JP2533171Y2 - 吊下搬送用治具 - Google Patents
吊下搬送用治具Info
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- JP2533171Y2 JP2533171Y2 JP1988102276U JP10227688U JP2533171Y2 JP 2533171 Y2 JP2533171 Y2 JP 2533171Y2 JP 1988102276 U JP1988102276 U JP 1988102276U JP 10227688 U JP10227688 U JP 10227688U JP 2533171 Y2 JP2533171 Y2 JP 2533171Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案はコンクリート製品の大きさにより容易に棒体
を伸縮自在に成さしめ、且つ両端に垂下するワイヤーロ
ープの長さを容易に調節出来る様にして、クレーンによ
りコンクリート製品を吊下搬送する吊下搬送用治具に関
するものである。
を伸縮自在に成さしめ、且つ両端に垂下するワイヤーロ
ープの長さを容易に調節出来る様にして、クレーンによ
りコンクリート製品を吊下搬送する吊下搬送用治具に関
するものである。
従来の技術 従来、開口部を下向きにして現場に搬入されたＵ字溝
等のコンクリート製品を設置する場合、吊下搬送用治具
の両端に垂下したワイヤーロープの下端に装着した吊下
金具をコンクリート製品の側面の嵌挿孔に嵌挿して、ク
レーンによりコンクリート製品を吊下搬送し、そしてコ
ンクリート製品の開口部を上向きにする為に反転して、
その後に施工設置している。
等のコンクリート製品を設置する場合、吊下搬送用治具
の両端に垂下したワイヤーロープの下端に装着した吊下
金具をコンクリート製品の側面の嵌挿孔に嵌挿して、ク
レーンによりコンクリート製品を吊下搬送し、そしてコ
ンクリート製品の開口部を上向きにする為に反転して、
その後に施工設置している。
故に、吊下搬送用治具の大きさ、或いはワイヤーロー
プの長さが適切でないと、吊下金具を嵌挿孔に維持する
力よりワイヤーロープの張力の嵌挿方向成分が大きくて
吊下金具が抜けることがあり、コンクリート製品の落下
事故により作業者を危険に晒し、且つコンクリート製品
に損傷を与え、又反転の際にワイヤーロープにコンクリ
ート製品が引っ掛かることにより、コンクリート製品の
反転を困難にしていたので、多種のコンクリート製品に
対応した吊下搬送用治具及びワイヤーロープを準備せね
ばならないという欠点を有していた。
プの長さが適切でないと、吊下金具を嵌挿孔に維持する
力よりワイヤーロープの張力の嵌挿方向成分が大きくて
吊下金具が抜けることがあり、コンクリート製品の落下
事故により作業者を危険に晒し、且つコンクリート製品
に損傷を与え、又反転の際にワイヤーロープにコンクリ
ート製品が引っ掛かることにより、コンクリート製品の
反転を困難にしていたので、多種のコンクリート製品に
対応した吊下搬送用治具及びワイヤーロープを準備せね
ばならないという欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案はコンクリート製品の大きさに対応した吊下搬
送用治具を準備すること無く、又コンクリート製品の大
きさに対応して棒体を伸縮させる為、コンクリート製品
の落下による事故の発生及びコンクリート製品の破損を
防止すると共に、コンクリート製品の反転を容易なさし
めてクレーンによりコンクリート製品を安全に吊下搬送
する吊下搬送用治具を提供せんとするものである。
送用治具を準備すること無く、又コンクリート製品の大
きさに対応して棒体を伸縮させる為、コンクリート製品
の落下による事故の発生及びコンクリート製品の破損を
防止すると共に、コンクリート製品の反転を容易なさし
めてクレーンによりコンクリート製品を安全に吊下搬送
する吊下搬送用治具を提供せんとするものである。
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、伸縮部材及び伸縮芯材を角
パイプ状に形成し、伸縮部材に伸縮芯材を摺動自在に嵌
挿して伸縮自在な棒体を設けると共に、伸縮部材及び伸
縮芯材に調節孔を多数貫設し、前記棒体両端部にワイヤ
ーロープを挿通及び固定するロープ調節器を配設し、該
ロープ調節器によりワイヤーロープの垂下部の長短を自
在と成し、前記伸縮部材及び伸縮芯材の調節孔に嵌脱自
在と成した嵌挿棒の上端部に、調節孔より大径の当止め
部を設けると共に、下端部に長径が調節孔径より長く、
且つ短径が調節孔径より短い長円形の掛止部材を回転自
在に軸支した治具において、前記ロープ調節器を棒体の
両端部上面に配設すると共に、棒体の両端面にＵ型切込
を形成した吊下搬送用治具を提供して上記の欠点を解消
せんとしたものである。
パイプ状に形成し、伸縮部材に伸縮芯材を摺動自在に嵌
挿して伸縮自在な棒体を設けると共に、伸縮部材及び伸
縮芯材に調節孔を多数貫設し、前記棒体両端部にワイヤ
ーロープを挿通及び固定するロープ調節器を配設し、該
ロープ調節器によりワイヤーロープの垂下部の長短を自
在と成し、前記伸縮部材及び伸縮芯材の調節孔に嵌脱自
在と成した嵌挿棒の上端部に、調節孔より大径の当止め
部を設けると共に、下端部に長径が調節孔径より長く、
且つ短径が調節孔径より短い長円形の掛止部材を回転自
在に軸支した治具において、前記ロープ調節器を棒体の
両端部上面に配設すると共に、棒体の両端面にＵ型切込
を形成した吊下搬送用治具を提供して上記の欠点を解消
せんとしたものである。
作用 本考案はコンクリート製品の大きさに対応して棒体を
伸縮させ、且つ棒体の両端に配置したロープ調節器によ
りワイヤーロープの垂下部の長さを調節した後に該ワイ
ヤーロープを固定し、ワイヤーロープの上端をクレーン
に引っ掛けると共に、ワイヤーロープの下端に装着した
吊下金具をコンクリート製品に嵌挿して吊下搬送するも
のである。
伸縮させ、且つ棒体の両端に配置したロープ調節器によ
りワイヤーロープの垂下部の長さを調節した後に該ワイ
ヤーロープを固定し、ワイヤーロープの上端をクレーン
に引っ掛けると共に、ワイヤーロープの下端に装着した
吊下金具をコンクリート製品に嵌挿して吊下搬送するも
のである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 １は吊下搬送用治具の本体であり、該本体１は伸縮自
在の棒体２と、該棒体２の両端に配置するロープ調節器
３、3aにより構成している。
在の棒体２と、該棒体２の両端に配置するロープ調節器
３、3aにより構成している。
先ず、棒体２について説明すると、 ４は両端を開口した角パイプ状の伸縮部材であり、該
伸縮部材４は一端方の開口端５側で上面６より下面７へ
調節孔８、8a…を所定間隔を有せしめて垂直に貫通穿設
し、又他端方の開口端5aの上面６及び下面７に開口部が
開いたＵ型切込９、9aを対向する様に削成している。
伸縮部材４は一端方の開口端５側で上面６より下面７へ
調節孔８、8a…を所定間隔を有せしめて垂直に貫通穿設
し、又他端方の開口端5aの上面６及び下面７に開口部が
開いたＵ型切込９、9aを対向する様に削成している。
10は伸縮部材４の開口部より若干小さく成さしめる角
パイプ状の伸縮芯材であり、該伸縮芯材10は両端を開口
して伸縮部材４の開口端５より摺動自在に嵌挿し、一端
方の開口端11に前記と同様にＵ型切込12、12aを削成
し、上面13より下面14へ調節孔８、8a…と同径の調節孔
15、15a…を所定間隔を有する様に垂直に貫通穿設して
いる。
パイプ状の伸縮芯材であり、該伸縮芯材10は両端を開口
して伸縮部材４の開口端５より摺動自在に嵌挿し、一端
方の開口端11に前記と同様にＵ型切込12、12aを削成
し、上面13より下面14へ調節孔８、8a…と同径の調節孔
15、15a…を所定間隔を有する様に垂直に貫通穿設して
いる。
16は伸縮部材４の調節孔８、8a…より伸縮芯材10の調
節孔15、15a…に嵌脱自在成さしめる嵌挿棒であり、該
嵌挿棒16は調節孔８、8a…、15、15a…より若干小径に
して、且つ伸縮部材４の高さより若干長い棒状部材17を
設け、該棒状部材17の上端部に調節孔８、8a…より大径
に形成した当止め部18を固着して設けると共に、棒状部
材17の下端部には、長径が調節孔８、8a…、15、15a…
径より長く、且つ短径が調節孔径８、8a…、15、15a…
より短い長円形の掛止部材19を回転自在に軸支して成
り、嵌挿棒16を調節孔８、8a…、15、15a…に嵌脱自在
成さしめ、且つ嵌挿棒16を嵌挿した後に掛止部材19を横
長状に回転支持することにより、調節孔８、8a…、15、
15a…からの抜け止めを図っている。
節孔15、15a…に嵌脱自在成さしめる嵌挿棒であり、該
嵌挿棒16は調節孔８、8a…、15、15a…より若干小径に
して、且つ伸縮部材４の高さより若干長い棒状部材17を
設け、該棒状部材17の上端部に調節孔８、8a…より大径
に形成した当止め部18を固着して設けると共に、棒状部
材17の下端部には、長径が調節孔８、8a…、15、15a…
径より長く、且つ短径が調節孔径８、8a…、15、15a…
より短い長円形の掛止部材19を回転自在に軸支して成
り、嵌挿棒16を調節孔８、8a…、15、15a…に嵌脱自在
成さしめ、且つ嵌挿棒16を嵌挿した後に掛止部材19を横
長状に回転支持することにより、調節孔８、8a…、15、
15a…からの抜け止めを図っている。
次に、ロープ調節器３、3aについて説明すると、 20、20aは伸縮部材４の開口端5aの上面６及び伸縮芯
材10の開口端11の上面13に夫々配置したロープクリップ
であり、該ロープクリップ20、20aはＵ型切込９、12と
同形のＵ型切込21、21a…を削成したコ字状の基体22、2
2aをＵ型切込９、12にＵ型切込21、21a…を揃える様に
溶着し、又中間部を基体22、22aに支持され、上端部に
環体23、23a及び下端部に吊下金具24、24aを装着したワ
イヤーロープ25、25aを基体22、22aに緊締する様にＵ型
ボルト26、26aを水平に嵌挿し、螺子部にナット27、27a
…を螺着している。
材10の開口端11の上面13に夫々配置したロープクリップ
であり、該ロープクリップ20、20aはＵ型切込９、12と
同形のＵ型切込21、21a…を削成したコ字状の基体22、2
2aをＵ型切込９、12にＵ型切込21、21a…を揃える様に
溶着し、又中間部を基体22、22aに支持され、上端部に
環体23、23a及び下端部に吊下金具24、24aを装着したワ
イヤーロープ25、25aを基体22、22aに緊締する様にＵ型
ボルト26、26aを水平に嵌挿し、螺子部にナット27、27a
…を螺着している。
次に本考案に係る吊下搬送用治具の作用について説明
すると、 先ず、伸縮芯材10をコンクリート製品Ｗの大きさに対
応する様に、而も伸縮部材４の調節孔８、8a…と伸縮芯
材10の調節孔15、15a…の夫々どれか一つが合致する様
に摺動させる。
すると、 先ず、伸縮芯材10をコンクリート製品Ｗの大きさに対
応する様に、而も伸縮部材４の調節孔８、8a…と伸縮芯
材10の調節孔15、15a…の夫々どれか一つが合致する様
に摺動させる。
そして、嵌挿棒16の掛止部材19を縦長状に回転支持し
た状態で上記の如く合致した調節孔８、8a…、15、15a
…に上方より嵌挿棒16を嵌挿し、下方より突出した嵌挿
棒16の掛止部材19を横長状に回転支持し、調節孔８、8a
…、15、15a…からの嵌挿棒16の抜止めを図ると共に、
伸縮部材４に伸縮芯材10を固定し、棒体２を所望長さに
調節する。
た状態で上記の如く合致した調節孔８、8a…、15、15a
…に上方より嵌挿棒16を嵌挿し、下方より突出した嵌挿
棒16の掛止部材19を横長状に回転支持し、調節孔８、8a
…、15、15a…からの嵌挿棒16の抜止めを図ると共に、
伸縮部材４に伸縮芯材10を固定し、棒体２を所望長さに
調節する。
次に、ワイヤーロープ25、25aをロープクリップ20、2
0aのＵ型ボルト26、26a及びＵ型切込９、12に通して、
コンクリート製品Ｗを吊下搬送して、反転、設置を容易
成さしめる長さにワイヤーロープ25、25aの垂下部28、2
8aを決定した後、ロープクリップ20、20aのナット27、2
7a…を螺合してワイヤーロープ25、25aをＵ型ボルト2
6、26aと基体22、22aとで締着させる。
0aのＵ型ボルト26、26a及びＵ型切込９、12に通して、
コンクリート製品Ｗを吊下搬送して、反転、設置を容易
成さしめる長さにワイヤーロープ25、25aの垂下部28、2
8aを決定した後、ロープクリップ20、20aのナット27、2
7a…を螺合してワイヤーロープ25、25aをＵ型ボルト2
6、26aと基体22、22aとで締着させる。
次に、ワイヤーロープ25、25aの下端部に装着した吊
下金具24、24aをコンクリート製品Ｗの嵌挿孔に嵌挿
し、ワイヤーロープ25、25aの上端部の環体23、23aをク
レーンで引っ掛けてコンクリート製品Ｗを吊下搬送す
る。
下金具24、24aをコンクリート製品Ｗの嵌挿孔に嵌挿
し、ワイヤーロープ25、25aの上端部の環体23、23aをク
レーンで引っ掛けてコンクリート製品Ｗを吊下搬送す
る。
要するに本考案は、伸縮部材４及び伸縮芯材10を角
パイプ状に形成し、伸縮部４材に伸縮芯材10を摺動自在
に嵌挿して伸縮自在な棒体２を設けると共に、伸縮部材
４及び伸縮芯材10に調節孔を多数貫設し、前記棒体２両
端部にワイヤーロープ25、25aを挿通及び固定するロー
プ調節器３、3aを配設し、該ロープ調節器３、3aにより
ワイヤーロープ25、25aの垂下部28、28aの長短を自在と
成し、前記伸縮部材４及び伸縮芯材10の調節孔８、8a
…、15、15a…に嵌脱自在と成した嵌挿棒16の上端部
に、調節孔８、8a…より大径の当止め部18を設けると共
に、下端部に長径が調節孔８、8a…、15、15a…径より
長く、且つ短径が調節孔８、8a…、15、15a…径より短
い長円形の掛止部材19を回転自在に軸支した治具におい
て、前記ロープ調節器３、3aを棒体２の両端部上面６、
13に配設すると共に、棒体２の両端面にＵ型切込９、12
を形成したので、ワイヤロープ25、25aをロープ調節器
３、3a及びＵ型切込９、12に挿通して固定すれば、ワイ
ヤロープ25、25a間に棒体２を配置することと成り、ワ
イヤーロープ25、25aの左右方向に本体１の構成部材を
突出することはないため、Ｕ字溝等のコンクリート製品
Ｗの吊下搬送時において、本体１がコンクリート製品Ｗ
を埋設する場所の土砂壁等に引っ掛かることはなく、そ
の設置作業をスムーズに行うことが出来、よって実公昭
61-22941号公報の治具の様に棒体の一部がワイヤーロー
プの左右方向に突出するために、かかる突出部分が吊下
搬送時にコンクリート製品を埋設する場所の土砂壁等に
引っ掛かり、引っ掛かったショックにより棒体が傾斜し
てワイヤロープの間隔を維持出来なくなり、その結果ワ
イヤロープ先端のＵ字溝吊下治具が抜脱してＵ字溝が落
下することを完全に解消出来、而もコンクリート製品Ｗ
の吊下搬送時における棒体２は緊張状態のワイヤロープ
25、25aにより棒体２の収縮方向へ押圧力がかかり、棒
体２を挟着状態と成して、常に安定した水平状態を維持
出来ると共に、かかる状態の棒体２によりワイヤロープ
25、25aにおける垂下部28、28aの間隔を維持出来る。
パイプ状に形成し、伸縮部４材に伸縮芯材10を摺動自在
に嵌挿して伸縮自在な棒体２を設けると共に、伸縮部材
４及び伸縮芯材10に調節孔を多数貫設し、前記棒体２両
端部にワイヤーロープ25、25aを挿通及び固定するロー
プ調節器３、3aを配設し、該ロープ調節器３、3aにより
ワイヤーロープ25、25aの垂下部28、28aの長短を自在と
成し、前記伸縮部材４及び伸縮芯材10の調節孔８、8a
…、15、15a…に嵌脱自在と成した嵌挿棒16の上端部
に、調節孔８、8a…より大径の当止め部18を設けると共
に、下端部に長径が調節孔８、8a…、15、15a…径より
長く、且つ短径が調節孔８、8a…、15、15a…径より短
い長円形の掛止部材19を回転自在に軸支した治具におい
て、前記ロープ調節器３、3aを棒体２の両端部上面６、
13に配設すると共に、棒体２の両端面にＵ型切込９、12
を形成したので、ワイヤロープ25、25aをロープ調節器
３、3a及びＵ型切込９、12に挿通して固定すれば、ワイ
ヤロープ25、25a間に棒体２を配置することと成り、ワ
イヤーロープ25、25aの左右方向に本体１の構成部材を
突出することはないため、Ｕ字溝等のコンクリート製品
Ｗの吊下搬送時において、本体１がコンクリート製品Ｗ
を埋設する場所の土砂壁等に引っ掛かることはなく、そ
の設置作業をスムーズに行うことが出来、よって実公昭
61-22941号公報の治具の様に棒体の一部がワイヤーロー
プの左右方向に突出するために、かかる突出部分が吊下
搬送時にコンクリート製品を埋設する場所の土砂壁等に
引っ掛かり、引っ掛かったショックにより棒体が傾斜し
てワイヤロープの間隔を維持出来なくなり、その結果ワ
イヤロープ先端のＵ字溝吊下治具が抜脱してＵ字溝が落
下することを完全に解消出来、而もコンクリート製品Ｗ
の吊下搬送時における棒体２は緊張状態のワイヤロープ
25、25aにより棒体２の収縮方向へ押圧力がかかり、棒
体２を挟着状態と成して、常に安定した水平状態を維持
出来ると共に、かかる状態の棒体２によりワイヤロープ
25、25aにおける垂下部28、28aの間隔を維持出来る。
又、伸縮部材４及び伸縮芯材10を角パイプ状に形成し
たので、伸縮芯材10は伸縮部材４に対し回転することは
なく、棒体２の長さ調整に際し、単に伸縮芯材10に伸縮
芯材４を嵌挿するのみで、夫々に設けた調整孔８、8a
…、15、15a…を合致させることが出来、例えば丸パイ
プ状の伸縮部材より進退自在と成した丸棒状の伸縮芯材
からなる棒体の様に、伸縮部材に対し伸縮芯材を長さ調
整のために固定する手段として、伸縮部材内方に止めボ
ルトを突出させ、該止めボルトに当接する様にフラット
面を伸縮芯材の一側面に形成して、伸縮芯材に対し伸縮
部材を回転止めしてその固定を図る必要がなく、しかも
回転止めのために伸縮芯材の一側面にフラット面を形成
する必要もないため、その製造にかかる余分な工程を不
要と成すことが出来る。
たので、伸縮芯材10は伸縮部材４に対し回転することは
なく、棒体２の長さ調整に際し、単に伸縮芯材10に伸縮
芯材４を嵌挿するのみで、夫々に設けた調整孔８、8a
…、15、15a…を合致させることが出来、例えば丸パイ
プ状の伸縮部材より進退自在と成した丸棒状の伸縮芯材
からなる棒体の様に、伸縮部材に対し伸縮芯材を長さ調
整のために固定する手段として、伸縮部材内方に止めボ
ルトを突出させ、該止めボルトに当接する様にフラット
面を伸縮芯材の一側面に形成して、伸縮芯材に対し伸縮
部材を回転止めしてその固定を図る必要がなく、しかも
回転止めのために伸縮芯材の一側面にフラット面を形成
する必要もないため、その製造にかかる余分な工程を不
要と成すことが出来る。
又、伸縮部材４及び伸縮芯材10の調節孔８、8a…、1
5、15a…に嵌脱自在と成した嵌挿棒16の上端部に、調節
孔８、8a…より大径の当止め部18を設けると共に、下端
部に長径が調節孔８、8a…、15,15a…径より長く、且つ
短径が調節孔８、8a…、15、15a…径より短い長円形の
掛止部材19を回転自在に軸支したので、伸縮部材４に対
する伸縮芯材10の進退操作により合致する調節孔８、8a
…、15、15a…に、上方より嵌挿棒16の掛止部材19を縦
長状に回転支持した状態で嵌挿棒16を嵌挿し、下方より
突出した嵌挿棒16の掛止部材19を横長状に回転支持する
ことにより、調節孔８、8a…、15、15a…からの嵌挿棒1
6の抜止めを図ると共に、伸縮部材４に伸縮芯材10を固
定し、棒体２を所望長さに調節出来、よって伸縮部材４
及び伸縮芯材10の各調節孔８、8a…、15、15a…にボル
トを挿通してとナットで締結する様な面倒な手間を省
き、上記の如く嵌挿棒16の嵌挿と掛止部材19のワンタッ
チ操作により棒体２の伸縮作業を簡易化出来、その調整
作業の効率化を図ることが出来る。
5、15a…に嵌脱自在と成した嵌挿棒16の上端部に、調節
孔８、8a…より大径の当止め部18を設けると共に、下端
部に長径が調節孔８、8a…、15,15a…径より長く、且つ
短径が調節孔８、8a…、15、15a…径より短い長円形の
掛止部材19を回転自在に軸支したので、伸縮部材４に対
する伸縮芯材10の進退操作により合致する調節孔８、8a
…、15、15a…に、上方より嵌挿棒16の掛止部材19を縦
長状に回転支持した状態で嵌挿棒16を嵌挿し、下方より
突出した嵌挿棒16の掛止部材19を横長状に回転支持する
ことにより、調節孔８、8a…、15、15a…からの嵌挿棒1
6の抜止めを図ると共に、伸縮部材４に伸縮芯材10を固
定し、棒体２を所望長さに調節出来、よって伸縮部材４
及び伸縮芯材10の各調節孔８、8a…、15、15a…にボル
トを挿通してとナットで締結する様な面倒な手間を省
き、上記の如く嵌挿棒16の嵌挿と掛止部材19のワンタッ
チ操作により棒体２の伸縮作業を簡易化出来、その調整
作業の効率化を図ることが出来る。
よって本考案によれば、棒体２を伸縮自在と成すこと
によって、コンクリート製品Ｗの大きさに対応した吊下
搬送用治具を準備すること無しに、棒体２を伸縮させる
ことにより多種のコンクリート製品Ｗに対応出来る。
によって、コンクリート製品Ｗの大きさに対応した吊下
搬送用治具を準備すること無しに、棒体２を伸縮させる
ことにより多種のコンクリート製品Ｗに対応出来る。
又、コンクリート製品Ｗがワイヤーロープ25、25aに
引っ掛かることの無い様に、棒体２を伸縮させることが
容易に出来、且つワイヤーロープ25、25aの長さを調節
することが容易に出来る為、コンクリート製品Ｗを吊下
搬送して反転、設置する際に、コンクリート製品Ｗの落
下による事故及びコンクリート製品Ｗの破損を防止し、
安全にして且つ、コンクリート製品Ｗを容易に反転させ
ることが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
引っ掛かることの無い様に、棒体２を伸縮させることが
容易に出来、且つワイヤーロープ25、25aの長さを調節
することが容易に出来る為、コンクリート製品Ｗを吊下
搬送して反転、設置する際に、コンクリート製品Ｗの落
下による事故及びコンクリート製品Ｗの破損を防止し、
安全にして且つ、コンクリート製品Ｗを容易に反転させ
ることが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第１図は本考案に係る吊下搬送用治具の斜視図、第２図
は同上要部正面図、第３図は同上要部平面図、第４図は
第１図のA-A要部断面図、第５図は第１図のB-B断面図、
第６図はロープ調節器の斜視図、第７図は吊下搬送用治
具の使用状態を示す正面図である。 ２棒体、３、3aロープ調節器、25、25aワイヤロープ、2
8、28a垂下部
は同上要部正面図、第３図は同上要部平面図、第４図は
第１図のA-A要部断面図、第５図は第１図のB-B断面図、
第６図はロープ調節器の斜視図、第７図は吊下搬送用治
具の使用状態を示す正面図である。 ２棒体、３、3aロープ調節器、25、25aワイヤロープ、2
8、28a垂下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６６Ｃ 1/00 Ｂ６６Ｃ 1/00 (56)参考文献 実開 昭61−127181（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−101245（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−148789（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭38−11872（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭36−3317（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭61−22941（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭60−37426（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭60−26063（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭63−30787（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】伸縮部材及び伸縮芯材を角パイプ状に形成
し、伸縮部材に伸縮芯材を摺動自在に嵌挿して伸縮自在
な棒体を設けると共に、伸縮部材及び伸縮芯材に調節孔
を多数貫設し、前記棒体両端部にワイヤーロープを挿通
及び固定するロープ調節器を配設し、該ロープ調節器に
よりワイヤーロープの垂下部の長短を自在と成し、前記
伸縮部材及び伸縮芯材の調節孔に嵌脱自在と成した嵌挿
棒の上端部に、調節孔より大径の当止め部を設けると共
に、下端部に長径が調節孔径より長く、且つ短径が調節
孔径より短い長円形の掛止部材を回転自在に軸支した治
具において、前記ロープ調節器を棒体の両端部上面に配
設すると共に、棒体の両端面にＵ型切込を形成したこと
を特徴とする吊下搬送用治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988102276U JP2533171Y2 (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | 吊下搬送用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988102276U JP2533171Y2 (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | 吊下搬送用治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0226088U JPH0226088U (ja) | 1990-02-20 |
| JP2533171Y2 true JP2533171Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=31332040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988102276U Expired - Lifetime JP2533171Y2 (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | 吊下搬送用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533171Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210030700A (ko) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 경일대학교산학협력단 | 냉난방기의 공기토출부에 장착되는 필터조립체 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002255472A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Nihon Kensetsu Kogyo Co Ltd | 揚重用吊り天秤装置 |
| KR102179790B1 (ko) * | 2019-03-27 | 2020-11-17 | 주식회사 영선이엔지 | 중량물 이송장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6122941U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-10 | 松下電工株式会社 | コイルばね取付構造 |
-
1988
- 1988-08-01 JP JP1988102276U patent/JP2533171Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210030700A (ko) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 경일대학교산학협력단 | 냉난방기의 공기토출부에 장착되는 필터조립체 |
| KR102293617B1 (ko) * | 2019-09-10 | 2021-08-26 | 경일대학교산학협력단 | 냉난방기의 공기토출부에 장착되는 필터조립체 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0226088U (ja) | 1990-02-20 |
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