JP2530591Y2 - 交換機の主配線盤用架におけるケーブルの固定構造 - Google Patents

交換機の主配線盤用架におけるケーブルの固定構造

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JP2530591Y2
JP2530591Y2 JP1993033521U JP3352193U JP2530591Y2 JP 2530591 Y2 JP2530591 Y2 JP 2530591Y2 JP 1993033521 U JP1993033521 U JP 1993033521U JP 3352193 U JP3352193 U JP 3352193U JP 2530591 Y2 JP2530591 Y2 JP 2530591Y2
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cable
cable group
rack
wiring
printed circuit
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JP1993033521U
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利夫 平山
茂 北畠
正昭 林
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は交換機に使用される主配
線盤用架(以下、MDFと言う)における配線用ケーブ
ルの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の交換機は小型軽量化されると共に
高密度実装が進んでいる。これに伴い、交換機に付属す
るMDFに接続されるケーブルの量はますます増大して
いる。しかし、その反面MDFにおける作業の合理化は
それ程進歩していないのが実情であり、いまだに手作業
による配線が主流をなしている。このため無人局等にお
いては新規加入の顧客があっても、その数がある程度ま
とまってから作業を実施するような手順がとられてお
り、顧客に対する即応的なサービスは完全なものとは言
い難い。このような実情から顧客に対するサービス向上
のために、図4に示すような主配線盤の構造が知られて
いる。同図はその全体の斜視図であるが、マトリクス状
に回路を組んだプリント基板18群を上、中、下の3つ
の群に分けて配列し、その間を予めリンク配線した配線
19と、前記プリント基板18のマトリクスの交点にピ
ンを差込むのみで即座に所望の回線の形成を可能にする
ようにしたものである。
【0003】ピンと差込み部はMDFに組み込まれてお
り、交換機11に内設されたガイドレール16に沿っ
て、交換機11の内部を移動するロボット15によって
自動的に作業が行われるようになっている。これによっ
て短時間に加入者の回路を交換機の任意の回路パッケー
ジに収容することが可能である。しかし、この方式は精
密な作業をロボットにより機械的に行うため、各部の組
付けに高い精度が要求される。さらに、将来使用する可
能性のある全てのリンク配線を予め設けておくことが必
要であるため、実装されるケーブルの量は膨大なものと
なる。
【0004】これらのケーブルの取りまとめの方法とし
ては、図示の如く、各プリント基板18からの配線を交
換機の両側面に引出して、順次に上から下へ向けて整然
と配列して集合させ、これらを一定範囲毎縦列のケーブ
ル群19aとしてまとめて、各ケーブル群19aを交換
機11の下部に設けた空間内に収容し、ここから集団と
なって交換機11の制御部17へ導く方法が採用されて
いる。
【0005】現在はこれが最も合理的な方法として採用
されている。交換機11の両側面に散在するケーブル群
19aは、各々その上部、中央、下部をサポータ14に
束縛されて動かないように支持されている。
【0006】このサポータ14の構造を明示したのが図
5である。図示の如く、サポータ14は交換機11の側
面上部、中央、下部の横梁13の各部の数個所(中間部
は図示省略)にボルト14aにより固定結合されてい
る。したがって、ケーブル群19aの重量をこの横梁1
3が支えている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前述のように
従来の技術における交換機はケーブル群の重量をサポー
タを介して横梁が支持しているので、横梁だけでなく他
の部位をも変形させる恐れがある。しかも、この横梁は
プリント基板が実装されている領域に存在しているの
で、交換機内部の変形は前記ロボットによるピンの自動
差込みに支障をきたす。このような自動化方式は各部の
高精度な配置が必要であり、僅かな精度の狂いが作業の
誤結線を招き信頼性を阻害することになる。このような
梁の変形は許容できない欠点であり、サポータの位置が
定まっているため特定の位置にしかケーブル群を束縛で
きないと言うことも欠点である。
【0008】したがって本考案は、上記のようにケーブ
ル群の重量が横梁に直接伝わらず、交換機の要部に変形
をきたさない交換機の主配線盤用架におけるケーブルの
固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は前述のような従
来の技術における欠点を除去するため、MDFにおける
上、中、下各部の横梁の外側において各部を複数のブロ
ックに分けて、ブロック毎にケーブル群を支持する支持
手段を設け、この支持手段の両端部をMDFの支柱に固
定する。そして当該支持手段の側面に多数の穴を設け
て、近隣するケーブル群を適宜にまとめて任意の穴に固
定させる構造とする。
【0010】
【作用】本考案によれば、ケーブル群を支持する支持手
段が別設されて支柱に固定されることにより、ケーブル
群の重量が直接には横梁に伝わることがなくなる。而も
垂直荷重に対して応力のある支柱にケーブル支持手段が
結合されることにより、機器の変形を防止する優れた構
造となる。
【0011】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。図1
は本考案の実施例の斜視図である。
【0012】図示のように、本実施例におけるMDFの
基本的な構造は図4に示す従来のMDFとかわりはな
い。交換機1内に配設されるマトリクス状に回路を組ん
だプリント基板や、その間をリンク配線した線とプリン
ト基板のマトリクス交点にピンを差込んで結線する方式
や、これがロボットによって結線されることや、配線を
両側面に引出してケーブル群として束縛すること等の方
式も同じである。したがって、本実施例の従来と異る点
についてのみ説明することにより本考案の特徴が鮮明に
なる筈である。したがって、図1は図示を明白にするた
め要部のみを表わし、他の部分の図示は省略する。
【0013】同図において明らかなように本実施例の特
徴はケーブル群の支持手段として共同サポータ2を設け
たことである。図2は共同サポータ2の斜視図であるが
図示の如く共同サポータ2の両端部には内側に突起した
取付け部が形成され、側面には当該部材を貫通する四角
穴3が多数設けられている。そしてこの共同サポータ2
は上部、中央部、下部の横梁6の外側に配置され、上、
中、下の各部は横の長手方向を複数のブロックに分け
て、ブロック毎に共同サポータ2の両端部を最寄りの支
柱5にボルト4によって固定結合される。したがって横
梁6と共同サポータ2は一定の間隔を保つこととなる。
【0014】従来の技術において前記したのと同様に本
例においてもプリント基板18からの配線19は束ねら
れて数本がケーブルと化し、このケーブル群19aの複
数が更に束ねられ共同サポータ2に束縛される。図3は
その一部の要部を平面図で表したものである。このよう
にして上部から下部へ移るにともない、ケーブル群19
aも増加し、上、中、下各部の共同サポータ2において
は適宜に近隣するケーブル群を束ねて専用のバンドで最
寄りの穴3に固定される。
【0015】したがって、上記のように構成された本実
施例においては、ケーブルの重量は共同サポータ2が支
え、間隙を保って設置されている横梁6には影響を及ぼ
すことがない。
【0016】以上本考案の実施例について説明したが、
共同サポータ2以降のケーブル群19aの処理等は従来
と同じであるので説明は省略する。
【0017】
【考案の効果】本発明によれば、横梁とは間隙をへだて
て別設された共同サポータによりケーブル群を支えるの
で、曲げ応力の劣る横梁に直接取付けられたサポータに
よりケーブル群を支えるのに比べて、架枠の強度が向上
し、ケーブル群の重量による横梁の変形も生じない。従
ってこれ以外の部分への変形の波及も発生せず、ロボッ
トによる自動的なピンの挿入作業にトラブルもなく交換
機への信頼性の向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案に用いる共同サポータの斜視図である。
【図3】本考案におけるケーブル群の束縛状態を示す要
部の概略平面図である。
【図4】従来の交換機の主配線盤の概要を示す斜視図で
ある。
【図5】従来の主配線盤におけるサポータの構造を示す
本体の斜視図である。
【符号の説明】
1,11 交換機 2 共同サポータ 3 穴 4,14a ボルト 5,12 支柱 6,13 横梁 14 サポータ 18 プリント基板 19 配線 19a ケーブル群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北畠 茂 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 林 正昭 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−43991(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス回路を有する多数のプリン
    ト基板を並列に実装してリンク配線をするための架を有
    し、前記架から配線延長されたリンク配線部を複数のケ
    ーブル群として集約し、各ケーブル群毎に架の両側面の
    要所に複数段に多数配設されたケーブルサポータに束縛
    してケーブル群を支持するように構成された交換機の主
    配線盤用架におけるケーブルの固定構造において、複数
    段の各段を横の長手方向を複数のブロックに分けて、ブ
    ロック毎にプリント基板からの配線が束ねられたケーブ
    ル群が更に束ねられて貫通し、該ケーブル群をバンドで
    束縛する固定穴が、複数個配列して設けられる支持手段
    を設け、該支持手段の両端部を前記主配線盤用架の最寄
    りの支柱に固定結合することを特徴とする交換機の主配
    線盤用架のケーブル固定構造。
JP1993033521U 1993-06-22 1993-06-22 交換機の主配線盤用架におけるケーブルの固定構造 Expired - Lifetime JP2530591Y2 (ja)

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JPH077281U JPH077281U (ja) 1995-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2550042B1 (fr) * 1983-07-29 1985-11-22 Ctm Dispositif de raccordement modulaire pour repartiteur telephonique

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JPH077281U (ja) 1995-01-31

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