JP2533527Y2 - エレベータのハッチドア固定金具 - Google Patents
エレベータのハッチドア固定金具Info
- Publication number
- JP2533527Y2 JP2533527Y2 JP8498191U JP8498191U JP2533527Y2 JP 2533527 Y2 JP2533527 Y2 JP 2533527Y2 JP 8498191 U JP8498191 U JP 8498191U JP 8498191 U JP8498191 U JP 8498191U JP 2533527 Y2 JP2533527 Y2 JP 2533527Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hatch door
- fixing bracket
- elevator
- door fixing
- door
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、エレベータのハッチド
ア固定金具に係り、特にエレベータの撤去新設工事時に
使用するのに好適なエレベータのハッチドア固定金具に
関する。
ア固定金具に係り、特にエレベータの撤去新設工事時に
使用するのに好適なエレベータのハッチドア固定金具に
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、既設エレベータのハッチドアを
改造する工事は、稼動中のビル内で行なわれる。このた
め工事中における防火区画の確保、利用者の進入防止、
粉塵や斫り片の発散防止については万全の対策を施す必
要がある。
改造する工事は、稼動中のビル内で行なわれる。このた
め工事中における防火区画の確保、利用者の進入防止、
粉塵や斫り片の発散防止については万全の対策を施す必
要がある。
【０００３】従来は、図３に示すようにエレベータの乗
場１に、乗場１を形成する三方枠２を完全に覆うような
パネル材３を組み立てることにより出入口の養生が行な
われていた。なお、４はハッチドア、５はドアハンガ
ー、６はレール、７はレール６を保持するポケットであ
る。
場１に、乗場１を形成する三方枠２を完全に覆うような
パネル材３を組み立てることにより出入口の養生が行な
われていた。なお、４はハッチドア、５はドアハンガ
ー、６はレール、７はレール６を保持するポケットであ
る。
【０００４】上記した出入口養生装置を構成するパネル
材３は、床面および壁面に対して垂直で、三方枠２の両
外側に立設される２枚の側板３ａと、これ等側板３ａと
連結され出入可能なドアのついた正面板３ｂ、天井板３
ｃとから成っている。このようなパネル材３を配置した
後、ハッチドア４を外し、ポケット７を除去し、建屋の
壁を斫ることが行なわれ、その後、新たなハッチドア４
が据付けられる。
材３は、床面および壁面に対して垂直で、三方枠２の両
外側に立設される２枚の側板３ａと、これ等側板３ａと
連結され出入可能なドアのついた正面板３ｂ、天井板３
ｃとから成っている。このようなパネル材３を配置した
後、ハッチドア４を外し、ポケット７を除去し、建屋の
壁を斫ることが行なわれ、その後、新たなハッチドア４
が据付けられる。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のエレ
ベータの出入口養生は、上述のように構成されたパネル
材３を全階床に設置することとなるが、エレベータのハ
ッチドア改造工事が大幅に増加し、高階床建築物が頻繁
に設けられる昨今では、作業性、安全性、経済性等様々
な方面で改善が求められており、作業性を考えてみる
と、上記パネル材３を各階に設置するため、このパネル
材３の組立、解体に特に多大な時間を要することになる
とともに、費用面でも非常に高価なものとなっていた。
ベータの出入口養生は、上述のように構成されたパネル
材３を全階床に設置することとなるが、エレベータのハ
ッチドア改造工事が大幅に増加し、高階床建築物が頻繁
に設けられる昨今では、作業性、安全性、経済性等様々
な方面で改善が求められており、作業性を考えてみる
と、上記パネル材３を各階に設置するため、このパネル
材３の組立、解体に特に多大な時間を要することになる
とともに、費用面でも非常に高価なものとなっていた。
【０００６】本考案は、上記の従来の問題点を解消する
ためのもので、その目的は、出入口養生装置としてパネ
ル材を設けることなく、ハッチドア改造工事ができるエ
レベータのハッチドア固定金具を提供するにある。
ためのもので、その目的は、出入口養生装置としてパネ
ル材を設けることなく、ハッチドア改造工事ができるエ
レベータのハッチドア固定金具を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、エレベータのハッチドアの改造に際して
用いられ、乗場を形成する三方枠の上枠の上端部と、ハ
ッチドアの上端部を挾むように配置されるコ字状ブラケ
ットと、このコ字状ブラケットの上記ハッチドアに対向
する側面部を貫通するように形成した穴と、この穴に挿
入され、先端が上記ハッチドアを押圧可能なボルトを備
えた構成にしてある。
に、本考案は、エレベータのハッチドアの改造に際して
用いられ、乗場を形成する三方枠の上枠の上端部と、ハ
ッチドアの上端部を挾むように配置されるコ字状ブラケ
ットと、このコ字状ブラケットの上記ハッチドアに対向
する側面部を貫通するように形成した穴と、この穴に挿
入され、先端が上記ハッチドアを押圧可能なボルトを備
えた構成にしてある。
【０００８】
【作用】本考案によるハッチドア固定金具は、上述のよ
うに構成したため、ハッチドアを改造する時は、ポケッ
トのレールと連結させているドアハンガーを外し、ハッ
チドアを手で押えた状態で、コ字状ブラケットにより三
方枠の上枠の上端部とハッチドア上端部を挾み込み、ボ
ルトを締め込むことにより、三方枠の上枠の上端部とハ
ッチドア上端部はボルトの押圧により締結され、既設の
ハッチドア自体が昇降路に対する隔壁となり、従来の出
入口養生装置と同等に機能し、他に何ら隔壁を形成する
パネル材等を必要としない。
うに構成したため、ハッチドアを改造する時は、ポケッ
トのレールと連結させているドアハンガーを外し、ハッ
チドアを手で押えた状態で、コ字状ブラケットにより三
方枠の上枠の上端部とハッチドア上端部を挾み込み、ボ
ルトを締め込むことにより、三方枠の上枠の上端部とハ
ッチドア上端部はボルトの押圧により締結され、既設の
ハッチドア自体が昇降路に対する隔壁となり、従来の出
入口養生装置と同等に機能し、他に何ら隔壁を形成する
パネル材等を必要としない。
【０００９】
【実施例】以下本考案の実施例を図面とともに説明す
る。
る。
【００１０】図１は、ハッチドア改造時の状態を示す乗
場出入口の断面図で、２は三方枠、４はハッチドア、６
はレール、７はレール６を保持するポケットで、これ等
は図３に示すものと同じである。
場出入口の断面図で、２は三方枠、４はハッチドア、６
はレール、７はレール６を保持するポケットで、これ等
は図３に示すものと同じである。
【００１１】１０は本考案のハッチドア固定金具で、図
２にも示すようにコ字状ブラケット１１と、このコ字状
ブラケット１１のハッチドア４に対向する側面部１２を
貫通するように形成した穴１３と、この穴１３に挿入さ
れ、先端部がハッチドア４を押圧可能なボルト１４と、
このコ字状ブラケット１１の側面部１２に溶接されたナ
ット１５を備え、ボルト１４とナット１５は螺合されて
いる。
２にも示すようにコ字状ブラケット１１と、このコ字状
ブラケット１１のハッチドア４に対向する側面部１２を
貫通するように形成した穴１３と、この穴１３に挿入さ
れ、先端部がハッチドア４を押圧可能なボルト１４と、
このコ字状ブラケット１１の側面部１２に溶接されたナ
ット１５を備え、ボルト１４とナット１５は螺合されて
いる。
【００１２】そして、ハッチドア４を改造する場合、前
述した図３のドアハンガー５を外し、ハッチドア４を手
で押えた状態で、三方枠２の上枠の上端部とハッチドア
４の上端部をコ字状ブラケット１１により挾み込み、ボ
ルト１４を締め込むことが行なわれる。これによりコ字
状ブラケット１１の側面部１２に溶接されたナット１５
とボルト１４は螺合され、ボルト１４は側面部１２を貫
通するように形成した穴１３を貫通し、三方枠２の上枠
の上端部とハッチドア４の上端部を押圧することとな
り、三方枠２の上枠の上端部とハッチドア４の上端部は
締結される。図１はこの時の状態を示している。
述した図３のドアハンガー５を外し、ハッチドア４を手
で押えた状態で、三方枠２の上枠の上端部とハッチドア
４の上端部をコ字状ブラケット１１により挾み込み、ボ
ルト１４を締め込むことが行なわれる。これによりコ字
状ブラケット１１の側面部１２に溶接されたナット１５
とボルト１４は螺合され、ボルト１４は側面部１２を貫
通するように形成した穴１３を貫通し、三方枠２の上枠
の上端部とハッチドア４の上端部を押圧することとな
り、三方枠２の上枠の上端部とハッチドア４の上端部は
締結される。図１はこの時の状態を示している。
【００１３】そして、レール６、ポケット７を取り外
し、必要に応じて建屋の壁を斫り、新しいレール６、ポ
ケット７及びドアハンガー５に取り替え、この状態にお
いてボルト１４を緩め、ハッチドア固定金具１０を外
し、新しいハッチドア４に取り替え、前述のドアハンガ
ー５とハッチドア４とを連結する。
し、必要に応じて建屋の壁を斫り、新しいレール６、ポ
ケット７及びドアハンガー５に取り替え、この状態にお
いてボルト１４を緩め、ハッチドア固定金具１０を外
し、新しいハッチドア４に取り替え、前述のドアハンガ
ー５とハッチドア４とを連結する。
【００１４】このように構成した実施例では、ポケット
７の取り外しや建屋の壁の斫りに際し、ハッチドア固定
金具１０を介してハッチドア４が堅固に保持されるの
で、ハッチドア４は昇降路に対する隔壁を形成し、耐火
機能を備えるとともに、乗場側に対する防塵機能も有す
る。従って他に何等隔壁を形成するパネル材等を必要と
しない。
７の取り外しや建屋の壁の斫りに際し、ハッチドア固定
金具１０を介してハッチドア４が堅固に保持されるの
で、ハッチドア４は昇降路に対する隔壁を形成し、耐火
機能を備えるとともに、乗場側に対する防塵機能も有す
る。従って他に何等隔壁を形成するパネル材等を必要と
しない。
【００１５】
【考案の効果】以上説明のように構成してあるので、ハ
ッチドアの改造に際し、既設のハッチドアを三方枠の上
枠の上端部に締結でき、これにより既設のハッチドアと
は無関係にポケット、レール、ドアハンガーの取り外
し、取り付けができ、しかも、既設のハッチドア自体が
昇降路に対する隔壁を形成し、耐火機能を備えるととも
に、乗場側に対する防塵機能も有するので、他に隔壁を
形成する特別のパネル材等を必要とせず、このハッチド
ア改造作業の能率向上を実現できるとともに、改造のた
めの経費を従来に比べて節減できる高価がある。
ッチドアの改造に際し、既設のハッチドアを三方枠の上
枠の上端部に締結でき、これにより既設のハッチドアと
は無関係にポケット、レール、ドアハンガーの取り外
し、取り付けができ、しかも、既設のハッチドア自体が
昇降路に対する隔壁を形成し、耐火機能を備えるととも
に、乗場側に対する防塵機能も有するので、他に隔壁を
形成する特別のパネル材等を必要とせず、このハッチド
ア改造作業の能率向上を実現できるとともに、改造のた
めの経費を従来に比べて節減できる高価がある。
【図１】本考案の一実施例のハッチドア固定金具を用い
てハッチドア改造作業を実施している状態を示す乗場出
入口の断面図である。
てハッチドア改造作業を実施している状態を示す乗場出
入口の断面図である。
【図２】本考案の一実施例のハッチドア固定金具の斜視
図である。
図である。
【図３】従来の乗場出入口養生装置を示す改造前の乗場
出入口の断面図である。
出入口の断面図である。
２ 三方枠 ４ ハッチドア １０ ハッチドア固定金具 １１ コ字状ブラケット １２ 側面部 １３ 貫通孔 １４ ボルト １５ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 エレベータのハッチドアの改造に際して
用いられ、乗場を形成する三方枠の上枠の上端部と、上
記ハッチドアの上端部を挾むように配置されるコ字状ブ
ラケットと、このコ字状ブラケットの上記ハッチドアに
対向する側面部を貫通するように形成した穴と、この穴
に挿入され、先端が上記ハッチドアを押圧可能なボルト
を備えたことを特徴とするエレベータのハッチドア固定
金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8498191U JP2533527Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エレベータのハッチドア固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8498191U JP2533527Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エレベータのハッチドア固定金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526979U JPH0526979U (ja) | 1993-04-06 |
| JP2533527Y2 true JP2533527Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=13845794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8498191U Expired - Fee Related JP2533527Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | エレベータのハッチドア固定金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533527Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP8498191U patent/JP2533527Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526979U (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |