなどにはシールリング2
や摺動材3の弾性変形などにより追随するが、もう少し
小さい凹凸には追随することができない。このため、微
小な範囲で上下方向に追随するシール機構6を設ける。
第2図の例では、リング状シール62を背面に取付けられ
たOリング61により肌目細かく、床面の凹凸に追随させ
るものである。
第3図の例ではバネ6A′の力により一体形リング状の
シール6Aの弾性変形により、追随させるものである。第
4図及び第5図の例では内周方向に分割されたシール6
B、6B′床面の凹凸に追随させるものである。第6図の
例はUパツキン6Cにより自緊効果で床面の凹凸に追随さ
せるものである。
なお、床面の凹凸に対する追随性はシール機構6を構
成するシールの厚さ(追随させるべき凹凸面に直角方向
の厚さ)すなわち、第2図の例ではリング状シール62の
床面から、Oリング61に接する面までの距離に大きく依
存しており、これを小さくすることが床面の凹凸追随性
を良好にすることである。このことから本考案の重量物
支持装置では、大きな床面のうねりや上下方向の動き、
追随性をシールリング2と摺動材3を用いて床面に接触
させると共に、床面の凹凸に対してはシール機構6のシ
ールの可撓性を利用するなどして追随させるもので、2
つの部材を組み合わせて、浮上流体の圧力を高くし、支
持装置をコンパクト化すると共に、リーク量を最小限に
することを目的とするものである。
いずれのシール機構においても、シールリング2の下
面に設けられるシール挿入用溝の外径DSはバランス径DB
より小さくし、シールリング2の下面には摺動材3を設
ける。
シールリング2のバランス径DBをシール(62,6A,6B,6
C)の溝の外径DSより大きくすることにより、シールリ
ング2に作用する高圧流体の力は、上面の方が大きくな
りシールリング2は、下方に押しつけられ、どのような
シール(62,6A,6B,6C)を用いても、摺動材3でシール
リング2と相対材の相対的な位置が決められ良好なるシ
ール効果が保持でき、シールリング2の内側に供給され
る高圧流体もれを少なくし、圧力を保持することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、重量物を流体の圧力を利用して支持し、移
動を容易にする液圧式重量物支持装置において、下面に
摺動材を装着した小径部を有する支持装置本体と、前記
支持装置本体の下部外周に上下に摺動可能に嵌挿し、且
つ前記小径部に対向する内周面に段を有するシールリン
グと、前記シールリングの下面に設けられた円周溝の中
に取付けられたシール機構と、前記支持装置本体の下部
小径部外径及びシールリング下部の内径のすきまに形成
されて下方に開口した環状溝と、前記支持装置本体内部
に設けられて前記環状溝に連通する高圧流体供給ライン
とを具え、前記シールリングのバランス径をシール機構
のシール外径より大きくしたことにより、次の効果を有
する。
従来の液圧式重量物支持装置においては、重量物を支
持する流体圧力室となるキヤスタ10の流体圧力をトラス
バツク11でシールしているが、これに作用する流体圧力
により変形が大きくなるため高い圧力を利用することが
困難であった。これに対し、強度や剛性の大きいシール
リング2とこれに取付けられたシール機構6により、シ
ール機構6に加わる力をシールリング2に受けもたせ、
同時に相手床面に対する大きなうねりや、支持装置本体
1の上下方向の動きに対しては、シールリング2が追随
し、小さな床面の凹凸にはシール機構が追随するように
したので、浮上流体の圧力を大きくし、重量物支持装置
全体をコンパクトにすると同時にシール機構の追随性を
良好にすることができるので、浮上流体圧力が高くても
リーク量を少なくするとことができる。
従って、コンパクトで、効率のよい液圧式重量物支持
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る液圧式重量物支持装置の
垂直断面図、第2図(a)は第1図のA部詳細図、第2
図(b)はその圧力作用図、第3図乃至第6図は第1図
におけるシール機構の他の実施例を示すもので、第5図
は第4図のB視図である。 第7図は従来の液圧式重量物支持装置の概念図、第8図
乃至第10は第7図に示した装置の作動状態を示す概略図
である。 1…支持装置本体、2…シールリング、3、4…摺動
材、5…Oリング、7…高圧流体供給ライン、8…高圧
流体供給口、DB…バランス径、DSシール外径、6…シー
ル機構、9…環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 花田 達道 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (56)参考文献 実開 昭61−42380(JP,U) 実開 昭49−145387(JP,U) 特公 平1−30727(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量物を液体の圧力を利用して支持し、移
    動を容易にする液圧式重量物支持装置において、下面に
    摺動材を装着した小径部を有する支持装置本体と、前記
    支持装置本体の下部外周に上下に摺動可能に嵌挿し、且
    つ前記小径部に対向する内周面に段を有するシールリン
    グと、前記シールリングの下面に設けられた円周溝の中
    に取付けられたシール機構と、前記支持装置本体の下部
    小径部外径及びシールリング下部内径のすきまで形成さ
    れる環状溝と、前記支持装置本体内部に設けられて前記
    環状溝に連通する高圧流体供給ラインを具え、前記シー
    ルリングのバランス径をシール機構のシール外径より大
    きくしたことを特徴とする液圧式重量物支持装置。
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IT1211208B (it) * 1987-07-14 1989-10-12 Ages Spa Procedimento per la produzione continua di un profilato estruso avente dimensioni di sezione trasversale varianti in funzione della lunghezza del profilato stesso

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