JP2537325Y2 - 機械状態判別機能を有する数値制御装置 - Google Patents

機械状態判別機能を有する数値制御装置

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JP2537325Y2
JP2537325Y2 JP10008990U JP10008990U JP2537325Y2 JP 2537325 Y2 JP2537325 Y2 JP 2537325Y2 JP 10008990 U JP10008990 U JP 10008990U JP 10008990 U JP10008990 U JP 10008990U JP 2537325 Y2 JP2537325 Y2 JP 2537325Y2
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machine state
block
program
axis
machining program
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晃 大野
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日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に数値制御装置(NC装置)において、プ
ログラムチェックを行う際に、マシンロックやバックグ
ラウンド描画等、機械状態を判別する機能を有する数値
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
数値制御(以下、NCと記載)工作機械において、NC加
工を行う場合には、オペレータが、NC加工プログラムを
作成することが多い。そして、このNC加工プログラムの
指令に基づいて、NC装置は、工具または被加工物を制御
し、被加工物の所望の形状、寸法に仕上げる。
また、オペレータは、NC加工プログラムを作成した時
に、プログラムミスが無いかどうかプログラムチェック
を行い、確認後、実際に加工を行う。
一方、主軸にタッチセンサを装着して、被加工物に接
触させ、その位置情報より、穴径寸法の計測は基準穴の
芯出しを行う機能を有するNC工作機械も知られている。
この計測機能や芯出し機能には、スキップ機能(G31)
というGコード指令が使用されている。このスキップ機
能(G31)とは、このGコードに続く軸移動指令の途中
で、スキップ信号(タッチセンサよりのタッチ信号等)
が入力されると、この軸移動指令の残りを中断して、次
ブロックの指令を実行する。そして、NC装置は、スキッ
プ信号入力時の位置情報を利用して、寸法計測や芯出し
を行うのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、作成したNC加工プログラムをマシンロック
やバックグラウンド描画モードで、プログラムチェック
を行う場合には、このNC加工プログラムの指令に沿っ
て、NC工作機械の各軸を移動させずに、移動情報データ
の表示、又は描画表示のみを行う。
このような場合に、スキップ機能(G31)の指令を含
むNC加工プログラムをプログラムチェックすると、軸移
動中にスキップ信号が入力されないため、軸移動指令最
終値まで移動情報データのカウントまたは描画を行い、
次ブロックを実行する。しかし、軸移動指令最終値まで
移動情報データがカウントされると、計測機能、芯出し
機能では、タッチ信号(スキップ信号)の入力無とさ
れ、タッチセンサの異常、または、被加工物の異常と判
断され、アラーム処理がなされてしまう。
そのため、オペレータは、スキップ機能の指令(G3
1)を含む、NC加工プログラムのプログラムチェックを
マシンロックやバックグラウンド描画モードでは行われ
ないように、手動でジャンプさせる操作をしていたが、
非常に煩雑な作業となるという問題点を生じていた。
この考案は、NC工作機械の運転状態をチェックし、マ
シンロックやバックグランド描画モードが選択されてい
る場合には、スキップ機能の指令(G31)を含む、NC加
工プログラムのブロックを自動的にジャンプすることに
より、手動操作を必要としないで、NC加工プログラムチ
ェックを行うことができる機械状態判別機能を有するNC
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本考案にかかる機械状態
判別機能を有する数値制御装置は、数値制御工作機械を
制御する数値制御装置であって、 前記数値制御工作機械が軸移動可能か否かの状態を記
憶している機械状態メモリと、 スキップ機能のGコード指令のブロックを含むNC加工
プログラムのプログラムチェックを行う際に、前記NC加
工プログラムの指令により前記機械状態メモリのデータ
を読み取り、前記機械状態メモリのデータが軸移動不可
の場合には、前記NC加工プログラムで指定されたシーケ
ンス番号に飛び越して、そのブロックにより実行させ、
軸移動可能の場合には、次ブロックを実行させる機械状
態判別手段とを有し、 前記数値制御工作機械の軸移動の状態を自動判別し
て、軸移動不可のとき、前記スキップ機能のGコード指
令のブロックを自動的に飛び越して、前記NC加工プログ
ラムを実行するように構成される。
〔作用〕
NC加工プログラムの指令に沿って、軸移動をしないと
アラーム処理がされてしまう場合、例えば、自動芯出し
用NC加工プログラムの先頭に、機械状態判別用のブロッ
クを挿入しておく。
このNC加工プログラムを実行すると、機械状態判別手
段は、機械状態メモリの所定のアドレスに記憶されてい
る情報を読み出し、軸移動する場合には、そのまま次ブ
ロックを実行し、軸移動しない場合には、機械状態判別
用のブロックで測定されたシーケンス番号のブロックに
飛び越し、そのブロックの指令を実行する。
〔実施例〕
以下、本考案の機械状態判別機能を有するNC装置の一
実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の機能ブロック図、第2図は本考案の
処理を説明するフローチャート、第3図はNC加工プログ
ラムの説明図、第4図は機械状態メモリの説明図であ
る。
第1図において、1はマイクロプロセッサ(CPU)で
あり、バスライン2が接続されている。
3はNC装置のシステムプログラムが記憶されているRO
M、4はデータ等が記憶されているRAMである。
6は表示装置のCRT、7は入力手段のキーボード(K.
B.)である。
8はNC加工プログラムが記憶されているNC加工プログ
ラムメモリである。
5は機械状態が記憶されている機械状態メモリであ
り、例えば、手動操作盤11上のマシンロック選択スイッ
チがマシンロック側に操作されると所定のアドレス(実
施例では、#3010)の5ビット目の状態が「0」から
「1」に切替わる。また、バックグランド側よりこのア
ドレスを読み出すと8ビット目の状態が「1」にフォア
グランド側よりこのアドレスを読み出すと、8ビット目
の状態が「0」になる(第4図参照)。そして、その内
容は所定の操作により表示することも可能である。
9は機械状態を判別処理する機械状態判別手段であ
る。
上記のように構成された本考案の機械状態判別処理を
第2図および第3図を用いて説明する。
第3図に示すように、NC加工プログラム「00001」の
サブプログラム「0 9050」には N100 1F[#3010 GE 16]GOTO 900; の機械状態判別用のブロックが挿入されているものとす
る。
プログラムチェックを行うNC加工プログラムが特定さ
れたら、プロセッサ1はこのNC加工プログラムを1ブロ
ックずつ読み出してくる(ステップS21)。
次に、プロセッサ1は、その読み出したブロックが機
械状態判別指令のブロックか否かを判断する(ステップ
S22)。もし、機械状態判別指令のブロックである場合
には、機械状態判別手段9のプログラムを読み出し実行
する(ステップS23)。
ついで、機械状態メモリ5の所定のアドレスの状態を
読み取り、軸移動しない状態か否かを判別する(ステッ
プS24)。例えば、所定のアドレス(#3010)の5ビッ
ト目または8ビット目が「1」であるか「0」であるか
を判別する。もし、どちらかが「1」の時には、軸移動
しない状態であるので、前記機械状態判別指令ブロック
で指示されたシーケンスNo.(実施例では、N900)にジ
ャンプする(ステップS25)。
ステップS26において、読み出したブロックがプログ
ラムエンドか否かを判別し、プログラムエンドの場合に
は、本考案の処理を終了し、プログラムエンドでない場
合には、ステップS21以下の処理に戻り、次のブロック
を読み出す。また、ステップS22において、機械状態判
別指令ブロックでないと判断された場合には、読み出し
たブロックを実行し(ステップS27)、ステップS26に進
む。
ステップS24において、軸移動可能と判断された場合
にも、ステップS26に進む。
このように、プログラムチェックをしているNC工作機
械の状態が軸移動可能か否かを自動判別して、スキップ
機能(G31)のブロックを飛び越させる操作を自動的に
行うことができる。そのことにより、オペレータは、煩
雑な飛び越すための手動操作を行う必要がなく、プログ
ラムチェックに専念することができ、プログラムチェッ
クが容易になった。
なお、上記実施例では、機械状態判別機能を自動計測
サブプログラムの場合で説明したが、これに限定される
ものではなくマシンロックやバックグラウンド描画のモ
ードなどのほか、スキップ機能(G31)を含むNC加工プ
ログラムをプログラムチェックする際に、軸移動させな
い機械状態の判別を必要とする場合であればよい。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、スキップ機能(G31)を含むNC
加工プログラムであって、機械状態判別用のブロックが
挿入されていれば、スキップ機能(G31)を含むブロッ
クを自動的に飛び越す動作を行うため、オペレータは煩
雑な手動操作を行う必要がなく、NC加工プログラムのプ
ログラムチェック作業が容易になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の機能ブロック図、第2図は本考案の処
理を説明するフローチャート、第3図はNC加工プログラ
ムの説明図、第4図は機械状態メモリの説明図である。 1……マイクロプロセッサ(CPU)、2……バスライ
ン、3……ROM、4……RAM、5……機械状態メモリ、6
……表示装置のCRT、7……入力手段のキーボード、8
……NC加工プログラムメモリ、9……機械状態判別手
段、11……手動操作盤。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御工作機械を制御する数値制御装置
    であって、 前記数値制御工作機械が軸移動可能か否かの状態を記憶
    している機械状態メモリと、 スキップ機能のGコード指令のブロックを含むNC加工プ
    ログラムのプログラムチェックを行う際に、前記NC加工
    プログラムの指令により前記機械状態メモリのデータを
    読み取り、前記機械状態メモリのデータが軸移動不可の
    場合には、前記NC加工プログラムで指定されたシーケン
    ス番号に飛び越して、そのブロックより実行させ、軸移
    動可能の場合には、次ブロックを実行させる機械状態判
    別手段とを有し、 前記数値制御工作機械の軸移動の状態を自動判別して、
    軸移動不可のとき、前記スキップ機能のGコード指令の
    ブロックを自動的に飛び越して、前記NC加工プログラム
    を実行させることを特徴とする機械状態判別機能を有す
    る数値制御装置。
JP10008990U 1990-09-25 1990-09-25 機械状態判別機能を有する数値制御装置 Expired - Lifetime JP2537325Y2 (ja)

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JPH0458707U JPH0458707U (ja) 1992-05-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110851B2 (en) 2003-02-20 2006-09-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Numerically controlled device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7110851B2 (en) 2003-02-20 2006-09-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Numerically controlled device

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