JP2539839Y2 - マーキングを施したモールドicパッケージ - Google Patents

マーキングを施したモールドicパッケージ

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JP2539839Y2
JP2539839Y2 JP1991040378U JP4037891U JP2539839Y2 JP 2539839 Y2 JP2539839 Y2 JP 2539839Y2 JP 1991040378 U JP1991040378 U JP 1991040378U JP 4037891 U JP4037891 U JP 4037891U JP 2539839 Y2 JP2539839 Y2 JP 2539839Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、マーキングを施した
モールドICパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モールドICパッケージとしては、図2
に示すような従来型のパッケージ2と図3に示すような
薄型のTSOPパッケージ2が使用されている。このパ
ッケージ2では図2および図3に示すようにダイ3上に
チップ4がマウントされ、チップ4とリード6間が金線
5でワイヤーボンドされた後モールドされてモールドI
Cパッケージとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなモールドI
Cパッケージにはつぎにあげるようなパッケージそのも
のに起因する課題およびマーキングに起因する課題があ
る。
【0004】パッケージそのものに起因する課題として
は、黒色の樹脂でモールドされているので、赤外線リフ
ローを行った際にパッケージ2自体が赤外線を吸収しや
すく、高温になりパッケージクラックが発生する。
【0005】図3に示す薄型のTSOPパッケージ2の
場合、図に示すようにパッケージ2のチップ3上面の樹
脂を薄くする必要があるので、モールドの際に金線5が
パッケージ2の上面にはみ出してしまうことがある。ま
た、遮光効果も低下するのでICの電気特性に悪影響を
およぼすことがある。
【0006】そして、このようなモールドICパッケー
ジのマーキングには、インク方式とレーザ方式があり、
それぞれ表1に示すようなマーキングの方式による各種
の特色がある。
【0007】
【表1】
【0008】表1に示したように、インク方式、レーザ
方式ともにマークの修正に課題を抱えている。
【0009】上記の課題のほかにインク方式では下記に
示すような課題も発生する。
【0010】インク方式ではマーキング時、前処理が必
要であるがフロン規制が厳しくなっており、溶剤洗浄に
代わって水素バーニングが導入されている場合もある
が、やはり、装置およびそのメンテナンスが必要となっ
てくる。
【0011】従来技術のパッケージではマークインクに
よる静電対策がなされたものがなく、ICの静電破壊が
発生する。
【0012】硬化時間を必要とするため、工程としては
長時間になる。
【0013】メモリーICの場合ファイナルチェックが
マーキングの後行われるので、メモリーの速度のマーキ
ングができない。
【0014】
【課題を解決するための手段】先に述べたような課題を
解決するために、この考案は、モールドICパッケージ
の上面に熱硬化性樹脂のインクによりコーティングを行
い、コーティング部の上面にレーザによるマーキングを
施す。
【0015】
【作用】この考案では、モールドICパッケージの上面
に熱硬化性樹脂のインクによりコーティングを行い、コ
ーティング部の上面にレーザによるマーキングを施すこ
とにより、インク方式のマーキングに起因する各種の課
題を解消することができると同時にパッケージに起因す
る各種の課題も解消することができる。
【0016】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】図1はこの考案の一実施例のモールドIC
パッケージの断面図である。
【0018】図1において、2は従来技術のところで説
明したものと同様な薄型のTSOPパッケージ、1はパ
ッケージ2の上面に塗布された熱硬化性樹脂のインクに
よるコーティング部である。そして、このコーティング
部1に後程製造工程の項で説明するマーキング工程でレ
ーザによるマーキングが施される。
【0019】つぎに、この考案のモールドICパッケー
ジのマーキングについて製造工程順に説明する。
【0020】まず、従来のモールドICパッケージと同
様にモールドが行われる。
【0021】つぎに、図1に示すようにパッケージ2の
上面に熱硬化性樹脂のインクによりコーティング部1が
形成される。このとき使用されるインクの色は黒色以外
のものが望ましい。
【0022】そして、ポストキュアが行われるが、ポス
トキュアによりコーティング部1の熱硬化性樹脂のイン
クの硬化も同時に行われる。
【0023】コーティング部1のバリ取り、リード6の
はんだメッキ、リード6の加工、バーンインが行われ、
ファイナルチェックにまわされる。
【0024】最後に、レーザによるマーキングが行われ
る。
【0025】この考案のモールドICパッケージのマー
キングの場合は従来技術ではできなかったり、困難であ
った修正が簡単に行われる。いかに修正工程を説明す
る。
【0026】レーザマーキングが終了し、修正が必要な
なったICのコーティング部1の上面に再度熱硬化性樹
脂のインクによるコーティングを施し、レーザマーキン
グによる文字を消す。
【0027】再度加熱硬化されたのち、レーザマーキン
グが行われる。
【0028】さらに、この考案のコーティング部1用の
熱硬化性樹脂のインクに赤外線の吸収が少ない、例えば
白色系統のインクを使用することにより、赤外線リフロ
ー時のパッケージの温度上昇を防ぐので、パッケージク
ラックが発生しない。
【0029】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、モー
ルドICパッケージの上面に熱硬化性樹脂のインクによ
りコーティングを行い、コーティング部の上面にレーザ
によるマーキングを施すことにより、インク方式のマー
キングに起因する各種の課題を解消することができると
同時にパッケージに起因する各種の課題も解消すること
ができる。
【0030】そのうえ、先に述べた効果以外に、以下に
説明するような各種の効果が得られる。
【0031】コーティング用の熱硬化性樹脂のインクに
静電対策用のインクを使用することにより、ICの静電
破壊を防止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のモールドICパッケージ
の断面図。
【図2】従来例のうちの従来型のパッケージの断面図。
【図3】従来例のうちの薄型のTSOPパッケージの断
面図である。
【符号の説明】
1 コーティング部 2 パッケージ 3 ダイ 4 チップ 5 金線 6 リード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップとリード間をボンドする金線が上
    方に膨出したモールドICパッケージの上面に熱硬化性
    で、白色系統で、かつ静電対策効果のあるインクにより
    コーティングを行い、該コーティング部の上面にレーザ
    によるマーキングを施したモールドICパッケージ。
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JPS62232148A (ja) * 1986-04-01 1987-10-12 Nec Corp 半導体装置の再捺印方法
JPS63162289A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Nec Corp 熱硬化性樹脂体へのレ−ザマ−キング方法
JPH01278049A (ja) * 1988-04-28 1989-11-08 Nec Corp 樹脂封止半導体装置の捺印方法

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