JP2540130Y2 - 揚重リフトのゲート構造 - Google Patents

揚重リフトのゲート構造

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JP2540130Y2
JP2540130Y2 JP1991047017U JP4701791U JP2540130Y2 JP 2540130 Y2 JP2540130 Y2 JP 2540130Y2 JP 1991047017 U JP1991047017 U JP 1991047017U JP 4701791 U JP4701791 U JP 4701791U JP 2540130 Y2 JP2540130 Y2 JP 2540130Y2
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正彦 沢口
渉 磯村
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行雄 曽我
弘樹 山口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設工事中に建築物内
に仮設される揚重リフトのゲート構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より建設工事中においては、例えば
地上階と他の階との間で建築用資機材を搬送するために
揚重リフトが仮設される。該揚重リフトでは、例えば建
築物の各階毎にリフトの昇降口を開閉するゲートが設け
られるが、該ゲートの遮蔽部材は従来、前記昇降口の全
体を遮蔽するように形成されており、よって、前記遮蔽
部材の高さは前記昇降口の高さに合わせて設定されてい
る。このため従来は、まず例えばネット状の膜材を前記
昇降口の高さに合わせて裁断して、この膜材を、前記昇
降口の高さに合わせて形成した枠材に取り付けて遮蔽部
材を形成し、該遮蔽部材を前記昇降口に配設してゲート
を形成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記昇
降口の高さは各建築物によってまちまちであるため、従
来のゲートでは前記建築物に合わせてその都度個別の遮
蔽部材を形成する必要があり、遮蔽部材の大きさを規格
化してコストダウンを図ることができないという不具合
があった。本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、
高さが異なる昇降口にも共通して配設することができ、
よって遮蔽部材の大きさを規格化してコストダウンを図
ることができる揚重リフトのゲート構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、建設工事中の建築物内に設置され仮設の揚
重リフトの昇降口を開閉するゲート構造であって、前記
昇降口の床面の左右からそれぞれ縦枠が立設されると共
に、左右の縦枠の上端間が天井枠により連結され、天井
枠との間に空間を残して左右の縦枠の間の床面上を遮蔽
する遮蔽部材が設けられ、前記遮蔽部材は、可撓可能な
膜材と、前記膜材の上下方向に間隔をおいて左右方向に
延在する複数の横桟とで構成され、前記天井枠との間に
空間を残して天井枠からワイヤにより遮蔽部材の上縁が
吊り下げられると共に、前記複数の横桟の両端が前記左
右の縦枠に上下移動可能に結合され、前記遮蔽部材の繰
り下げ及び繰り上げを行う巻取装置が設けられ、前記巻
取装置は電動ウィンチとこの電動ウィンチによって巻き
取られ、繰り出される複数のワイヤとで構成され、前記
巻取装置を構成する複数のワイヤは、前記天井枠の左右
方向に間隔をおいた複数箇所からそれぞれガイドローラ
を介して吊り下げられ前記複数の横桟を挿通してその下
端が膜材の左右方向に間隔をおいた複数の下端箇所にそ
れぞれ連結されていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本考案の一実施例による揚重リフト
のゲート構造を示す正面図、図2は図1に示す揚重リフ
トのゲート構造の側面図、図3は図1のA部拡大図、図
4は図1のB部拡大図である。図1において10は、揚
重リフト(図示せず)の昇降口であり、該昇降口10に
は、その左右縁部の床面11から例えば断面略コ字状の
縦枠21,21が立設されており、また該縦枠21,2
1の頂部間には天井枠22が架設されている。この天井
枠22の下面(天井面)23には複数本の吊ワイヤ3
0,30の一端が接続されており、該吊ワイヤ30,3
0の他端には上枠41が取り付けられている。該上枠4
1には、網状のシートからなる遮蔽部材としての膜材4
2の上端が取り付けられており、また、前記膜材42の
上下方向の中間部分には複数本の横桟43,44,45
が左右方向に延在するように取り付けられている。前記
上枠41及び横桟43,44,45は図3に示すように
中空の丸棒で形成されており、これら上枠41及び横桟
43,44,45の両端部には図4に示すように例えば
プラスチック等の樹脂からなるピン50が嵌入されてい
る。このピン50は前記断面略コ字状の縦枠21の開口
側から内部に挿通されており、これにより、前記上枠4
1及び横桟43,44,45は前記縦枠21の長手方
向、即ち上下方向に移動可能となっている。
【0006】前記膜材42は図1に示すように平面略矩
形状に形成されて前記昇降口10を床面11から所定の
高さまで閉塞するようになっており、該膜材42の上下
方向の長さは、前記昇降口10の高さによらずあらかじ
め定められた固定の長さ、例えば規格品の膜材の長さで
形成されている。一方、この膜材42を吊る前記吊ワイ
ヤ30の長さは、膜材42によって閉塞されない該膜材
42の上端と前記天井枠22の下面23との間に形成さ
れる空間Sの高さ分に合わせて設定されるようになって
おり、即ち、前記吊ワイヤ30の長さは本実施例のゲー
ト構造を採用する昇降口の高さに応じて任意に設定され
ることとなる。前記膜材42の下端の両側部には、図3
に示す固定部材46によって巻き上げワイヤ60,60
の先端がそれぞれ取り付けられている。この巻き上げワ
イヤ60は前記天井枠22上に設けられたガイドローラ
24,25,26に巻架されており、また、巻取装置と
しての電動ウィンチ70によって巻き取り、及び送り出
しされるようになっている。さらに、前記縦枠21,2
1の上部及び下部には、前記膜材42の繰り上げ及び繰
り下げ動作の上限及び下限を検出するためのリミットス
イッチ27,28が図2に示すように配設されており、
前記膜材42の繰り上げ及び繰り下げ時には、前記リミ
ットスイッチ27,28のオン、オフの状態によって前
記電動ウィンチ70が作動及び停止するようになってい
る。
【0007】このように構成される本実施例のゲート構
造では、前記膜材42が図1に示すように昇降口10の
床面11から所定の高さまでの間を閉塞している状態
で、前記電動ウィンチ70を作動させて巻き上げワイヤ
60の巻き上げを行うと、前記膜材42の下端が吊り上
げられ、続いて下段の横桟45が前記縦枠21の長手方
向に沿って引き上げられる。さらに前記最下方の横桟4
5が上動するのに伴って、中段及び上段の横桟44,4
3、そして前記上枠41が順次下段の横桟45に引き上
げられて前記縦枠21の長手方向に沿って上動し、これ
によって前記昇降口10が開口される。尚、前記上枠4
1が前記リミットスイッチ27の配設位置に達し、該リ
ミットスイッチ27がこれを検出すると、前記電動ウィ
ンチ70の作動が停止して前記膜材42の繰り上げ動作
が停止する。一方、昇降口10が開口された状態から膜
材42を繰り下げて該昇降口10を閉塞する場合には、
前記電動ウィンチ70を逆方向に回転させて巻き上げワ
イヤ60を送り出させ、上述した動作とは逆の動作を行
わせる。これにより前記上枠41及び横桟43,44,
45が順次下動して膜材42が繰り下げられる。そし
て、該膜材42の下端が前記リミットスイッチ28の配
設位置に達し、該リミットスイッチ28がこれを検出す
ると、前記電動ウィンチ70の作動が停止して前記膜材
42の繰り下げ動作が停止する。
【0008】以上のように本実施例のゲート構造によれ
ば、前記昇降口10の床面12から所定の高さまでの間
を膜材42で閉塞し、該膜材42の上端と前記天井枠2
2の下面23との間に形成される空間Sの高さに合わせ
た長さの吊ワイヤ30によって、前記膜材42を天井枠
22から吊り下げるようにしたので、昇降口10の高さ
によらず膜材42の高さを例えば規格品の膜材の長さで
一定として該膜材42を規格化し、量産化によるコスト
ダウンを図れるようにすることができる。また、電動ウ
ィンチ70を作動させて巻き上げワイヤ60の巻き上げ
を行うと、膜材42の下端が吊り上げられ、続いて下段
の横桟45が前記縦枠21の長手方向に沿って引き上げ
られ、さらに前記最下方の横桟45が上動するのに伴っ
て、中段及び上段の横桟44,43、そして前記上枠4
1が順次下段の横桟45に引き上げられて前記縦枠21
の長手方向に沿って上動し、これによって前記昇降口1
0が開口される。そして、膜材42は上動されるにつれ
て膜材42の下端、横桟45、44、43により折り畳
まれていき、昇降口10が開口された状態において、折
り畳まれた状態の膜材42の上下方向の寸法は小さくな
り、従って、昇降口10を開口した際の膜材42の上下
方向の収納スペースを小さくできると共に、折り畳まれ
た状態の膜材42の下端と床面12との間の上下寸法を
大きく取ることができる。すなわち、昇降口10の開口
の上下高さを大きくとることができ、これにより、大き
な資機材の搬入搬出が可能となる。尚、本実施例では前
記巻き取りワイヤ60の巻き取り及び送り出すことによ
り、前記上枠41及び横桟43,44,45を上動及び
下動させて膜材42を繰り上げ及び繰り下げする構成と
したが、例えばチェーン等によって膜材42の繰り上げ
及び繰り下げを行う構成としてもよい。また、本実施例
では遮蔽部材として網状の膜材42を用いる構成につい
て説明したが、例えば格子状の伸縮可能なビニールシー
ト状のものであってもよい。
【0009】
【考案の効果】上述したように本考案の揚重リフトのゲ
ート構造によれば、前記遮蔽部材を膜材により構成され
ているものとしたので、従来のように昇降口の高さに合
わせた個別の膜材を形成する必要がなくなり、例えば規
格品の膜材の長さに合わせて遮蔽部材の高さを規格化
し、コストダウンを図れるようにすることができる。ま
た、昇降口が開口された状態において、膜材の上下方向
の収納スペースを小さくできると共に、折り畳まれた状
態の膜材の下端と床面との間の上下寸法を大きく取るこ
とができ、これにより昇降口の開口の上下高さを大きく
とることができ、大きな資機材の搬入搬出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による揚重リフトのゲート構
造を示す正面図である。
【図2】図1に示す揚重リフトのゲート構造の側面図で
ある。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【符号の説明】
10 昇降口 11 床面 22 天井枠の下面(天井面) 42 膜材(遮蔽部材) 70 電動ウィンチ(巻取装置) S 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土方 敬宇 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)考案者 沢口 正彦 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)考案者 磯村 渉 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)考案者 井上 啓 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)考案者 曽我 行雄 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)考案者 山口 弘樹 埼玉県入間郡日高町森戸新田59−10 三 成研機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−36559(JP,U) 実開 昭59−74975(JP,U) 特公 昭50−35340(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設工事中の建築物内に設置され仮設の
    揚重リフトの昇降口を開閉するゲート構造であって、前記昇降口の床面の左右からそれぞれ縦枠が立設される
    と共に、左右の縦枠の上端間が天井枠により連結され、 天井枠との間に空間を残して左右の縦枠の間の床面上を
    遮蔽する遮蔽部材が設けられ、 前記遮蔽部材は、可撓可能な膜材と、前記膜材の上下方
    向に間隔をおいて左右方向に延在する複数の横桟とで構
    成され、 前記天井枠との間に空間を残して天井枠からワイヤによ
    り遮蔽部材の上縁が吊り下げられると共に、前記複数の
    横桟の両端が前記左右の縦枠に上下移動可能に結合さ
    れ、 前記遮蔽部材の繰り下げ及び繰り上げを行う巻取装置が
    設けられ、 前記巻取装置は電動ウィンチとこの電動ウィンチによっ
    て巻き取られ、繰り出される複数のワイヤとで構成さ
    れ、 前記巻取装置を構成する複数のワイヤは、前記天井枠の
    左右方向に間隔をおいた複数箇所からそれぞれガイドロ
    ーラを介して吊り下げられ前記複数の横桟を挿通してそ
    の下端が膜材の左右方向に間隔をおいた複数の下端箇所
    にそれぞれ連結されている、 ことを特徴とする揚重リフトのゲート構造。
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DE2332000A1 (de) * 1973-06-23 1975-01-16 Hoechst Ag Wachstumsregulatoren
FR2501313A1 (fr) * 1981-03-06 1982-09-10 Skf Cie Applic Mecanique Articulation a rotule

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