JP2540120B2 - プレスドロ―金型におけるパンチ部材表面への自動塗油装置 - Google Patents
プレスドロ―金型におけるパンチ部材表面への自動塗油装置Info
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- JP2540120B2 JP2540120B2 JP3177436A JP17743691A JP2540120B2 JP 2540120 B2 JP2540120 B2 JP 2540120B2 JP 3177436 A JP3177436 A JP 3177436A JP 17743691 A JP17743691 A JP 17743691A JP 2540120 B2 JP2540120 B2 JP 2540120B2
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- JP
- Japan
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- punch member
- lubricating oil
- press
- automatic oiling
- oiling device
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレスドロー金型におけ
るパンチ部材表面への自動塗油装置に関する。
るパンチ部材表面への自動塗油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス装置でドローイング加工を行う場
合には、ブランク材の流れをよくして成形品への亀裂の
発生を防いだり、あるいは型摩耗を少なくするためにパ
ンチ部材へ潤滑油が塗布される。この潤滑油の塗布手段
としては、これまで、金型の一側に配設したノズルを用
いて必要とする部分に吹付けるようにしたり、あるいは
ハケを用いて塗布する方法が採られてきているが、前者
の方法では、ノズルの出し入れに時間がかかって作業サ
イクルが長くなるとか、ワークの型間移動に際してノズ
ルが邪魔になるとか、あるいはブランク材のホルダに潤
滑油が付着して成形時の引張りバランスに狂いが生じる
といった不具合を有し、また後者の方法では安全性及び
省力化の面で問題を有している。
合には、ブランク材の流れをよくして成形品への亀裂の
発生を防いだり、あるいは型摩耗を少なくするためにパ
ンチ部材へ潤滑油が塗布される。この潤滑油の塗布手段
としては、これまで、金型の一側に配設したノズルを用
いて必要とする部分に吹付けるようにしたり、あるいは
ハケを用いて塗布する方法が採られてきているが、前者
の方法では、ノズルの出し入れに時間がかかって作業サ
イクルが長くなるとか、ワークの型間移動に際してノズ
ルが邪魔になるとか、あるいはブランク材のホルダに潤
滑油が付着して成形時の引張りバランスに狂いが生じる
といった不具合を有し、また後者の方法では安全性及び
省力化の面で問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
パンチ部材の表面へ潤滑油を効率よくかつ自動的に塗布
することができる新たなプレスドロー金型におけるパン
チ部材表面への自動塗油装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
パンチ部材の表面へ潤滑油を効率よくかつ自動的に塗布
することができる新たなプレスドロー金型におけるパン
チ部材表面への自動塗油装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのプレスドロー金型における
パンチ部材表面への自動塗油装置として、ドロー金型の
パンチ部材表面に、成形品にデフォームを生じさせない
程度の小径の潤滑油吐出口を多数穿設したパンチ部材と
同素材の給油ノズルを埋設するとともに、該給油ノズル
をコントローラによって制御される潤滑油給送装置に接
続し、該コントローラによりパンチ部材表面の必要箇所
へ必要とするプレス加工サイクル毎に必要量だけ潤滑油
を供給するようにしたものである。
ような課題を達成するためのプレスドロー金型における
パンチ部材表面への自動塗油装置として、ドロー金型の
パンチ部材表面に、成形品にデフォームを生じさせない
程度の小径の潤滑油吐出口を多数穿設したパンチ部材と
同素材の給油ノズルを埋設するとともに、該給油ノズル
をコントローラによって制御される潤滑油給送装置に接
続し、該コントローラによりパンチ部材表面の必要箇所
へ必要とするプレス加工サイクル毎に必要量だけ潤滑油
を供給するようにしたものである。
【0005】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図において符号1は、ドロー金型のパンチ部材10
表面に埋設した給油ノズルで、この給油ノズル1はパン
チ部材10と同じ素材をもって形成された上、加工時に
ブランク材が最も引き延ばされる部分にパンチ部材10
と同一平面となるように埋設され、さらにこの給油ノズ
ル1には、図2に示したように、直径dが1mm以下とい
ったプレス成形時に成形品にデフォームが生じない程度
の小径の潤滑油吐出口2…が多数穿設されていて、これ
らの吐出口2…からパンチ部材の表面に潤滑油を塗油す
るように構成されている。
る。図において符号1は、ドロー金型のパンチ部材10
表面に埋設した給油ノズルで、この給油ノズル1はパン
チ部材10と同じ素材をもって形成された上、加工時に
ブランク材が最も引き延ばされる部分にパンチ部材10
と同一平面となるように埋設され、さらにこの給油ノズ
ル1には、図2に示したように、直径dが1mm以下とい
ったプレス成形時に成形品にデフォームが生じない程度
の小径の潤滑油吐出口2…が多数穿設されていて、これ
らの吐出口2…からパンチ部材の表面に潤滑油を塗油す
るように構成されている。
【0006】この給油ノズル1はその背面に螺着した継
手3を介して給油パイプ4に接続し、さらに流量調整弁
7を介してコントローラ8に接続していて、ここでの制
御作用によりオイルポンプユニット9から1加工サイク
ルもしくは数加工サイクル毎に潤滑油の供給を受けるよ
うに構成されている。なお、図中符号5は配管ブロッ
ク、6はカプラをそれぞれ示している。
手3を介して給油パイプ4に接続し、さらに流量調整弁
7を介してコントローラ8に接続していて、ここでの制
御作用によりオイルポンプユニット9から1加工サイク
ルもしくは数加工サイクル毎に潤滑油の供給を受けるよ
うに構成されている。なお、図中符号5は配管ブロッ
ク、6はカプラをそれぞれ示している。
【0007】このように構成された装置において、はじ
めにコントローラ8のスイッチをONにし、オイルユニ
ット9の図示しないエアポンプを起動させて潤滑油を流
量調整弁7のもとへ給送する。ついで手動注油ボタンに
より吐出量を所要の値に設定した上、スイッチを自動注
油に切換える。
めにコントローラ8のスイッチをONにし、オイルユニ
ット9の図示しないエアポンプを起動させて潤滑油を流
量調整弁7のもとへ給送する。ついで手動注油ボタンに
より吐出量を所要の値に設定した上、スイッチを自動注
油に切換える。
【0008】そしてこの状態で図示しないプレス装置の
起動ボタンを操作すると、オイルポンプユニット9の図
示しない電磁切換弁の作動により潤滑油が加工サイクル
毎に給油ノズル1に供給され、これが小径の潤滑油吐出
口2…からパンチ部材10の表面に吐出されてブランク
材の最も引き延ばされる部分を潤滑する。
起動ボタンを操作すると、オイルポンプユニット9の図
示しない電磁切換弁の作動により潤滑油が加工サイクル
毎に給油ノズル1に供給され、これが小径の潤滑油吐出
口2…からパンチ部材10の表面に吐出されてブランク
材の最も引き延ばされる部分を潤滑する。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、パン
チ部材の表面に多数の小径の潤滑油吐出口を設けた同素
材の給油ノズルを埋設するようにしたので、必要とする
個々の金型に別途形成した給油ノズルを適用することに
よって、金型のコストを大巾に軽減することができるば
かりでなく、この給油ノズルをコントローラによって制
御される潤滑油供給装置に接続させたので、パンチ部材
と接触するブランク材の必要とする箇所に必要とする量
の潤滑油を加工サイクル毎に供給可能となして、成形時
における成形品の亀裂の発生を防ぐとともに、他の部分
への潤滑油の付着を皆無にすることができるほか、パン
チ部材表面への潤滑油の供給をプレス加工と連動して自
動化し、その安全性及び効率性を著しく高めることがで
きる。
チ部材の表面に多数の小径の潤滑油吐出口を設けた同素
材の給油ノズルを埋設するようにしたので、必要とする
個々の金型に別途形成した給油ノズルを適用することに
よって、金型のコストを大巾に軽減することができるば
かりでなく、この給油ノズルをコントローラによって制
御される潤滑油供給装置に接続させたので、パンチ部材
と接触するブランク材の必要とする箇所に必要とする量
の潤滑油を加工サイクル毎に供給可能となして、成形時
における成形品の亀裂の発生を防ぐとともに、他の部分
への潤滑油の付着を皆無にすることができるほか、パン
チ部材表面への潤滑油の供給をプレス加工と連動して自
動化し、その安全性及び効率性を著しく高めることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す装置の全容図である。
【図2】同上装置の要部を示した拡大断面図である。
1 給油ノズル 2 潤滑油吐出口 4 給油パイプ 8 コントローラ 9 オイルポンプユニット 10 パンチ部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ドロー金型のパンチ部材表面に、成形品
にデフォームを生じさせない程度の小径の潤滑油吐出口
を多数穿設したパンチ部材と同素材の給油ノズルを埋設
するとともに、該給油ノズルをコントローラによって制
御される潤滑油給送装置に接続し、該コントローラによ
りパンチ部材表面の必要箇所へ必要とするプレス加工サ
イクル毎に必要量だけ潤滑油を供給するようにしたこと
を特徴とするプレスドロー金型におけるパンチ部材表面
への自動塗油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177436A JP2540120B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | プレスドロ―金型におけるパンチ部材表面への自動塗油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177436A JP2540120B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | プレスドロ―金型におけるパンチ部材表面への自動塗油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371323A JPH04371323A (ja) | 1992-12-24 |
JP2540120B2 true JP2540120B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=16030915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3177436A Expired - Fee Related JP2540120B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | プレスドロ―金型におけるパンチ部材表面への自動塗油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540120B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1197273A1 (en) * | 2000-10-10 | 2002-04-17 | Sidmar N.V. | An apparatus and method to perform hydroforming, hydromechanical forming or mechanical forming |
JP4865243B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2012-02-01 | Jfeスチール株式会社 | 金属板のプレス成形方法 |
CN207508063U (zh) * | 2017-11-08 | 2018-06-19 | 广州敏惠汽车零部件有限公司 | 一种饰条自动的冲切喷油装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614824U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-13 | トヨタ自動車株式会社 | 潤滑油供給装置 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP3177436A patent/JP2540120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04371323A (ja) | 1992-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |
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