JP2530243Y2 - 穀物乾燥機における穀物吸い出し防止装置 - Google Patents

穀物乾燥機における穀物吸い出し防止装置

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JP2530243Y2
JP2530243Y2 JP12732890U JP12732890U JP2530243Y2 JP 2530243 Y2 JP2530243 Y2 JP 2530243Y2 JP 12732890 U JP12732890 U JP 12732890U JP 12732890 U JP12732890 U JP 12732890U JP 2530243 Y2 JP2530243 Y2 JP 2530243Y2
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exhaust
grain
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愛次郎 金子
敏次 内田
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KANEKONOKI CO., LTD.
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KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、穀物の循環乾燥作業中において、排風室の
底部開放部付近に充填された穀物の一部が排風室内の負
圧作用で底部開放部より排風室内に吸い込まれた後、排
塵風室内に吸引堆積されたり或は機外に排出されるのを
未然に防止することができる穀物乾燥機における穀物吸
い出し防止装置に関する。
[従来の技術] 前後方向に長い横長角筒状の乾燥機本体内の下半部左
右両側に横長方向に沿い熱風送風室と排塵風室とを対向
して設け、前記熱風送風室と排塵風室との間には横長方
向と直交する方向に向け、熱風送風室に通ずる底部開放
状の複数からなる熱風室と排塵風室に通ずる底部開放状
の複数からなる排風室とを両室間に乾燥通路が形成せら
れるよう交互に架設して穀物を循環乾燥することができ
る穀物乾燥機は、本出願前例えば特公昭61−55037号公
報に記載されて公知である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種穀物乾燥機においては、熱風
室および排風室の底部を開放状に形成して、乾燥通路に
沿い流下する穀物中に混入した塵埃等の一部が熱風室お
よび排風室の通風面よりそれぞれの内部に進入しても前
記塵埃等が熱風室および排風室内底部に堆積されること
なく、総て円滑に開放部より下方へ向け流下させ、堆積
塵埃等の引火燃焼により穀物乾燥機の火災発生を防止せ
しめている。
しかしながら、大容量の穀物を乾燥する大型の穀物乾
燥機においては、大型の吸引排風機が用いられる関係で
排風室内の負圧力が大きくなり、その結果、底部開放部
より排風室内への吸入圧力も著しく大きくなり、底部開
放部付近に堆積されていた一部の穀物は前記吸入圧力の
吸引力で底部開放部より排風室内に吸い込まれた後、排
塵風室内に吸引堆積されたり或は機外に排出されるとい
う問題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、排
風室の底部開放部付近に堆積された穀物の一部が吸入圧
力により底部開放部より排風室内に吸い込まれた後、排
塵風室内に吸引堆積されたり或は機外に排出されるのを
未然に防止するとともに、通風面より排風室内に進入し
た塵埃等は底部開放部を塞ぐように配設した多孔板を介
して吸引流通される風で円滑に排風室を経て機外に集中
排塵せしめたり或は多孔板を経て下部に漏下せしめるこ
とができる許りか、吸引排塵或は漏下することなく排風
室内に堆積された比較的大きな藁屑や乾燥機組立作業中
多孔板上に落した工具等は多孔板の一側部或は両側部に
設けた掃除口より簡単に取出すことができる穀物乾燥機
における穀物吸い出し防止装置を提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における穀物乾燥
機における穀物吸い出し防止装置は、前後方向に長い横
長角筒状の乾燥機本体内の下半部左右両側に横長方向に
沿い熱風送風室と排塵風室とを対向して設け、前記熱風
送風室との間には横長方向と直交する方向に向け、熱風
送風室に通ずる底部開放状の複数からなる熱風室と排塵
風室に通ずる底部開放状の複数からなる排風室とを両室
間に乾燥通路が形成せられるよう交互に架設したものに
おいて、前記排風室の底部開放部には多孔板を配設して
なるものである。
そして、排風室の底部開放部に配設した多孔板の一側
部又は両側部に掃除口を設けるとともに前記掃除口は取
出し自在の蓋板により被蓋して、吸引排塵或は漏下する
ことなく排風室内に堆積された比較的大きな藁屑や乾燥
機組立作業中多孔板上に落した工具類を前記掃除口より
機外に取出すようにしたものである。
[作用] 今、被乾燥穀物を、乾燥機本体内に供給すれば、前記
穀物は貯留槽は勿論のこと、乾燥通路内に充填され、複
数の熱風室および排風室全体を穀物で囲むようになる。
そこで、熱風送風室内に乾燥熱風を発生させると同時
に排塵風室内を負圧状態にすれば、複数の排風室内部も
負圧状態となるので、熱風送風室内の乾燥熱風は前記排
風室内の負圧による吸引作用で複数の熱風室内に入り、
次いで熱風室より出て乾燥通路を横切り、排風室内に入
り、さらに排風室より排塵風室に吸引された後機外に排
風される。この乾燥熱風の流通作用で乾燥通路に沿い順
次流下する穀物は流通する乾燥熱風を浴びて乾燥され
る。
したがって、穀物は何回となく循環されながら乾燥さ
れることで所定の水分に乾燥される。
ところで、上述の如き乾燥作業中においては、複数の
排風室の底部開放部は多孔板により塞がれているので、
底部開放部より排風室内に吸い込まれようとした穀物は
前記多孔板により阻止される。そのため、底部開放部付
近に堆積された穀物の一部が底部開放部より排風室内に
吸い込まれ、次いで排塵室内に吸引堆積されたり或は機
外に排出されるいう従来装置の欠点が解決される。又、
排風室に進入した小さな塵埃等は排塵風室内の負圧作用
で排塵風室内へ吸引排塵されたり或は多孔板の目を通し
て底部開放部から漏下排出される。
一方、多孔板より漏下することなく多孔板上に堆積さ
れた比較的大きい藁屑や乾燥機組立作業中に誤って排風
室内に落した工具等は、多孔板の一側部或は両側部に設
けた掃除口より随時外部に取出すことができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図において、1は、前後方向に長い
横長角筒状を呈する乾燥機本体であって、該乾燥機本体
1内に上段より下段に向け貯留槽2、乾燥胴3、取出し
槽4が順次立体的に重設されている。そして、前記乾燥
胴3および取出し槽4の左右両側には横長方向に沿って
熱風送風室5と排塵風室6とを対向して配設するととも
に、熱風送風室5と排塵風室6との間の空間位置即ち乾
燥胴3内には、横長方向と直交する方向に向け、一側が
熱風送風室5と送風窓8を介し接続した先止め状の複数
からなる熱風室7と一側が排塵風室6と排風窓10を介し
接続した先止め状の複数からなる排風室9を熱風室7と
排風室8との間に乾燥通路11が形成せられるよう交互に
架設して、乾燥通路11の上端側は貯留槽2に接続し、下
端側は熱風室7および排風室9の直下に横長方向に沿い
複数列に亘り配設した山形仕切壁13により形成された複
数の交差流下室12に接続せしめて、乾燥通路11において
前後方向に分けられた穀物の流れを乾燥通路11を通過し
た後、今度は左右方向に流れを変向して交差流下せし
め、初期水分の異なる穀物を効率よく攪拌混合し、穀物
の流動性を向上させて、穀物の乾燥ムラや流下ムラを無
くし、均一に乾燥させることができる。
なお、前記熱風室7および排風室9の対向面は、それ
ぞれ通風面に形成するとともに底部をそれぞれ開放7a,9
aせしめてある。
14は、繰出しロールであり、15は、取出し槽4の底部
に前後方向に沿い横架した搬出スクリューであって、該
搬出スクリュー15の搬出側は乾燥機本体1の一側に付設
した昇降機16の下部へ接続せしめるとともに、昇降機16
の上部は乾燥機本体1の頂部に前後方向に沿い配設した
搬入装置17の供給始端側に接続せしめてある。
前記熱風送風室5の前面側および排塵風室6の後面側
にはバーナ19を収蔵したバーナ装置18と内部に吸引排風
機21を回転自在に収蔵した吸引排風装置20を夫々装着し
て、バーナ装置18と熱風送風室5を、又、吸引排風装置
20と排塵風室6とを接続せしめて、乾燥熱風が熱風送風
室5、熱風室7、排風室9および排塵風室6を通るよう
に流通せしめる。
22は、排風室9の底部開放部9aを遮ぎるように配設し
た多孔板であって、該多孔板22の一側部或は両側部には
適当大きさの掃除口23が開口され、これが掃除口23は蝶
ネジ25により取外しが自在となる盲板或は多孔状の蓋板
24により被蓋されている。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
乾燥通路の面積を極力広くして、熱風送風量が同一で
あっても熱風室内に多量の熱風を送風損失が少ないもと
に供給して乾燥能力の向上を果たすことができる穀物乾
燥機であっても、排風室の底部開放部を多孔板により遮
ぎったので、穀物乾燥作業中において底部開放部付近に
堆積された穀物の一部が排風室内の負圧作用で底部開放
部より排風室内に吸い込まれた後、排塵風室内に吸引堆
積されたり或は機外に排出されることを防止できる許り
か、排風室内に進入した小さな塵埃を吸引排塵或は多孔
板より漏下せしめて排風室内に堆積されることを未然に
防止できる。
その上、本考案においては、多孔板の一側部又は両側
部には取出し自在の蓋板により被蓋された掃除口を設け
たので、吸引排塵されなかったり或は漏下することなく
多孔板上に堆積された比較的大きな藁屑や乾燥機組立時
に多孔板上に落した工具等があっても、掃除口より随時
取出して内部の清掃を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の縦断正断面図、第2図は要部の一
部を破断した側面図、第3図は一部を破断した排風室の
拡大縦断正面図である。 1…乾燥機本体、5…熱風送風室、6…排塵風室、7…
熱風室、7a…その底部開放部、9…排風室、9a…その底
部開放部、22…多孔板、23…掃除口、24…蓋板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に長い横長角筒状の乾燥機本体内
    の下半部左右両側に横長方向に沿い熱風送風室と排塵風
    室とを対向して設け、前記熱風送風室と排塵風室との間
    には横長方向と直交する方向に向け、熱風送風室に通ず
    る底部開放状の複数からなる熱風室と排塵風室に通ずる
    底部開放状の複数からなる排風室とを両室間に乾燥通路
    が形成せられるように交互に架設したものにおいて、前
    記排風室の底部開放部には多孔板を配設した穀物乾燥機
    における穀物吸い出し防止装置。
  2. 【請求項2】排風室の底部開放部に配設した多孔板の一
    側部又は両側部に掃除口を設けるとともに前記掃除口は
    取出し自在の蓋板により被蓋した請求項(1)記載の穀
    物乾燥機における穀物吸い出し防止装置。
JP12732890U 1990-11-29 1990-11-29 穀物乾燥機における穀物吸い出し防止装置 Expired - Lifetime JP2530243Y2 (ja)

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