JP2540396B2 - 建築物の排水縦樋を有する壁構造 - Google Patents

建築物の排水縦樋を有する壁構造

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JP2540396B2
JP2540396B2 JP3188259A JP18825991A JP2540396B2 JP 2540396 B2 JP2540396 B2 JP 2540396B2 JP 3188259 A JP3188259 A JP 3188259A JP 18825991 A JP18825991 A JP 18825991A JP 2540396 B2 JP2540396 B2 JP 2540396B2
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春菜 中野
光彦 矢崎
實 穂苅
展義 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における排水縦
樋および係止式外壁仕上げパネルを有する壁構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物における係止式外壁仕上げ
パネルを有する壁構造としては、図14ないし図16に
示すように、多数の胴縁12を、上下方向に間隔をおい
て鋼製柱13の外面に固定し、硅酸カルシウム板からな
る耐火板14を各胴縁12の外側にわたって配置し、2
本の縦溝15を形成したアルミニウム製縦枠材16に前
記縦溝15を横断する多数の横ピン3を上下方向に間隔
をおいて固定して、ピン付き縦枠材17を構成し、多数
のピン付き縦枠材17を耐火板14の外側において横方
向に一定間隔で配置し、かつ前記ピン付き縦枠材17に
おける縦枠板16を胴縁12に対しドリルビス18によ
り固定し、溝形横断面の外壁仕上げパネル19における
左右の側板20の上部および下部にL形の係止用スリッ
ト21を設け、複数の外壁仕上げパネル19における側
板20の係止用スリット21を前記ピン付き縦枠材17
の横ピン3に係止し、さらに上下の胴縁12の間にグラ
スウールからなる断熱材22を配置し、鋼製梁23に架
設された鋼製デッキプレート24の上に打設されたコン
クリートスラブ25とその上方の梁23との間に、内壁
用縦支持杆26を配置して固定し、その縦支持杆26の
表面に石膏ボードからなる内壁板27を固定した壁構造
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の係止式外壁
仕上げパネルを有する壁構造の場合は、構造が複雑で部
材数が多く、そのため施工が煩雑でコスト高になるとい
う欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記欠点を有
利に解決するために、セメント系材料製壁板1に、その
壁板1の巾方向に並ぶ複数の縦向き貫通孔2を設け、前
記壁板1に、その壁板1の巾方向に延長して複数の縦向
き貫通孔2を横断する多数の横ピン3を、上下方向に間
隔をおいて挿通し、前記壁板1における複数の縦向き貫
通孔2の表面側板体4に、横ピン3に対向する開口部5
を設け、排水縦樋6の溝底板7を、前記複数の縦向き貫
通孔2の間において壁板1の表面に重合してボルト8に
より固定し、外壁仕上げパネル9の左右両側の上部およ
び下部に、下向きに開口する係止スリット10を有する
係止金具11を固定し、その係止金具11を前記開口部
5に挿入すると共に、前記係止スリット10を横ピン3
に嵌合係止する。
【0005】
【実施例】図8および図9は第1実施例において用いら
れる横ピン3を有するセメント系材料製壁板1を示すも
のであって、複数の縦向き貫通孔2と一側部の縦嵌合突
条28と他側部の縦嵌合溝29とを備えているセメント
系材料製壁板1が押出しにより成形され、壁板1の巾方
向に延長して複数の縦向き貫通孔2を横断する多数の鋼
棒製横ピン3は、上下方向に間隔をおいて配置されると
共に、縦嵌合溝29の底面側から壁板1の透孔に挿通さ
れ、前記横ピン3の先端部は縦向き貫通孔2の側面に係
合され、かつ壁板1における複数の縦向き貫通孔2の表
面側板体4に、横ピン3に対向する開口部5が設けら
れ、さらに複数の縦向き貫通孔2の中間において、壁板
1の表面30に開口する多数の係止孔が上下方向に間隔
をおいて設けられ、その係止孔に雌ねじ部材31が嵌入
されて接着剤等により固定されている。
【0006】図10および図11は第1実施例において
用いられる係止金具付き外壁仕上げパネル9を示すもの
であって、横方向に延長する多数の波形部分を有する波
形金属板33の内面の左右両側に、上下方向に延長する
L形断面の枠杆34が溶接またはビス等により固定さ
れ、前記波形金属板33の上部の左右両側に上部金具3
5が溶接またはビス等により固定され、さらに枠杆34
の上部および下部に係止金具11の基端部が溶接により
固着され、その係止金具11の先端部に下向きに開口す
る係止スリット10が設けられ、また前記枠杆34と波
形金属板33との間にシール材37が介在されている。
【0007】図1ないし図7は本発明の第1実施例に係
る建築物の排水縦樋を有する壁構造を示すものであっ
て、上下の鋼製梁23の下面および上面に、L字状断面
の上部支持金具38および下部支持金具39が溶接によ
り固着され、横ピン3,開口部5および雌ねじ部材31
を備えている壁板1と、横ピン3,開口部5および雌ね
じ部材31を備えていない壁板1とが、上部支持金具3
8および下部支持金具39の外側において横方向に並べ
て配置されると共に、横方向に隣り合う壁板1における
縦嵌合突条28と縦嵌合溝29とが相互に嵌合され、か
つ隣り合う壁板1の間にシール材40が介在されると共
に、上部支持金具38および下部支持金具39と壁板1
との間に硬質ゴムのパッキング41が介在され、さらに
上部支持金具38および下部支持金具39と壁板1とに
わたって取付金具42が配置され、その取付金具42に
挿通された固定用ボルト43は、壁板1における室内側
の透孔に貫通されると共に、前記縦向き貫通孔2の内壁
面に係合された雌ねじ部材44に螺合され、その雌ねじ
部材44に保持用弯曲板ばね45の一端部が固定されて
いる。
【0008】コ字状断面の鋼製排水縦樋6における溝底
板7は、横ピン3を備えている壁板1における雌ねじ部
材31の列に重なるように配置され、前記溝底板7に挿
通されて雌ねじ部材31に螺合されたボルト8により、
溝底板7が壁板1の表面に固定されている。
【0009】上下方向に並べて係止される外壁仕上げパ
ネル9のうち、最下位の外壁仕上げパネル9における各
係止金具11が、前記壁板1における開口部5に挿入さ
れると共に、各係止金具11の係止スリット10が横ピ
ン3に嵌合係止され、次いで下方から上方に向かって順
次外壁仕上げパネル9が前述のようにして嵌合係止さ
れ、かつ下位の外壁仕上げパネル9の上部に上位の外壁
仕上げパネル9の下部が重合され、各外壁仕上げパネル
9の左右方向の端縁は、排水縦樋6の溝内に対向するよ
うに配置され、下位の外壁仕上げパネル9の上部に固定
されている上部金具35の表面に、上位の外壁仕上げパ
ネル9の下部が重合されてドリルビス46等の連結具に
より結合される。なお最上位の外壁仕上げパネルの上部
には、前記上部金具35が固定されない。
【0010】鋼製梁23に架設された鋼製デッキプレー
ト24の上に打設されたコンクリートスラブ25とその
上方の梁23との間に、内壁用縦支持杆26が配置され
て固定され、縦支持杆26の表面に石膏ボードからなる
内壁板27が固定されている。
【0011】図12および図13は本発明の第2実施例
に係る建築物の排水縦樋を有する壁構造を示すものであ
って、排水縦樋6の溝底板7が、壁板1における縦向き
貫通孔2に対向する表面30に重合され、前記溝底板7
および縦向き貫通孔2の表面側板体4に挿通されたボル
ト8は、縦向き貫通孔2内に配置された雌ねじ部材44
に螺合され、その雌ねじ部材44に保持用弯曲板ばね4
5の一端部が固定されているが、その他の構成は第1実
施例の場合と同様である。
【0012】本発明を実施する場合、壁板1を構成する
セメント系材料としては、発泡コンクリートまたは繊維
混入コンクリートを使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明にれば、セメント系材料製壁板1
に、その壁板1の巾方向に並ぶ複数の縦向き貫通孔2を
設け、前記壁板1に、複数の縦向き貫通孔2を横断する
多数の横ピン3を、上下方向に間隔をおいて挿通し、前
記壁板1における複数の縦向き貫通孔2の表面側板体4
に、横ピン3に対向する開口部5を設け、排水縦樋6の
溝底板7を、前記複数の縦向き貫通孔2の間において壁
板1の表面に重合してボルト8により固定し、外壁仕上
げパネル9の左右両側の上部および下部に固定した係止
金具11を前記開口部5に挿入し、その係止金具11に
設けた係止スリット10を横ピン3に嵌合係止するの
で、従来の係止式外壁仕上げパネルを有する壁構造にお
ける胴縁12,断熱材22,耐火板14および横ピン3
付き縦枠材17を、横ピン3および排水縦樋6を備えて
いるセメント系材料製壁板1によって代替することがで
き、そのため壁部の構造が簡単で部材数を少なくするこ
とができ、したがって、建築物の壁部を容易にかつ低コ
ストで施工することができる。また横方向に隣り合う外
壁仕上げパネル9の間に吹付ける雨水を排水縦樋6によ
り集約して排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る建築物の壁構造の一部を示す
横断平面図である。
【図2】第1実施例に係る建築物の壁構造を示す横断平
面図である。
【図3】第1実施例に係る建築物の壁構造を示す縦断側
面図である。
【図4】図3における梁下側部分と壁構造との関係を示
す拡大縦断側面図である。
【図5】図3における梁上側部分と壁構造との関係を示
す拡大縦断側面図である。
【図6】壁板に対する外壁仕上げパネルの係止構造を示
す縦断側面図である。
【図7】上下方向に隣り合う外壁仕上げパネルの連結構
造を示す縦断側面図である。
【図8】横ピンおよび開口部を有する壁板の斜視図であ
る。
【図9】横ピンおよび開口部を有する壁板の横断平面図
である。
【図10】係止金具を有する外壁仕上げパネルの背面図
である。
【図11】図9のA−A線拡大断面図である。
【図12】第2実施例に係る建築物の壁構造の一部を示
す横断平面図である。
【図13】図11のB−B線断面図である。
【図14】従来の建築物の壁構造を示す縦断側面図であ
る。
【図15】従来の建築物の壁構造の一部を示す斜視図で
ある。
【図16】従来の建築物の壁構造の一部を示す横断平面
図である。
【符号の説明】
1 セメント系材料製壁板 2 縦向き貫通孔 3 横ピン 4 表面側板体 5 開口部 6 排水縦樋 7 溝底板 8 ボルト 9 外壁仕上げパネル 10 係止スリット 11 係止金具 28 縦嵌合突条 29 縦嵌合溝 34 枠杆 35 上部金具 44 雌ねじ部材 45 保持用弯曲板ばね 46 ドリルビス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント系材料製壁板1に、その壁板1
    の巾方向に並ぶ複数の縦向き貫通孔2が設けられ、前記
    壁板1に、その壁板1の巾方向に延長して複数の縦向き
    貫通孔2を横断する多数の横ピン3が、上下方向に間隔
    をおいて挿通され、前記壁板1における複数の縦向き貫
    通孔2の表面側板体4に、横ピン3に対向する開口部5
    が設けられ、排水縦樋6の溝底板7は、前記複数の縦向
    き貫通孔2の間において壁板1の表面に重合されてボル
    ト8により固定され、外壁仕上げパネル9の左右両側の
    上部および下部に、下向きに開口する係止スリット10
    を有する係止金具11が固定され、その係止金具11が
    前記開口部5に挿入されると共に、前記係止スリット1
    0が横ピン3に嵌合係止されている建築物の排水縦樋を
    有する壁構造。
JP3188259A 1991-03-18 1991-07-03 建築物の排水縦樋を有する壁構造 Expired - Lifetime JP2540396B2 (ja)

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JP3-77214 1991-03-18
JP7721491 1991-03-18
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JPH04350233A JPH04350233A (ja) 1992-12-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448719Y1 (ko) * 2009-09-30 2010-05-11 (주) 한미인더스 배수형 마감패널
CN102235035A (zh) * 2010-05-04 2011-11-09 苏州德胜住宅研究院有限公司 一种木屋墙体护板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448719Y1 (ko) * 2009-09-30 2010-05-11 (주) 한미인더스 배수형 마감패널
CN102235035A (zh) * 2010-05-04 2011-11-09 苏州德胜住宅研究院有限公司 一种木屋墙体护板

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