JP2531971B2 - アルミ角パイプの曲げ加工装置 - Google Patents

アルミ角パイプの曲げ加工装置

Info

Publication number
JP2531971B2
JP2531971B2 JP63178367A JP17836788A JP2531971B2 JP 2531971 B2 JP2531971 B2 JP 2531971B2 JP 63178367 A JP63178367 A JP 63178367A JP 17836788 A JP17836788 A JP 17836788A JP 2531971 B2 JP2531971 B2 JP 2531971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
square pipe
die
bending
pipe
aluminum square
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63178367A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0230328A (ja
Inventor
泰雄 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPONDA ENJINIARINGU KK
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
PPONDA ENJINIARINGU KK
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PPONDA ENJINIARINGU KK, Honda Motor Co Ltd filed Critical PPONDA ENJINIARINGU KK
Priority to JP63178367A priority Critical patent/JP2531971B2/ja
Publication of JPH0230328A publication Critical patent/JPH0230328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531971B2 publication Critical patent/JP2531971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、内部に補強用の縦リブを形成したアルミニ
ウム製の角パイプを曲げ加工して、たとえばオートバイ
のフレームを形成するための装置に関する。
(2)従来の技術 近年、オートバイのフレームを構成する材料として、
従来の円形断面の鋼管に代えて幅広のアルミニウム製角
パイプを用い、その外観を向上させるようにしたものが
知られている。
この種の角パイプPは、第5図(A)〜(C)に一例
を示すように、偏平な矩形断面を備えたアルミニウム製
のパイプの内部に2本の補強用の縦リブRを有し、この
縦リブRと側壁Wによって内部に中空部Sを形成した構
造を備えている。そして、この角パイプPに対して第5
図(C)の矢印方向に曲げ加工を施すことによって、第
5図(D)に示すような形状のフレームを構成してい
る。
しかしながら、上述の角パイプPに対して通常のマン
ドレルを挿入する方法で曲げ加工を施すと、第5図
(E)、(F)に示すように、曲げの内側にあたる側壁
Wは圧縮応力によって多数の皺aが発生し、外観が著し
く低下してしまう。
このため、上述のような曲げ加工に伴う皺の発生を防
止する方法として、予めパイプ内に水を入れて凍結させ
た状態で曲げ加工を行う方法や、曲げの内側に当たる部
分にV字型の切込みを形成し、曲げ加工後に該切込み部
をろう付けする方法が提案されている。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記水の凍結を利用する方法にあって
は、工程が増加してコストが嵩むという問題点を有して
おり、後者の切込みを形成する方法にあっては、工程が
増加するだけでなく、切込みによって強度が低下すると
いう問題点を有していた。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、皺を
発生させることなくアルミ角パイプを曲げ加工すること
が可能であり、しかも加工の工程が増加することがない
アルミ角パイプの曲げ加工装置を提供することを目的と
する。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明は、内部に縦リブ
を形成したアルミニウム製の角パイプをダイ上に載置
し、この角パイプの一端を固定した状態で他端をパンチ
によって前記ダイに対して押圧して曲げ加工を行う装置
において、角パイプの側壁の肉厚以下の高さを有すると
ともに、この角パイプの内部に形成された中空部の外表
面に当接可能な凸条を、前記ダイの長手方向に沿って突
設したことを特徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本発明のアルミ角パイプの曲げ加
工装置によれば、ダイ上に固定された角パイプはパンチ
によって該ダイに対して圧接され、所定の形状に曲げ加
工が施される。このとき、角パイプのダイに対する当接
面には圧縮能力によって皺が発生しようとするが、ダイ
に突出した凸条によって角パイプの側壁を中空部に強制
的に押し込むことによって上記圧縮応力が逃がされ、角
パイプの表面に皺が発生することが防止される。
(3)実 施 例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図はその全体側断面図、第2図は第1図のII−II線断
面図、第3図は曲げ加工時における作用の説明図であ
る。
第1図及び第2図に示すように、固定された下ダイベ
ース1の上部には角パイプPを曲げ加工する際の金型と
なるダイ2が装着されている。このダイ2の上面には、
直線状の支持面3と所望のオートバイのフレームの形状
に合わせた曲げ面4が連続して形成されており、この支
持面3と曲げ面4の中央部には角パイプPの下半部が嵌
合するパイプホールド溝5が全長にわたって凹設されて
いる。そして、上記支持面3の端部にはパイプホールド
溝5に嵌合する角パイプの一端が当接されるストッパ6
がボルト7によって固着されている。
一方、前記下ダイベース1の上部に位置する上ダイベ
ース8の下面には、前記ダイ2の支持面3に対向して中
空のパットホルダ9が固着されており、このパットホル
ダ9の内部に上下摺動自在に装着されたパット10はスプ
リング11によって下方に付勢されている。そして、この
パット10の下面の中央部には角パイプPの上半部に嵌合
するパイプホールド溝12が凹設されている。
更に、前記上ダイベース8に固着されたパンチホルダ
13の下端には、ダイ2の曲げ面4の部分に位置する角パ
イプPの上半部に嵌合するパイプホールド溝14を凹設し
たパンチ15がピン16によって揺動自在に枢着されてい
る。
第3図に示すように、ダイ2のパイプホールド溝5の
底面の中央部には長手方向の全長にわたって凸条17が形
成されている。この凸条17は角パイプPの2本の縦リブ
Rの間に形成された中央の中空部Sの外側に対応して位
置しており、その高さhは角パイプPの側壁Wの肉厚t
よりも小さく設定されている。即ち、角パイプPの側壁
Wの肉厚tが2mmであるとき、凸条17の高さhはその20
%の0.4mm程度とされている。
次に、前述の構成を備えた本発明によるアルミ角パイ
プの曲げ加工装置の一実施例の作用について説明する。
先ず、ダイ2上に角パイプPを載置してその端部をス
トッパ6に当接させると、第1図に実線で示すように、
角パイプPはダイ2の支持面4においてパイプホールド
溝5に嵌合し、ダイ2の曲げ面4の部分ではパイプホー
ルド溝5から離間した状態となる。続いて、上ダイベー
ス8を図示せぬ駆動装置によって下降させると、パット
10がスプリング11を圧縮しながら角パイプPに圧接さ
れ、そのパイプホールド溝12と前記ダイ2のパイプホー
ルド溝5間に角パイプPを挟持する。同時に、第1図に
鎖線で示すように、パンチ15はピン16を中心に傾斜しな
がら角パイプPをダイ2に沿って押圧し、そのパイプホ
ールド溝14とダイ2のパイプホールド溝5間に挟持した
角パイプPを所定の形状に曲げ加工する。
このとき、角パイプPの下半部はダイ2のパイプホー
ルド溝5に嵌合し、その上半部はパット10とパンチ15の
パイプホールド溝12,14に嵌合しており、曲げに伴う角
パイプPの側方への膨出が規制される。また、曲げの内
側にある角パイプPの下面には圧縮応力によって皺が発
生しようとするが、第3図に示すように、パイプホール
ド溝5の底面の中央に突設した凸条17が角パイプPの下
面中央部を空間部Sに押し込むことによって前記圧縮応
力が逃がされる。従って、曲げ加工の完了後にも角パイ
プPの表面には皺が発生せず、美しい仕上がりのフレー
ムを得ることが可能となる。
以上、本発明によるアルミ角パイプの曲げ加工装置の
実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を
逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可能
である。
例えば、第4図(A)に示すように、角パイプPの3
個の中空部Sのそれぞれに応じて3本の凸条17を形成し
てもよく、更に、第4図(B)に示すように、角パイプ
Pに1本の縦リブRによって2個の中空部Sを形成し、
その一方の中空部Sに対応して1本の凸条17を形成して
もよい。要するに、角パイプPの複数の中空部Sのうち
の少なくとも1個の中空部Sに対応させて凸条17を形成
し、この凸条17によって圧縮応力を逃がしてやれば皺の
発生を防止することができる。
また、ダイ2に突出する凸条17の高さは角パイプPの
側壁Wの厚さの20%に限定されず、適宜設定すべきもの
であるが、一般に曲げの曲率が増加するに従って圧縮応
力も大きくなるため、凸条17の高さも増加させることが
望ましい。
尚、上記実施例においては、曲げ加工時にマンドレル
を使用していないが、角パイプPの中空部Sにマンドレ
ルを挿入した状態で曲げ加工を行ってもよいことは勿論
である。
C.発明の効果 前述の本発明のアルミ角パイプの曲げ加工装置によれ
ば、曲げ加工される角パイプが圧接されるダイの長手方
向に沿って凸条を形成し、この凸条によって角パイプの
側壁を中空部に向けて押圧しているので、曲げ加工時に
側壁の接線方向に作用する圧縮応力が内側に向けて逃が
される。従って、側壁に皺の無い美しい仕上がりの角パ
イプが得られ、しかも、その加工に際しては特別の工程
を必要とせず極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるアルミ角パイプの曲げ
加工装置の全体側断面図、第2図は第1図のII−II線断
面図、第3図は曲げ加工時における角パイプの断面図、
第4図(A)及び(B)は本発明の他の実施例による角
パイプの断面図、第5図(A)〜(C)は角パイプの3
面図、第5図(D)は曲げ加工済みのフレームの側面
図、第5図(E)及び(F)は皺の発生状態を示す図で
ある。 P……角パイプ、R……縦リブ、S……中空部、W……
側壁、 2……ダイ、15……パンチ、17……凸条

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に縦リブ(R)を形成したアルミニウ
    ム製の角パイプ(P)をダイ(2)上に載置し、この角
    パイプ(P)の一端を固定した状態で他端をパンチ(1
    5)によって前記ダイ(2)に対して押圧して曲げ加工
    を行う装置において、 角パイプ(P)の側壁(W)の肉厚以下の高さを有する
    とともに、この角パイプ(P)の内部に形成された中空
    部(S)の外表面に当接可能な凸条(17)を前記ダイ
    (2)の長手方向に沿って突設したことを特徴とする、
    アルミ角パイプの曲げ加工装置。
  2. 【請求項2】角パイプ(P)に2本の縦リブ(R)によ
    って3個の中空部(S)を形成し、ダイ(2)に上記3
    個の中空部(S)のうちの中央の中空部(S)に対応す
    る1本の凸条(17)を形成したことを特徴とする、第
    項記載のアルミ角パイプの曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】角パイプ(P)に2本の縦リブ(R)によ
    って3個の中空部(S)を形成し、ダイ(2)に上記3
    個の中空部(S)に対応する3本の凸条(17)を形成し
    たことを特徴とする、第項記載のアルミ角パイプの曲
    げ加工装置。
  4. 【請求項4】角パイプ(P)に1本の縦リブ(R)によ
    って2個の中空部(S)を形成し、ダイ(2)に上記2
    個の中空部(S)のうちの一方の中空部(S)に対応す
    る1本の凸条(17)を形成したことを特徴とする第項
    記載のアルミ角パイプの曲げ加工装置。
JP63178367A 1988-07-18 1988-07-18 アルミ角パイプの曲げ加工装置 Expired - Fee Related JP2531971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63178367A JP2531971B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 アルミ角パイプの曲げ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63178367A JP2531971B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 アルミ角パイプの曲げ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0230328A JPH0230328A (ja) 1990-01-31
JP2531971B2 true JP2531971B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=16047255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63178367A Expired - Fee Related JP2531971B2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18 アルミ角パイプの曲げ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531971B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101317163B1 (ko) * 2011-12-19 2013-10-11 주식회사 성우하이텍 벤딩장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10322567B4 (de) * 2003-05-20 2005-04-21 Benteler Automobiltechnik Gmbh Vorrichtung zum Biegen eines Rohres
JP4313693B2 (ja) 2004-02-09 2009-08-12 株式会社ユタカ技研 パイプの曲げ加工方法及び曲げ加工装置
CN105268790B (zh) * 2015-11-18 2018-03-09 宁波泰尔汽车部件有限公司 折弯落料设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101317163B1 (ko) * 2011-12-19 2013-10-11 주식회사 성우하이텍 벤딩장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0230328A (ja) 1990-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5791876B2 (ja) 管体成型プレス方法
US4590783A (en) Press forming process and apparatus therefor
JP2531971B2 (ja) アルミ角パイプの曲げ加工装置
US5956991A (en) Forming device for shaped decoration panels
US2443596A (en) Reciprocating bender with pivoted side shapers
JP4204018B2 (ja) プレス成形品の平面度矯正方法
JPH0985346A (ja) プレス成形用金型装置
US3693398A (en) Method for producing cases having rounded sides and being open at both ends
JPS60148628A (ja) 角筒容器絞り加工用プレス型
JPS5938052B2 (ja) パイプ加工装置
JPH08117881A (ja) 塗装鋼板を用いた扉外面板の製造方法
JP2004017156A (ja) 凹凸のあるアルミ材料使用製品のプレス製造過程におけるドロー&コイニング金型装置
JP3057259U (ja) 柔軟性ダイス
JPH0437425A (ja) 複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及びその装置
JP2002346646A (ja) プレス装置
CN214601469U (zh) 一种多向折弯模具
KR850000545B1 (ko) 금속 시이트를 굽히기 위한 방법
JPH07275963A (ja) 加工材のプレス成形方法
JPS59147719A (ja) エツジベンド工法及びその装置
JPH0123616Y2 (ja)
US3740995A (en) Method for bending a gutter or equivalent into a curve
JP2530412Y2 (ja) フランジ曲げ加工方法に使用する金型装置
JPS583769B2 (ja) プレス製品の取外し装置
JPS592894Y2 (ja) プレスキヨクガタ
JPH0727126Y2 (ja) 木材のプレス成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees