JP2540388Y2 - マクロ撮影機能を有するズームレンズカメラ - Google Patents

マクロ撮影機能を有するズームレンズカメラ

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JP2540388Y2
JP2540388Y2 JP1990013296U JP1329690U JP2540388Y2 JP 2540388 Y2 JP2540388 Y2 JP 2540388Y2 JP 1990013296 U JP1990013296 U JP 1990013296U JP 1329690 U JP1329690 U JP 1329690U JP 2540388 Y2 JP2540388 Y2 JP 2540388Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、マクロ撮影機能を有するズームレンズカメ
ラに関する。
「従来技術およびその問題点」 ズームレンズカメラにおいては従来、ズーミング範囲
の一方の端部、一般的にはテレ端からさらにレンズ群の
一部または全部を繰り出し、ズーミング範囲における撮
影可能距離より近距離の被写体を撮影できるようにした
マクロ撮影機能を有するカメラが知られている。しかし
このマクロ撮影機能を有するカメラにおいても、当然近
距離の撮影限界は存在し、それ以上の近距離撮影はでき
なかった。
「考案の目的」 本考案は、従来のマクロ撮影機能を有するカメラにお
いて、そのマクロ撮影域を越えてさらに近距離撮影がで
きるカメラを得ることを目的とする。
また本考案は、マクロ撮影における撮影域を確実にフ
ァインダ視することができるズームレンズカメラを得る
ことを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、ズーム撮影レンズと、このズーム撮影レン
ズの焦点距離に応じて視野を変化させるズームファイン
ダとが設けられているカメラにおいて、ズーム撮影レン
ズのズーミング範囲の一方の焦点距離端からレンズ系の
少なくとも一部を繰り出してズーミング範囲における撮
影可能距離より近距離の被写体の撮影を可能とした第1
マクロ撮影モードと、この第1マクロ撮影モードよりさ
らにレンズ系の少なくとも一部を繰り出して第1マクロ
撮影モードより近距離の被写体の撮影を可能とした第2
マクロ撮影モードとを設け、かつ、ズームファインダ
は、ズーム撮影レンズの第1マクロ撮影モードおよび第
2マクロ撮影モードへの移行の少なくとも一方に連動し
て、倍率を小さくするようにしたことを特徴としてい
る。
ズーム撮影レンズの第1マクロ撮影モードおよび第2
マクロ撮影モードへの移行の少なくとも一方に連動し
て、ファインダの倍率を小さくすると、パララックスが
大きくなり撮影範囲を確認できない、という問題点を解
決することができる。つまり、ファインダ倍率を下げる
と、実際の撮影範囲よりファインダ視野は広がるが、そ
の中に確実にマクロ撮影範囲を示すことができる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。
第1図は本考案によるズームレンズカメラのズーム撮
影光学系Tおよびファインダ光学系Fのレンズ構成の一
例とその移動軌跡例を示すものである。
撮影光学系Tは、第1〜第3レンズ群A〜Cからな
り、第1レンズ群Aと第3レンズ群Cは一体に移動し、
この第1、第3レンズ群A、Cに対して、第2レンズ群
Bが空気間隔を変化させながら、所定の関係で移動して
ワイドとテレの間の通常のズーミングがなされる。そし
てテレ端から第2レンズ群Bのみを前方に一段繰り出す
とマクロ撮影のできる第1マクロ域となり、第2レンズ
群Bをさらに前方に繰り出すと、第1マクロよりさらに
近距離の撮影ができる第2マクロ域となる。つまり撮影
倍率は、テレ端、第1マクロ、第2マクロの順に大きく
なる。フォーカシングは第2レンズ群Bを光軸方向に移
動させて行なう。
ファインダ光学系Fは、物体側から順に、第1レンズ
群L1〜第4レンズ群L4の4群を備えていて、第1レンズ
群L1と第4レンズ群L4は固定レンズ、第2、第3レンズ
群L2、L3が可動の変倍レンズである。第2、第3レンズ
群L2、L3は、ワイドとテレ間の通常のズーム領域では、
撮影光学系Tのズーミングに連動させて、その視野を変
化させる。これに対し、テレ端から第1マクロ域へ移行
する際には、撮影光学系Tとは逆に、第2、第3レンズ
群L2、L3をファインダ倍率が低くなる方向に移動させ
る。第2マクロ撮影への移行に際しては、さらに第2、
第3レンズ群L2、L3をファインダ倍率が低くなる方向に
移動させる。
第2図は、テレ端、第1マクロ、および第2マクロに
おける視野の変化例を示すものである。この図は、ファ
インダを通して見える範囲の変化を表わしたもので、フ
ァインダ自体の機械的大きさが変化するものではない。
いまテレ端における通常視野tを破線で示すと、第1マ
クロにおける視野m1(同)は実線で示すように広がり、
第2マクロにおける視野m2(同)は二点鎖線で示すよう
にさらに広がる。このように広がった第1、第2マクロ
視野m1、m2内には、撮影光学系Tによる第1マクロおよ
び第2マクロの撮影領域を含ませることができる。そし
て、ファインダ内には、この広がった視野の中のどこが
第1マクロ、第2マクロの撮影領域であるかを示すため
に、第1マクロ枠m1f、第2マクロ枠m2fを付す。この第
1マクロ枠m1fと第2マクロ枠m2fは、実撮影画面より若
干小さく形成するのが普通である。なおsfは、オートフ
ォーカスの測距範囲を示す測距枠である。
このように、マクロ域への移行に当たって、ファイン
ダ光学系Fの倍率を下げることにより撮影範囲を示す
と、像の劣化を招くことがなく、また基準距離より近い
ところを視ることとなるマクロ撮影時の視度の補正を、
第2、第3レンズ群L2、L3の移動によって自動的に行な
うことができる。
ズーム撮影光学系Tの駆動機構 次に、第3図ないし第9図により、ズーム撮影光学系
Tの構成レンズ群に上記移動軌跡を与えるための具体的
構成例を説明する。この実施例は、以上のズーム撮影光
学系を搭載し、かつ収納長の短縮を可能とした点に特徴
がある。第4A図は収納状態、第4B図は最短焦点(ワイ
ド)状態、第4C図は最長焦点(テレ)状態をそれぞれ示
している。第3図は、本ズームレンズ鏡筒50の基本構成
部材をスケルトンで表わしたものである。
この実施例の基本動作を先に述べると、第1レンズ群
Aと第3レンズ群Cは、第4B図のワイド端から第4C図の
テレ端迄(撮影可能状態)は常に一体に移動し、この第
1レンズ群Aと第3レンズ群Cに対し、第2レンズ群B
が空気間隔を変化させてズーミングが行なわれ、かつこ
の第2レンズ群Bによりフォーカシングが行なわれる。
そして第4C図のテレ端において、第2レンズ群Bを単独
で前方に進出させた状態が第1マクロ撮影モード、さら
に同レンズ群Bを前方に進出させた状態が第2マクロ撮
影モードである。これは第1図の関係である。この実施
例では、さらに第4B図のワイド端から第1〜第3レンズ
群A、B、Cを後退させて第4A図の収納状態に移行させ
る際に、収納長を短縮する目的で第1レンズ群Aと第3
レンズ群Cの一体移動関係を解き、第1レンズ群Aと第
2レンズ群Bをさらに第3レンズ群Cに接近させるよう
にしている。
カメラボディに固定される固定環11にはその前方に外
側ヘリコイド12(内周ヘリコイド)が固定されている。
この外側ヘリコイド12には、内側ヘリコイド(外周ヘリ
コイド)13が螺合しており、この内側ヘリコイド13にカ
ム環14が固定されている。カム環14には、第5図に概念
的に示すように、ギヤ15が固定され、このギヤ15がズー
ムモータ16のピニオン16aと噛み合っている。従ってズ
ームモータ16を駆動すると、カム環14が内側ヘリコイド
13のリードに従って、光軸方向に移動する。ギヤ15は、
内側ヘリコイド13の山と同一の方向に傾斜させるとよ
い。17は、外側ヘリコイド12の外側を覆う前カバーであ
る。
このカム環14の内周には、直進環18が嵌まっている。
この直進環18はその後部に、直進案内板19を固定してお
り、この直進案内板19は、その外周一部を固定環11に形
成した直進案内溝11aに係合させている。またこの直進
環18の先端部には、外方フランジ18aが形成されてお
り、この外方フランジ18dと直進案内板19との間に、カ
ム環14が軸方向移動を規制されて回動自在に嵌まってい
る。従って、直進環18は直進案内板19によって回転を規
制されているが、光軸方向には常にカム環14と一体に移
動する。カム環14は、この直進環18に対して相対回転で
きる。なお外方フランジ18aにはレンズカバー筒21が固
定されている。
第1レンズ群Aを固定した第1レンズ枠22は、調整ね
じ22aを介して、第1レンズ移動環23に固定されてい
る。第1レンズ移動環23にはその後部に、1群ローラ
A′が植設されており、この1群ローラA′は、直進環
18に形成した直進案内溝18a(第3図)を通って、カム
環14の1群カム溝14aに嵌まっている。
第2レンズ群Bを固定した第2レンズ枠25は、シャッ
タブロック26の内周ヘリコイド27に螺合している。シャ
ッタブロック26は第2レンズ移動環28に固定されてい
て、この第2レンズ移動環28の後部に、2群ローラB′
が植設されている。この2群ローラB′は、直進環18に
形成した直進案内溝18b(第3図)を通って、カム環14
の2群カム溝14bに嵌まっている。
第3レンズ群Cを固定した第3レンズ枠30には、直接
3群ローラC′が植設されている。この3群ローラC′
は、直進環18の直進案内溝18cには嵌まっている。しか
し1群ローラA′および2群ローラB′と異なり、カム
溝には嵌まっていない。
1群カム溝14aと2群カム溝14bは、第5図に示すよう
に、収納区間l0、ズーム区間1、第1マクロ移行区間
l2、および第2マクロ移行区間l3を有する。ズーム区間
1は第1図に示した区間であり、収納区間l0は、ワイ
ド端よりさらに第1〜第3レンズ群A、B、Cを後退さ
せる区間である。また第1マクロ移行区間l2は、第1レ
ンズ群Aと第3レンズ群Cを固定したまま、テレ端から
若干量だけ第2レンズ群Bだけを前進させて、第1マク
ロモードとする区間である。また第2マクロ移行区間l3
は、この第1マクロ撮影モードから、第1レンズ群Aと
第3レンズ群Cを固定したまま、第2レンズ群Bだけを
前進させる区間である。
1群カム溝14aと2群カム溝14bの傾斜が緩く、かつ第
1、第2マクロ移行区間l2、l3において両カム溝の傾斜
が逆になっているのは、カム環14自体が、外側ヘリコイ
ド12(内側ヘリコイド13)によって前進するためであ
る。つまり第1レンズ群A(第3レンズ群C)および第
2レンズ群Bの移動量は、外側ヘリコイド12のリード
(傾斜)と、1群カム溝14a、2群カム溝14bの傾斜の合
成量によって決まる。また1群カム溝14aの第1、第2
マクロ移行区間l2、l3の傾斜は、第1、3レンズ群A、
Cを移動させない単一の傾斜角度となっている。つまり
この傾斜角はヘリコイド12、13の傾斜角と同一で方向が
反対である。
第3レンズ枠30と第1レンズ移動環23との間には、1
群カム溝14aの収納区間l0に従い、第1レンズ移動環23
が第4A図の収納位置から第4B図のワイド端状態に移行す
る迄に、互いに当接する係合部30aと係合部23aが設けら
れている(第6、7図参照)。すなわち第1レンズ移動
環23は、1群ローラA′と1群カム溝14aの関係に従
い、カム環14の回転に伴って光軸方向に進退するが、1
群ローラA′が1群カム溝14aのズーム区間1〜第2
マクロ移行区間l3に位置している間は、この係合部30a
と係合部23aが常に接触する。よって第1レンズ移動環2
3(第1レンズ群A)と第3レンズ枠30(第3レンズ群
C)は一体に移動する。これに対し、1群ローラA′が
1群カム溝14aの収納区間l0に入ると、第3レンズ枠30
はやがてその3群ローラC′が直進案内溝18cの後端に
達して停止するのに対し、係合部23aは、この係合部30a
から離れて単独で後退する。このとき、第2レンズ群B
は、2群ローラB′と2群カム溝14bの関係で後退し、
この結果、第1〜第3レンズ群A、B、Cが全体として
後退し、収納長が短縮される。第3図および第6図は、
第4A図の収納状態に対応する図であり、第4B、4C図の撮
影可能状態では、係合部23aと30aが接触する。
なお第2レンズ移動環28と第3レンズ枠30の間には、
円周方向の複数箇所に、圧縮ばね31が挿入されていて、
第3レンズ枠30を常に後方に、つまりその係合部30aが
第1レンズ移動環23の係合部23aと接触する方向に移動
付勢している。
シャッタブロック26は周知のように、測距装置から被
写体までの距離信号に応じた角度だけ駆動ピン26aを回
動させるものである。駆動ピン26aは、第2レンズ枠25
に固定した連結環33と連動しており、駆動ピン26aが回
動すると、内周ヘリコイド27に従い第2レンズ群Bが光
軸方向に移動する。連結環33は、第2レンズ枠25の光軸
方向位置を調節した後(ピント調整)、該第2レンズ枠
25に固定される。このシャッタブロック26は、被写体の
輝度信号に応じてシャッタブレード26bを開閉する。
上記構成のズームレンズ鏡筒50は、ズームモータ16を
介してカム環14を正逆に回動させると、カム環14が同時
に光軸方向に移動する。すなわちカム環14は、固定され
ている外側ヘリコイド12に噛み合う内側ヘリコイド13を
有するため、カム環14は回動しながら光軸方向に移動
し、このとき直進環18をともに光軸方向に移動させる。
すると直進環18は直進案内板19および直進案内溝11aに
よって回動が規制されているので、カム環14と直進環18
の間に相対回動が生じ、1群カム溝14a、2群カム溝14b
に従って、第1レンズ群Aと第2レンズ群Bが光軸方向
に移動する。
第3レンズ群Cは、カム環14の1群カム溝14aが収納
区間l0内において第1レンズ移動環23を移動させ、その
係合部23aを第3レンズ枠30の係合部30aに係合させる前
においては、その3群ローラC′が直進案内溝18cの後
端に位置するため停止しているが、両者が係合してズー
ム区間1方向にさらに回動すると、第1レンズ群Aと
一体に移動する。よってズーム区間1においては、1
群カム溝14a、2群カム溝14bに基づく所定の関係で、第
1〜第3レンズ群A、B、Cが光軸方向に移動し、ズー
ミングがなされる。
ズーム区間1から第1マクロ移行区間l2への移行時
には、2群カム溝14bに従い、2群レンズBが前進す
る。このとき、第1、3レンズ群A、Cは1群カム溝14
aに従い移動しない。
さらに第2マクロ移行区間l2から第3マクロ移行区間
l3へ移行すると、2群カム溝14bに従い、2群レンズB
がさらに前進する。このとき、第1、3レンズ群A、C
は1群カム溝14aに従い同様に移動しない。
逆にズーム区間1から収納区間l0へ移行する際に
は、係合部23aと係合部30aが当接している間は、第1レ
ンズ群Aと第3レンズ群Cは一体に移動する。しかし、
第3レンズ群Cの後退が直進案内溝18cによって制限さ
れると、第1レンズ群Aのみが後退して第3レンズ群C
に接近する。このとき第2レンズ群Bは2群カム溝14b
に従って後退して同様に第3レンズ群Cに接近し、その
結果、収納長が第4A図のように短縮される。
第8図、第9図は、以上のマクロ撮影機能を有するズ
ームレンズの焦点距離(停止位置)を検出するためのコ
ード板75およびブラシZC0、ZC1、ZC2、GNDと、これによ
って検出されるズームコードおよびPOSを示している。
コード板75は、ズームレンズの焦点距離を38mm〜105mm
として、その分割焦点距離ステップを、38、44、50、5
7、65、72、80、87、95、100、105mm、第1マクロ(105
mm)および第2マクロ(同)の13段とし、この焦点距離
情報を得るためのものである。ズームコード板75は、例
えば上述のカム環14に周方向に向けて固定され、これに
接するブラシは、直進案内板19に固定される。
POSは次の位置を表わしている。POS=0はLOCK位置、
POS=1はストップ禁止位置、POS=2〜Cは38mm〜105m
mの上記11段の分割焦点距離位置、POS=Dはストップ禁
止位置、POS=Eは第1マクロ位置(105mm)、POS=F
は第2マクロ位置(同)をそれぞれ示している(POS段
数は16段)。
ズームコードZCは、第9図に示すように、この16段階
の位置に対し、POS=2からPOS=Cまでの間に同一コー
ドが少なくとも2回以上現われる相対コードを採用し、
POS=0、1、D、EではズームコードZCと絶対的な関
係を保っている。またPOS=Fでも同様に、相対コード
を採用している。このため例えばズームコードZC=4は
POS3、7、Bの位置で現れるが、その出現の回数をソフ
トウェアにより絶対コード位置から数えることにより、
これらのPOSを検出することができる。勿論各POSとズー
ムコードとの間に一対一の対応関係のある絶対コードを
使用してもよい。
ファインダ光学系Fの駆動機構 次に第10図ないし第12図により、第2、第3レンズ群
L2、L3に上記移動軌跡を与えるための具体的構成例を説
明する。
第10図は、実像式ファインダとして必要な光路長を確
保するために、第2図のファインダ光学系Fの構成にさ
らに複合レンズプリズムP1とレンズプリズムP2を加えた
ものである。第2、第3レンズ群L2、L3は、それぞれ移
動枠111と112に固定されており、この移動枠111と112に
は、その上面に駆動ピン113、114が植設されている。ま
た複合レンズプリズムP1とレンズプリズムP2の間には、
視野枠ガラスL5が配設されていて、この視野枠ガラスL5
上に、第2図に示した第1マクロ枠m1f、第2マクロ枠m
2fおよび測距枠sfが描かれている。第1レンズ群L1〜レ
ンズプリズムP2で構成される対物光学系の像がこの視野
枠ガラスL5上に結像し、この像が複合レンズプリズムP1
と第4レンズ群L4で構成される接眼光学系で観察され
る。
この移動枠111と112は、ファインダユニット115内に
光軸方向に移動自在に支持されている。ファインダユニ
ット115の上部には、横方向に移動可能に、カムプレー
ト116が支持されており、このカムプレート116に、駆動
ピン113と114が嵌まるカム溝117、118が形成されてい
る。カムプレート116には、その後部に、横方向にラッ
ク119が形成されていて、このラック119が図示しないピ
ニオンと噛み合う。このピニオンは、上述のズーム撮影
光学系Tのズーム動作およびマクロ移行動作に連動して
回転し、カムプレート116が左右に移動する。
カム溝117と118には、第12図に示すように、移動枠11
1(第2レンズ群L2)と112(第3レンズ群L3)を、第1
図のように移動させるための収納区間l0、ズーム区間
1、第1マクロ移行区間l2および第2マクロ移行区間l3
が設けられている。これらの区間の終端(境界)は、そ
れぞれワイド端、テレ端、第1マクロ、第2マクロとな
る。従って、カムプレート116を左右に駆動することに
より、第2、第3レンズ群L2、L3に、第2図のような移
動軌跡を与えることができる。勿論このカムプレート11
6のカム溝の各区間l0〜l3は、第5図のカム環14のカム
溝の各区間l0〜l3に対応しており、従って、ズーム区間
においては焦点距離に応じたファインダ視野が得られ、
第1マクロ、第2マクロ撮影モードにおいては、視野を
広げて、その中に撮影範囲を確実に含ませることができ
る。
上記実施例では、第1マクロ、第2マクロ撮影モード
においてそれぞれファインダ倍率を下げるようにした
が、どちらか一方のみにおいてファインダ倍率を下げる
ように構成してもよい。
なお第1マクロ、第2マクロ撮影モードにおいて、そ
れぞれ測距信号を得てシャッタユニット26によるオート
フォーカスを行なわせてもよい。しかし、特に第2マク
ロ撮影モードは、撮影距離が極めて近距離となることか
ら、測距信号が得にくい。そこで、第13図に示すよう
に、カメラボディCAに一般的に設けられるストラップS
を第2マクロモードにおける撮影距離に設定し、このス
トラップSを伸ばした距離を撮影距離として示すことが
できる。つまりストラップSを伸ばした位置Pに被写体
を置いて撮影するわけである。第2レンズ群Bは、この
撮影距離に合焦する位置に位置制御される。
「考案の効果」 以上のように本考案は、通常のマクロ撮影機能(第1
マクロ)に加えて、さらに近距離撮影を可能とした第2
マクロ撮影モードを設けたものであるから、カメラの利
便性が増し、より広範囲なマクロ撮影機能を得ることが
できる。
さらに、本考案は、ズーム撮影レンズの第1マクロ撮
影モードおよび第2マクロ撮影モードへの移行の少なく
とも一方に連動して、ファインダの倍率を小さくするの
で、マクロ撮影の撮影範囲をファインダ内に示すことが
できる。
第2マクロ撮影モードにおける撮影距離を固定し、カ
メラボディに設けたストラップの長さでその撮影距離を
示せば、測距信号が得られない場合にも確実な撮影がで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるマクロ撮影機能を有するズームレ
ンズカメラのズーム撮影光学系とファインダ光学系のレ
ンズ構成およびその移動軌跡の実施例を示す光路図、 第2図はファインダ装置の視野の変化の例を示す正面
図、 第3図は、第1図のズーム撮影光学系を搭載した鏡筒の
実施例をスケルトンで概略的に描いたスケルトン図、 第4A図、第4B図、第4C図は、第3図の鏡筒をより具体的
にした実施例で、それぞれ収納状態、最短焦点距離状
態、最長焦点距離状態を示す上半断面図、 第5図は、カム環のカム溝と、直進環の直進ガイド溝、
および第1〜第3レンズ群のローラとの関係を示す展開
図、 第6図は、第3レンズ枠と第2レンズ移動環の関係を示
す展開図、 第7図は、第3レンズ枠単体の斜視図、 第8図は本考案のズームレンズカメラの焦点(位置)検
出に用いるズームコード板とブラシとの関係を示す模式
図、 第9図はズームコードとズーム位置との対応関係を示す
図、 第10図はファインダ光学系のより具体的な例を示す斜視
図、 第11図は第10図のファインダ光学系を組み込んだ機構の
斜視図、 第12図は第11図の中のカムプレートの平面図である。 第13図は第2マクロ撮影モードにおける撮影態様の例を
示す側面図である。 A、B、C……レンズ群(ズームレンズ系)、A′……
1群ローラ、B′……2群ローラ、C′……3群ロー
ラ、11……固定環、12……外側ヘリコイド、13……内側
ヘリコイド、14……カム環、15……ギヤ、16……ズーム
モータ、17……前カバー、18……直進環、19……直進案
内板、22……第1レンズ枠、23……第1レンズ移動環、
25……第2レンズ枠、26……シャッタブロック、27……
内周ヘリコイド、28……第2レンズ移動環、30……第3
レンズ枠、31……圧縮ばね、50……ズームレンズ鏡筒、
75……コード板、L1、L2、L3、L4……レンズ群(ファイ
ンダ光学系)、111、112……移動枠、113、114……駆動
ピン、115……ファインダユニット、116……カムプレー
ト、117、118……カム溝、119……ラック、l0……収納
区間、1……ズーム区間、l2……第1マクロ移行区
間、l3……第2マクロ移行区間。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーム撮影レンズと、このズーム撮影レン
    ズの焦点距離に応じて視野を変化させるズームファイン
    ダとが設けられているカメラにおいて、 上記ズーム撮影レンズのズーミング範囲の一方の焦点距
    離端からレンズ系の少なくとも一部を繰り出してズーミ
    ング範囲における撮影可能距離より近距離の被写体の撮
    影を可能とした第1マクロ撮影モードと、 この第1マクロ撮影モードよりさらにレンズ系の少なく
    とも一部を繰り出して第1マクロ撮影モードより近距離
    の被写体の撮影を可能とした第2マクロ撮影モードとを
    有し、 上記ズームファインダは、ズーム撮影レンズの上記第1
    マクロ撮影モードおよび第2マクロ撮影モードへの移行
    の少なくとも一方に連動して、倍率を小さくすることを
    特徴とするマクロ撮影機能を有するズームレンズカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、第2マクロ撮影モード
    における撮影距離は固定されていて、カメラボディに設
    けたストラップの長さが、その撮影距離を示しているマ
    クロ撮影機能を有するズームレンズカメラ。
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