JP2530950B2 - Adコンバ―タを用いたサ―ミスタ温度検出装置 - Google Patents

Adコンバ―タを用いたサ―ミスタ温度検出装置

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JP2530950B2
JP2530950B2 JP3204947A JP20494791A JP2530950B2 JP 2530950 B2 JP2530950 B2 JP 2530950B2 JP 3204947 A JP3204947 A JP 3204947A JP 20494791 A JP20494791 A JP 20494791A JP 2530950 B2 JP2530950 B2 JP 2530950B2
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resistor
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temperature
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吉泰 多河
康一 南
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ADコンバータを用
いたサーミスタ温度検出装置に関し、例えば、プリンタ
内の環境温度の検出に好適な温度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はADコンバータを用いたサーミス
タ温度検出装置の従来例を示す図である。同図におい
て、1は抵抗、2はサーミスタであり、抵抗とサーミス
タの直列回路により温度検出回路を構成している。3は
半導体増幅器、4はADコンバータ、5は演算回路であ
る。
【0003】検出対象の温度はサーミスタ2により検出
される。検出対象の温度が変化し、サーミスタ2の抵抗
値が変化すると、図中のM点の電位が変化する。増幅器
3はM点の電位を増幅し、その出力をADコンバータ4
に与える。ADコンバータ4は増幅器3の出力をデジタ
ル信号に変換し、サーミスタ2の抵抗値に対応したデジ
タル信号を発生する。演算回路5はADコンバータ4の
出力を読み取り、サーミスタ2の抵抗値を求め、検出対
象の温度を求める。
【0004】この種の装置において、サーミスタ2の抵
抗値RS とADコンバータ4の出力Aは(1) 式で表すこ
とが出来る。
【数1】 ここで、Rは抵抗1の抵抗値、RS は検出時の温度に対
応するサーミスタ2の抵抗値、Kは増幅器3のゲイン、
CCは抵抗1とサーミスタ2の直列回路の上端電圧、E
C はその下端電圧である。
【0005】また、αはADコンバータの分解能、すな
わち、ADコンバータ出力の最下位のビットが変化する
に要するADコンバータの入力電圧変化量であり、AD
コンバータ4を8ビツトのものとするとα=(VDD
SS )/28 =(VDD −VSS )/256で表され
る。ただし、VDD,VSSはADコンバータ4にあたえら
れるリファレンス電圧である。
【0006】上記式を変換すると、(2) 式がえられる。
【数2】 上記式から明らかなように、サーミスタ2の抵抗値は電
圧VCC 、電圧EC 、ADコンバータのリファレンス電
圧VDD とVSS により定まるα、増幅器3のゲインK
の関数であり、これらの値が変化すると演算回路5にお
けるサーミスタ2の抵抗値の算出結果は不正確なものと
なる。したがつて、従来装置においては、精度良く検出
対象の温度を検出することができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来装
置の欠点を解決するためになされたものであつて、サー
ミスタと抵抗の直列回路の電源電圧、ADコンバータの
リファレンス電圧の変動、温度ドリフトなどによる増幅
器のゲインの変動があっても精度良く温度を検出するこ
とができるADコンバータを用いたサーミスタ温度検出
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の抵抗体11とサー
ミスタ14からなる第1の直列回路と、第2の抵抗体1
2と所定の第1の温度のとき上記サーミスタが示す抵抗
値に等しい抵抗値を持つ第3の抵抗体15からなる第2
の直列回路と、第4の抵抗体13と所定の第2の温度の
とき上記サーミスタが示す抵抗値に等しい抵抗値を持つ
第5の抵抗体16からなる第3の直列回路からなり、上
記第1、第2、第3の直列回路を並列に接続したものを
電源回路に接続し温度検出回路を構成する。この温度検
出回路の第1の直列回路の抵抗体11とサーミスタ14
の接続点P、第2の直列回路の抵抗体12と抵抗体15
の接続点Qおよび第3の直列回路の抵抗体13と抵抗体
16の接続点Sは切り換えスイッチ17の入力側にそれ
ぞれ接続される。また、切り換えスイッチ17の出力側
は増幅器18の入力端子に接続されており、増幅器18
の出力信号はADコンバータ19に入力されデジタル信
号に変換され、その出力デジタル信号は制御演算回路2
0に入力される。制御演算回路20は上記切り換えスイ
ッチ17を切り換えて上記接続点P,Q,Sの各電位に
対応したデジタル信号を順次読み込み、メモリ21に記
憶させ、該デジタル信号と上記温度検出回路の各抵抗体
11,12,13,15,16の抵抗値に基づきサーミ
スタ14の抵抗値を算出し、温度を求める。
【0009】
【作用】温度検出回路の接続点P,Q,Sの電位をデジ
タル信号に変換し制御演算回路20に読み込み、これら
のデジタル信号に基づきサーミスタ14の抵抗値を算出
し温度を求める。これにより、電圧変動、増幅器18の
ゲインの変動の影響を除去することができ、精度の良い
温度検出を行うことができる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の1実施例を示す図である。
同図において、11〜13,15,16は抵抗、14は
サーミスタであり、上記抵抗、サーミスタの直並列回路
により温度検出回路を構成している。17は切り換えス
イッチ、18は半導体増幅器、19はADコンバータ、
20は制御演算回路(例えば、プロセッサ)、21はメ
モリである。ここで、上記温度検出回路の抵抗15,1
6の値R1 ,R2 はそれぞれ、任意の温度に対応するサ
ーミスタの抵抗値と等しい値に選定されている。
【0011】切り換えスイッチ17は制御演算回路20
の出力により、1,2,3の順序で高速に切り換えら
れ、抵抗12と抵抗15、抵抗13と抵抗16、抵抗1
1とサーミスタ14の接続点の電位Q,S,Pは順番に
増幅器18に与えられ増幅される。増幅器18の出力は
ADコンバータ19に入力されデジタル量に変換され制
御演算回路20に与えられる。
【0012】制御演算回路20はQ,S,P各点の電位
に対応したデジタル信号A1 ,A2 ,AS を順次メモリ
21に記憶させる。Q,S,P各点の電位に対応したデ
ジタル信号A1 ,A2 ,AS の読み取りが終ると、制御
演算回路20は上記デジタル信号A1 ,A2 ,AS およ
び抵抗値R1 ,R2 ,Rの値に基づきサーミスタの抵抗
値を算出し、検出対象の温度を求める。
【0013】まず、スイッチ17が1に切り換えられて
いる時、ADコンバータ19の出力をA1 とすると、
(3)式が成り立つ。
【数3】 次に、スイッチ7が2に切り換えられている時、ADコ
ンバータ19の出力をA2 とすると、(4)式が成り立
つ。
【数4】 最後に、スイッチ7が3に切り換えられている時、AD
コンバータ19の出力をAS とすると、(5)式が成り
立つ。
【数5】
【0014】ここで、Rは抵抗11,12,13の抵抗
値、R1 ,R2 はそれぞれ抵抗15、抵抗16の抵抗
値、Kは増幅器18のゲイン、VCCとEC はそれぞれ抵
抗11,12,13,15,16とサーミスタ14から
なる温度検出回路の上端電圧と下端電圧、αはADコン
バータ19の分解能、すなわち、ADコンバータ出力の
最下位のビットが変化するに要するADコンバータ19
の入力電圧変化量であり、前述したようにADコンバー
タ19のリファレンス電圧VDD ,VSS およびADコ
ンバータ19の出力ビツト数により定まる。
【0015】上記(3),(4),(5)式を整理する
と、K,VCC ,EC ,α,VSSが消去され、ADコン
バータの出力A1 ,A2 ,AS とサーミスタ14の抵抗
値は(6)式で表される。
【数6】
【0016】上記(6)式から明らかなように、切り換
えスイッチ17を高速に切り換え、その時のADコンバ
ータ19の出力A1 ,A2 ,AS と抵抗値R,R1 ,R
2 の値を用い演算することにより、任意の温度における
サーミスタ14の抵抗値を求めることができる。制御演
算回路20は(6)式により、サーミスタ14の抵抗値
を算出し、例えば、サーミスタの抵抗値と検出対象の温
度との関係を示すテーブルを参照するなどして検出対象
の温度を求める。
【0017】また、上記(6)式には、増幅器18のゲ
インK、電圧VCC 、電圧EC 、ADコンバータ19の
αが含まれていないので、切り換えスイッチ17の切り
換え速度を電源電圧変動、増幅器のゲインの変動などに
対し充分高速にすることにより、電圧、ADコンバータ
19のリファレンス電圧の変動、温度変化などによる増
幅器のゲインの変動などに影響されず精度良くサーミス
タの抵抗値を求めることができ、正確に検出対象の温度
を検出することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、電源電圧、ADコンバータのリファレンス
電圧の変動、温度変化などによる増幅器のゲインの変動
などに影響されずに精度良く検出対象物の温度を検出す
ることができ、例えば、プリンタなどの機器の温度制御
を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す図である。
【図2】ADコンバータを用いたサーミスタ温度検出装
置の従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 抵抗 12 抵抗 13 抵抗 14 サーミスタ 15 抵抗 16 抵抗 17 切り換えスイッチ 18 増幅器 19 ADコンバータ 20 制御演算回路 21 メモリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の抵抗体(11)とサーミスタ(14)から
    なる第1の直列回路と、 第2の抵抗体(12)と所定の第1の温度のとき上記サーミ
    スタが示す抵抗値に等しい抵抗値を持つ第3の抵抗体(1
    5)からなる第2の直列回路と、 第4の抵抗体(13)と所定の第2の温度のとき上記サーミ
    スタが示す抵抗値に等しい抵抗値を持つ第5の抵抗体(1
    6)からなる第3の直列回路からなり、 上記第1、第2、第3の直列回路を並列に接続し電源回
    路に接続した温度検出回路と、 上記第1の直列回路の抵抗体(11)とサーミスタ(14)の接
    続点P、第2の直列回路の抵抗体(12)と抵抗体(15)の接
    続点Qおよび第3の直列回路の抵抗体(13)と抵抗体(16)
    の接続点Sを半導体増幅器(18)の入力端子に選択的に接
    続する切り換えスイッチ(17)と、 増幅器(18)の出力信号をデジタル信号に変換するADコ
    ンバータ(19)と、 ADコンバータ(19)の出力信号に基づきサーミスタ(14)
    の抵抗値を算出し検出対象の温度を求めるとともに上記
    切り換えスイッチ(17)の切り換え信号を発生する制御演
    算回路(20)と、 上記ADコンバータ(19)の出力を記憶するメモリ(21)か
    らなり、 上記制御演算回路(20)は上記切り換えスイッチ(17)を切
    り換えて上記接続点P,Q,Sの各電位に対応したデジ
    タル信号を順次読み込み、該デジタル信号と上記温度検
    出回路の各抵抗体(11,12,13,15,16)の抵抗値に基づきサ
    ーミスタの抵抗値を算出することを特徴とするADコン
    バータを用いたサーミスタ温度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の第3の抵抗体(15)および第5
    の抵抗体(16)の抵抗値は任意の温度に対応するサーミス
    タの抵抗値にそれぞれ設定されていることを特徴とする
    請求項1のADコンバータを用いたサーミスタ温度検出
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のサーミスタ(14)がプリンタに
    取り付けられていることを特徴とする請求項1のADコ
    ンバータを用いたサーミスタ温度検出装置。
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JP6313150B2 (ja) * 2014-07-15 2018-04-18 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置、電池監視システムおよび電池監視方法
JP6890056B2 (ja) * 2017-07-04 2021-06-18 本田技研工業株式会社 温度検出装置及び誤差補正方法
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CN110388993B (zh) * 2019-07-02 2024-06-18 杨晨 一种低阻抗温度传感器及其温度测量方法

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