JP2534772Y2 - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

自動壁紙糊付機

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JP2534772Y2
JP2534772Y2 JP3855392U JP3855392U JP2534772Y2 JP 2534772 Y2 JP2534772 Y2 JP 2534772Y2 JP 3855392 U JP3855392 U JP 3855392U JP 3855392 U JP3855392 U JP 3855392U JP 2534772 Y2 JP2534772 Y2 JP 2534772Y2
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roll
gluing
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glue
rolls
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JP3855392U
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JPH0591900U (ja
Inventor
源蔵 佐野
Original Assignee
ヤヨイ化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動壁紙糊付機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の自動壁紙糊付機の構成を示
す説明図である。図に示す通り、従来の自動壁紙糊付機
は、ロール状に巻かれた壁装材(クロス)を懸架する台
2と、糊付け後のクロスを受けるクロス折り畳み板5と
の間に糊桶3を備えた糊付機本体1を脚4上に設置し、
この本体部1に種々のロール装置6〜11を組み込ん
で、これらのロール装置6〜11をモータ12で駆動す
る自動糊付機として構成されている。
【0003】前記各種ロールの組み込みは、糊桶3の両
側に位置するアルミ製などのフレーム板(軸受板)に軸
受された比較的重量の大きな糊付けロール6と、前記糊
付けロール6への糊付け量を調整するドクターロール7
と、前記糊付けロール6の下流側に位置して前記壁装材
に転写塗布された糊を均す均しロール8と、前記均しロ
ール8との間で前記壁装材に張力を付与して送り出すド
ライブロール9と、前記糊付けロール6の上流側の位置
で上下から前記壁装材をピンチしながら取り込むピンチ
ロールを構成する一対の上下ロール10と、前記糊付け
ロール6と前記上側ロールとの軸間で前記壁装材を上か
ら押えて前記壁装材が前記糊付けロールに所定の周長以
上で接するようにする押えロール11とがあり、各ロー
ルの内の必要なロール軸端に歯車を取り付けて各ロール
が所定の周速比で連動するように各ロールの一端側に設
置された単一のモータ12により駆動しており、モータ
12は本体1の上面に設置された操作盤13により制御
されている。
【0004】図7は従来の自動壁紙糊付機の回転状態を
示す説明図である。図に示す通り、従来の自動壁紙糊付
機は、比較的重量の大きな糊付けロール6と、前記糊付
けロール6の下流側に位置して前記壁装材に転写塗布さ
れた糊を均す均しロール8と、前記糊付けロール6の上
流側の位置で上下から前記壁装材をピンチしながら取り
込むピンチロールを構成する一対の上下ロールのうちの
下側ピンチロール10’が同一回転方向であるが、前記
糊付けロール6と前記均しロール8との間で前記壁装材
に張力を付与して送り出すドライブロール9と、前記糊
付けロール6と前記ピンチロールのうちの上側ピンチロ
ール10との軸間で前記壁装材を上から押えて前記壁装
材が前記糊付けロールに所定の周長以上で接するように
する押えロール11と、前記糊付けロール6への糊付量
を調整するドクターロール7は逆回転である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】糊付け作業が終了した
際に次回の作業のために、糊桶3及び壁装材の下側に位
置する各ロール6、7、8、10’等に付着した糊をき
れいに洗浄する必要がある。この場合、上側の各ロール
9、10、11をフレーム板の上半部と共にヒンジ接続
により開いて、下側の各ロール6、7、8、10’を露
出させ、洗浄のためにモータを駆動させ、各ロール6、
7、8、10’を回転状態にすると、下側ピンチロール
10’とドクターロール7は互いに回転方向が逆にな
る。均しロール8は糊付ロール8から充分な距離がある
位置に設置してあるが、下側ピンチロール10’とドク
ターロール7は互いの間隔が手指の太さより狭い位置に
設置してあり、しかも両ロール7、10’間は内側へ向
う回転方向となっているので、モータによってロール
6、7、10’を回転させながら洗浄をする際に、スポ
ンジ、雑巾、手指等がロール7、10’間に巻き込まれ
てしまう危険があった。
【0006】本考案は、ロールの洗浄時に下側ピンチロ
ールとドクターロールとの間に雑巾や手指が巻き込まれ
る危険のない、安全に洗浄することのできる自動壁紙糊
付機を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る自動壁紙糊
付機では、モータにより連動して回転駆動される複数の
ロールによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動
させつつ、糊桶内の糊を糊付けロールにより前記壁装材
の裏面に連続的に転写塗布する自動壁紙糊付機におい
て、入側ピンチロールの下側ロールをフレーム側板に設
けられた上下方向の長穴又はU字穴によって軸受したも
のである。
【0008】
【作用】本考案においては、フレーム側板に設けられた
上下方向の長穴又はU字穴によってピンチロールの下側
ロールを軸受しているので、洗浄に際しては下側ロール
の軸受を長穴上方へ移動させることにより、下側ロール
とドクターロールとの間隔を広げて同時に下側ロール回
転伝達ギアを孤立させてその回転を止めた状態にでき、
あるいは下側ロールの軸受をU字穴から抜去して下側ロ
ールを完全に外してしまうことにより、危険なロール間
隔自体をなくしてしまうことが可能である。従って最も
洗浄を必要とする糊付けロールとドクターロールの洗浄
をモータによる回転と共に安全に行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の自動壁紙糊付機の一実施例の
構成を示した説明図で、壁紙糊付機20は、脚部24で
支えられた糊桶23内蔵の本体部21と、本体部21の
後面側に架台22によって回転可能に支持されたクロス
ロール27と、本体部21の前面側に配置されたクロス
折り畳み板25とによって主に構成されている。
【0010】壁装材すなわちクロスはクロスロール7に
巻かれておりまた、本体部21には内部の糊桶23上で
開閉可能な本体上部構体35が後面側で下部構造体にヒ
ンジ接続されていて、クロス7は本体上部構体35と下
部構造体との間に通されている。上部構体35にはロー
ル面を覆う上面カバー34が着脱自在に装着される。ま
た、糊付機本体部21の前面にはクロスを幅方向に切断
する際のカッターガイド36が設けられている。
【0011】本体部21には、糊桶23上のクロス通過
面の下方部分において、クロス取り込み用のピンチロー
ルを構成する下側ピンチロール30’、糊付けロール2
6、および均しロール28が平行に配列されて配置され
ている。糊付けロール26はフレーム側板37に圧入さ
れたボールベアリングにより軸受され、均しロール28
はフレーム側板37に穿たれた孔に直接または固定潤滑
リングを介して軸受され、下側ピンチロールはフレーム
側板37に設けられた長穴60(図3)を介して軸受さ
れている。
【0012】本体上部構体35には、クロス通過面の上
方部分において、取り込み用の前記ピンチロールを構成
する上側ピンチロール30とクロスに送り出し張力を付
与するためのドライブロール29とが平行に配列され、
これらは上部構体35のフレーム側板38に穿たれた孔
に直接または固体潤滑リングを介して軸受されている。
また上側ピンチロール30とドライブロール29との間
にはクロスを上から押えて追従回転する押えロール31
が平行に配置されている。
【0013】本体部21と本体上部構体35とはそれぞ
れのフレーム側板同士で後面側においてヒンジ接続され
ており、互いに閉じた状態では各ロールが所定の位置を
取り、この状態では上下のピンチロール30と30’と
が間にクロスをピンチし、またドライブロール29と均
しロール28とが間にクロスを介して接近するようにな
っている。
【0014】図2はコントロールボックスの側面を示す
説明図であり、図3はコントロールボックスの糊付機本
体への取付けの説明図である。図2に示す通り、各ロー
ルを駆動するモータ32は操作パネル45を有したコン
トロールボックス43に装備されている。
【0015】図3に示す通り、本体部21およびその本
体上部構体35はそれぞれ内部に左右の軸受板としての
一対ずつのエンジニアリングプラスチック製のフレーム
側板37及び38を有している。本体部21の一方のフ
レーム側板37には更に上部が開放となった保持枠40
が取り付けられ、その内部には掛止ピン41が突設され
ている。一方、保持枠40の内形に合致する嵌合面42
を有したコントロールボックス43が本体部21の一端
部に取り付けられる。コントロールボックス43の嵌合
面42には、保持枠40の掛止ピン41と係合する掛止
溝44が上下方向に穿設されている。また、コントロー
ルボックスの下面にはバネ機構で常に保持枠側へ付勢さ
れているロックピン46が設けられ、対向する保持枠4
0の下部にはロック孔47が設けられている。
【0016】コントロールボックス43の取り付けは、
図3の矢印Aに示す通り、嵌合面42を保持枠40内に
当接させる。この場合、掛止ピン41が掛止溝44の下
方に係合させるように調節し、上方から下方にスライド
させて掛止ピン41を掛止溝44の上部に掛止させる。
このとき、コントロールボックス43の下面に設置した
ロックピン46が保持枠40の下部に穿設されたロック
孔47に嵌合して、コントロールボックスの上方への移
動を阻害し、最適位置に固定する。尚、50は糊付機本
体に種々設置したセンサからの情報をコントロールボッ
クス内に導入するセンサプラグである。
【0017】モータ32の回転はモータギア48から糊
付けロールギア49によって糊付けロール26に伝達さ
れ、更に糊付けロール26の他端側で別のギアにより下
側ロール30’とドクターロール33に伝達される。均
しロール28は次に述べるように均しロール28のギア
を介して糊付けロールのギアにより駆動される。更に本
体上部構体については、それが本体部21上に閉じられ
た状態でドライブロール29が均しロール28のギアと
糊付けロールのギアとの間に結合されて駆動され、他の
押えロール31と上側ピンチロール30はクロスとの接
触で回転する遊輪である。
【0018】糊付け作業に際しては、本体上部構体35
を開いてクロスロールからクロスの先端を引き出し、本
体後面側から上下ピンチロール30.30’の間を通し
て前面側に垂らし、本体上部構体35を閉じてからモー
タ32を所定の初期量だけ駆動する。モータ32の駆動
によってギアで連結された各ロールが所定の周速比で回
転し、これによって糊付けロール26に付着された桶内
の糊がドクターロール33であらかじめ調整された適量
に制御され、押えロール31による押え効果のもとに糊
付けロール26の回転と共に移動するクロスの裏面に糊
付けロール26の表面の糊が転写付与される。
【0019】糊付けされたクロスは次いでドライブロー
ル29と均しロール28とによって適度な張力を与えら
れた状態で牽引されて本体前面に出てくるが、この際に
均しロール28の周速差による糊面の均し作用が与えら
れる。クロスが初期量だけ前面に出てきたらモータ32
を一旦停止して先端の糊未付着部分をカッターガイド3
6に沿ってカッターで切断し、次にコントロールボック
ス43の操作パネルから所要のクロス長を入力し同様に
モータ32を駆動すると、全長の裏面に糊付けされた所
要長さのクロスが前面のクロス受け(トレイ25)に折
り畳まれた状態で推積する。
【0020】図4はフレーム側板37、38の側面を示
す説明図である。図4に示す通り、下側ピンチロール3
0’の軸受は長穴60によって支持されており、本体上
部構体を開けて洗浄をする際に下側ピンチロール30’
を上方に持ち上げるとドクターロール33の間の間隔が
広がり、また同時に下側ピンチロール30’の駆動系の
ギアが離れ、下側ピンチロール30’を汚したり、ドク
ターロール33との間隔にスポンジや雑巾等が巻込まれ
ずに洗浄することができる。
【0021】図5は図4の長穴60の代りにU字穴70
を設けたものである。下側ピンチロール30’の軸受を
U字穴70で支持すると下側ピンチロール自体を本体よ
り外すことができる。バネ71は糊付け作業中に下側ピ
ンチロール30’の位置がずれないように必要に応じて
設けられるものである。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上説明した通り、フレーム側
板に設けられた長穴又はU字穴によって下側ピンチロー
ルを軸受したから、洗浄に際して下側ピンチロールを上
方に移動させたり、または取り外したりすることがで
き、従って安全に洗浄ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動壁紙糊付機の一実施例の構成を示
す説明図である。
【図2】コントロールボックスの側面を示す説明図であ
る。
【図3】コントロールボックスの糊付機本体への取付の
説明図である。
【図4】フレーム側板に下側ピンチロールの軸受を長穴
で支持した説明図である。
【図5】フレーム側板に下側ピンチロールの軸受をU字
穴で支持した説明図である。
【図6】従来の自動壁紙糊付機の構成を示す説明図であ
る。
【図7】従来の自動壁紙糊付機の回転状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
20:壁紙糊付機、21:糊付機本体部、23:糊桶、
24:脚部、25:クロス折り畳み板、26:糊付けロ
ール、28:均しロール、29:ドライブロール、3
0:上側ピンチロール、30’:下側ピンチロール、3
2:モータ、33:ドクターロール、36:カッターガ
イド、37:フレーム側板、60:長穴、70:U字
穴、71:バネ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより連動して回転駆動される複
    数のロールによりシート状壁装材を所定の経路に沿って
    移動させつつ、糊桶内の糊を糊付けロールにより前記壁
    装材の裏面に連続的に転写塗布する自動壁紙糊付機にお
    いて、 入側ピンチロールの下側ロールを、フレーム側板に設け
    られた長穴又はU字穴によって軸受したことを特徴とす
    る自動壁紙糊付機。
JP3855392U 1992-05-14 1992-05-14 自動壁紙糊付機 Expired - Lifetime JP2534772Y2 (ja)

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JPH0591900U JPH0591900U (ja) 1993-12-14
JP2534772Y2 true JP2534772Y2 (ja) 1997-05-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6017862B2 (ja) * 2012-07-03 2016-11-02 ヤヨイ化学工業株式会社 クロス受け板及び該クロス受け板を収納する自動壁紙糊付機

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JPH0591900U (ja) 1993-12-14

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