JP2530362Y2 - 走行式洗浄装置 - Google Patents

走行式洗浄装置

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JP2530362Y2
JP2530362Y2 JP4590991U JP4590991U JP2530362Y2 JP 2530362 Y2 JP2530362 Y2 JP 2530362Y2 JP 4590991 U JP4590991 U JP 4590991U JP 4590991 U JP4590991 U JP 4590991U JP 2530362 Y2 JP2530362 Y2 JP 2530362Y2
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Japan
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cleaning
rotating shaft
traveling
cleaning device
cleaning liquid
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JP4590991U
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章 江村
秀一 原田
俊秋 池谷
豊 田倉
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八千代マイクロサイエンス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガソリンスタンド等に
設置されている内照式看板や広告壁面等の洗浄に適した
走行式洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内照式看板や広告壁面はいたる所
で見られるが、車の排気ガス等により比較的短期間で汚
れるという欠点があった。ところで、特にガソリンスタ
ンド等においては気化ガスの爆発を防止する為、スパー
クによる着火の恐れのある電気モータ等電気を動力源と
する器材を使用することは望ましくなかった。その為、
ガソリンスタンド等に設置された内照式看板や広告壁面
の洗浄は、ヤグラを組んで従業員がモップやデッキブラ
シ等で直接行わなければならず、危険であるばかりが、
汚い作業のため、人手も得にくく、切実な問題となって
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記従来の実
情に鑑みて提案されたもので、専用電源を必要とせず、
人力とガソリンスタンドに常備されているコンプレッサ
とを用いるだけできわめて安全に内照式看板や広告壁面
等を効率よく容易に洗浄することができ、操作もしやす
く、構造も簡単で安価に製作することができ、故障も少
なく、長期間安定して使用することができる、走行式洗
浄装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案は前記課題を解決す
るために、被洗浄面に沿って架設されたレール上を走行
する案内ローラを備えた洗浄器本体に洗浄液タンクを搭
載すると共に、被洗浄面に対し平行でかつ走行方向に対
し直角に配置された表面に複数のノズル口を有する回転
軸に保水性を有する洗浄用ローラを装着し、その回転軸
を給水チャンバーを介して洗浄液タンクの下端に連通
し、上記案内ローラと回転軸とを同一の駆動系を介して
手動により同時に回転し得るようにして走行式洗浄装置
を構成したことを特徴とするもので、さらには、洗浄器
本体の前面に開口する吸盤を取付け、その吸盤をコンプ
レッサの吸入側と連通させ、又、回転軸の表面に設けた
ノズル口を下端に行く程小径とすると共に、回転軸の上
端に設けた洗浄液流入口にこし網を設け、そのメッシュ
を最小のノズル口の口径よりも小さくしたものである。
【0005】
【作用】本考案の走行式洗浄装置は前記のように構成さ
れているので、人力により駆動系を介して案内ローラを
回転させると、洗浄器本体は被洗浄面に沿ってレール上
を走行することになる。他方、回転軸も同一の駆動系に
より同時に回転され、洗浄液タンク内の洗浄液は給水チ
ャンバーを介して回転軸内に供給され、回転軸の表面に
設けられたノズル口より洗浄用ローラに含浸されること
になる。
【0006】従って、洗浄器本体は人力によって被洗浄
面に沿って走行し、洗浄液を含浸した洗浄用ローラによ
り被洗浄面はきれいに洗浄されることになる。この時、
洗浄器本体はコンプレッサにより吸引される吸盤の吸引
力によって被洗浄面に吸着されるので、安定して洗浄を
行うことができる。又、回転軸に供給された洗浄液は、
下端に行く程小径となったノズル口より均一に洗浄用ロ
ーラに含浸されると共に、洗浄液中に含まれるゴミ等は
最小のノズル口の口径よりも小さなメッシュを有するこ
し網によってろ過されるので、小さなノズル口の目詰ま
りが防止されることになる。
【0007】
【実施例】次に、本考案を図面に示す実施例に基いて具
体的に説明する。図1は本考案の一実施例を示す走行式
洗浄装置の一部破断正面図で、図2はその側面図、図3
はその平面図、図4はその洗浄液タンク部分の断面図で
ある。
【0008】図中1は内照式看板や広告壁面等の被洗浄
面で、その上面には被洗浄面1に沿って溝付のレール2
が架設されている。3はそのレール2と噛み合って走行
する案内ローラで、補助ローラ4と共にレール2を挟持
するように支承されている。5は案内ローラ3を支承す
る軸で、その他端にはカサ歯車6が取付けられている。
7は洗浄器本体で、案内ローラ3により案内されて走行
するが、その重量は補助案内ローラ8によっても支えら
れている。
【0009】9は駆動用プーリで、ロープ10を手動に
より一方に引くと駆動用プーリ9が回転しそのプーリ軸
11に取りつけられたプーリ12と案内ローラ3の軸5
に取りつけられたプーリ13とがベルト14を介して連
動されているため、案内ローラ3と同時にカサ歯車6も
回転するようになっている。15はカサ歯車6と噛み合
うカサ歯車で、その軸16にはプーリ17が取付けられ
ている。18は下端に行く程小径となった複数のノズル
口19を表面に有する筒状の回転軸で、その外周にはス
ポンジや不織布等よりなる保水性を有する洗浄ローラ2
0が装着されている。
【0010】回転軸18は、被洗浄面1に対し平行でか
つ洗浄器本体7の走行方向に対し直角に配置されてお
り、その上端は給水チャンバー21を介して洗浄器本体
7に搭載された洗浄液タンク22の下端に連通されてい
る。前記給水チャンバー21と洗浄液タンク22とによ
って構成される給水機構は、石油ストーブ、石油ファン
ヒーター等において従来から広く用いられている自然落
下方式である。又、23は回転軸18に取付けられたプ
ーリで、そのプーリ23とカサ歯車15の軸16に取付
けられたプーリ17とはベルト24で連動されている。
又、一方の回転軸18に取付けられたプーリ25と他方
の回転軸18に取付けられたプーリ26とはベルト27
により連動されている。
【0011】従って、駆動プーリ9に巻きかけられたロ
ープ10を手動により引くと、プーリ12、ベルト1
4、プーリ13を経て案内ローラ3が回転し、洗浄器本
体7がレール2に沿って走行すると共に、カサ歯車6、
カサ歯車15、プーリ17、ベルト24、プーリ23、
を経て一方の回転軸18が回転され、同時に、プーリ2
5、ベルト27プーリ26を経て他方の回転軸18も回
転されることになり、被洗浄面1は、洗浄器本体7の走
行によって洗浄液タンク22より供給される洗浄液28
を含浸した洗浄用ローラ20により洗浄されることにな
る。
【0012】次に、29は洗浄器本体7の前面に開口す
る吸盤で、洗浄器本体7の中央に位置し、伸縮自在な蛇
腹30の先端に取付けられて被洗浄面1に対向されてい
る。なお、洗浄器本体7のスライドを容易にする為、こ
の吸盤29の吸着面38にフッ素樹脂膜を形成せしめて
も良い。このフッ素樹脂膜の形成は、吸盤29の吸着面
38にフッ素樹脂を直接塗布することによって行っても
良く、また、フッ素樹脂膜層を表面に有する粘着テープ
をこの吸着面38に貼付することにより行っても良い。
そして、その吸盤29は、蛇腹30を介して吸引パイプ
31によりコンプレッサ32の吸入側と連通されてい
る。33は回転軸18の上端に設けられた洗浄液流入口
で、その開口にはこし網34が設けられ、そのメッシュ
は、回転軸18に設けられた最小のノズル口19の口径
よりも小さくされており、洗浄液28内に混入している
ゴミのうち、最小のノズル口19の目詰まりを起こす恐
れのあるゴミを、完全に除去するようになっている。
【0013】なお、前述の通り、給水機構は自然落下方
式を採用している為、開閉弁35からの洗浄液28の排
出量は全ノズル口19の合計排出量と同等かそれより大
きくなる様に設定されている。ちなみに、逆の場合には
回転軸18の内側上部に空気留りが発生し、ノズル19
からの洗浄液28の排出が不安定となり、好ましくな
い。従って、洗浄液28の排出量の調整は開閉弁35の
径ではなく、ノズル口19の径によってなされる。又、
図中36は空気穴開閉バルブであり、洗浄液タンク22
から洗浄液28を供給する際は開の位置にし、給水チャ
ンバー21内に空気が自由に流入できる様にして洗浄液
28の自然落下を可能にする。一方、このバルブ36を
閉にすると給水チャンバー21内への空気の流入は止ま
り、大気圧の作用により洗浄液28の自然落下は阻止さ
れ、洗浄液28の給水チャンバー21への供給は停止さ
れる。従って、作業終了の際など洗浄液28の供給を停
止したい場合にはこのバルブ36を閉にすれば良い。
又、回転軸18の下端は閉じておくが、ノズル口19よ
り排出された洗浄液28は、自重によって流下するた
め、回転軸18の下端は、その外周の洗浄用ローラ20
の下端より切り詰めてもよい。なお、37は排液留りを
示す。
【0014】上記構成よりなる本考案の走行式洗浄装置
においては、人力により駆動用プーリ9に巻きかけられ
たロープ10を引くと、プーリ12、ベルト14、プー
リ13よりなる駆動系を介して案内ローラ3が回転し、
洗浄器本体7は被洗浄面1に沿ってレール2上を走行す
るが、他方回転軸18も、同一の駆動系より、カサ歯車
6、カサ歯車15、プーリ17、ベルト24、プーリ2
3、プーリ25、ベルト27、プーリ26等を経て、同
時に人力により回転されることになる。
【0015】従って、洗浄器本体は、人力だけで被洗浄
面1に沿って走行し、ロープ10を引く方向を変えるこ
とによって往復しながら、洗浄液28を含浸した洗浄用
ローラ20により被洗浄面1をきれいに洗浄することに
なる。この時、洗浄器本体7は、コンプレッサ32によ
り吸引される吸盤29の吸引力によって被洗浄面1に吸
着されるので、洗浄用ローラ20は被洗浄面1に押圧さ
れた状態で、安定して洗浄を行うことができる。又、吸
盤29の吸着面38にフッ素樹脂膜を形成させた場合に
は、洗浄器本体7の移動(スライド)が極めて円滑に行
え好都合である。更に、この時、洗浄液28は、下端に
行く程小径とされたノズル口19から均一に洗浄用ロー
ラ20に含浸されるので、洗浄むらが生じることはな
い。又、洗浄液28中にゴミ等が混入しても、メッシュ
の小さなこし網34によって完全に除去されるので、ノ
ズル口19が目詰まりを起こすこともない。
【0016】なお、本実施例においては、洗浄後の排液
を受ける排液留り37を洗浄器本体7の下端に一体的に
設けたが、これに排液ホースを接続して、順次排出せし
め、一ケ所に貯留して処理するようにしてもよい。又、
案内ローラ3と回転軸20を人力により同時に回転せし
める駆動系は、図示の実施例の駆動系に限定されるもの
ではなく、必要に応じて任意に設計変更し得るものであ
るが、人力による負担をできるだけ軽減するため、材質
や構造等にも工夫をこらし、できるだけ装置全体を軽量
化することが望ましい。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、専用電源を必要とせ
ず、人力とコンプレッサを用いるだけで、きわめて安全
に、内照式看板や広告壁面等を効率よく容易に洗浄する
ことができる。又、構造が簡単で安価に製作することが
でき、操作性も良好である等多くの利点を有し、故障も
少なく、長期間安定して使用することができる、実用上
きわめて便利な走行式洗浄装置を提供し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す走行式洗浄装置の一部
破断正面図である。
【図2】図1に示す走行式洗浄装置の側面図である。
【図3】図1に示す走行式洗浄装置の平面図である。
【図4】図1に示す走行式洗浄装置の洗浄液タンク部分
の断面図である。
【符号の説明】
1 被洗浄面 2 レール 3 案内ローラ 4 補助ローラ 5 軸 6 カサ歯車 7 洗浄器本体 8 補助案内ローラ 9 駆動用プーリ 10 ロープ 11 プーリ軸 12 プーリ 13 プーリ 14 ベルト 15 カサ歯車 16 軸 17 プーリ 18 回転軸 19 ノズル口 20 洗浄用ローラ 21 給水チャンバー 22 洗浄液タンク 23 プーリ 24 ベルト 25 プーリ 26 プーリ 27 ベルト 28 洗浄液 29 吸盤 30 蛇腹 31 吸引パイプ 32 コンプレッサ 33 洗浄液流入口 34 こし網 35 開閉弁 36 空気穴開閉バルブ 37 排液留り 38 吸着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田倉 豊 東京都千代田区神田須田町1−28−2 八千代マイクロサイエンス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−107496(JP,A) 実開 昭58−77643(JP,U) 実開 昭51−159402(JP,U) 特公 昭47−34456(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄面に沿って架設されたレール上を
    走行する案内ローラを備えた洗浄器本体に洗浄液タンク
    を搭載すると共に、被洗浄面に対し平行でかつ走行方向
    に対し直角に配置された表面に複数のノズル口を有する
    筒状の回転軸に保水性を有する洗浄用ローラを装着し、
    その回転軸を給水チャンバーを介して洗浄液タンクの下
    端に連通し、上記案内ローラと回転軸とを同一の駆動系
    を介して手動により同時に回転し得るようにしたことを
    特徴とする走行式洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄器本体の前面に開口する吸盤を取付
    け、その吸盤をコンプレッサの吸入側と連通させたこと
    を特徴とする請求項1記載の走行式洗浄装置。
  3. 【請求項3】 吸盤の吸着面にフッ素樹脂膜を形成せし
    めたことを特徴とする請求項2記載の走行式洗浄装置。
  4. 【請求項4】 回転軸の表面に設けたノズル口を下端に
    行く程小径とすると共に、回転軸の上端に設けた洗浄液
    流入口にこし網を設け、そのメッシュを最小のノズル口
    の口径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載
    の走行式洗浄装置。
JP4590991U 1991-05-23 1991-05-23 走行式洗浄装置 Expired - Lifetime JP2530362Y2 (ja)

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JP4590991U JP2530362Y2 (ja) 1991-05-23 1991-05-23 走行式洗浄装置

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JPH04131470U JPH04131470U (ja) 1992-12-03
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JP6905684B2 (ja) * 2017-10-02 2021-07-21 日本電気硝子株式会社 ガラス板の洗浄装置およびガラス板の製造方法

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JPH04131470U (ja) 1992-12-03

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