JP2541222B2 - 研削設備 - Google Patents

研削設備

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JP2541222B2
JP2541222B2 JP62132659A JP13265987A JP2541222B2 JP 2541222 B2 JP2541222 B2 JP 2541222B2 JP 62132659 A JP62132659 A JP 62132659A JP 13265987 A JP13265987 A JP 13265987A JP 2541222 B2 JP2541222 B2 JP 2541222B2
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roll
grinding
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shaft body
fluid
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直哉 宇都宮
昇 板垣
光之 漆原
紀一 宮越
文平 増田
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、軸体(ロール類を含む)の非真円研削設備
に関するものである。
[従来の技術] 各種の圧延装置では圧延用にロールが使用されている
が、このロールの使用温度が常温と異なる場合、熱膨張
又は収縮の偏差、即ち歪によりロールの真円度が狂い、
該ロールに弾性変形内で軸方向に曲りが発生し、この曲
りがロールを回転させた際に「振れ」として現れる。例
えばカレンダにおいて、カレンダロールに上記の「振
れ」が発生した状態で圧延作業を行うと、第5図に示す
如く、圧延されたシートaの長手方向に凹凸が発生し、
厚み精度が低下するばかりでなく、実際に製品として活
用できるのは最小厚みbで示す範囲となるので、歩留り
が低下する。更にこのような厚み精度の他、模様、色柄
等の均一性精度も損われてしまう。
そこで従来、前記の歪を防止する方法として、軸体の
材質を全く均一に作るとか、使用温度状態にて加工する
とかの方法が考えられた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、例えば使用温度が高温(ポリ塩化ビニ
ルのカレンダにおいては約180〜220℃)の場合は、軸体
への与熱方法、温度保持、均一性(温度ムラ)、取扱い
性、安全性及び加工機械への熱影響度等の問題で実用化
が困難であり、一般的には、常温時での加工精度のまま
使用しているか、又は使用温度で加工したものをそのま
ま使用していたので表面粗度は常温で加工したものより
粗く、バフ仕上をするとロール精度が悪くなり、依然と
して製品品質及び歩留りの低下が問題となっていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上述の従来の問題点を解決することを目的
としてなしたものであり、内部に流体供給用の小孔又は
空洞を形成し且つ軸端に温度保持用の流体供給口及び流
体排出口を備えたロータリージョイントを取付けた軸体
と、該軸体の周方向及び長手方向の偏心量を検出する計
測装置と、該計測装置の計測データを記憶する制御装置
と、該制御装置の制御信号により前記軸体を回転しつつ
非使用時の温度において非真円に研削する装置とを備え
たことを特徴とする研削設備、に係るものである。
[作用] 従って、本発明では、断面形状が非使用時の温度(常
温)では非真円であるが実際の使用状況下では真円とな
る軸体の加工が可能となり、軸体の回転時における「振
れ」が防止される。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1〜3図は本発明の一例を示すもので、図中1は両
端に軸2,2′を有した圧延用のロールであり、該ロール
1は内部に流体供給用の小孔又は空洞を形成して一方の
軸2端に着脱自在に取付けたロータリージョイント3の
流体供給口4及び流体排出口5を介して流体の給排を行
って、加熱又は冷却を行うことにより、ロールを使用時
の温度に保持できるようにしている。
上記ロール1の軸2,2′を回転可能に支持するように
した軸受6,6′をロール支持台7上に設け、更に前記軸
の一方2′に、2つ割形状を有し且つ取付けにより半径
方向に突部8,8′を形成するようにした止め具9,9′を設
け、更に前記突部8,8′に係合する係止ピン10,10′を有
した回転板11と、該回転板11を回転するための駆動装置
12を備えた回転駆動装置13を前記ロール支持台7に設け
る。
更に、前記ロール支持台7の側部に研削支持台14を設
け、且つ該研削支持台14上に、矢印Aで示すように前記
軸受6,6′上に支持されたロール1の軸と平行にスライ
ド可能で且つ前記ロール1の外周面を研削する砥石15を
回転駆動可能に備え、更に矢印Bで示すようにロール1
に対して近接、離反調整し得るようにした研削作業装置
16を設ける。図中20′はロール1の回転角を検出する移
送検出器である。
又、前記ロール支持台7上における前記軸受6,6′と
平行な位置に、別の軸受17,17′を設けてロール1の軸
2,2′を支持するようにし、更に前記軸受17,17′に支持
されたロール1の軸と平行にスライド可能なアーム18を
設け、該アーム18に前記軸受17,17′上に支持されたロ
ール1の形状(偏心)を検出する位置検出センサ19,1
9′を取付けると共に、前記ロール1の回転角を検出す
る位相検出器20を取付ける。
更に、前記位置検出センサ19,19′及び位相検出器20
からの検出信号21,22を入力して記憶するようにした制
御装置23を設け、該制御装置23が出力する制御信号24に
より前記研削作業装置16の作動を制御するよう構成す
る。
なお前記研削設備の使用方法には、次の二通りが行え
る。
ロール精度を常温下で測定した後使用温度で更に測
定し、それらのデータに基づいて常温下で研削加工す
る。
ロール精度を使用温度下で測定した後常温下で測定
し、それらのデータに基づいて常温下で研削加工する。
第4図は前記の研削方法により常温下で研削加工し
ようとしているロール1であり、このロール1を軸受1
7,17′上に支持させ、且つその軸2端に第3図に示すよ
うにロータリージョイント3を接続してロール1内に流
体を給排することにより、ロール1の温度を使用状態と
同一温度に保持する。
上記したように、使用温度に保持されたロール1を位
相検出器20によって回転角の検出を行いつつ回転させ、
且つアーム18のロール軸方向の移動調整を行い、ロール
1の長手方向所要個所X1〜Xnにおいて、真円に対する周
方向各位置の歪(偏心量)を位置検出センサ19,19′に
より検出し、その検出信号21を位相検出器20からの信号
22とともに制御装置23に記憶させる。上記において、ロ
ール1の温度を使用状態温度に保持する操作は、計測装
置部にロール1を保持させた状態で行える。
計測終了後、流体の供給を停止してロール1を非作業
時温度(常温)に保持させ再びロール精度を検出しその
データを記憶させた後、該ロール1を軸受17,17′上か
ら6,6′上に移し、回転駆動装置13により、位相検出器2
0′によって回転角を検出しつつロール1を回転させた
状態において、前記記憶させたデータに基づき制御装置
23からの制御信号24により、研削作業装置16のロール軸
方向への移動、及びロール1への近接離反を行ってロー
ル1を砥石15により非真円(非円筒、偏心)に研削す
る。
上記常温において非真円に研削加工されたロール1
は、実際の使用状況下に置いたとき、真円となり、よっ
て回転時の「振れ」が防止される。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、ロールの回転駆動方式、ロールの軸受支持方式、ロ
ールの回転位相の検出方式、偏心の検出方式、研削方
式、計測装置と研削装置の間のロールの移送の方法等は
種々変更し得ること、例えば計測と研削の位置の間をタ
ーンテーブル方式を用いてロールを移動させるようにし
ても良いこと、ロールの回転、ロールの温度の管理まで
も含めて計測から研削までの作業を自動化することもで
きること、ロール以外の軸体の研削にも適用できるこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ること、等は勿論である。
[発明の効果] 上記したように、本発明の研削設備によれば、軸体の
実際の使用温度と同じ温度条件を再現してそのときの軸
体の歪を計測し、その後軸体を常温に戻した後、実際の
使用状況下において軸体の断面形状が真円となるように
非真円に加工するようにしたので、軸体の使用回転時に
おける「振れ」を防止し、使用条件下において高精度の
軸体を容易に得ることができ、かつ計測と研削が同時に
行なえる等効率的な計測及び研削を行って製造コストの
低減を図り得ると共に、圧延ロールによる被圧延材の厚
み精度等製品品質が向上し、歩留りも向上し得、又熱間
加工する場合に比較して軸体のハンドリングの安全性が
向上する等種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図のII方向矢視図、第3図は第1図の平面図、第4図は
本発明を使用するロールの説明図、第5図は従来のロー
ルの変形によって生じていたシートの凹凸を示す説明図
である。 1はロール、3はロータリージョイント、6,6′は軸
受、13は回転駆動装置、15は砥石、16は研削作業装置、
17,17′は軸受、19,19′は位置検出センサ、20,20′は
位相検出器、23は制御装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮越 紀一 横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播 磨重工業株式会社横浜第二工場内 (72)発明者 増田 文平 横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播 磨重工業株式会社横浜第二工場内 (56)参考文献 特開 昭58−181549(JP,A) 特公 昭47−29036(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流体供給用の小孔又は空洞を形成し
    且つ軸端に温度保持用の流体供給口及び流体排出口を備
    えたロータリージョイントを取付けた軸体と、該軸体の
    周方向及び長手方向の偏心量を検出する計測装置と、該
    計測装置の計測データを記憶する制御装置と、該制御装
    置の制御信号により前記軸体を回転しつつ非使用時の温
    度において非真円に研削する装置とを備えたことを特徴
    とする研削設備。
JP62132659A 1987-05-28 1987-05-28 研削設備 Expired - Lifetime JP2541222B2 (ja)

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JP62132659A JP2541222B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 研削設備

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JPS63300847A JPS63300847A (ja) 1988-12-08
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JP2508092B2 (ja) * 1987-05-30 1996-06-19 石川島播磨重工業株式会社 研削装置

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JPS58181549A (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 中空軸の加工方法

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