JP2538229B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2538229B2
JP2538229B2 JP62039895A JP3989587A JP2538229B2 JP 2538229 B2 JP2538229 B2 JP 2538229B2 JP 62039895 A JP62039895 A JP 62039895A JP 3989587 A JP3989587 A JP 3989587A JP 2538229 B2 JP2538229 B2 JP 2538229B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成方法に関し、詳しくは簡便に印刷方
式を代替可能な色校正用ポジ型カラーシート(カラープ
ルーフ)として有用な着色画像形成方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
平版、凸版あるいはグラビアのいずれの印刷法におい
ても、絵柄あるいは写真画像は網点の集合で表現されて
おり、特にカラー印刷の場合には、主に藍、紅、黄、墨
の4色の印刷インキで重ね刷りされるため、各色毎に印
刷版が作製される。これらの印刷版を作製するために
は、カラー原稿から色分解された各印刷インキに対応す
る網点ポジまたは網点ネガフィルムが必要である。これ
らの色分解網点フィルムの作製には専門技術を要し、ま
た出来上がり品質がそのまま企画者または顧客の目標を
達成することは殆どなく、校正工程により該網点フィル
ムを修正したり取替えたりするのが通常である。
網点フィルムを校正するには、各色に対応した網点フ
ィルムを用いて各色に対応した印刷版を作製し、これら
の印刷版を各々印刷機に取り付けてカラー印刷を行うこ
とでカラー画像を再現し、網点フィルムの修正箇所を検
討する校正印刷法が多く行われている。この方法は、印
刷機の仕立て、インキ−水バランス、インキ量等、変動
要因が多いため品質が安定せず、また所要時間が長いと
いう欠点を有しているため、簡便に網点フィルムからカ
ラー画像を再現できる方法が望まれている。
これに対して、簡便なカラー画像再現法(カラープル
ーフ)として、米国特許第3060024号及び同第3060025号
明細書に記載されている方法が知られている。この方法
は、室温で粘着性を有する無着色光重合型感光性フィル
ムを受像シートに加熱積層した後、画像露光により粘着
性変化を生じさせ、次いで与えられら着色粉体の粘着具
合により着色画像を形成するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この方法はサープリント法と呼ばれており、それらの
色調再現性は印刷物にかなり近似した品質が得られる
が、次に述べる欠点を有している。
即ち、受像材料上の画像を可視化するためには、画像
露光、および透明シートの剥離後、露光硬化領域、なら
びに未露光未硬化領域を含む感光層の表面上に着色粉体
を与え、木綿のパッドあるいはローラーにより該表面を
軽くこすり、過剰の着色粉体を除去し、未露光未硬化領
域にのみ着色粉体を粘着させるという作業が必要であ
り、画像形成工程が煩雑であるとともに、未露光未硬化
領域への着色粉体の粘着の強さ、及び粘着量にばらつき
があり、その結果として、画像濃度の安定再現性、およ
び均一性に欠ける。
また、かかる作業中、作業者が空中に舞い上がった着
色粉体の粉じんを吸入することにより、人体に悪い影響
を及ぼすおそれがある。
従って本発明の目的は、画像形成作業が簡便であり、
安定な着色画像品質が得られ、更には、人体に悪影響を
及ぼすことのない画像形成方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そしてこの目的は、室温にて粘着性を有し、画像露光
により露光部は光硬化して粘着性が消失し、未露光部は
粘着性が消失しない光硬化性感光層が、透明シートと保
護シートとの間に積層された構造の感光性シートと、 支持体上の離型性面に、着色剤および高分子結合剤を
含有する着色剤層が形成された着色剤附与材料と、 受像材料とを用い、 前記保護シートを除去して露出させた前記感光層を
他の受像材料に接するように積層し粘着させ、 前記透明シート側から活性光線にて画像露光し、 前記透明シートを剥離して全ての露光硬化領域なら
びに未露光未硬化領域を含む感光層全体を受像材料上に
残存させ、 前記感光層表面と前記着色剤附与材料の前記着色剤
層面とを密着させた後、前記着色剤附与材料の支持体を
剥離し、前記着色剤層のうち前記未露光未硬化領域に対
応する部分のみを転移させて画像を可視化させることで
達成される。
〔発明の具体的な構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明の感光性シートに使用される透明シートとして
は、ポリエステルフィルム、特に二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルムが熱に対する寸法安定性の点が
好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルムも使用し得る。特に、透明シー
トは加熱・積層工程でも使用されるため比較的熱安定性
の良好な二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
を使用するのが好ましい。
一方、保護シートに関してはこれは必ずしも透明であ
る必要はないが、上述の透明シートと同様のものが好適
に使用できる。特に感光層との離型性に優れるポリエチ
レンフィルムやポリプロピレンフィルムを使用するのが
好ましい。
また、これらのフィルム類はそのまま使用してもよい
が、感光層からの剥離性を良くするために適当な撥油性
物質による離型処理を施したり、あるいは下塗り層を設
けてもよい。撥油性物質としては例えばシリコーン樹
脂、フッ素樹脂及びフッ素系界面活性剤であり、又、下
塗り層としては、例えばアルコール可溶性ポリアミド、
アルコール可溶性ナイロン、スチレンと無水マレイン酸
との共重合体の部分エステル化樹脂と、メトキシメチル
化ナイロンとのブレンド物、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リレート、ポリメチルメタアクリレートとアクリレート
の共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニル
との共重合体、ポリビニルブチラート、セルローズアセ
テートフタレート、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ポリビニル
アルコールのような透明支持体との密着力の弱いものが
挙げられる。本発明の光硬化性感光層は室温にて粘着性
を有するものであり、画像露光により露光部は光硬化し
て粘着性が消失し、後の工程において着色剤層が未露光
部未硬化部分に対してのみ選択的に転移し、画像が可視
化されるものである。
従って、該感光層組成物としては、活性光線の照射に
より分子量が増大し感光層の硬さと軟化温度が変化する
ものが使用される。かかる特性を有する組成物として
は、付加重合性不飽和化合物、高分子結合剤ならびに光
重合開始剤を主成分とする光重合型感光性組成物が適当
である。
光重合型感光性組成物に使用される付加重合性不飽和
化合物としては、室温にて粘性液状のものが使用され、
例えば、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸と脂肪族
ポリヒドロキシ化合物とのエステル、不飽和カルボン酸
と芳香族ポリヒドロキシ化合物とのエステル、不飽和カ
ルボン酸と多価カルボン酸及び前述の脂肪族ポリヒドロ
キシ化合物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等の多価ヒド
ロキシ化合物とのエステル化反応により得られるエステ
ル等が挙げられ、具体的には、特開昭59−71048号公報
に記載されており、例えばジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシエチルトリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ポリオキシエチルペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒ
ドロキシペンタアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート−β−ヒドロキシエチルエーテル、ペン
タエリスリトールテトラメタクリレート、ヒドロキノン
ジ(メタ)アクリレート、ピロガロールトリアクリレー
ト、2,2′−ビス(4−アクリロキシ−ジエトキシフェ
ニル)プロパン等が挙げられる。その他には、エチレン
ビス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス(メ
タ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類、あ
るいはビニルウレタン化合物やエポキシ(メタ)アクリ
レート等を挙げることができる。
高分子結合剤は、前述の粘性液状の付加重合性不飽和
化合物を層状に保護するために必要であり、該付加重合
性不飽和化合物ならびに後述の光重合開始剤あるいは増
感剤等との相溶性の点で特にビニル系高分子化合物が好
適である。例えばメチルメタクリレート/メタクリル酸
共重合体等の(メタ)アクリル酸エステル共重合体、メ
チルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキル半エステ
ル等のビニルエーテル共重合体が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。ここで、付加重合性不飽和
化合物と高分子結合剤との混合比は、得られる光硬化性
感光層が室温にて粘着性を有するように調整されるべき
であり、使用される付加重合性不飽和化合物と高分子結
合剤との組合せによって適性比率は異なるが、一般的に
は3:1乃至1:3の範囲が好ましい。
光重合開始剤は、それ自身が活性光線を吸収して分解
するか、あるいは後述の増感剤の作用により分解するか
してラジカルを発生し、前述の付加重合性不飽和化合物
の付加重合を開始させるものであり、従来公知のものが
使用でき、例えば、p−tert−ブチルトリクロロアセト
フェノン、2,2′−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジ
メチル−2−ヒドロキシアセトフェノン等のアセトフェ
ノン類;ベンゾイン、ベンゾイメチルエーテル、ベンゾ
インイソブチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル
等のベンゾインエーテル類;ベンジルジメチルケター
ル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン類の
ベンジルケタール類ならびにベンジル;ベンゾフェノ
ン、4,4′−ビスジメチルアミノベンゾフェノン(ミヒ
ラーケトン)、2−クロロチオキサントン、2−メチル
チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソ
プロピルチオキサントン等のケトン類;ベンゾイルパー
オキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイド等の過酸
化物;更にはビイミダゾール誘導体、2,4,6−トリス
(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。光重合開始
剤の添加量は付加重合性不飽和化合物に対して0.01〜20
重量%の範囲が可能であり、特に0.1〜10重量%の範囲
が好ましい。
次に、光重合開始剤と併用され、場合により光重合開
始剤の一成分として記述されることもある増感剤は、活
性光線を吸収して前述の光重合開始剤に作用して分解を
促進するものであり、例えば、キサンテン系、チオキサ
ンテン系、メロシアニン系、シアニン系等の有機色素
類、あるいは更に具体的には例えば、7−ジエチルアミ
ノ−4−メチルクマリン等のクマリン誘導体、N,N′−
ジエチルアミノスチリルベンゾチオゾール等のジアルキ
ルアミノスチリル誘導体、4−(4′−ブトキシフェニ
ル)−2,6−ジフェニルチアピリリウムパークロレイト
等のチアピリリウム塩またはピリリウム塩、2−ジベン
ゾイルメチレン−N−メチル−β−ナフトチアゾリル等
のチアゾリン誘導体、2−(ジメチルアミノフェニル)
ベンズオキサゾール等のオキサゾール誘導体等、従来公
知のものが使用できる。
光重合型感光性組成物に使用される他の成分として
は、例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール等の重合
促進剤(連鎖移動剤)、紫外線吸収剤や可塑剤などが挙
げられる。
紫外線吸収剤としては、非着色性あるいは淡色性のも
のが好ましく、例えばフェニルサリシレート、p−tert
−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニル
サリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベ
ンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5
−スルホベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸
収剤;2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジtert−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジtert−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジtert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤が挙げられる。ここで用
いられる紫外線吸収剤の添加量は、感光層の0.2〜10重
量%の範囲が適当であり、特に0.5〜5重量%が好まし
い。
可塑剤としては、一般に用いられているジアリルフタ
レート類、ポリエチレングリコール類、アルキルホスフ
ェート類が使用可能であり、特に光硬化性感光層の粘着
性を調整するのに有効である。かかる可塑剤を添加する
場合には感光層の10重量%までの範囲で使用するのが適
当である。
本発明で用いられる光硬化性感光層の膜厚は、該感光
層の組成、活性光線に対する透過率あるいは対象となる
受像材料の表面形状等により調整可能であるが、1〜20
μmの範囲が適当であり、5〜10μmの範囲が特に好ま
しい。
本発明の画像形成方法に用いられる着色剤附与材料
は、支持体上に離型層を介して着色剤および高分子結着
剤を含有する着色剤層を設けたものである。
この着色剤層を構成する高分子結合剤としては、皮膜
形成性かつ溶媒可溶性である高分子化合物が用いられ
る。
この高分子化合物の具体例としては、例えばアクリル
酸やメタクリル酸およびそれらのアルキルエステルまた
はスルホアルキルエステル、フェノール樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリアクリルアミド、エチルセルロー
ス、酢酸・酢酸セルロース、酢酸・プロピオン酸セルロ
ース、酢酸セルロース、ベンジルセルロース、プロピオ
ン酸セルロースなどのセルロース誘導体、その他ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ゴム、ポリイソブチレ
ン、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、およびそれらの
コポリマー、酢酸セルロース、セルロースプロピオネー
ト、セルロースアセテートフタレートなどが挙げられ
る。
着色剤層中には着色物質として染料、顔料が添加され
る。特に、色校正に使用する場合、そこに要求される常
色即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致
した色調の顔料、染料が必要となるが、その他金属粉、
白色顔料、螢光顔料なども使われる。次の例は、この技
術分野で公知の多くの顔料および染料の内の若干例であ
る。(C.Iはカラーインデックスを意味する)。
ビクトリアピュアブルー(C.I42595) オーラミン(C.I41000) カチロンブリリアントフラビン(C.Iベーシック13) ローダミン6GCP(C.I45160) ローダミンB(C.I45170) サフラニンOK70:100(C.I50240) エリオグラウシンX(C.I42080) ファーストブラックHB(C.I26150) No.1201リオノールイエロー(C.I21090) リオノールイエローGR0(C.I21090) シムラ−ファーストイエロー8GF(C.I21105) ベンジジンイエロー4T−564D(C.I21095) シムラ−ファーストレッド4015(C.I12355) リオノールレッド7B4401(C.I15830) ファーストゲンブルーTGR−L(C.I74160) リオノールブルーSM(C.I26150) 三菱カーボンブラックMA−100 三菱カーボンブラック#30,#40,#50 本発明に用いる着色剤層の着色剤/結合剤の比率は、
目標とする光学濃度を考慮して同業者に公知の方法によ
り定めることができる。例えば、染料の場合、その含有
量は重量で5%〜75%、顔料の場合、その含有量は重量
で5%〜90%が適当である。
また、着色剤層の膜厚は目標とする光学濃度、着色剤
層に用いられる着色剤の種類(染料、顔料、カーボンブ
ラック)およびその含有量により同業者に公知の方法に
より定めることができるが、許容範囲内であれば着色剤
層の膜厚はできるだけ薄い方が解像力は高くなり、画質
品質は良好である。従って、該膜厚は1g/m2〜5g/m2の範
囲で使用されるのが通常である。
また、着色剤層中には、以上に説明した各素材のほ
か、必要に応じて更に可塑剤などの添加剤を含有するこ
とができる。
着色剤附与材料の支持体としては、ポリエステルフィ
ルム、特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ムが好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビニル
フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、更に、紙、合成紙、アル
ミ箔、銅箔等の金属箔、あるいはそれらの複合材料など
も使用し得る。
これらの支持体はそのまま使用しても良いが、露光お
よび透明シートの剥離後、感光層面と着色剤附与材料の
着色剤層面を密着し、感光層の未硬化粘着性部分にのみ
選択的に着色剤層を転移させた後の着色剤附与材料の支
持体の剥離を容易にするために、支持体表面に適当な撥
油性物質による離型処理をほどこすか、あるいは支持体
上に離型層を設ける。撥油性物質としては、例えばシリ
コーン樹脂、フッ素樹脂およびフッ素系界面活性剤があ
り、また離型層としては、例えばアルコール可溶性ポリ
アミド、アルコール可溶性ナイロン、スチレンと無水マ
レイン酸との共重合体の部分エステル化樹脂と、メトキ
シメチル化ナイロンとのブレンド物、ポリ酢酸ビニル、
ポリアクリレート、ポリメチルメタアクリレートとアク
リレートの共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体、ポリビニルブチラート、セルロ
ーズアセテートフタレート、メチルセルロース、エチル
セルロース、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ポ
リビニルアルコール等のような透明支持体との密着性の
弱いものが用いられる。
本発明の画像形成方法で使用される感光性シートを製
造するには、前述の光硬化性感光層成分を適当な溶媒に
溶解し、前述の透明シート上に塗布、乾燥し、次いで前
述の保護シートをラミネートすればよい。
また、着色剤附与材料を製造するには、前述の着色剤
層成分を適当な溶媒に溶解、分散し、前述の支持体上に
塗布、乾燥すれば良い。
次に、本発明の画像形成方法を図面に基いて説明すれ
ば、前述のように製造された本発明に係る感光性シート
Aは、まず、第1図のように、保護シート1を剥離し露
出させた感光層2面をアート紙、コート紙等の受像材料
4面に貼り付けるように積層される。
具体的な積層方法としては、粘着性を有する感光層2
面を受像材料4面に重ね合わせ、加熱・加圧下でラミネ
ーターを通過させる。ラミネーターの条件としては、通
常、加熱感度が60〜150℃、通過速度が20〜160cm/分の
範囲が適当である。かかるラミネーター通過時の加熱・
加圧により、感光層2面と受像材料4表面とは十分に接
着し、感光層2を受像材料4面に完全に積層することが
できる。
次に感光層2の透明シート3側から活性光線で画像露
光が行われる(第2図)。
画像露光には超高圧水銀灯、タングステンランプ、水
銀灯、キセノンランプ、螢光ランプ、CRT光源、レーザ
ー光源等各種の光源が用いられる。
次に、受像材料4表面に積層された感光性シートAの
透明シート3を剥離して全ての露光硬化領域ならびに未
露光未硬化領域を含む感光層全体を受像材料4上に残存
させた後に、該感光層2表面と着色剤附与材料Bの着色
剤層5面を密着させ(第3図)、感光層2の未硬化粘着
性領域にのみ選択的に着色剤層5を転移させ、着色剤附
与材料Bの支持体6を剥離することにより、受像材料4
上に着色画像が形成される(第4図)。7は着色剤附与
材料の離型層である。
なお、露光硬化した感光層領域に密着した色剤層部分
は感光層側に転移せず、支持体上に残存する。
この際、色剤層の感光層上への転移を良好に行なうた
めには加圧操作を加えることが好ましい。
具体的な加工方法としては、たとえば感光層面と着色
剤附与材料の着色剤層表面を重ね合わせ、加圧下でラミ
ネーターを通過させる。加圧条件としては1.0〜10kg/cm
2、通過速度は20〜160cm/分の範囲が適当である。ま
た、簡易的に着色剤附与材料の支持体上でローラーを回
転、移動させることで加圧操作を行なうこともできる。
また、多色校正シートを作成する場合には、感光性シ
ートを既に受像材料面に形成されている着色画像上に同
様の方法で積層して、画像露光および透明シートの剥離
後他の色の着色剤附与材料で着色画像を形成する操作を
順次繰り返すことにより達成される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例並びに比較例により具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
(実施例1) 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に下記組成の感光液をワイヤーバーにて塗布し、60℃の
熱風乾燥器中で5分間乾燥し、厚さ8μmの光硬化性感
光層を得た。
ポリメタクリル酸メチル(重量平均分子量≒30,000)45
g トリエチレングリコールジメタクリレート 55 g 7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン 4 g 2,2′−ビス(2−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テ
トラフェニルビイミダゾール 0.8g 2−メルカプトベンゾチオゾール 0.8g トリクロロエチレン 400 g 次に、光硬化性感光層表面に厚さ20μmのポリプロピ
レンフィルムを重ね合わせてゴムローラーを通過させて
室温にてラミネートし、感光性シートを作製した。
この感光性シートの紫外可視吸収スペクトルを公知の
方法で測定したところ、365nm付近での透過率は殆ど0
であった。
次に別の厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に下記の離型層溶液を厚さ0.5μmになるよう
に、また着色剤層分散液を厚さ2μmになるように、そ
れぞれ順次積層塗布、乾燥し、ブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローの4色の着色剤附与材料を作成した。
<離型層溶液> トレジンF−30(アルコール可溶性ナイロン、東レ製)
10g メタノール 90g <着色剤層分散液> フェノールとm−,p−混合クレゾールとホルムアルデヒ
ドとの共重合縮合樹脂 8g 下記顔料※ 2g メチルセロソルブ 90g ※顔料 以上により得られた感光性シートおよび4色の着色剤
附与材料を用い、以下のようにして着色画像を形成し
た。
感光性シート裏面のポリプロピレンフィルムを剥離し
て露出した感光層裏面をコート紙表面に重ね合わせ、11
5℃の熱ロール間を150cm/分の速度で通過させて感光層
をコート紙表面にラミネートした。
この感光層シートのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム面にブラックに対応する分解ポジフィルを密着し高
圧水銀灯で10mJ/cm2の露光を与えた。次に、感光層表面
のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して露光
した感光層表面に、ブラックの着色剤附与材料の着色剤
層面を密着し、5kg/cm2の加圧下で室温にて50cm/分の速
度でラミネーターのニップロール間を通過させた後、着
色剤附与材料の支持体を剥離した。
剥離は容易に行なわれ、感光層の未硬化粘着性領域に
接した部分の着色剤層は感光層側に転移し、コート紙上
に黒色のポジ画像が形成された。また、感光層の露光硬
化領域に接した部分の着色剤層は感光層側に転移せず、
着色剤附与材料の支持体側に残存した。
次に前述の操作と同様にして、黒色のポジ画像が形成
されているコート紙上に別の感光性シートをラミネート
し、シオンに対応する分解ポジフィルムによる画像露
光、およびポリエチレンテレフタレートフィルムの剥離
後、感光層表面にシアンの着色剤附与材料の着色剤層面
を密着し、同様の操作により黒色のポジ画像が形成され
たコート紙上にシアンのポジ画像が形成された。
以下同様にして、マゼンタおよびイエローの色画像を
形成し、コート紙上に多色画像が得られた。
得られた多色画像は印刷物の画像に極めて近い良好な
ものであった。
次に同様にして別の感光性シートを別のコート紙上に
ラミネートした後、第5図に示すような1cm×1cmのベタ
パッチを25個有するマスクフィルムにて露光後、ブラッ
クの着色剤附与材料にてコート紙上に画像形成を行なっ
た。
次に、コート紙上に再現された25個の黒色ベタパッチ
の反射濃度を反射濃度計、マクベスRD−514(ビジュア
ルフィルター使用)にて測定したところ、その測定値は
25点全てにつき1.85であった。
(比較例1) 実施例1と同様の感光性シートを作製し、実施例1と
同様の操作により感光層をコート紙上にラミネートした
後、実施例1の第5図に示すマスクフィルムにて画像露
光を行い、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離
した。次に露出した感光層表面に、カーボンブラック
(三菱カーボンブラックMA−100、三菱化成(株)製)
をセルロースアセテートに分散した黒色粒子とセルロー
スアセテート粒子とを1:1に混合して得られた黒色粉体
を与え、木綿パッドを用いて感光層表面を軽くこすり、
過剰の黒色粉体を除去したところ、感光層表面の未露光
未硬化部分にのみ黒色粉体が粘着し、コート紙上に25個
の黒色のベタパッチが再現された。再現された25個の黒
色ベタパッチの反射濃度を反射濃度計、マクベスRD−51
4(ビジュアルフィルター使用)にて測定したところ、
その測定値は一定せず、最高濃度で2.05、最低濃度で1.
40と大きなばらつきを生じた。
また、かかる画像形成作業中、黒色粉体の微小粉じん
が空中に飛散しているのが認められた。
(実施例2) 着色剤附与材料の離型層溶液および着色財層分散液を
下記組成のものに変えた以外は、実施例1と全く同様の
操作を行ない、コート紙上に多色画像を得た。得られた
多色画像は印刷物の画像に極めて近い良好なものであっ
た。
<離型層溶液> CM−8000(アルコール可溶性ナイロン、東レ製) 10g メタノール 90g <着色剤層分散液> ヒドロキシフェニルメタクリルート・アクリロニトリル
・メチルメタクリレート・マレイン酸共重合体(30:40:
25:5) 8g 下記顔料※ 2g メチルセロソルブ 90g ※顔料 ブラック;三菱カーボンブラックMA−100(三菱化成
(株)製) シアン;リオノールブルーNCB(東洋インキ(株)製) マゼンタ;ファストゲンスーパーレッドBN(大日本イン
キ(株)製) イエロー;リオノールイエローGR(東洋インキ(株)
製) 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の画像形成方法によれ
ば、画像形成作業が簡便であり、安定でかつ均一な着色
画像品質が得られ、更には粉じんの吸入による人体への
悪影響がないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明の画像形成方法を工程順に示
す断面図、第5図は実施例で用いたマスクフィルムの平
面図である。 A……感光性シート、B……着色剤附与材料 1……保護シート、2……光硬化性感光層 3……透明シート、4……受像材料 5……着色剤層、6……支持体 7……離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦夫 日野市さくら町1番地 小西六写真工業 株式会社内 (72)発明者 井手 廣司 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三菱化成工業株式会社内 (72)発明者 間山 進也 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三菱化成工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−288820(JP,A) 特開 昭63−147164(JP,A) 特開 昭63−18347(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温にて粘着性を有し、画像露光により露
    光部は光硬化して粘着性が消失し、未露光部は粘着性が
    消失しない光硬化性感光層が、透明シートと保護シート
    との間に積層された構造の感光性シートと、 支持体上の離型性面に、着色剤および高分子結合剤を含
    有する着色剤層が形成された着色剤附与材料と、 受像材料とを用い、 前記保護シートを除去して露出させた前記感光層を
    他の受像材料に接するように積層し粘着させ、 前記透明シート側から活性光線にて画像露光し、 前記透明シートを剥離して全ての露光硬化領域なら
    びに未露光未硬化領域を含む感光層全体を受像材料上に
    残存させ、 前記感光層表面と前記着色剤附与材料の前記着色剤
    層面とを密着させた後、前記着色剤附与材料の支持体を
    離型層と共に剥離し、前記着色剤層のうち前記未露光未
    硬化領域に対応する部分のみを転移させて画像を可視化
    させる ことを特徴とする画像形成方法。
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