JP2536855Y2 - サポーター - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は膝、肘等の関節部及びその近傍を覆うサポー
ターであって、詳しくは、遠赤外線を放射させて血液の
血行を促進し、加えて、各関節部及びその近傍に点在す
る人体の経穴、経絡を圧迫させてマッサージ効果を得る
サポーターに関するものである。

〔従来の問題点〕

従来、多種類のサポーターが商品化され市販されてい
るが、その殆どが伸縮性を有するゴム製又は布製等であ
って、単に関節部及びその近傍を覆い締め付けると共
に、外部の衝撃から各関節部を保護するためのものであ
った。

〔考案の目的〕

本考案は従来例のない画期的なサポーターを提供する
もので、伸縮性を有した極薄基布の表面へ、シリコーン
主剤に多種類の微粉末鉱石を混和させて点在固化させた
ことによって遠赤外線を放射させ、人体の深層部まで該
遠赤外線によって加熱させて血液の血行を促進し、人体
の細胞の働きを活発化し、新陳代謝を促進させ、更に、
人体の各関節及びその近傍に点在する経穴、経絡を点在
する基剤によって圧迫してマッサージ効果を得るサポー
ターを提供する目的である。

〔考案の構成〕

本考案の構成は、極薄基布の表面へ褐廉石と沸石と英
ひん岩等との微粉末鉱石をシリコーン主剤に混和させた
基剤を点在させて配設し、基剤を極薄基布に固着し、極
薄基布の裏面の上下端辺へ段織ゴムをシリコーン系接着
剤で貼着し、極薄基布を縫着して筒状に形成した構成で
ある。

〔考案の実施例〕

以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明する。

第１図は本考案の実施例の全体平面図であり、第２図
は要部拡大断面図ある。

本考案は膝、肘等の関節部及びその近傍を覆うサポー
ター１であって、詳しくは、遠赤外線を放射させて血液
の血行を促進し、加えて、各関節部及びその近傍に点在
する人体の経穴、経絡を圧迫させてマッサージ効果を得
るサポーター１に関するものであり、伸縮性を有した極
薄基布２の表面へ褐廉石と沸石と英ひん岩等との多種類
の微粉末鉱石をシリコーン主剤に混和させた基剤３を点
在させて多数個配設し、該夫々の基剤３を加熱乾燥して
固化させ極薄基布２の布面より稍々膨出状として固着
し、前記極薄基布２の裏面の上下端辺へ若干巾の段織ゴ
ム４をシリコーン系接着剤５で夫々貼着し、前記極薄基
布２の巾方向の両端部を縫着して筒状に形成したもので
ある。

即ち、本考案のサポーター１は人体の各関節部、つま
り、膝、足首、肘、手首、腰等の各関節部及びその近傍
の外周を覆うために筒状に形成したものであり、実施例
の膝用のサポーター１の極薄基布２の布厚は0.7mm程度
の極薄の布を使用しており、縦方向及び横方向には170
乃至190％の伸縮性を有し且つ耐久性にも優れているも
のである。

そして、基剤３はシリコーン油、シリコーン樹脂、シ
リコーンゴム、シリコーングリス等のシリコーンを主剤
としたものであり、該主剤へ褐廉石と沸石と英ひん岩等
の天然鉱石を微粉末状に加工し、13乃至16種類の微粉末
鉱石を多種類を混和させて粘性液状としたものであり、
前記粘性液状の基剤３を適量宛点在させて多数個配設す
るものであるが、その配置は等間隔で極薄基布２の全面
に施しても、或いは、任意な箇所に限定して配しても良
いものであり、その大きさも間隔も特に限定するもので
はないが、実施例のサポーター１では基剤３の直径6mm
程度で、極薄基布２に対して45度傾斜させて13mm程度の
等間隔を有して162個の水玉模様状に配設したものであ
り、次いで、粘性液状の基剤３を加熱させることによっ
て乾燥させて、前記極薄基布２の布面より稍々膨出させ
た状態で固化させ、基剤３の接着面と極薄基布２の表面
層とは食い込んだ状態で固着したもので離脱する虞れは
皆無である。

前記極薄基布２の裏面の上下端辺へ若干巾の段織ゴム
４をシリコーン系の接着剤５で夫々貼着させたものであ
り、前記段織ゴム４は極薄基布２の上下端辺へ貼着する
ことによって積層させて、補強と着用時に上下端辺のめ
くれるのを防止すると共に上下端辺がずれないように人
肌と確りとフィットするものであり、極薄基布２と段織
ゴム４とシリコーン系接着剤５とは積層された状態と成
っているが夫々の伸縮率が略同程度のものを使用してい
るために、経時の着用の伸縮にも剥離する虞れはないも
のである。

そして、前記極薄基布２の巾方向の両端部を重合して
縫着させて筒状に形成したものであるが、各関節部に確
りフィットするように上下端のサイズを相違させたテー
パー状に形成しても構わないものである。

本考案のサポーター１は多種類の天然鉱石の微粉末鉱
石をシリコーンを混和させた基剤３を用いているため、
着用時の体温による昇温によって活発に４乃至1000μｍ
の遠赤外線を放射させるものであり、その遠赤外線によ
って人体の関節部及びその近傍の深層まで遠赤外線が届
き、血液の血行が促進し、細胞の働きが活発化し、新陳
代謝の促進が計られ、加えて、天然鉱石の有する消臭特
性によって消臭効果も得られるものである。

本考案に用いられている基剤３はシリコーンへ天然鉱
石の微粉末を多種類混和して乾燥固化させたもので、経
時に亘っての使用にも人体へは何等悪影響を及ぼすもの
ではないものであり、シリコーンも酸素の透過性に優
れ、熱や化学薬品にも変化しにくく、永年使用しても劣
化しない性質を持ち半永久的に効果を発揮するものであ
り、サポーター１の極薄基布２或いは段織ゴム４等のの
耐用年月をはるかに越える効果を継続できるものであ
る。

本考案のサポーター１は、人体の関節部及びその近傍
の接触する極薄基布２の全面へ適量の基剤３を点在配設
させて表面から膨出状として固着したものであり、該膨
出状の基剤３と伸縮性を有した極薄基布２の圧迫によっ
て適宜なマッサージ効果を与える効果も有するものであ
る。

〔考案の効果〕

本考案のサポーターは前述の如く、遠赤外線を放射さ
せて、遠赤外線波長が身体の深層までいきわたり、血液
の血行を促進し、細胞を活性化し、発熱、発汗効果と、
遠赤外線による細菌の増殖を防ぐ坑菌効果と、鉱石特性
による防臭効果と、膨出状の理想的に配設された基剤に
よる指圧効果とを共に有し、加えて、その夫々の効果も
半永久的に継続させるサポーターを提供できるものであ
り、画期的であり、耐久性に優れていることは勿論、安
全性、機能性にも優れた有意義な考案である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の実施例の斜視図である。第２図は要部
拡大断面図ある。 １……サポーター、２……極薄基布、３……基剤、４…
…段織ゴム、５……シリコーン系接着剤。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】人体の各関節部を覆うサポーターであっ
   て、 伸縮性を有した極薄基布の表面へ褐廉石と沸石と英ひん
   岩等との多種類の微粉末鉱石をシリコーン主剤に混和さ
   せた基剤を点在させて多数個配設し、該夫々の基剤を加
   熱乾燥して固化させ極薄基布の布面より稍々膨出状とし
   て固着し、前記極薄基布の裏面の上下端辺へ若干巾の段
   織ゴムをシリコーン系接着剤を夫々貼着し、前記極薄基
   布の巾方向の両端部を縫着して筒状に形成したことを特
   徴とするサポーター。