JP2542592B2 - カラ−映像管装置 - Google Patents

カラ−映像管装置

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JP2542592B2
JP2542592B2 JP61298961A JP29896186A JP2542592B2 JP 2542592 B2 JP2542592 B2 JP 2542592B2 JP 61298961 A JP61298961 A JP 61298961A JP 29896186 A JP29896186 A JP 29896186A JP 2542592 B2 JP2542592 B2 JP 2542592B2
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electron beam
deflection
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
    • H04N9/28Arrangements for convergence or focusing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はカラー受像管装置に係り、特に偏向磁界を制
御することにより電子ビームの形状歪および格子状映像
パターンの歪を改善したカラー受像管装置に関する。
(従来の技術) 従来のシャドウマスク、インライン形のカラー受像管
装置は第13図に示す通り、3電子銃(1)を水平方向に
インライン状に内装したネック(2)と、このネック
(2)にファンネル(3)を介して接続され、内面に前
記電子銃(1)から射出される電子ビーム(4R),(4
G),(4B)の射突により、赤,緑,青3色に発光する
蛍光体層が規則的に被着形成された蛍光面(5)を有す
るフェースプレート(6)と、このフェースプレート
(6)に近接配置され前記電子ビーム(4R),(4G),
(4B)を選択的に各色の蛍光体層に射突させる多数の開
口部を有するシャドウマスク(7)と、前記ファンネル
(3)の外壁に装着され、電子ビーム(4R),(4G),
(4B)を水平方向に偏向する水平偏向磁界および垂直方
向に偏向する垂直偏向磁界を発生する偏向装置(8)と
を有する。このカラー受像管においては、以下に説明す
るように、蛍光面上で3電子ビームが一点にコンバージ
ェンスするように種々の方法が知られている。
まず、自己集中型磁界と称する偏向磁界を形成するも
のがある。これは水平偏向磁界をピンクッション型に、
垂直偏向磁界をバレル型に形成しており、その結果他の
手段を用いなくても蛍光面のほぼ全面にわたって良好な
コンバージェンスを得ることができる。しかしながらこ
の方法によれば、水平および垂直偏向磁界が斉一でない
ために電子ビームに偏向歪が生じ、表示画像に歪が生ず
るという欠点がある。
次に、特公昭53-1014号公報や特公昭54-292273号公報
に示されるように、電子銃から発射される3電子ビーム
を相互にほぼ平行とし、3電子ビームに対応する3色の
映像信号に相互に時間遅延を与えることにより3電子ビ
ームをコンバージェンスするという方法であり、その様
子を次の図によって説明する。
第14図(a)は映像信号に時間遅延を与えないときに
電子ビームが蛍光面上に射突する位置を垂直方向の3本
一組の破線で表わす。この場合には3電子ビームは蛍光
面上で相互にΔWの位置ずれを生ずる。
第14図(b)はG,Bの映像信号に所定時間の遅延を与
えたときのコンバージェンスの様子を示す図である。即
ち、G信号に対しΔW,B信号に対し2ΔWの遅延を与え
てR信号に一致させる。
この方法によれば、コンバージェンスは良好であり、
水平および垂直偏向磁界は第1の例で説明した自己集中
型の磁界の形状に比べてより斉一に近いので、電子ビー
ムの偏向歪はやや改善される。
しかしながらこの方法によってさえも電子ビームの偏
向歪による画像歪は実用上問題が残る大きさである。
又、電子ビーム断面の歪による問題もある。
第15図(a)は上記従来の方法により水平偏向される
電子ビーム(9)が水平偏向磁界(10)により矢印方向
の作用を受ける様子を示す。第15図(b)に示すよう
に、この結果、水平偏向された電子ビームの画面上のス
ポットは、細長くつぶれた明るいコア部(11)と上下に
拡がった暗いハロー部(12)となる。
同様に第16図(a)は垂直偏向される電子ビーム(1
3)が垂直偏向磁界(14)により矢印方向の作用を受け
る様子を示す。第16図(b)に示すように垂直偏向され
た電子ビームのスポットは、細長くつぶれた明るいコア
部(15)とコア部(15)の周囲をかこみ上下に拡がった
暗いハロー部(16)となる。
以上のような電子ビーム断面歪をなくすには、水平お
よび垂直磁界を更に斉一形にすることが考えられるが、
このようにしたときにはコンバージェンスがずれてしま
う。しかもこの場合、第17図に示すように蛍光面上にお
ける3電子ビーム(B1),(G1),(R1)の位置ずれ量
は特に垂直偏向位置により異なっているのでコンバージ
ェンスを取るための映像信号相互の遅延時間は垂直偏向
位置により変えなければならない。その場合には一組の
3電子ビーム(R1),(G1),(B1)のうち水平走査方
向に関して最後(画面上の右端側)に位置する(R1)を
基準にして、(B1)および(G1)それぞれに遅延を与え
る。例えば水平走査位置D-D′において、(B1)には2
ΔW1,(G1)にはΔW1の遅延を、水平走査位置E-E′に
おいて、(B1)には2ΔW0,(G1)にはΔW0の遅延を与
えることにより3電子ビーム相互の位置ずれはなくな
り、コンバージェンスが良好となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこの方法を採用しても画像に歪が生ずる
という問題がある。第18図はその様子を説明するもの
で、破線で示す基準格子像に対し蛍光面上に映出される
格子パターンは実線で示すようにやや弓状に曲ってしま
う。これは直線状の物体が画面上で弓状に曲って表示さ
れることを意味するものであり、商品として重大な欠陥
となる。
以上の通り従来の方法により3電子ビームのコンバー
ジェンスを行なうと電子ビームの歪は改善されるが未だ
十分ではない。またコンバージェンスや電子ビーム歪を
改善すると格子画像歪が生ずるという欠点がある。
そこで本発明は3電子ビームのコンバージェンス特性
および電子ビーム歪を改善すると共に格子画像の歪を改
良した高品位のカラー受像管装置を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、3電子銃を水平方向にインライン状に内装
したネックと、このネックにファンネルを介して接続さ
れ、内面に前記電子銃から射出される3電子ビームの射
突により、赤,緑,青3色に発光する蛍光体層が規則的
に被着形成された蛍光面を有するフェースプレートと、
このフェースプレートに近接配置され前記電子ビームを
選択的に蛍光体層を射突させる多数の開口部を有するシ
ャドウマスクと、前記ファンネル外壁に装着される、電
子ビームを水平方向に偏向する水平偏向磁界および垂直
方向に偏向する垂直偏向磁界を発生する偏向装置とを有
するカラー受像管装置を対象とするものである。
本発明において、水平および垂直偏向磁界はほぼ斉一
であり、3電子ビーム発生用電子銃に印加される映像信
号は3電子ビームのコンバージェンスが合うように相互
に制御された遅延時間を持ち、かかる遅延時間は水平偏
向信号および垂直偏向信号と同期して変化する。また水
平偏向磁界の水平同期信号は弓形の画像歪を取除くよう
に電子ビーム偏向位置に対応して遅延制御されることを
特徴とする。3電子ビームは相互にほぼ平行であること
が望ましい。
(作用) 本発明によれば映像信号や偏向磁界を制御する新規な
手段を備えているので、3電子ビームのコンバージェン
ス特性および電子ビームの歪が改善され、格子画像の歪
も改良された高品位のカラー受像管装置を実現するこが
できる。
(実施例) 実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明のカラー受像管装置に用いるカラー受
像管(20),偏向装置(21)および映像信号入力部(2
2)の概略を説明する図である。
本発明のカラー受像管(20)は電子銃(23)を水平方
向にインライン状に内装したネック(24)と、このネッ
ク(24)にファンネル(25)を介して接続され、内面に
前記電子銃(23)から射出される電子ビーム(26R),
(26G),(26B)の射突により、赤,緑,青3色に発光
する蛍光体層が規則的に被着形成された蛍光面(27)を
有するフェースプレート(28)と、このフェースプレー
ト(28)に近接配置され前記電子ビーム(26R),(26
G),(26B)を選択的に蛍光体層に射突させる多数の開
口部を有するシャドウマスク(29)とを有する。
電子銃(23)は発射される電子ビーム(26R),(26
G),(26B)が相互に平行になるように設計されてお
り、電子ビーム間の間隔は4〜8mm程度が好ましい。
偏向装置(21)は、前記ファンネル(25)の外壁に装
着され、電子ビーム(26R),(26G),(26B)を水平
方向に偏向する斉一形の水平偏向磁界を発生する水平偏
向コイル(21A)、および垂直方向に偏向する斉一な垂
直偏向磁界を発生する垂直偏向コイル(21B)を有す
る。この偏向装置の構造は公知であり、例えばフェライ
トコア(21F)にトロイダル形に2重に巻いた垂直偏向
コイル(21B)と、その内側に樹脂製のセパレータ(21
C)を介して配置したサドル形に巻いた水平偏向コイル
(21A)との組合せのものである。必要に応じて上記サ
ドル・トロイダル形以外のサドル・サドル形やトロイダ
ル・トロイダル形を選定することが可能である。
偏向磁界の形状は蛍光面上の電子ビーム形状が良好に
なるようコイル形状寸法を選定すべきであり、ほぼ斉一
形にするのが最も好ましいが、コンバージェンス特性そ
の他の特性とのバランスをとるために僅かに非斉一形に
してもよい。
偏向磁界の形状を斉一形にするかピンクッション形や
バレル形にするかの手法は周知であるが、敢えて示せば
J.Haantjs等による“Eeeors of Magnetic,Deflection,I
I"Philips,Ris,Repots 14,65-97,1959.に説明されてい
るのがその一例である。
本発明の実施例のカラー映像管装置全体図を第2図に
より説明する。
第2図においてカラー映像表示部(30)は第1図に示
したカラー受像管(20),偏向装置(21),映像信号入
力部(22)以外にも図示しないが、電源回路、偏向増幅
部その他の回路を含み、映像遅延回路(31)としてのCC
D(31A),(31B)において遅延されたG,B等の映像遅延
信号が入力される。メモリ(32A),クロック発生部(3
2B)は遅延情報発生部(32)を構成し、読み出された遅
延情報に応じたクロックを映像遅延回路(31)のCCD(3
1A),(31B),水平同期遅延回路(33)のCCDに向けて
出力するものであり、メモリ(32A)には予め電子ビー
ム偏向位置に対応して映像信号や水平同期信号を遅延さ
せるための遅延情報が格納されている。遅延情報の内容
は、カラー受像管、偏向装置の種類に応じて予め定まっ
たものとなっている。
カラー映像表示部(30)から送られる、垂直偏向信号
がカウンタ(32C)に入力されると、カウンタ(32C)が
リセットされ、水平偏向信号をカウントし始める。この
カウンタ(32C)のカウント出力はアドレスデコーダ(3
2D)に送られ、メモリ(32A)のアドレス指定が行なわ
れる。この結果予めメモリ(32A)に記憶させた、コン
バージェンス補正用の遅延情報が読み出され、CCD(31
A),(31B)あるいは水平同期遅延回路(33)のCCDに
送られる。CCD,BBD等の遅延素子を利用する場合、これ
らのクロック(CL1)〜(CL3)は映像信号、水平同期信
号の転送信号として用いられる。
カラー映像表示部(30)から送られる水平偏向信号お
よび垂直偏向信号がカウンタ(32C)に入力されると、
メモリ(32A)からは遅延情報が読み出されて、映像遅
延回路(31)のCCD(31A),(31B)および水平同期遅
延回路(33)のCCDには遅延用クロックが出力される。
このメモリ(32A)から読み出される遅延情報は電圧、
電流等種々の形態で出力することができる。これは後で
詳述する。
CCDを用いた水平同期遅延回路(33)においては、前
記メモリ(32A)からの遅延情報に応じた周波数の転送
クロックが発生され、電子ビーム偏向位置に対応して遅
延された水平同期信号がカラー映像表示部(30)に対し
て出力される。映像信号の遅延用CCD(31A),(31B)
にも同様にして作られた転送クロック(CL1),(CL2)
が与えられる。
以上のことから、本実施例における電子ビームは映像
遅延回路(31)において所定時間遅延された映像信号B,
Gおよび水平同期遅延回路(33)において所定時間遅延
された水平同期信号に基いて制御されることがわかる。
次にビデオ信号の流れに沿って本実施例を説明する。
第3図(a),(b)はよく知られたNTSC方式のビデ
オ信号とその信号による画像を両者が対応するように表
した図であり、(a)に示すようにビデオ信号は3電子
ビームに対応する映像信号(41),(42),(43)と、
水平偏向磁界を同期させる水平偏向同期信号(44)とを
含んでいる。
映像信号(41),(42),(43)に対応する画像は
(b)に示した蛍光面(27)上では、電子ビーム走査位
置がA-A′の場合には(A1),(A2)および(A3)の点に明るい
画像として表われ、走査位置がB-B′の場合には(B1),(B
2)および(B3)の点に明るい画像として表われ、このよう
な走査を繰りかえしながら電子ビームの垂直偏向を行な
うことにより格子画像の一部(縦線)が映出される。
さて原理的にはこのようにコンバージェンスの合った
きれいな格子画像となるはずであるが、本発明において
は偏向磁界が斉一またはそれに近い形状をなしているた
め、何の制御も行なわれなければ第17図に示すように蛍
光面(27)上における3電子ビームが例えば(B1),
(G1),(R1)の位置ずれを生ずることになる。そこで
コンバージェンスを良好にするには、ずれの量を考慮し
て電子ビームの垂直偏向位置、水平偏向位置に対応する
よう映像信号相互の遅延時間を制御する。すなわち第17
図において、一組の3電子ビームのうち走査方向に関し
て最後に位置する(R1)を基準にして、(B1)および
(G1)それぞれに第2図のCCD(31B),(31A)を用い
て遅延を与える。例えば第17図の水平走査位置D-D′に
おいて、(B1)には2ΔW1、(G1)にはΔW1の遅延を、
水平走査位置E-E′において、(B1)には2ΔW0、(G
1)にはΔW0の遅延を与える。この遅延時間の情報がメ
モリ(32A)に格納されている。本実施例においては例
えば第3図に示すようなビデオ信号Gが第2図の映像遅
延回路(31)に入ると、電子ビーム偏向位置とコンバー
ジェンスのずれ量ΔW0やΔW1等の情報を記憶したメモリ
(32A)からの遅延情報に応じて遅延制御された映像信
号Gを出力するようにしている。
遅延制御された映像信号G,Bはその具体例を第4図に
示すように、R映像信号に対してG映像信号はCCD(31
A)にてτ1、B映像信号はCCD(31B)にてさらにτ2
間だけ遅延している。τ1やτ2は当然第17図に示したコ
ンバージェンスのずれ量ΔW1,ΔW2を考慮して選定され
るが、0.1〜3マイクロセカンドの範囲が好ましい。ま
たτ1とτ2とは等しくても異なってもよい。
このままでも電子ビーム歪はなくなりコンバージェン
ス特性も良好となるが、格子画像は第18図に示すように
例えば、垂直偏向端部においてはΔW3、中心軸と垂直偏
向端部との中間においてはΔW1の量だけ歪んだ弓形をな
している。
そこでこの歪を解消するため本発明においては、水平
偏向磁界の同期信号も電子ビームの偏向位置に対応して
制御している。これを第2図により説明する。メモリ
(32A)には予め電子ビーム偏向位置と画像歪量との関
係に基く情報が記録してあり、カウンタ(32C)に送ら
れているビデオ信号に基く水平偏向信号HDと垂直偏向信
号VDと、さらにメモリ(32A)に蓄えた遅延情報に応じ
た周波数のクロックCL3が水平同期遅延回路(33)のCCD
に向けて出力される。水平同期遅延回路(33)では前記
遅延情報に応じて遅延制御された水平同期信号をカラー
映像表示部(30)に向けて出力する。
メモリ(32A)に記憶された情報は第5図に示すよう
に各々アドレス番号(1〜100)がつけられており、カ
ウンタ(32C)の内容により、アドレスデコーダ(32D)
によって順次アドレス番号順に読み出すのが好適であ
る。本発明の実施例では、映像表示部を垂直方向および
水平方向を各々10の部分、すなわち全体を100の部分に
分けて1から100までのアドレス番号をつけている。こ
の例ではカラー映像表示部(30)の電子ビームによる走
査が開始される左上の部分をアドレス番号1、電子ビー
ムによる1回の全画面走査が終る画面の右下の部分をア
ドレス番号100としている。メモリ(32A)のアドレス番
号はカラー映像表示部(30)からの垂直偏向信号によっ
てカウンタ(32C)を1にリセットし、水平偏向信号HD
に対応してアドレスデコーダ(32D)によって順次1か
ら2というように番号の多いアドレスにセットされる。
NTSC方式の映像を用いている場合は、1回の画面が262.
5本の水平走査線が構成されるので、第6図に示すよう
に、本実施例では約26回の走査の間はアドレス番号はカ
ラー映像表示部(30)の各水平偏向信号により、順次ア
ドレス番号1からアドレス番号10までセットされた後ア
ドレス番号1にリセットされる。カウンタ(32C)の内
容が27になるとアドレスデコーダ(32D)によりアドレ
ス番号11が指定される。もちろん、NTSC方式以外のPAL
やSECAMでは走査線の本数その他がNTSC方式と異なるの
で多少の変更が必要であるが、概略同じで良い。また、
1回の画面に262.5本の走査線が全部表示されるわけで
はなく、垂直方向および水平偏向の帰線時間および、画
面より数%大きくスキャンするため、262.5本より少な
くなるので前記26本という数値は少なくなるが適宜決定
すれば良い。
さて、本実施例では27回目の水平同期信号により、ア
ドレス番号が10から11へセットされ、52回目の水平同期
信号までは11から20までのアドレスがセットされる。以
上と同様な方法でアドレス番号が増加し、2つ目の垂直
走査信号でアドレス番号100からアドレス番号1にリセ
ットされ以上の動作がくり返される。
映像遅延回路(31)および水平同期遅延回路(33)は
好適にはCCD以外にBBDで構成され、第7図に示すよう
に、メモリ(32A)から読み出された遅延情報データをD
/A変換器(32E)で第8図(b)に示したように電圧V1
に変換され、VCO(32F)で対応周波数のクロック周波数
に変調を加えた、遅延用のクロック信号CL1が形成され
る。第8図(b)でアドレス1の電圧V1がアドレス2で
V2になると、クロックCL1の周波数が第8図(c)のよ
うに変化し、映像遅延回路(31)のCCDにおいてG信号
の遅延量が変わる。
第7図に示した例はクロックCL1の発生用の回路であ
るが、他のクロックCL2,CL3も同様の回路で生成され
る。
本実施例では遅延回路は3つあるため、以上の回路も
3系統必要であるが、映像遅延回路(31)と水平同期遅
延回路(33)の遅延時間が同一であれば遅延回路を兼用
することもできる。
水平同期信号の遅延の様子をRビデオ信号と対比して
説明すると第9図,第10図のようになる。第10図の場
合、水平同期信号はRビデオ信号に対してτ1だけ、す
なわち第9図の映像信号と同じ時間の遅延を行なってい
るが、必ずしも同じでなくてもよい。遅延時間は格子画
像歪の量を考慮して選定されるが、0.1〜3マイクロセ
カンドの範囲が好ましい。
第1図の実施例では、水平同期遅延回路(33)は映像
遅延回路(31)とは別に設けられているので第10図で示
す例のように映像信号を含まない水平同期信号だけ遅延
してもよい。かかる遅延時間は第2図に示した映像遅延
回路(31)と同様にカラー映像表示部(30)よりの水平
偏向信号、および垂直偏向信号に応じてアドレス設定さ
れたメモリ(32A)から読み出された遅延時間によって
決定される。
かかる方法により、映像信号の遅延とともに水平同期
信号も遅延するため、第3図(a)で示される映像信号
位置(41),(42),(43)と水平同期信号位置の間の
時間差t1,t2,t3は映像信号遅延時間を変えても一定に保
たれる。従って、第18図で示される湾曲した図形でな
く、正確な画像を得ることができる。
カラー映像表示部(30)には以上の方法により制御さ
れた映像信号および水平同期信号が送られてくるので、
これらの信号に基いて駆動されるカラー受像管の画像は
第18図の破線で示されたような高品位のものとなる。
第11図(a)および(b)は本発明のカラー受像管装
置の格子画像品位を従来と比較して示すもので、(a)
は水平同期信号を制御した本発明品、(b)は水平同期
信号を制御することなく、他の条件を本発明と同一にし
た比較品である。
基準線Iから基準線IIまでの長さを10、基準線Iから
表示面像の最大突出点までの長さを11として、歪率D=
(10−11)/10×100とすると、本発明品の歪率D=1
%に対し、比較品の歪率D=4%である。
第12図は本発明のカラー受像管装置の蛍光面水平端部
に偏向された電子ビーム断面品位を示すものであり、ハ
ロー部(26B)がほとんど少なく、コア部(26A)は円形
に近付いた良好な品位を示している。
以上の実施例は電子銃から発射される電子ビームが相
互に平行な場合について説明したが、必ずしも平行でな
くてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、3電子ビームのコンバージェンスお
よび電子ビームの歪が改善され、格子画像の歪も改良さ
れた高品位のカラー受像管装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例中のカラー受像管部分の構
成図、第2図はこの実施例の全体構成のブロック図、第
3図は(a)および(b)はそれぞれビデオ信号上の映
像信号およびこのビデオ信号に対応する蛍光面上の画像
を示す図、第4図はR信号に対するG、B信号の遅れを
説明するためのタイムチャート、第5図は遅延情報を格
納したメモリのアドレス番号を示す図、第6図は蛍光面
上の水平走査線を示す図、第7図は第2図の遅延情報発
生回路の構成を示す図、第8図(a)ないし(c)はそ
れぞれ第7図の回路の動作を示すタイムチャート、第9
図および第10図はそれぞれ上記実施例の動作を示すタイ
ムチャート、第11図(a)および(b)はそれぞれこの
発明の実施例および従来の装置による表示画像を比較し
て示した図、第12図はこの発明による電子ビームの一例
の断面図、第13図は従来のカラー受像管の構成図、第14
図(a)および(b)はそれぞれ従来装置におけるコン
バーゼェンスの状態を示す図、第15図(a)および
(b)はそれぞれ電子ビームに対する水平直偏向磁界の
作用および電子ビームの断面を示す図、第16図(a)お
よび(b)はそれぞれ電子ビームに対する垂直偏向磁界
の作用および電子ビームの断面を示す図、第17図および
第18図はそれぞれ従来の技術による画像歪の例を示す図
である。 21……偏向装置、23……電子銃 24……ネック、25……ファンネル 26R,26G,26B……電子ビーム 27……蛍光面、28……フェースプレート 29……シャドウマスク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3電子銃を水平方向にインライン状に内装
    したネックと、このネックにファンネルを介して接続さ
    れ、内面に前記電子銃から射出される3電子ビームの射
    突により、赤、緑、青3色に発光する蛍光体層が規則的
    に被着形成された蛍光面を有するフェースプレートと、
    このフェースプレートに接近配置され、前記3電子ビー
    ムを選択的に蛍光体層に射突させる多数の開口部を有す
    るシャドウマスクと、前記ファンネル外壁に装着され、
    3電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向磁界および
    垂直方向に偏向する垂直偏向磁界を発生する偏向装置と
    を有するカラー受像管装置において、 前記水平偏向磁界および垂直偏向磁界はほぼ斉一磁界で
    あり、水平走査方向に関して最後に位置する電子ビーム
    の映像信号に対して、他の2本の電子ビームの映像信号
    がコンバーゼンスが合うように所定の時間だけ遅延して
    おり、かかる遅延時間は水平偏向信号および垂直偏向信
    号と同期して変化し、水平偏向磁界の水平同期信号は弓
    形の画像歪を取除くように電子ビーム偏向位置に対応し
    て制御されることを特徴とするカラー受像管装置。
  2. 【請求項2】3電子ビームは相互にほぼ平行であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー受像管
    装置。
  3. 【請求項3】インライン配列された3電子ビームのう
    ち、水平走査方向に関して最後に位置する電子ビームに
    対し他の2本の電子ビームを駆動する映像信号にフェー
    スプレート上の偏向位置に応じて所定の遅延を与える手
    段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カラー受像管装置。
  4. 【請求項4】遅延を与える手段は、水平、垂直偏向信号
    に同期してアドレス指定され、偏向位置と対応したアド
    レス位置に所定の遅延情報を格納したメモリと、読み出
    された遅延情報に応じて変化する周波数のクロックを生
    成する手段と、このクロックによって転送駆動され、前
    記映像信号を転送するCCDとを有することを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載のカラー受像管装置。
  5. 【請求項5】メモリは、1つの垂直偏向信号でリセット
    されて水平偏向信号を順次カウントするカウンタと、こ
    のカウンタの計数内容をデコードしてメモリのアドレス
    信号を生成するアドレスデコーダとを有することを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載のカラー受像管装置。
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