JP2542305Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2542305Y2
JP2542305Y2 JP12635089U JP12635089U JP2542305Y2 JP 2542305 Y2 JP2542305 Y2 JP 2542305Y2 JP 12635089 U JP12635089 U JP 12635089U JP 12635089 U JP12635089 U JP 12635089U JP 2542305 Y2 JP2542305 Y2 JP 2542305Y2
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magnetic
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【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気テープレコーダ、磁気カードリーダ、
磁気センサ等に使用する磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
第2図は、従来のこの種の磁気ヘッドの分解斜視図で
ある。
従来磁気ヘッドの組立てにおいて、対をなす略コ字状
の磁気コア1,2の胴部にそれぞれ巻線3,4を施した磁気コ
ア1,2をホルダ6に接着剤で仮固定する。前記ホルダ6
の基板取付部13内に接着された基板8に磁気コア1,2に
施した巻線3,4の巻線端末を半田付けし、ホルダ6の突
き合わせ面を平面研磨する。その後、2つの磁気コア1,
2の突き合わせ面にチタン箔、ベリリウム箔、銅箔など
の磁気ギャップ用スペーサ5を挟み、ねじ7を締めつけ
て仮組する。その後に仮組した磁気コアの突き合わせ面
のずれを修正するために拡大レンズを通して覗きながら
突き合わせ面をずらして、調整し、ねじ7によりさらに
締め、ホルダ内部に樹脂を流し込んで完全に固定する。
そして、前記磁気ギャップ部分の磁気記録摺動面をアー
ル状に研磨し、磁気記録媒体との摺動部分とする。
このような従来の技術による磁気ヘッドは、前述の磁
気コアの突き合わせ面のずれを修正するような調整によ
り、作業性を悪くしている。又、ホルダに用いるアルミ
や亜鉛のダイキャスト材は量産性に優れているが耐磨耗
性が悪いため、磁気コアの突き合わせ面にずれを生じ
る。ずれが生じると、使用時磁気媒体の摺動面に傷がつ
くという欠点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、前記の問題点を解決するため、磁気コアを
固定するホルダの構造を改善して2つのホルダを突き合
わせた時、2つの磁気コアの突き合わせ面が互いにずれ
ないで一致するようにして、突き合わせ面の調整作業を
不要とし、ねじどめしてホルダの内部の各部品を確実に
固定する経済的で信頼性の高い磁気ヘッドを提供するも
のである。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、これらの問題点を解決するためそれぞれ巻
線を施した磁気コアをホルダの取付溝内に収納し、2つ
のホルダを磁気コアの突き合わせ面が一致するように突
き合わせ、2つのホルダを精度良く位置決めするための
2つのホルダそれぞれの位置決め溝と、前記2つのホル
ダそれぞれの溝に嵌合する耐磨耗性の位置決めブロック
によって位置決めするものである。即ち本考案は、磁気
ギャップを形成するスペーサと、前記スペーサを挟持し
巻線を施したコ字形の1対の磁気コアと、前記巻線の端
末を接続した基板とが、基板取付部と磁気コアを取付け
る溝と該溝と連通する磁気ギャップ露出用窓とをそれぞ
れ内側面に設けた1対のホルダ内に収納され、ホルダ内
部が樹脂で固定されるとともに、一対のホルダがねじで
固定され、磁気ギャップ部がアール研磨されてなる磁気
ヘッドにおいて、前記ホルダの磁気記録媒体摺動面には
位置決め溝を設け、該位置決め溝に前記摺動面と面一に
位置決めブロックが嵌合されてなることを特徴とする磁
気ヘッドである。
〔作用〕
磁気記録媒体と摺動するそれぞれのホルダに固定され
た磁気コアの突き合わせ面を精度良く位置決めする。そ
のため、2つのホルダの磁気記録媒体に摺動する面にそ
れぞれ位置決めする位置決め溝を設ける。そして該溝に
耐磨耗特性を持つ位置決めブロックをはめ込む。このこ
とにより、突き合わされる2つのホルダは精度良く位置
決めされて固定される。そのため、磁気コアの突き合わ
せ面がずれないので、磁気記録媒体面上に生ずる疵もな
くなる。又位置決めブロックは耐磨耗性に優れた非磁性
材を使用することが可能となるため摺動面の耐磨耗性を
向上させることもできる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の磁気ヘッドの分解斜視図である。本
考案の磁気ヘッドは、1対のホルダ6と、巻線4を施し
たコ字形の1対の磁気コア1,2と、前記磁気コア1,2との
磁気ギャップを形成するスペーサ5と、磁気コア1,2に
巻いた巻線の端末を半田付けし、ホルダ6に接着された
板状の基板8と、矩形板状の位置決めブロック10と、こ
れらを組立てねじどめするねじ7とから構成される。前
記ホルダ6は、磁気記録媒体の摺動方向に対して直交す
る方向に中央で2分割され、磁気コア取付け溝11と、そ
の磁気コア取付け溝11と連通する磁気ギャップ露出用窓
12と、位置決めブロック10を嵌合する位置決め溝9と、
磁気記録媒体の摺動面に対して対向する面に開放端を有
し基板8を垂設する基板取付部13を設けている。磁気コ
ア取付け溝11は、2つのホルダのそれぞれの内側面に設
けられ、磁気コアを収納する。一方、ホルダの磁気記録
媒体摺動面には、前記磁気コア取付け溝11と連通する、
磁気コアのスペーサを挟持した磁気ギャップ部が露出す
るように磁気ギャップ露出用窓12が設けられて、この窓
と隣合せるように位置決め溝9も前記摺動面に開放端を
有してホルダの内側面に設けられている。前記位置決め
ブロック10は、前記位置決め溝9に磁気記録媒体摺動面
と面一となるように嵌合される。基板取付部13は、ホル
ダに設けられた位置決め溝9と対向する位置に設けられ
摺動面の反対面に開放端を有し、基板8を垂設するよう
に設けられている。
本考案の磁気ヘッドは次のように組立加工される。磁
気コア1,2の胴部に巻線3,4を施す。巻線が施された磁気
コア1,2は、ホルダ6の内側面に設けられた磁気コア取
付溝11内に組み込み、接着剤で固定する。つぎに磁気ヘ
ッドに巻いた巻線の端末を半田付けした基板8は、ホル
ダ6の内側面に設けた基板取付部13に接着剤で仮止めさ
れる。その後、ホルダ6の突き合わせ面を平面研磨す
る。研磨後、磁気コア1,2の内に磁気ギャップ用のスペ
ーサ5を挟み、仮固定してホルダ6に設けた位置決め溝
9に位置決めブロック10を嵌合する。前述のように位置
決めブロック10は、位置決め溝9に磁気記録媒体の摺動
面と面一となるように嵌合される。磁気ヘッドはホルダ
をねじ7で締めつけて組立てが完了する。ねじで完全に
ホルダを固定し、組立完了後に前記磁気ギャップ部分の
磁気記録摺動面をアール状に研磨して、磁気記録媒体と
の摺動面とする。位置決めブロック10は耐磨耗性に優れ
た非磁性材料であり、本実施例では燐青銅を用いてい
る。位置決めブロック10は接着剤で固着される。ホルダ
内部は樹脂にて固定され、前記磁気ギャップ形成部分を
アール状に研磨し摺動部分とする。
前述のように従来の構造の磁気ヘッドでは仮組み後磁
気コア1,2の突き合わせ面を合わせるためホルダをずら
し、調整しなければならず作業性が悪かったが、本実施
例では組込み後の手直しが必要なく、能率を著しく向上
することが出来た。又、同時に摺動面の耐磨耗性を改善
することが可能となり、信頼性を向上することができ
る。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上のように本考案によれば、磁気コアの突き合わせ
面の位置はホルダを突き合わせると同時に一致してねじ
どめだけで固定されるため、磁気コアの位置調整が不要
となり、作業性が向上すると共に、摺動面の耐磨耗性も
改善できることにより、経済的で且つ信頼性の高い磁気
ヘッドが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による磁気ヘッドの一実施例を示す分
解斜視図。 第2図は、従来の磁気ヘッドの分解斜視図。 1,2……磁気コア、3,4……巻線、5……磁気ギャップ用
スペーサ、6……ホルダ、7……ねじ、8……基板、9
……位置決め溝、10……位置決めブロック、11……磁気
コア取付け溝、12……磁気ギャップ露出用窓、13……基
板取付部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップを形成するスペーサと、前記
    スペーサを挟持し巻線を施したコ字形の1対の磁気コア
    と、前記巻線の端末を接続した基板とが、基板取付部と
    磁気コアを取付ける溝と該溝と連通する磁気ギャップ露
    出用窓とをそれぞれ内側面に設けた1対のホルダ内に収
    納され、ホルダ内部が樹脂で固定されるとともに、一対
    のホルダがねじで固定され、磁気ギャップ部がアール研
    磨されてなる磁気ヘッドにおいて、前記ホルダの磁気記
    録媒体摺動面には位置決め溝を設け、該位置決め溝に前
    記摺動面と面一に位置決めブロックが嵌合されてなるこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。
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