JP2534478Y2 - 粗糸ボビン搬送装置におけるボビンキャリッジ貯蔵装置 - Google Patents

粗糸ボビン搬送装置におけるボビンキャリッジ貯蔵装置

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JP2534478Y2
JP2534478Y2 JP1990031530U JP3153090U JP2534478Y2 JP 2534478 Y2 JP2534478 Y2 JP 2534478Y2 JP 1990031530 U JP1990031530 U JP 1990031530U JP 3153090 U JP3153090 U JP 3153090U JP 2534478 Y2 JP2534478 Y2 JP 2534478Y2
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bobbin
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隆 小木曽
喜男 倉知
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はボビンキャリッジに粗糸ボビンを吊下して複
数の粗紡機と多数の精紡機間を自動的に搬送する粗糸ボ
ビン搬送装置におけるボビンキャリッジの貯蔵装置に関
するものである。
従来の技術 通常粗紡機と精紡機の錘数比率(粗糸ボビン比率)は
1:4、ロング精紡機の場合は1:8にして複数の粗紡機と多
数の精紡機間における粗糸ボビンの自動搬送を行ってい
る。そのために1台の精紡機の粗糸ボビンを一斉に交換
するときには粗紡機で4回以上又は8回以上玉揚げした
満粗糸ボビンを吊下した満ボビンキャリッジをストック
レールに貯蔵しておく必要がある上に、粗紡機の管替作
業に支障のないように多数の空ボビンを吊下した空ボビ
ンキャリッジをストックレールに貯蔵しておかなければ
ならない。そのために従来の満ボビンキャリッジストッ
クレールと空ボビンキャリッジストックレールは特開昭
51−147633号公報に開示されているように各粗紡機のク
リールに設けた粗紡機用レールと粗紡機の管替用レール
と並設して工場の片側に多数のボビンキャリッジを貯蔵
していた。
考案が解決しようとする課題 工場の片側に多数の満ボビンキャリッジストックレー
ルと空ボビンキャリッジストックレールを別途設けるた
めには、広い貯蔵スペースが必要となり、ストックレー
ルの下方には精紡機も粗紡機も設置できないので工場の
有効利用の点で問題となる。また、多品種の粗糸ボビン
を扱う工場において満ボビンキャリッジと空ボビンキャ
リッジを1個所に集中すると、これらを自動搬送するた
めのコンピュータ制御が繁雑となり効率の良い自動搬送
を行うことが困難であり、特にボビンキャリッジに牽引
車(機関車)を連結して搬送する場合には牽引車を配車
しなければならないのでその制御も繁雑となる。
課題を解決するための手段 斯ゝる問題点を解決するべく本考案は、ボビンキャリ
ッジに粗糸ボビンを吊下して複数の粗紡機と多数の精紡
機間を自動的に搬送する粗糸ボビン搬送装置において、
各粗紡機の台裏に、バーチカルクリールピラーとホリゾ
ンタルクリールピラーを組み合わせて成るクリールピラ
ーを機台長手に沿って複数床面上に立設し、ホリゾンタ
ルクリールピラーに、その下方に配置されるスライバー
ケンスからのスライバーを案内するセパレータを取り付
けるセパレータロッドを取付け、クリールピラーには、
前記ホリゾンタルクリールピラー上方に別のホリゾンタ
ルクリールピラーを備えさせ、その別のホリゾンタルク
リールピラーに機台に沿う方向の複数本のストックレー
ルを並設し、それらのストックレールを、ストックレー
ルに満粗糸ボビン又は空ボビンを吊下したボビンキャリ
ッジを案内したときに、そのボビン下端が、セパレータ
ロッドを取り付けたホリゾンタルクリールピラーの僅か
上方高さとなる位置に設けて、少なくとも精紡機1台分
の満粗糸ボビンまたは空ボビンを吊下したボビンキャリ
ッジをスライバーケンス上方位置に貯蔵可能としたこと
を特徴とする。
作用 粗紡機1台ごとに、精紡機の紡出運転中に粗紡機で玉
揚げした精紡機1台分の満粗糸ボビンを複数本のボビン
キャリッジに吊下して、機台裏のクリールピラーに設け
た、スライバーケンスの上方位置のストックレールに貯
蔵することができ、大量のボビンを貯蔵できるものであ
っても、貯蔵スペースを格別要しない。そのストックレ
ールは、クリールピラーのスライバーケンスのスライバ
ーを案内するセパレータを取り付けるセパレータロッド
が取り付けられるホリゾンタルクリールピラーに対し
て、ストックレールに満粗糸ボビン又は空ボビンを吊下
したボビンキャリッジを案内したときに、そのボビン下
端が前記ホリゾンタルクリールピラーの僅か上方高さと
なる位置に設けてあるので、全体の高さを低くできる。
実施例 粗紡機と精紡機の錘数比率が1:4の実施例について以
下説明する。本実施例においては粗紡機1の手前に特公
昭63−61414号公報記載の自動管替装置2が設置され、
自動管替装置2の一端に特公昭63−30418号公報記載の
粗糸ボビン移送装置3が設置されている。ボビンキャリ
ッジ4は周知の如く精紡機のスピンドルピッチの2倍の
間隔で粗紡機1台分のボビンハンガー5が吊下されてい
る。紡出中の粗紡機が満管に近づくと、ボビンキャリッ
ジ4に吊下されている空ボビン6を粗糸ボビン移送装置
3によって自動管替装置2のペッグコンベヤ8のペッグ
9に2個づつ移し、粗紡機が満管になると自動管替装置
2によって粗糸ボビン(以下単に満ボビンという)と空
ボビンを一斉に管替した後、ペッグコンベヤ8のペッグ
上の満ボビン7を粗糸ボビン移送装置3によってボビン
キャリッジ4のボビンハンガーに挿着する。即ち粗紡機
が満管になる毎にボビンキャリッジ4の空ボビンは自動
的に満ボビンと交換するようになっている。
粗紡機1の台裏の床上に粗紡機の錘数と同数のスライ
バーケンス11が4列に並べて置いてある。これらのスラ
イバーケンス11を囲むように下記の構成よりなるクリー
ルピラー10が床面上に立設されている。クリールピラー
10は、前後一対のバーチカルクリールピラー12、13と一
対のホリゾンタルクリールピラー14、15を4個のエルボ
16で連結して鳥居状に枠組し、ピラー12と14に取付けた
サポートブラケット17にサポートステー18をボルト締め
して補強されている。バーチカルクリールピラー12、13
の下端に取付けたスタンド台19を床面に据付けて複数個
(図示例は7個)のクリールピラー10が略等間隔で機台
長手に沿って並設されている。ホリゾンタルクリールピ
ラー15の下側には4本のセパレータロッド20が図示を省
略したフィードローラブラケットによってピラー15に取
付けられて、立設した複数個のクリールピラー10は互い
に安定した状態に保持されている。スライバーケンス11
の上方のセパレータロッド20にはスライバー21を案内す
る二又状のセパレータ40が取付けられている。ホリゾン
タルクリールピラー14の下側には,精紡機1台分の満ボ
ビンを貯蔵できるように4本のストックレール22と隣の
粗紡機の管替用レール23が夫々のレールにボルト締めし
た吊具24によってホリゾンタルクリールピラー14に取付
けられている。第1図から明らかなように、4本のスト
ックレール22は、自体がボビンを吊下したボビンキャリ
ッジ4を案内したとき、そのボビン下端が、前記下側の
ホリゾンタルクリールピラー15の僅か上方に位置する高
さに取り付けてある。この構造から、スライバーケンス
11上方位置にストックレール22を設ける場合でも、クリ
ールピラー10の高さが低く押えられることが容易に理解
される。
4本のストックレール22の一端側は管替用レール23
に、他端側は粗紡機1と精紡機33を結ぶ主搬送レール25
に連結されている。第3図に示すように精紡用レール27
は精紡機のクリールの下に4本取付けてあって、満ボビ
ンを吊下した満ボビンキャリッジを精紡機33のスピンド
ルと対向する位置で停止して紡出するようになってい
る。精紡機33と粗紡機1を結ぶ戻り搬送レール28の途中
に精紡機で紡出の終った粗糸ボビンの残糸を取り除く残
糸除去装置30と残糸ボビンを吊下したボビンキャリッジ
4を一時的に貯蔵する4本の残糸ボビンストックレール
29が設けてある。図示は省略したがストックレール22、
精紡用レール27、残糸ボビンストックレール29、主搬送
レール25、戻り搬送レール28の各レールには一対の回転
円板でボビンキャリッジ4の巾方向を挾持してボビンキ
ャリッジ4を長手方向に送る特公昭63−29016号公報記
載のボビンキャリッジ搬送装置が、ボビンキャリッジ4
の全長より短い間隔で複数組配設され、各レールの分岐
点には同公報記載の転轍機が設けられていて、ボビンキ
ャリッジ4を自動的に搬送するようになっている。
前記の如く精紡機の紡出運転中に粗紡機で玉揚げされ
た満ボビンは夫々の粗紡機のストックレール22に貯えら
れている。精紡機の紡出が終って粗糸交換のために精紡
機が運転を停止すると作業者は粗糸を切断して完了信号
を発する。その信号によって精紡用レール27の残粗糸ボ
ビンを吊下したボビンキャリッジ4は戻り搬送レール28
を通って残糸ボビンストックレール29に運ばれると同時
にストックレール22のボビンキャリッジ4が主搬送レー
ル25を通って精紡用レール27に送られる。これを繰り返
して4本の精紡用レールが満ボビンを吊下した満ボビン
キャリッジに変わると作業者が粗糸を精紡機のトランペ
ットに通して運転を再開する。残糸ボビンストックレー
ル29に送られたボビンキャリッジ4は残糸除去装置30で
除去されて粗紡機のスットクレール22に戻される。尚生
産する粗糸ボビンが同一の場合には複数の粗紡機のスッ
トクレール22から1台の精紡機の精紡用レール27に満ボ
ビンキャリッジを供給しても良し、粗紡機の自動管替装
置を粗紡機の機台に沿って移動する玉揚機によって行う
場合には粗紡機の管替用レール23を既知のように粗紡機
の手前上方に配置すれば良い。
考案の効果 このように本考案は、粗紡機で玉揚げされた満ボビン
キャリッジと精紡機から返送された空ボビンキャリッジ
を各粗紡機の台裏のスライバーケンス上に貯えるように
したので、特別に貯蔵スペースを設ける必要がない。そ
して粗紡機1台毎に精紡機1台分の満ボビンを貯蔵でき
るので多品種の粗糸ボビンの対応が容易となり満ボビン
キャリッジと空ボビンキャリッジの自動搬送を同時に行
って精紡機の粗糸ボビンの入れ換えを迅速に行うことが
できる。しかも、粗紡機の台裏におけるクリールピラー
の高さも低く抑えることができる等、多く利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すボビンキャリッジの貯
蔵装置の側面図、第2図は第1図の概略平面図、第3図
は粗紡機と精紡機間のボビンキャリッジ搬送の一実施例
を示す概略平面図、第4図はストックレール部分の拡大
側面図である。 1…粗紡機、4…ボビンキャリッジ、5…ボビンハンガ
ー、6…空ボビン、7…満粗糸ボビン、10…クリールピ
ラー、11…スライバーケンス、12,13…バーチカルクリ
ールピラー、14,15…ホリゾンタルクリールピラー、20
…セパレータロッド、22…ストックレール、23…粗紡機
の管替レール、25…主搬送レール、27…精紡用レール、
28…戻り搬送レール、29…残糸ボビンストックレール、
33…精紡機、40…セパレータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンキャリッジに粗糸ボビンを吊下して
    複数の粗紡機と多数の精紡機間を自動的に搬送する粗糸
    ボビン搬送装置において、各粗紡機の台裏に、バーチカ
    ルクリールピラーとホリゾンタルクリールピラーを組み
    合わせて成るクリールピラーを機台長手に沿って複数床
    面上に立設し、ホリゾンタルクリールピラーに、その下
    方に配置されるスライバーケンスからのスライバーを案
    内するセパレータを取り付けるセパレータロッドを取付
    け、クリールピラーには、前記ホリゾンタルクリールピ
    ラー上方に別のホリゾンタルクリールピラーを備えさ
    せ、その別のホリゾンタルクリールピラーに機台に沿う
    方向の複数本のストックレールを並設し、それらのスト
    ックレールを、ストックレールに満粗糸ボビン又は空ボ
    ビンを吊下したボビンキャリッジを案内したときに、そ
    のボビン下端が、セパレータロッドを取り付けたホリゾ
    ンタルクリールピラーの僅か上方高さとなる位置に設け
    て、少なくとも精紡機1台分の満粗糸ボビンまたは空ボ
    ビンを吊下したボビンキャリッジをスライバーケンス上
    方位置に貯蔵可能としたことを特徴とする粗糸ボビン搬
    送装置におけるボビンキャリッジ貯蔵装置。
JP1990031530U 1990-03-27 1990-03-27 粗糸ボビン搬送装置におけるボビンキャリッジ貯蔵装置 Expired - Lifetime JP2534478Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58119562A (ja) * 1981-12-29 1983-07-16 Howa Mach Ltd 粗糸ボビンの搬送装置
JPS61211281A (ja) * 1985-03-13 1986-09-19 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡・精紡工程間の篠巻搬送マガジン搬送方法
DE3734505A1 (de) * 1987-10-12 1989-04-20 Veit Gmbh & Co Haenge-transportsystem

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