JP2537095Y2 - 印字テープ - Google Patents

印字テープ

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JP2537095Y2
JP2537095Y2 JP1994002926U JP292694U JP2537095Y2 JP 2537095 Y2 JP2537095 Y2 JP 2537095Y2 JP 1994002926 U JP1994002926 U JP 1994002926U JP 292694 U JP292694 U JP 292694U JP 2537095 Y2 JP2537095 Y2 JP 2537095Y2
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雄二郎 石川
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーマルヘッドにて加
熱されることにより発色する感熱染料層を備え、所望の
場所に貼付けることができると印字テープに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このような印字テープとしては、カセッ
トテープやビデオテープ、または各種ファイルのタイト
ル等を作成するための貼付用印字テープが知られてい
る。かかるテープ作成のための従来の印字装置は、貼付
用印字テープとインクリボンとを別個に準備し、両者を
重ね合わせて印字ヘッドにより転写していた。この種の
印字装置の従来例は図3及び図4に示す通りである。図
4に示した貼付用印字テープ20は、ベースフィルム2
1と、そのベースフィルム21と接合する面に接着剤層
23を形成した剥離フィルム22とから形成されてい
る。そして、その貼付用印字テープ20を図3に示すよ
うな印字装置30にセットし、インクリボンカセット3
5のインクリボン34を介して印字ヘッド36により貼
付用印字テープ20のベースフィルム21側に印字を行
っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の印字
装置で印字された貼付用印字テープ20は、使用者によ
り裏面の剥離フィルム22が剥がされたのち、印字され
たインク層24を表にして所望の場所に貼付けられるも
のである。しかしながらこの印字テープ20はベースフ
ィルム21にインク層24が露出した状態で転写印字さ
れているので、外部からの接触等によりインク層24が
剥離されたり汚損されたりしやすく、耐久性が低いとい
う問題点を有していた。
【0004】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、所望の場所に貼付
けることができると共に耐久性が高い印字テープを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案の印字テープは、サーマルヘッドにて加熱され
ることにより発色する感熱染料層と、その感熱染料層の
一面に配設され、感熱染料層を保護する透明性を有した
保護層と、前記感熱染料層の他面側に形成された透明性
を有する接着剤層と、その接着剤層の感熱染料層側の面
とは反対側の面に配設され、熱伝導性の良好な材質で形
成された剥離フィルムとからなる。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本考案によれば、サーマル
ヘッドが保護層側または剥離フィルム側から印字テープ
を加熱すると、その加熱による熱エネルギーが感熱染料
層に伝達されるので、その感熱染料は、感熱発色する。
この加熱染料層の発色により、印字テープに文字や記号
を形成される。この印字テープは、剥離フィルムを剥す
ことにより、感熱染料層が保護層により保護された状態
で所望の場所に貼付けられる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は、本考案にかかる貼付用印字テープ
14に印字を行う印字装置1の主要部の構成を示す説明
図で、印字装置1の内部には、サーマルヘッド2が印字
すべき文字パターンの虚像を印字するように構成され、
印字可能状態においてプラテン3に接する位置に配設さ
れている。このプラテン3は、歯付きベルト4を介しモ
ータ5によって駆動される。後述する貼付用印字テープ
14はサーマルヘッド2とプラテン3との間を通過する
際に印字される。
【0009】印字状態においてサーマルヘッド2は、ば
ね8によってプラテン3側に付勢されている。このサー
マルヘッド2は、ヘッドリリースつまみ7を図1の矢印
A方向に操作することにより、支点0を中心として揺動
してプラテン3からリリースされ、貼付用印字テープ1
4の挿入、交換を容易にする。
【0010】図2は、図1に示した印字装置1において
使用される貼付用印字テープ14の構成を示す説明図で
ある。その貼付用印字テープ14は、本考案の保護層を
形成する耐摩耗性に優れた透明なベースフィルム11
と、そのベースフィルム11の一表面に形成された感熱
染料層12と、その感熱染料層12の他表面側に配設さ
れた剥離フィルム15であって、感熱染料層と接合する
面に接着剤層13を形成した熱導伝性の良好な剥離フィ
ルム15とから構成されている。
【0011】即ち、貼付け用印字テープ14は、図2に
示すように、感熱染料層12の一面にベースフィルム1
1が配設され、感熱染料層12の他面に接着剤層13が
形成され、その接着剤層13の感熱染料層12と接合す
る面とは反対側の面に剥離フィルム15が配設されお
り、ベースフィルム11、感熱染料層12、接着剤層1
3、剥離フィルム15の順で積層されている。
【0012】尚、上記貼付用印字テープ14は、ベース
フィルム11側から見て虚像を印字し、透明ケース等の
内側に貼付た際に透明ケース等に外側から実像が見える
ようにするため、ベースフィルム11だけではなく、接
着剤層13も透明性を有している。
【0013】ここで、ベースフィルム11は厚さ70μ
m程度のポリエステルにて形成されており、また剥離フ
ィルム15は厚さ3μm程度の熱導伝性の良好な材質に
て形成されている。
【0014】次に、以上のような構成よりなる印字装置
1の動作について説明する。
【0015】まず、使用者により貼付用印字テープ14
が、その貼付用印字テープ14の剥離フィルム15側が
サーマルヘッド2と対向するように印字装置1にセット
され、使用者によってあらかじめ入力された印字される
べき文字データの印字命令が為されると、印字装置1の
中央処理部(図示しない)は、その文字データに対応す
るキャラクタ・データをキャラクタ・ジェネレータ(図
示しない)から読み出し、虚像印字用のデータに変換
し、縦方向における1ドット列単位にてサーマルヘッド
2に出力する。
【0016】そして、サーマルヘッド2は、その虚像印
字用のデータに基づいて印字するために、剥離フィルム
15側から貼付用印字テープ14を加熱するために熱エ
ネルギーを発生する。その熱エネルギーは、熱導伝性の
良好な剥離フィルム15及び接着剤層13を介し感熱染
料層12に伝達される。その感熱染料層12は、伝達さ
れた熱エネルギーにより、剥離フィルム15側から見て
印字すべき文字パターンの虚像、即ちベースフィルム1
1側から見て実像となる様な文字パターンの1ドット列
分が感熱発色される。
【0017】サーマルヘッド2により1ドット列分の印
字が終了すると、次のドット列を印字するための印字位
置まで貼付用印字テープ14を送るために、中央処理部
はモータ5を駆動させる。そのモータ5の駆動力は歯付
ベルト4を介しプラテン3に伝達され、プラテン3は図
1の矢印B方向に回転される。そのプラテン3の回転に
伴って、貼付用印字テープ14は次の印字位置まで送ら
れる。
【0018】上記の動作を繰り返すことにより、貼付用
印字テープ14に所望の文字列が作成される。使用者は
その貼付用印字テープ14を所望の貼付場所に貼付ける
ために、剥離フィルム15を剥がし、接着剤層13を貼
付場所に圧接されることにより、貼付動作を完了する。
その際、感熱染料層12は、外部からの接触等に対しベ
ースフィルム11によって保護されるので、発色した感
熱染料の剥離・汚損等が防止でき、貼付用印字テープ1
4の耐久性を向上させることができる。
【0019】また、本実施例の印字装置1においては、
感熱染料層12を貼付用印字テープ14内に備えたこと
により、インクリボンカセットやその他のインクリボン
を送る装置が不要となるため、印字装置1の小型化及び
低価格化が可能であり、インクリボンの交換時期が問題
となることもないから、操作性の優れた印字装置1を得
ることができる。
【0020】尚、本実施例の印字装置1に使用された貼
付用印字テープ14のベースフィルム11は、透明なも
のが用いられていたが、半透明若しくはインク色と異な
る色のベースフィルム11を用いてもよい。
【0021】また、本実施例の印字装置1に貼付用印字
テープ14を挿入する際に、予め表裏逆に挿入させてお
けば、ベースフィルム11側から見て虚像を印字するこ
とが可能となり、その貼付用印字テープ14を透明ケー
ス等の内側に貼付けた際に透明ケース等の外側から見て
実像となるような貼付用印字テープ14を作成すること
ができる。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本考案の印字テープは、剥離フィルムを剥すことにより
所望の場所に貼付けることができると共に、保護層が感
熱染料層を保護するため、印字された感熱染料の剥離・
汚損等が防止でき、印字テープの耐久性を向上させるこ
とができる等の効果を奏するものである。
【0023】また、本考案の印字テープによれば、保護
層側から加熱するか、剥離フィルム側から加熱するかを
選択することにより、印字結果が保護層側から見て実像
となる印字テープまたは剥離フィルム側から見て実像と
なる印字テープを選択的に作成可能となり、貼付け場所
に応じた印字テープを容易に作成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の主要部の構成を示す説明図である。
【図2】貼付用印字テープの構成を示す説明図である。
【図3】従来の印字装置の構成を示す説明図である。
【図4】従来の印字装置に用いられる貼付用印字テープ
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2 サーマルヘッド 11 ベースフィルム 12 感熱染料層 13 接着剤層 14 貼付用印字テープ 15 剥離フィルム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドにて加熱されることによ
    り発色する感熱染料層と、 その感熱染料層の一面に配設され、感熱染料層を保護す
    透明性を有した保護層と、 前記感熱染料層の他面側に形成された透明性を有する
    着剤層と、 その接着剤層の感熱染料層側の面とは反対側の面に配設
    され、熱伝導性の良好な材質にて形成された剥離フィル
    ムとからなることを特徴とする印字テープ。
JP1994002926U 1994-03-29 1994-03-29 印字テープ Expired - Lifetime JP2537095Y2 (ja)

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JP1994002926U JP2537095Y2 (ja) 1994-03-29 1994-03-29 印字テープ

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JPH0711345U JPH0711345U (ja) 1995-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940636B2 (ja) * 1982-09-17 1984-10-01 日本電信電話株式会社 熱記録媒体
JPS59101396A (ja) * 1982-12-03 1984-06-11 Ricoh Co Ltd 感熱記録用転写媒体
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