JP2531899B2 - Bwr再循環系 - Google Patents

Bwr再循環系

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JP2531899B2
JP2531899B2 JP4149747A JP14974792A JP2531899B2 JP 2531899 B2 JP2531899 B2 JP 2531899B2 JP 4149747 A JP4149747 A JP 4149747A JP 14974792 A JP14974792 A JP 14974792A JP 2531899 B2 JP2531899 B2 JP 2531899B2
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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体的に沸騰水型原子
炉に関し、更に詳しくは、その原子炉冷却液再循環系に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の沸騰水型原子炉(BWR)におい
ては、円筒形の圧力容器は、その底部からその上部まで
直列に連通して、水のような原子炉冷却液を加熱して、
蒸気を発生する原子炉の炉心、水および蒸気の混合物が
上昇する上側プレナム、蒸気から液体の大部分を除去す
る水分分離器、および蒸気からほぼ全ての残りの水分を
除去する蒸気乾燥器を有している。この乾燥した蒸気は
容器から出口ノズルを通って通常の蒸気タービンに流れ
込むように放出される。原子炉の炉心を取り囲んで環状
の炉心シュラウドがあり、この炉心シュラウドは原子炉
の圧力容器から半径方向内側に間隔をあけて設けられ、
環状の降水部を画成している。上側プレナムの上部近く
には通常の給水器が配設され、この給水器は比較的冷た
い給水を受け取って、原子炉の冷却液内に放出されて、
降水部を下方に流れる。
【0003】原子炉の冷却液は炉心内で加熱されるの
で、その密度は低減し、炉心および上側プレナムを通っ
て上昇する。それから、冷却液は給水と混合されて、そ
の温度を低減されるので、その密度は増大し、冷却液は
重力によって下方に向かって降水部を通り、炉心の下側
に設けられている圧力容器の下側プレナムに流れ込む。
冷却液は下側プレナムにおいて下向きから上向きに変え
られて、炉心の入口に入り、この自然再循環処理が繰り
返される。
【0004】原子炉の冷却液の再循環を増大するため
に、BWRは一般に降水部内に羽根車駆動式原子炉内部
ポンプ(RIP)または流体駆動式ジェットポンプのよ
うなある形式のポンプを有している。このようなポンプ
は降水部内に配設され、降水部を下側プレナムから分離
している環状ポンプデッキに取り付けられている。ポン
プはポンプデッキの周りに円周方向に間隔をあけて設け
られ、冷却液を降水部から下側プレナムへ、そして炉心
の入口内へと送り出す。ポンプデッキはポンプのポンプ
動作を有効にするために降水部を下側プレナムから密閉
している。降水部を密閉するポンプデッキがない場合に
は、ポンプから放出される加圧された冷却液の大部分は
降水部内を上方に向かってポンプの入口へ再循環し、炉
心内への全体の流れを低減する。
【0005】最新のBWRにおいては羽根車駆動式RI
Pが一般に好ましいものとされている。これはこれらの
羽根車駆動式RIPが通常のジェットポンプに比較して
比較的短い長さで有効なポンプ容量を有しているからで
ある。しかしながら、ポンプが不動作状態になるポンプ
のトリップ状態の後では、原子炉の冷却液の自然再循環
はRIPによって、そして主にはその羽根車によって実
質的に妨げられる。RIPがポンプモードで動作してい
る間はポンプデッキは降水部における局部的な再循環を
防止しているが、これはまたRIPを不動作状態にする
ポンプのトリップの後の冷却液の自然再循環をも妨げ
る。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、沸騰水型原子炉の新規
で改良された冷却液再循環系を提供することにある。本
発明の他の目的は、ポンプのトリップ後の冷却液の自然
再循環を改良した原子炉の冷却液再循環系を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、ポンプが不動作モー
ドにある間降水部内における下方への自然再循環を可能
としながら、ポンプモードのときの降水部内における再
循環ポンプの周りにおける局部的な冷却液の再循環がほ
とんどまたは全くない原子炉の冷却液再循環系を提供す
ることにある。
【0008】
【発明の概要】BWR冷却再循環系は、降水部内に配設
され、原子炉の圧力容器および炉心シュラウドに固定さ
れているポンプデッキを有する。複数の円周方向に間隔
をおいて設けられている原子炉内部ポンプ(RIP)が
デッキに連結され、原子炉の冷却液を下向きに降水部か
ら炉心入口へ送り出すようにポンプモードで動作する。
ポンプが不動作モードにある場合には、冷却液の一部は
降水部から炉心入口内への冷却液の自然再循環を増大す
るようにRIPをバイパスする。
【0009】本発明の特色と考えられる新規な特徴は特
許請求の範囲に記載されている。本発明を好適で典型的
な実施例に関連して、その別の目的および利点とともに
添付図面を参照して以下に詳しく説明する。
【0010】
【発明の実施態様】図1には典型的な沸騰水型原子炉
(BWR)10が示されており、この沸騰水型原子炉1
0は縦の中心軸14の周りに配設された底側ヘッドおよ
び上側ヘッドを有する円筒形圧力容器12を有してい
る。このBWR10は、下側プレナム16、環状炉心1
8、環状上側プレナム20、蒸気分離器22および蒸気
乾燥器24からなる通常の構成要素を直列に連通して有
する。圧力容器12から半径方向内側に間隔をあけて設
けられている通常の円筒形炉心シュラウド26が炉心1
8を取り囲み、通常の環状降水部28を画成している。
環状ポンプデッキ30が降水部28内に配設され、容器
12および炉心シュラウド26に通常通り固定的に接合
されている。
【0011】複数の円周方向に間隔をあけて設けられて
いる通常の原子炉内部ポンプ(RIP)32がデッキ3
0に固定的に接合されている。RIP32の各々は羽根
車34を有し、この羽根車34は駆動軸36に固定さ
れ、駆動軸36は下側プレナム16および容器12の底
部を通って下方に延出し、羽根車34を通常のように駆
動する通常のモータ34に連結されている。
【0012】容器12は炉心18および上側プレナム2
0より上方のレベルまで水のような原子炉冷却液40で
満たされ、これは炉心18を冷却するとともに、蒸気を
発生するために使用される。更に詳しくは、冷却液40
は炉心18の底側の入口42に入って、炉心18を冷却
するので、冷却液40はここで加熱される。従って、加
熱された冷却液40は密度が低減し、上向き矢印40r
で示すように炉心18および上側プレナム20内を上昇
する。この上昇する冷却液40rは液体と蒸気の混合物
になり、炉心18を通って上昇するに従って蒸気の量は
増大し、従って蒸気のない部分は少しになる。40sで
示す蒸気は冷却液40の上面から上方に放出され、蒸気
分離器22および蒸気乾燥器24の両方において水分か
ら分離され、通常の出口ノズル44を通って容器12か
ら排出され、通常の蒸気タービン(図示せず)に流され
ていく。
【0013】容器12から失われた水は、容器12内に
通常のように供給され、上側プレナム20の上部近くに
設けられている通常の給水器から放出される給水40f
によって補充される。この給水40fは蒸気分離器22
によって分離された液体40と混合されて、その温度が
下がるとともに、その密度が増大し、矢印40dによっ
て示すように降水部28内を下方に流れる。降水部内の
冷却液の流れ40dはRIP32内に入り、羽根車34
によって加圧され、下側プレナム16内に放出される。
そして、ここにおいて炉心入口42内に入るように上向
きに方向が変えられ、上述した再循環ループを繰り返
す。
【0014】RIP32がポンプモードで動作している
間、原子炉冷却液40は炉心18を通って上方に上り、
降水部28を通って下方に降りるように再循環する。し
かしながら、RIP32がポンプのトリップにより不動
作モードになると、羽根車34は回転せずに、停止した
状態に留まり、羽根車34を有するRIP32は降水部
28を通って下方に進む冷却液34の自然再循環を妨げ
る。従って、上昇する冷却液40rの流量も低減し、冷
却液の炉心18を冷却する能力が低減する。
【0015】本発明の一実施例によれば、図1および図
2に示す原子炉冷却液再循環系は好ましいことにRIP
がポンプのトリップにより不動作モードになったとき、
RIP32をバイパスして、詳しくは図3および図4に
示すようにバイパス流40bとしてデッキ30を通って
自然再循環すなわち重力によって下向きに降水部の冷却
液40dの一部を流すバイパス手段48を有している。
【0016】更に詳しくは、図3および図4を参照する
と、RIP32の各々は更に羽根車34を取り囲んでい
る外被50を有し、その上部には入口52が設けられ、
その底部には出口54が設けられている。図4に示すよ
うに、複数の通常の流れをまっすぐにする羽根56が羽
根車34とRIP出口54との間の外被50の内側に固
定されている。降水部の冷却液40dの一部はRIPの
入口52内に流れ込み、ポンプモードにおいて回転する
羽根車34によって加圧され、ポンプ流40pとしてR
IPの出口54を通って下方に押し出され、下側プレナ
ム16内に放出され、炉心の入口42内に流れ込む。
【0017】本発明の好適実施例によれば、前記バイパ
ス手段48は好ましくは第1のバイパスオリフィス58
および第2のバイパスオリフィス60の対で構成される
複数の円周方向に間隔をおいて設けられたバイパスオリ
フィスを有する。前記第1のバイパスオリフィス58お
よび第2のバイパスオリフィス60はデッキ30に設け
られ、降水部28およびデッキ30を通る冷却液バイパ
ス流40bをRIP32と並列な流れとして下側プレナ
ム16および炉心個入口42に流れるようにしている。
バイパスオリフィス58、60はRIP32の間のデッ
キ30の種々の位置に設けてもよいが、RIP32のそ
れぞれに隣接して対で設けられることが好ましい。
【0018】好適実施例においては、第1および第2の
オリフィス58、60は詳しくは図2および図3に示す
ように容器の中心軸14の周りで円周方向にそれぞれの
RIP32の各々の両側に直径方向に対向して配置され
ている。また、これらのオリフィスは好ましくは三日月
形であり、各々はRIP32に面する側の凹状部58
a、60aおよびRIP32から離れている側の凸状部
58b、60bを有している。オリフィスの各々は容器
12および炉心シュラウド26から隔たっている一対の
頂端58cおよび60cを有している。このように、オ
リフィス58、60はRIP32のそれぞれに密接に隣
接して位置決めされてもよく、凹面58aおよび60a
は外側ケース50の曲率とほぼ同じ曲率を有している。
【0019】RIP32のそれぞれに隣接しているオリ
フィス58、60のこの好適な構成は、以下に更に説明
するようにバイパス流40bを得るとともに、環状ポン
プデッキ30および降水部28の内側および外側半径の
間の距離を最小にしながらデッキ30の許容し得る構造
的一体性を得るために利用されている。デッキ30は例
えばボルトによってRIP32を支持しているので、三
日月形のオリフィス58はRIP32に隣接するデッキ
30の負荷担持能力における不連続性を低減しながらデ
ッキ30を通る流れを可能としている。オリフィス58
および60は円周方向に延在して直径方向に対向する三
日月形であるので、デッキ30はRIP32と炉心シュ
ラウド26および容器12の両方との間で連続している
ので、RIP32を支持するための直接的な負荷担持経
路を構成している。
【0020】再び、図3および図4を参照すると、バイ
パス手段48は好ましくは更に複数の導管62を有して
いる。この導管62の各々はポンプデッキ30の下側に
おいてRIP32のそれぞれを取り囲むとともに、第1
および第2のバイパスオリフィス58および60の少な
くとも一方および好ましくは両方と連通して設けられて
いる。導管52の各々はRIP32のそれぞれと協働し
て、流体ジェットポンプすなわちエダクタ(eductor )
を形成し、RIP32がポンプモードにあるとき、吸引
によってバイパス流40bをオリフィス58および60
を通って下方に引き込み、オリフィス58、60を通る
上方への逆流を低減または防止している。
【0021】更に詳しくは、RIPの外被50はポンプ
デッキ30から上方に延出している前端部50aおよび
ポンプデッキ30から下方に延出し、ポンプ流40pを
放出するポンプ出口54で終端した後端部50bを有し
ている。導管62の各々はRIPのケースの後端部50
bから半径方向外側に間隔をあけて設けられ、バイパス
オリフィス58および60に隣接して配設され、降水部
28からのバイパス流40bを受け入れる入口62a、
ケースの後端部50bに対して徐々に近づき、両者間の
出口54においてのど部62cを画成している収束部6
2b、のど部62cおよび出口54から下流に延出し、
冷却液混合流40mを形成するようにバイパス流40b
をポンプ流40pと混合させる混合部62d、この混合
部62dから下流に延出している発散形の拡散部62
e、および拡散部62eから下流に延出している円筒形
出口62fを有している。好適実施例においては、RI
Pの外被50の後端部50bは好ましくは円錐形であ
り、導管62で収束部62bを形成するように下流方向
内向きに傾斜している。
【0022】ポンプモードにおいては、RIP32は、
オリフィス58および60からバイパス流40bを吸引
によって引き込んでポンプ流40pと混合するためのジ
ェットポンプを形成するように導管62と協働するため
に、運動エネルギを有する噴流としてRIP出口54か
らのポンプ流40pを放出するように作用する。混合し
た冷却液流40mは混合部62dから拡散部62eを通
って流れる。ここにおいて、その速度は低減し、その静
圧は運動量の転移によって増大する。加圧された混合冷
却液流40mは導管出口42fから下側プレナム16内
に放出され、炉心入口42内に流れ込む。例えば、図3
に示すように、炉心入口42を画成している炉心シュラ
ウド26の底端部はほぼ同じ垂直方向の高さで導管出口
62fに隣接して配設され、原子炉冷却液を導管62か
ら炉心入口42へ直接流れるようにしている。
【0023】好適実施例においては、導管62およびR
IP32によって画成されるジェットポンプは通常ポン
プモードにおいてオリフィス58および60を通るバイ
パス流40bを逆流なしで引き込むような大きさおよび
構造である。例えば、混合部62cおよび拡散部62e
のそれぞれの長さLm およびLd は通常オリフィス58
および60において発生する吸引圧力を最大にするよう
な長さに形成され、逆流を防止するようになっている。
しかしながら、通常のジェットポンプは全体の長さが約
6−7メートルであるが、導管62の全体の長さLはオ
リフィス58および60を通る自然再循環流と、RIP
32による動力流との許容し得る妥協を得るために約1
メートルの短い長さにしてある。
【0024】更に詳しくは、分析された一実施例におい
ては、導管62は長さが約1メートルであり、オリフィ
ス58および60の全体の流れ面積はRIP出口54の
約100分の1程度である。ポンプのトリップ後におい
ては、オリフィス58および60がない場合における停
止状態のRIP32のみを通る流れと比較して、オリフ
ィス58および60による炉心18への原子炉冷却液4
0の重力による自然再循環流が増大することは明らかで
ある。
【0025】また、短い導管62は既知の原子炉容器に
設置することができ、降水部の冷却液40dの圧力が低
減した沸騰によるキャビテーション(cavitation)を避
けるようにRIP32の入口を可能な最も低い高さの所
に維持するために使用できる。したがって、オリフィス
58および60およひび導管62はポンプのトリップの
際における自然再循環を増大する有効なバイパス路をR
IP32の周りに形成すると同時に、RIP32が動作
している間における降水部28への受け入れることがで
きない逆流再循環を防止するのにも有効である。オリフ
ィス58および60および導管62の適切な通常の設計
によって、オリフィス58および60における吸引圧力
はRIP32の動作の間最大となり、そこを通る逆流再
循環は上述したように防止される。
【0026】本発明の好適実施例と考えられるものにつ
いて説明したが、本技術分野に専門知識を有する者にと
ってはその教示から本発明の他の変更が明らかであろ
う。従って、本発明の真の精神および範囲内に入るこの
ような全ての変更は特許請求の範囲によって保護される
べく要望されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による冷却液再循環系を有す
る典型的な沸騰水型原子炉の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す原子炉の線2−2に沿って見た横断
面図である。
【図3】図1に示す原子炉内部ポンプの1つを図2の線
3−3に沿って見た部分断面斜視図であり、原子炉内部
ポンプの周りの冷却液の流れの一部をバイパスするオリ
フィスおよび導管も示している。
【図4】図3に示す原子炉内部ポンプおよびバイパス手
段の線4−4に沿って見た縦断面図である。
【符号の説明】
10 BWR 12 圧力容器 16 下側プレナム 18 炉心 20 上側プレナム 22 蒸気分離器 24 蒸気乾燥器 26 炉心シュラウド 28 降水部 30 デッキ 32 原子炉内部ポンプ(RIP) 34 羽根車 40 冷却液 48 バイパス手段 50 外被 58、60 オリフィス 62 導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエイン・マーキノ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、リンドセイ・ウエイ、1360番 (56)参考文献 特開 昭52−142194(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心を取り囲み、再循環冷却液を下方に
    向けて圧力容器の下側プレナムに配設されている炉心入
    口に導く環状降水部を画成するように圧力容器から半径
    方向内側に間隔をあけて設けられている円筒形炉心シュ
    ラウドを有する沸騰水型原子炉の再循環系であって、 前記降水部内に配設され、前記容器および前記炉心シュ
    ラウドに固定されている環状ポンプデッキと、 各々が前記デッキに連結されている複数の円周方向に間
    隔をおいて設けられている原子炉内部ポンプ(RIP)
    であって、ポンプモードで動作して、前記降水部から冷
    却液をポンプ流として前記RIPの出口を通って前記炉
    心入口内へ下向きに送り出す前記複数の原子炉内部ポン
    プ(RIP)と、 前記RIPをバイパスし、前記RIPが不動作モードに
    あるとき、前記冷却液の一部を自然再循環によって前記
    デッキを通るバイパス流として下向きに通すバイパス手
    とを有し、 前記バイパス手段は、前記デッキ内に配設され、前記降
    水部から前記バイパス流を前記デッキを通って前記炉心
    入口へ通す複数の円周方向に間隔をおいて設けられてい
    るバイパスオリフィスを有し、 前記バイパス手段は更に、各々が前記複数のRIPのう
    ちの対応する1つのRIPを取り囲み、かつ前記バイパ
    スオリフィスのうちの少なくとも対応する1つの第1の
    バイパスオリフィスと連通して配設されて、前記1つの
    RIPと協働して、前記RIPが前記ポンプモードにあ
    るとき前記バイパス流を前記第1のバイパスオリフィス
    を通って下向きに引き込むジェットポンプを形成する複
    数の導管を有していることを特徴とする、沸騰水型原子
    炉の再循環系。
  2. 【請求項2】 前記RIPの各々は前記ポンプ流を放出
    する前記RIP出口で終端した後端部を有している外被
    を備えており、 前記導管のそれぞれは前記RIPの外被の後端部から半
    径方向外側に間隔をあけて配設されていて、前記RIP
    出口において環状のど部を画成しており、 前記RIPは前記RIP出口から前記ポンプ流を噴流と
    して放出することにより、前記バイパス流が前記第1の
    オリフィスから前記のど部を通って前記ポンプ流と混合
    するように引き込まれる請求項記載の再循環系。
  3. 【請求項3】 前記それぞれの導管は、更に前記のど部
    から前記RIP出口の下流に延出して、前記ポンプ流を
    前記バイパス流と混合する環状混合部と、 前記混合流の速度を低減して、その圧力を増大する拡散
    部と、 前記混合流を前記導管から前記下側プレナム内に放出す
    るジェットポンプ出口と、 を有する請求項記載の再循環系。
  4. 【請求項4】 前記炉心シュラウドは底端部を有し、前
    記ジェットポンプ出口は該底端部に隣接して配設されて
    いる請求項記載の再循環系。
  5. 【請求項5】 前記導管の各々は前記第1のバイパスオ
    リフィスおよび前記バイパス流を集合的に受け入れる第
    2のバイパスオリフィスの両方と連通して配設されてい
    る請求項記載の再循環系。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のバイパスオリフィ
    スは対応する1つの前記RIPに隣接して配設されてい
    る請求項記載の再循環系。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のバイパスオリフィ
    スは前記RIPの両側で直径方向で対向して設けられて
    いる請求項記載の再循環系。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のバイパスオリフィ
    スは前記RIPに面する側の凹状部および前記RIPか
    ら離れている側の凸状部を有する三日月形である請求項
    記載の再循環系。
  9. 【請求項9】 前記ジェットポンプの各々は逆流するこ
    となく前記ポンプモードにおいて前記バイパス流を前記
    バイパスオリフィスを通して引き込むような大きさおよ
    び構造である請求項記載の再循環系。
JP4149747A 1991-06-14 1992-06-10 Bwr再循環系 Expired - Lifetime JP2531899B2 (ja)

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