JP2542621Y2 - フォークリフトの同時操作装置及びその安全装置 - Google Patents

フォークリフトの同時操作装置及びその安全装置

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JP2542621Y2
JP2542621Y2 JP15524088U JP15524088U JP2542621Y2 JP 2542621 Y2 JP2542621 Y2 JP 2542621Y2 JP 15524088 U JP15524088 U JP 15524088U JP 15524088 U JP15524088 U JP 15524088U JP 2542621 Y2 JP2542621 Y2 JP 2542621Y2
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昌章 角田
豊 吉岡
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日本輸送機 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、一つのレバーで走行及びフォークの昇降を
制御できるフォークリフトの同時操作装置及びその安全
装置に関する。
(ロ)従来の技術 フォークリフトには、第7図に示すようにスイッチS
を固着した、ガングリップ型の走行レバーL0を備えたも
のが知られている。この走行レバーL0は、前後に倒すこ
とにより、フォークリフトが前進、後退し、その速度
は、走行レバーL0を倒す角度により制御できる。一方、
スイッチSを操作することにより、リフトレバーL1が傾
動され、フォークの昇降を制御することができる。
このスイッチSとリフトレバーL1を連動する装置、す
なわち同時操作装置としては、第7図に示すものが知ら
れている。この同時装置は、スイッチSにより制御され
るソレノイドバルブ41と、このソレノイドバルブ41と油
圧配管40、40により接続される油圧シリンダ39とを備え
ている。この油圧シリンダ39の伸縮は、アーム36により
回転運動に変換され、この回転運動はシャフト35により
レバーボス37に伝達される。レバーボス37には、前記リ
フトレバーL1が固着されると共に、コントロールバルブ
38に連結されている。このレバーボス37は、油圧シリン
ダ39の伸縮に伴って回動し、リフトレバーL1が傾動する
と共に、コントロールバルブ38が切換えられ、フォーク
の昇降が制御される。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来の同時操作装置にあっては、油圧シリンダ39
を用いているため、油圧配管のための空間が必要とな
り、また油もれの生じる危険性があった。さらに、一般
的に油圧機構は機械的にその損失が大きいから、エネル
ギー効率が良くない。加えて、ソレノイドバルブ41等が
必要で価格が上昇する問題点があった。
これらの問題点を解決するために、本願考案者らは、
油圧シリンダに代えて電動シリンダを用いた同時操作装
置を考案した(実用新案登録請求の範囲第1項の考
案)。しかし、緊急時にバッテリプラグが解除され、電
源がオフしたり、電動シリンダ自体が故障した場合に
は、電動シリンダがロックされ、リフトレバーL1がその
時の状態で保持されて、操作不能となる。例えば、フォ
ーク下降中に電源がオフされてしまうと、フォークはそ
のまま下降を続けてしまい危険である。また、電動シリ
ンダ自体が故障した場合には、電動シリンダを交換する
まで、リフトレバーの操作が全く行えない。
本考案は、上記に鑑みなされたものであり、電動シリ
ンダを用いた同時操作装置と、その安全装置の提供を目
的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、第1の考案のフォークリフ
トの同時操作装置は、走行用電動機の回転制御を行う走
行レバーに固着したスイッチと、このスイッチの操作に
より伸縮する電動シリンダと、シャフト上に装着され、
前記電動シリンダの伸縮によりこのシャフトを中心とし
て回動するアームと、前記シャフト上に装着され、この
シャフトを中心として前記アームと一体的に回動するレ
バーボスと、このレバーボスに固着されるリフトレバー
とを備えてなるものである。
また、第2の考案の安全装置は、第1の考案のフォー
クリフトの同時操作装置において、前記アームは前記シ
ャフト上に摺動可能に装着され、その位置により前記レ
バーボスと一体となり又は分離する構成とされると共
に、前記アームを押動して前記レバーボスより分離させ
る押動部材と、この押動部材を操作しつつ、バッテリプ
ラグを車体より解除する緊急レバーとを備えたことを特
徴とするものである。
(ホ)作用 第1の考案のフォークリフトの同時操作装置では、電
動シリンダを使用しているため、油圧配管が不要で油も
れもなくなり、エネルギー効率も向上する。また、ソレ
ノイドバルブ等を使用しないから部品点数が減り装置の
価格を下げることができる。
一方、第2の考案の安全装置は、緊急レバーを操作す
ることにより、電源がオフにされると共に前記アームと
前記レバーボスとが分離し、電動シリンダがロックして
いても、リフトレバーは独立に操作することができる。
従って適切な措置、例えばフォークの停止や平常位置へ
の復帰を行わせることができる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基づいて以下
に説明する。
第1図及び第2図は、それぞれこの実施例に係る同時
操作装置及びその安全装置の正面図及び平面図、第3図
は、第1図及び第2図中III−III線における断面図であ
る。1は、側方より見るとL字状のボードであり、コン
トロールバルブユニット14が取付けられている。
ボード1には、さらに一対の柱2、3が立設されてい
る。これら柱2、3間には、シャフト4、5が、上下に
支持されている。シャフト4は柱2より側方に突出する
長さを有しており、シャフト4の柱2、3間に挟まれる
部分は、スリーブ6、アーム7、レバーボス8、9及び
スリーブ10が順に装着されている。この内、アーム7の
みがピン7aによりシャフト4と一体に回転する。
レバーボス8、9は、それぞれリーチレバーL2、チル
トレバーL3を取付けるための取付孔8a、9aが突設されて
いる。アーム7及びレバーボス8、9のアーム部8b、9b
には、リンク11の上端がそれぞれ連結されている。これ
らリンク11の下端は、それぞれ三角リンク12に連結され
ている。
三角リンク12は、前記シャフト5が装着されており、
このシャフト5を中心として回動する。三角リンク12と
コントロールバルブユニット14の各コントロールバルブ
14a、14b、14cとは、さらに他のリンク13で連結されて
いる。
シャフト4の柱2より突出した部分には、レバーボス
15、アーム16、コイルばね17が設けられる。レバーボス
15は、シャフト4に溶接等の手段により固着されてお
り、第5図に示すように、リフトレバーL1を取付けるた
めの取付孔15a及び嵌合孔15bが穿設されている。
アーム16は、シャフト4の軸方向に摺動可能に取付け
られる。アーム16の側板16aには、突起16cと、ガイド溝
孔16dが、側板16bにはガイド溝孔16dがそれぞれ形成さ
れている。突起16cは、前記嵌合孔15bに嵌合することが
できる。
前記シャフト4には、さらにコイルばね17が取付けら
れ、アーム16がレバーボス15の方へ付勢される。シャフ
ト4の端部4aには、ワシャ18がネジ19により固定され、
このワシャ18により、コイルばね17が圧縮した状態で取
付けられる。
ボード1には、取付部材20、20が突設されている。こ
れら取付部材20、20には、電動シリンダ21の基端部21a
が取付けられる。電動シリンダ21の伸縮部21bは、ピン2
2により前記アーム16に連結される。このピン22は、両
端部がガイド溝孔16d、16dに挿入されている。なお、こ
こで使用される電動シリンダは、電動機によって駆動さ
れるシリンダである。
前記柱2には、支点板23が取付けられている。この支
点板23上には、ピン24が突出しており、このピン24に
は、ハブ25が回転可能に取付けられる。ハブ25には、水
平方向に延伸するレバー27、及び逆L字状のレバー26が
固着されている。レバー26の先端部26aは、アーム16の
側板16aに当接する。
ボード1の側方には、ブラケット28が設けられる。ブ
ラケット28には、1対の挿通部28a、28bが突設されてお
り、これら挿通部28a、28bをその基端部29aが挿通する
ように緊急レバー29が取付けられる。基端部29aには、
ワシャ29bが固着されると共に、コイルばね31が装着さ
れており、このコイルばね31の弾発力により、緊急レバ
ー29が非動作位置で保持される。
基端部29aには、さらにコ字状の押動部材30が取付け
られており、前記レバー27先端が下方に押動される。な
お、図示していないが、基端部29aに押圧されて、バッ
テリプラグが車体から外れる構成とされる。
次に、実施例同時操作装置及び安全装置の動作を説明
する。
通常運転時には、第1図乃至第3図に示すように、ア
ーム16がレバーボス15に密着し、突起16cが嵌合孔15bに
嵌合する。よって、アーム16とレバーボス15とが一体に
回転し、またレバーボス15はシャフト4に固着され、ま
たアーム7はピン7aによりこのシャフト4と一体に回転
するから、結局アーム16とアーム7とは一体に回動する
こととなる。
走行ハンドル上のスイッチ(例えば第6図参照)の操
作により、電動シリンダ21が伸縮駆動される。電動シリ
ンダ21の伸縮により、アーム16が右又は左に回動し、レ
バーボス15もこれと1対に回動して、リフトレバーL1
傾動する。また、アーム7もアーム16と一体に回動し、
アーム7の回動は、リンク11、三角リンク12、リンク13
を介して、コントロールバルブ14aに伝わり、このコン
トロールバルブ14aが切換えられ、フォークの昇降が制
御される。
レバーボス8、9は、シャフト4に対して回動自在に
装着されるから、リーチレバーL2、チルトレバーL3は、
シャフト4の回転とは関係なく独立に操作することがで
きる。リーチレバーL2、チルトレバーL3を傾動すると、
それぞれレバーボス8、9が回動し、これら回動が先と
同様にリンク11、三角リンク12、リンク13を介してコン
トロールバルブ14b、14cに伝えられ、コントロールバル
ブ14b、14cが切換えられる。
さて、運転中に緊急事態が生じた場合には、緊急レバ
ー29を下方に押す。この時、バッテリプラグが車体より
外れ、電動シリンダ21はその時の状態が保持される、す
なわちロックされてしまう。
一方、レバー27の下端が下方に押され、レバー26、27
が第4図紙面左まわり方向に回動し、アーム16がレバー
26先端部26aにより、第4図紙面左方向に押動される。
アーム16が押動されれば、アーム16は、レバーボス15よ
り分離し、突起16cが嵌合孔15bより外れ、レバーボス15
がアーム16に対して自由に回動できることとなる。通常
コントロールバルブは、中立状態に復帰させるためのば
ねが内蔵されているから、このばねの力により、リフト
レバーL1が中立状態に復帰する。従って、フォークの上
昇又は下降中に緊急レバー29が操作されれば、フォーク
はそこで一旦停止することとなる。もちろん、リフトレ
バーL1を操作して、フォークを下降させ、平常位置に戻
すことも可能である。
(ト)考案の効果 以上説明したように、第1の考案のフォークリフトの
同時操作装置は、走行用電動機の回転制御を行う走行レ
バーに固着したスイッチと、このスイッチの操作により
伸縮する電動シリンダと、シャフト上に装着され、前記
電動シリンダの伸縮によりこのシャフトを中心として回
動するアームと、前記シャフト上に装着され、このシャ
フトを中心として前記アームと一体的に回動するレバー
ボスと、このレバーボスに固着されるリフトレバーとを
備えてなるものであるから、油圧配管が不要となり、省
スペース化が図れ、油もれの危険性がなくなり、また、
装置のエネルギー効率を向上できると共に、コストを低
減できる利点を有している。
一方、第2の考案のフォークリフトの同時操作装置の
安全装置は、第1の考案のフォークリフトの同時操作装
置において、前記アームは前記シャフト上に摺動可能に
装着され、その位置により前記レバーボスと一体となり
又は分離する構成とされると共に、前記アームを押動し
て前記レバーボスより分離させる押動部材と、この押動
部材を操作しつつ、バッテリプラグを車体より解除する
緊急レバーとを備えたことを特徴とするものであるか
ら、緊急レバーが操作され、電源オフとなった場合で
も、リフトレバーを操作して、安全のための適切な措置
を取ることができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るフォークリフトの同
時操作装置及びその安全装置(実施例装置)の正面図、
第2図は、同実施例装置の平面図、第3図は、同実施例
装置の第1図中及び第2図中III−III線における断面
図、第4図は、同実施例装置の動作を説明する要部正面
図、第5図は、同実施例装置の要部分解斜視図、第6図
は、フォークリフトの一般的な走行レバーを説明する
図、第7図は、従来のフォークリフトの同時操作装置の
概要を説明する図である。 4:シャフト、14:コントロールバルブユニット、15:レバ
ーボス、16:アーム、21:電動シリンダ、26:レバー、29:
緊急レバー、L1:リフトレバー、L0:走行レバー、S:ス
イッチ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用電動機の回転制御を行う走行レバー
    に固着したスイッチと、このスイッチの操作により伸縮
    する電動シリンダと、シャフト上に装着され、前記電動
    シリンダの伸縮によりこのシャフトを中心として回動す
    るアームと、前記シャフト上に装着され、このシャフト
    を中心として前記アームと一体的に回動するレバーボス
    と、このレバーボスに固着されるリフトレバーとを備え
    てなるフォークリフトの同時操作装置。
  2. 【請求項2】走行用電動機の回転制御を行う走行レバー
    に固着したスイッチと、このスイッチの操作により伸縮
    する電動シリンダと、シャフト上に装着され、前記電動
    シリンダの伸縮によりこのシャフトを中心として回動す
    るアームと、前記シャフト上に装着され、このシャフト
    を中心として前記アームと一体的に回動するレバーボス
    と、このレバーボスに固着されるリフトレバーとを備え
    てなるフォークリフトの同時操作装置において、 前記アームは前記シャフト上に摺動可能に装着され、そ
    の位置により前記レバーボスと一体となり又は分離する
    構成とされると共に、前記アームを押動して前記レバー
    ボスより分離させる押動部材と、この押動部材を操作し
    つつ、バッテリプラグを車体より解除する緊急レバーと
    を備えたことを特徴とするフォークリフトの同時操作装
    置の安全装置。
JP15524088U 1988-11-29 1988-11-29 フォークリフトの同時操作装置及びその安全装置 Expired - Lifetime JP2542621Y2 (ja)

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