JP2537896B2 - アルミ電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
アルミ電解コンデンサの製造方法Info
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- JP2537896B2 JP2537896B2 JP62210507A JP21050787A JP2537896B2 JP 2537896 B2 JP2537896 B2 JP 2537896B2 JP 62210507 A JP62210507 A JP 62210507A JP 21050787 A JP21050787 A JP 21050787A JP 2537896 B2 JP2537896 B2 JP 2537896B2
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- Japan
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- separator
- foil
- aluminum electrolytic
- electrolytic capacitor
- cathode
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子機器に多用されているアルミ電解コンデ
ンサの製造方法に関するものであり、さらに詳しく言え
ば低背化を実現するアルミ電解コンデンサに関するもの
である。
ンサの製造方法に関するものであり、さらに詳しく言え
ば低背化を実現するアルミ電解コンデンサに関するもの
である。
従来の技術 従来のこの種のアルミ電解コンデンサは第4図〜第6
図に示すように構成されていた。すなわち、高純度のア
ルミニウム箔を電気化学的に粗面化することにより表面
積を拡大し、陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成して
なる陽極箔1と陰極箔2とをセパレータ3と共に巻回し
駆動用電解液を含浸してなるコンデンサ素子4を有底筒
状の金属ケース5に収納し、開放端を封口部材6により
封口して完成していた。
図に示すように構成されていた。すなわち、高純度のア
ルミニウム箔を電気化学的に粗面化することにより表面
積を拡大し、陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成して
なる陽極箔1と陰極箔2とをセパレータ3と共に巻回し
駆動用電解液を含浸してなるコンデンサ素子4を有底筒
状の金属ケース5に収納し、開放端を封口部材6により
封口して完成していた。
このようなアルミ電解コンデンサが多用されている電
子機器が小形化薄形化されているため、アルミ電解コン
デンサも小形化,薄形化が切望されて来ている。
子機器が小形化薄形化されているため、アルミ電解コン
デンサも小形化,薄形化が切望されて来ている。
発明が解決しようとする問題点 アルミ電解コンデンサは内部に電解液を封入している
ため、この蒸散を防止するため封口部材の材質,形状な
ど種々の検討がなされている。
ため、この蒸散を防止するため封口部材の材質,形状な
ど種々の検討がなされている。
電解液が封口部材であるゴム状弾性体を透過して外部
へ蒸散するため、また適切な強度の絞り加工を施すため
にも、封口部材にはある程度の厚みが必要である。この
ため、アルミ電解コンデンサを低背化するためには、封
口部材を薄くするのには限界があるため、コンデンサ素
子を薄くする必要がある。
へ蒸散するため、また適切な強度の絞り加工を施すため
にも、封口部材にはある程度の厚みが必要である。この
ため、アルミ電解コンデンサを低背化するためには、封
口部材を薄くするのには限界があるため、コンデンサ素
子を薄くする必要がある。
すなわち、アルミ電解コンデンサを低背化するために
は、より細い幅の電極箔をより多く巻回する必要が生じ
てくる。しかしながら、細幅の電極箔やセパレータを高
速で巻回することは巻きズレが生じたりして極めて困難
であった。
は、より細い幅の電極箔をより多く巻回する必要が生じ
てくる。しかしながら、細幅の電極箔やセパレータを高
速で巻回することは巻きズレが生じたりして極めて困難
であった。
本発明はこのような巻きズレをなくすことを目的とす
る。
る。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題点を解決するために、第1の
セパレータ上に2枚の陽極箔を若干のスキ間を設けて配
置し、第2のセパレータ上に2枚の陰極箔を若干のスキ
間を設けて配置し、これらの陽極箔,陰極箔およびセパ
レータを巻回し、前記スキ間の部分でセパレータを切断
して得られたコンデンサ素子を有底筒状ケースに収納し
開放端を封口部材で密封するものである。
セパレータ上に2枚の陽極箔を若干のスキ間を設けて配
置し、第2のセパレータ上に2枚の陰極箔を若干のスキ
間を設けて配置し、これらの陽極箔,陰極箔およびセパ
レータを巻回し、前記スキ間の部分でセパレータを切断
して得られたコンデンサ素子を有底筒状ケースに収納し
開放端を封口部材で密封するものである。
作用 このような本発明の構成によれば、陽極箔と陰極箔を
幅広のセパレータ上に配置して巻回するため、巻回する
ときの巻きズレなどのトラブルは全く生じない。また、
切断部位が2枚の陽極箔と2枚の陰極箔のスキ間である
ため、切断後陽極箔と陰極箔の接触不良も全く生じな
い。
幅広のセパレータ上に配置して巻回するため、巻回する
ときの巻きズレなどのトラブルは全く生じない。また、
切断部位が2枚の陽極箔と2枚の陰極箔のスキ間である
ため、切断後陽極箔と陰極箔の接触不良も全く生じな
い。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図の図面を用
いて説明する。なお、図中、第4図〜第6図と同一部品
については同一番号を付している。
いて説明する。なお、図中、第4図〜第6図と同一部品
については同一番号を付している。
図において、7は陽極箔であり、高純度アルミニウム
箔を電気化学的に粗面化し、その後陽極酸化を行って誘
電体酸化皮膜を形成してなるもので、約2.5m/m幅に切断
したものである。8は陰極箔であり、これも高純度アル
ミニウム箔を約2.5m/mに切断したものである。さらに3
はセパレータであり、6.6mm幅に切断したものである。
箔を電気化学的に粗面化し、その後陽極酸化を行って誘
電体酸化皮膜を形成してなるもので、約2.5m/m幅に切断
したものである。8は陰極箔であり、これも高純度アル
ミニウム箔を約2.5m/mに切断したものである。さらに3
はセパレータであり、6.6mm幅に切断したものである。
陽極箔7および陰極箔8にはそれぞれ2本の陽極リー
ド9と2本の陰極リード10を溶接した。この様にして得
られた陽極箔7および陰極箔8をセパレータ3と共に巻
回した巻回素子11を第2図に示した。この巻回素子11を
2枚の陽極箔7および2枚の陰極箔8のそれぞれのスキ
間部位において2分して、コンデンサ素子12とした。こ
れを第3図に示す。
ド9と2本の陰極リード10を溶接した。この様にして得
られた陽極箔7および陰極箔8をセパレータ3と共に巻
回した巻回素子11を第2図に示した。この巻回素子11を
2枚の陽極箔7および2枚の陰極箔8のそれぞれのスキ
間部位において2分して、コンデンサ素子12とした。こ
れを第3図に示す。
これらに電解液をそれぞれ含浸し、その後は従来と同
じ様に、有底金属ケースに収納すると共に開放端を封口
ゴムにて封口完成した。なお、電解液の含浸については
巻回素子を2分する前であっても良い。
じ様に、有底金属ケースに収納すると共に開放端を封口
ゴムにて封口完成した。なお、電解液の含浸については
巻回素子を2分する前であっても良い。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、外径寸法とし
て直径4mm、長さ6mm、定格16VW10μFのアルミ電解コン
デンサは、従来は2.5mmの電極箔と3.2mmのセパレータを
用いて巻回していたが、2.5mmの電極箔と6.6mmのセパレ
ータを用いて巻回するため、高速巻回をしても、巻ズレ
が全く生じなく、低背化したアルミ電解コンデンサが容
易に得られる。
て直径4mm、長さ6mm、定格16VW10μFのアルミ電解コン
デンサは、従来は2.5mmの電極箔と3.2mmのセパレータを
用いて巻回していたが、2.5mmの電極箔と6.6mmのセパレ
ータを用いて巻回するため、高速巻回をしても、巻ズレ
が全く生じなく、低背化したアルミ電解コンデンサが容
易に得られる。
第1図〜第3図は本発明の一実施例によるアルミ電解コ
ンデンサの要部製造工程を示す斜視図、第4図および第
5図は従来のアルミ電解コンデンサの巻回素子の製造工
程を示す斜視図、第6図は従来のアルミ電解コンデンサ
の断面図である。 3……セパレータ、7……陽極箔、8……陰極箔、11…
…巻回素子、12……コンデンサ素子。
ンデンサの要部製造工程を示す斜視図、第4図および第
5図は従来のアルミ電解コンデンサの巻回素子の製造工
程を示す斜視図、第6図は従来のアルミ電解コンデンサ
の断面図である。 3……セパレータ、7……陽極箔、8……陰極箔、11…
…巻回素子、12……コンデンサ素子。
Claims (1)
- 【請求項1】第1のセパレータ上に2枚の陽極箔を若干
のスキ間を設けて配置し、第2のセパレータ上に2枚の
陰極箔を若干のスキ間を設けて配置し、これらの陽極
箔,陰極箔およびセパレータを巻回し、駆動用電解液を
含浸する前、もしくは含浸後に、前記陽極箔および前記
陰極箔のスキ間部で前記セパレータを切断して得られた
コンデンサ素子を有底筒状ケースに収納し開放端を封口
部材で密封してなるアルミ電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62210507A JP2537896B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | アルミ電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62210507A JP2537896B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | アルミ電解コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453540A JPS6453540A (en) | 1989-03-01 |
JP2537896B2 true JP2537896B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=16590512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62210507A Expired - Lifetime JP2537896B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | アルミ電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537896B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005047018B4 (de) * | 2005-09-30 | 2014-05-08 | Carl Freudenberg Kg | Elastomerlager mit hydraulischer Dämpfung |
CN113628882A (zh) * | 2021-08-11 | 2021-11-09 | 深圳市柏瑞凯电子科技股份有限公司 | 一种固态铝电容器的制造方法 |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP62210507A patent/JP2537896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453540A (en) | 1989-03-01 |
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